あさのあつこのレビュー一覧

  • 火花散る おいち不思議がたり

    Posted by ブクログ

    シリーズ第4弾。

    おいちの不思議な力が主軸となったシリーズだが、力など無く、医師への道を歩もうとする方が心に響くような気もする。

    今回はおいちが「女のための医者になりたい」という決意をするための展開なのだろうが、ちょっと雑な気もする。
    おいちや仙五朗のさもありなんな考えよりも、小十郎の家族と生活の板挟みにある辛さをもっと前面に押し出して欲しかった。

    おうたと松庵のやり取りもちょっと長く、話のテンポが崩れる気もする。

    0
    2021年03月21日
  • 闇に咲く おいち不思議がたり

    Posted by ブクログ

    シリーズ第3弾。

    1冊毎においちも年を重ね、18歳に。
    おいちの医者になりたいという思いは更に強くなっている。
    おいちの不思議な"力"も変わらず。

    おいちが真っすぐで、弱さや迷いが無さすぎ。
    伯母おうのがおいちに向ける言動のみが18歳の娘に対する真実のように思える。

    0
    2021年03月07日
  • 桜舞う おいち不思議がたり

    Posted by ブクログ

    シリーズ第2弾

    松庵の過去、おいちの出征の秘密、田澄十斗との関係などがあっさりと明らかに。
    想像通りの展開で、もう少し捻りが欲しかった。

    おいちの"力"を書くためとはいえ、おふねちゃんが不憫すぎる。
    なんでも"力"で展開していくのは毎回だと飽きがきてしまいそう。
    おいちの「女でも医者になりない」という思いも強すぎて、おうたの言い分ではないが、もう少し年頃の女の子っぽさがあればいいのにと思った。

    0
    2021年03月06日
  • おいち不思議がたり

    Posted by ブクログ

    おいちはこの世に思いを残して死んだ人の姿が見える。
    医者の父を手伝いながらも、からみ合う因縁の糸を解きほぐしていく、青春「時代」ミステリー。

    青春とつくだけあって、サラッと読める。
    シリーズ第一弾として登場人物の紹介も兼ねたのか、松庵の過去や、おいちとの関係などまだ謎を含めている。

    死んだ人の姿が見えるという設定だが、周りにいる人がおいちの言動に際して、違和感を覚えないのが不思議だ。

    0
    2021年03月02日
  • 一年四組の窓から

    Posted by ブクログ

    「市居くんは、絵を描くの?」
    はい、描きます。
    何より描くことが好きです。
    井嶋さん、
    あなたを描かせてもらえませんか。
    心の中でしか言えない感じが
    14歳らしくてもどかしい
    漫画のようにすらすら読めました
    だいすきなあさのあつこさんの作品
    自分が14歳の頃は、毎日朝から夜まで
    部活をしてた思い出ばっかだなぁ
    勉強もかなりしてたな〜

    0
    2021年03月02日
  • グラウンドの空

    Posted by ブクログ

    野球というより心情
    本物のピッチャーは、何があっても
    野球を嫌になってもぜったい戻ってくる
    っていう監督の言葉が感動しました
    こういう葛藤も青春だなぁ
    野球をしている場面がほぼないのが
    残念だったけどシリーズ物で
    続きもあるみたいなので読んでみたい

    0
    2021年03月02日
  • 燦 7 天の刃

    Posted by ブクログ

    シリーズ第7弾。

    伊左衛門の八重に対する仕打ち、急変したのがしっくりこず。
    八重の戸惑いと読み手の戸惑いを重ねたのか、次巻ではっきりするのでしょうか。

    登場人物が多いので、それぞれの深みが出しきれてないところに少し物足りなさも感じつつ、続きが気になる面白さ。

    0
    2021年02月28日
  • 緋色の稜線

    Posted by ブクログ

    うーむ…

    あまり好きではないかも。

    書店で「白磁の薔薇」を手に取って、シリーズと言うことだったので、まずは本書を購入。

    「大人のサスペンス・ミステリー」という裏表紙の解説で読み進んでいったが、ちょっとちゃうのでは?

    次を読むかどうか微妙…

    0
    2021年02月27日
  • 燦 5 氷の刃

    Posted by ブクログ

    ただの魔性の女だと思っていたら、いい意味で裏切られました。
    怪しい人物は、やっぱり…な展開。
    多分そうだろうなーと思っていても、描写されるまでわからないのが小説の面白さかなと思います。

