【感想・ネタバレ】池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳のレビュー

あらすじ

永遠のヒーロー「鬼平」再来! 人気作家7名が、伝説の男に新たなる命を吹き込みます。

池波正太郎が長谷川平蔵を主人にした短篇小説「浅草・御厨河岸」を書いたのは、昭和42(1967)年のこと。
オール讀物12月号に掲載されたその短篇は大きな反響を呼び、「鬼平犯科帳」としての連載が始まりました。
「鬼平」誕生50周年を迎えた2017年。この記念すべき年に、7人の作家が「鬼平」へ新たな命を吹き込みます。

逢坂剛は「逢坂・平蔵シリーズ」の特別版、上田秀人は武家という官僚社会で生きる平蔵の立場を、諸田玲子は妖盗・葵小僧と鬼平の再対決、風野真知雄は人気シリーズ「耳袋秘帖」鬼平版。
門井慶喜が木村忠吾の食欲の夏を描けば、土橋章宏は平蔵と料理人の味対決、梶よう子は史実の長谷川平蔵に迫ります。これらの短篇に加え、池波正太郎が自らベスト5に選んだ鬼平作品の中から「瓶割り小僧」を特別収録。

各作品に池波正太郎のカット画を使用した、豪華な競作短編集をお楽しみください。

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Posted by ブクログ

池波正太郎が生んだ誰もが知るヒーロー鬼平犯科帳。鬼平こと長谷川平蔵を現代の人気作家が描く作品集。
本編を全巻貪り読んだのは、たしかまだ20代。
池波正太郎の語りの上手さに感動し、平蔵の人心掌握術に憧れを抱いた記憶がある。
そしてこの本にて、鮮やかにヒーローが復活した。
正面から鬼平に取り組んだもの、若き平蔵を描いたもの、ライバルの旗本の視線から描かれたものなど多彩な平蔵に出会えた喜び。正にアンソロジーの醍醐味。堪能しました。

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2022年01月24日

Posted by ブクログ

永遠のヒーロー「鬼平」再来!「鬼平」誕生から50年を記念し、七人の人気作家が「鬼平」に新たな命を吹き込んだ作品集。

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2020年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

土橋章宏の「隠し味」は泣けた。
諸田玲子の「最後の女」は、平蔵が女と情を交わすのが納得いかなかった。
逢坂剛はまるで漫画の鬼平しか読んでないようなキャラ作りで好きではなかった。
あとは概ね良しかな。

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2018年10月22日

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