あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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時代小説的な要素を含んだ、ホラー味のある
ミステリー。
書き出しのミスリードにすっかり囚われて、
しっかり後半まで騙されてしまいました。
誰も彼もを怪しいと感じるのに、どことなく
哀しげな雰囲気が漂っていて、掴みどころの
なさに余計に不気味さが増幅させる。
正体不明の存在には近づきたくないのに、
一方でとても知りたくなってしまう、そんな
矛盾する思いを存分に駆立てられました。
彼岸と此岸や死者と生者、生命や念について
考えずにはいられなくなる不思議な物語。
“白兎”の謎について知りたいので、
関係する『緋色の稜線』『藤色の記憶』も
読んでみたいです。
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Posted by ブクログ
ネタバレこの話の主人公は紫苑じゃないのでしょうか?
私はそのつもりで読んできたのですが、どうも作者はネズミを主人公と考えていたようです。
NO.6に侵入したのは、沙布を救出するためだったはず。
紫苑が主人公なら、そうなる。
しかし沙布との再会シーンは最初の一章で終わり。
結局沙布がどのような状況であったのかの説明はなく、今まで読んできたこととネズミの台詞から推測するしかない。
まあ、間違っていることはないと思うが。
詳細な描写の一切ないふわふわした台詞と、冗長なモノローグのあと、紫苑とネズミは沙布の導きでNO.6のマザーコンピュータを破壊して、矯正施設からの脱出を図る。
NO.6の破壊こそがネズミの目的だった。
あちこちで機械が故障し、人死にが出て、建物のあちこちから火や煙が出ているのに消火装置は作動せず、町中では持っていないはずの軍隊が市民に対して発砲する。
そのような事態になっても市長も独裁を目論む男も一ミリも出てこない。
おもちゃ箱の中で出番を待っている人形のような扱い。
紫苑の母の火藍(からん)が力河(りきが)の古い知り合いだったり、火藍が若い頃、今のNO.6を建設するためのチームにいたことなどの思わせぶりな設定はいまのところ全く生かされていない。
もっとちゃんとプロットを立てて作品を作った方がいいよ。
全くさあ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ延々とモノローグで進められるストーリーがまどろっこしすぎて、うんざりしてきている。
残りあと2巻しかないのに、まだ沙布の捕らわれた本当の意味が解らない。
独裁者を狙う市長を陰で操っている人の正体もわからない。
紫苑の父だと面白くなるなとずっと思っていたのだけれど、今さらそうなったとしても残り巻数が少なすぎて、書き込み不足になりかねないから、もういいや。
多分私は、作者が必要以上に登場人物にのめり込みすぎると、却って冷めてしまうのだ。
『グイン・サーガ』もそれで脱落した。
『バッテリー』も後半はちょっと…だった。
あと2巻だから、これは頑張って読むけれど。
一つ納得いかないのは、「絶対にやぶられることのないセキュリティだから、旧式の鍵のままだった」とはならないと思う。
特別大切なところだから、そこだけ新式っていうのは当たり前だけど、特別大切ではないからそこだけ旧式には普通しない。
だって同じ鍵を大量購入する方がコスパがいいもの。
わざわざそこだけ旧式にするメリットがないならば、そこに手間も時間もかけるような設計を行政マンならしない。
そういう詰めの甘さが、ご都合主義という言葉を脳裏に呼び込むのだ。