    蛇は夢の描写もあったし、何故蛇なのかもう少し丁寧に描いて欲しかったな。
    それともこれから出てくるのかな。

    第6弾も楽しみです。

    0
    2021年02月24日
  • 燦 4 炎の刃

    Posted by ブクログ

    シリーズ第四弾。
    刺客、暗殺、陰謀ときて、今度は魔性の女。

    タイトルが「燦」の理由を探しながら読んでいますが、まだ分からず。
    燦に関する物語、というだけなのか、他に何かあるのか。

    流れるように話も進み、とても読みやすいです。

    風景が目に浮かぶ描写はさすがだなぁと思いながら、一冊が軽いので少し物足りなさも感じつつ。

    伊月の荒稽古は短かったけど読んでて楽しかったです。

    0
    2021年02月23日
  • 燦 3 土の刃

    Posted by ブクログ

    シリーズ第三弾。

    登場人物の魅力がページをめくるごとに増していきます。
    とくに圭寿、第一弾の頃よりずっとずっといい感じ。

    ボリューム少なめなのは相変わらず。
    上下巻とかでまとめて一気に読みたいかも。

    0
    2021年02月21日
  • 燦 2 光の刃

    Posted by ブクログ

    現身は今に縛られるけれど、心はいとも容易く時を遡っていける。

    あさのあつこさんのこういう表現がすごく好きです。

    第二弾もページ数が少なめで、サクサク読めます。

    ストーリー自体は先が読めそうな感じですが、それでも引き込まれます。

    0
    2021年02月20日
  • 燦 1 風の刃

    Posted by ブクログ

    久しぶりにあさのあつこさんの作品を読みたくて手に取りました。

    あさのあつこさんらしい、あっさりしていながら読み応えのある文章で、ページ数が少ないこともあり、サクサク読めました。

    第一弾の流れは予想通り、でも続きが気になります。

    心のままに生きる、簡単なようで難しい。

    0
    2021年02月17日
  • 地に巣くう

    Posted by ブクログ

    弥勒シリーズ、第六弾。
    今回は信次郎が亡き父の過去を暴いていくのだが、私は個人的に気に入っている親分伊佐次の、心の揺れが特に印象に残った。
    敬愛していた、信次郎の父右衛門の、罪を受け入れられない信じたくない気持ち。
    そこから「猟犬に徹する」の境地までたどり着いた伊佐次が、とても良かった。
    信次郎と遠野屋の、似て非なる闇とヒリヒリするやりとりは、毎度のことで少しお腹いっぱいのような気もする。

    1
    2021年02月14日
  • 一年四組の窓から

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    嫌なことを嫌だって言える友達…実際はなかなか難しいよね…

    一真のおじいさんの『花火』の絵を見てみたい。

    何年か後の4人に会いたいね。

    0
    2021年02月09日
  • 地に巣くう

    Posted by ブクログ

    好きなシリーズだ。ひりひりするような会話の連続がよい。
    また、登場人物の設定がよい。シリーズの中心となる3人のそれぞれの背負っているものはもちろんだが、今作だけの登場人物の背負っているものもなかなか面白い。ああ、そうか、そうなのだな、と首肯している自分がいる。
    これまであまり語られることのなかった信次郎の家族について、3人それぞれのアプローチがあり、興味深い。
    しかし、これほど面白い、興味深いとしたのに☆☆☆なのは、自分の体調のせいなのかもしれないが、どうもくどくてたまらないという気がしたからだ。3人の内面描写がしつこいというか、長い。
    思い出したのは「巨人の星」で飛雄馬の投球がキャッチャーミ

    0
    2021年01月17日
  • 人を乞う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    202009~10/シリーズ「天を灼く」「地に滾る」「人を乞う」全巻まとめて。それまで何不自由なく暮らしてきた藤士郎のお坊ちゃん然(描写がうまい)としたところにイライラさせられつつ、クールで世慣れた左京、変わらず友誼を持って支えてくれる友人の慶吾と五馬(でもまさかの悲しい展開が…)といった登場人物達が魅力的で面白く読めた。しっかり者で出戻りの姉・美鶴をはじめとした女性陣がたくましいのも良い。なのに、父の咎・真相とかのあたりが、いまいち物足りないというか…。とはいえ、少年の成長時代小説として大いに楽しめる三冊ではあった。

    0
    2021年01月03日
  • 地に滾る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    202009~10/シリーズ「天を灼く」「地に滾る」「人を乞う」全巻まとめて。それまで何不自由なく暮らしてきた藤士郎のお坊ちゃん然(描写がうまい)としたところにイライラさせられつつ、クールで世慣れた左京、変わらず友誼を持って支えてくれる友人の慶吾と五馬(でもまさかの悲しい展開が…)といった登場人物達が魅力的で面白く読めた。しっかり者で出戻りの姉・美鶴をはじめとした女性陣がたくましいのも良い。なのに、父の咎・真相とかのあたりが、いまいち物足りないというか…。とはいえ、少年の成長時代小説として大いに楽しめる三冊ではあった。

    0
    2021年01月03日
  • 天を灼く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    202009~10/シリーズ「天を灼く」「地に滾る」「人を乞う」全巻まとめて。それまで何不自由なく暮らしてきた藤士郎のお坊ちゃん然(描写がうまい)としたところにイライラさせられつつ、クールで世慣れた左京、変わらず友誼を持って支えてくれる友人の慶吾と五馬(でもまさかの悲しい展開が…)といった登場人物達が魅力的で面白く読めた。しっかり者で出戻りの姉・美鶴をはじめとした女性陣がたくましいのも良い。なのに、父の咎・真相とかのあたりが、いまいち物足りないというか…。とはいえ、少年の成長時代小説として大いに楽しめる三冊ではあった。

    0
    2021年01月03日
  • ランナー

    Posted by ブクログ

    久々にあさのあつこ先生の本を読みましたが、改めて情景描写が丁寧で、日本語が綺麗だなと思いました。
    高校の陸上部(陸上選手)のストーリーで、家族や本人のストーリーが中心。読んでいて心地がよく、爽快感のある小説でした。
    最後は「もここで終わり?!」と思ってしまったので、欲を言えば、最後もう少し先を読みたかったかなって思います。あと10ページくらい。

    0
    2020年12月30日