あさのあつこのレビュー一覧

  • 燦 1 風の刃

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    シリーズ第一弾
    江戸から遠く離れた田鶴藩の秘密
    双子の兄弟として生まれた燦と伊月、背景に藩に騙し討ちされた神波の一族
    波乱の幕開け

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    2022年05月31日
  • 明日へつながる5つの物語

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    息子が少年野球をやっている頃に(たしか息子も)読んだ「バッテリー」「ラスト・イニング」以来の あさのあつこ さんです。
    バッテリーは6巻にわたる長編で、次の展開がどうなるかワクワクして読んだ記憶があるが、本短編集は物語に入り込めないうちに終わってしまい物足りなさを感じた。

    表紙に5匹のネコが描かれている理由も、明日へつながることも見つからなかった。
    困った、レビューに書くことがない。

    フィニッシュ・ゲートの"東京マラソン"の話での、「残り七キロあたりで、どうにも脚が動かなくなる。」というセリフ。
    私も一度フルマラソンに挑戦しようと決意し、勝田マラソンを走ったことがある。

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    2022年05月14日
  • 弥勒(みろく)の月

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    読み終わった後もじっとりと残る後味の悪さ。スッキリハッピーエンドではない、人間の暗くてどろどろしたものにスポットライトが当てられた物語のように感じた。そういうところがとても人間味があって、リアルに感じられて面白い。登場人物の癖も強い。もうちょっと優しい物語を欲していたので私には少し闇が強すぎたかもしれない。あとこれは完全に個人の好みだしこの時代をだと当たり前なんだけど、「女は馬鹿だから」「浮気をされても女の度量の見せ所」みたいな言葉はかけられた登場人物はどれほど悲しかったろうと思ってしまって胸が痛かった。

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    2022年05月06日
  • Team・HK 殺人鬼の献立表

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    お掃除のプロ集団、クライアント先の闇を払う。

    …ぼんやり読んじゃったから確かな記憶じゃないんだけど、「殺人鬼の献立表」のサブタイトル、何かピンと来ない。もしかしてこれは那須河闘一さんの小説のタイトルになるんですかね?

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    2022年04月24日
  • ランナー

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    ネタバレ

    離婚、子どもの虐待、ヤングケアラー……。碧李と杏樹の環境はヘビーだ。謙吾と千賀子が離婚していなければ、って思うオイラは単純なのかな。浮気をした謙吾は家族よりも自分の快楽を優先して、千賀子は養育費をもらうことで離婚を許す。例えがよくないかもしれないけど、交通事故に遭って加害者はお金を払い、被害者は相応のお金を得ることで事態を納める。でも、治療しても治らない怪我や病気だってある。離婚だってそうだ。ただ、交通事故と違うのは離婚には選択肢があること。大人である夫婦はお互い残りの人生を充実したものにしたいから離婚を選択するのだろう。でも子どもはそうはいかない。「人生は何度だってやり直せる」のかもしれない

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    2022年04月16日
  • 新装版バッテリー(3)

    購入済み

    弟と兄の仲の良さを見ることができて、本当は弟の事心配してくれるお兄ちゃんなんだなと分かり感動しました✨
    次回も楽しみです!

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    2022年04月13日
  • アスリーツ

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    さらっと読める青春もの。若者!青春!スポコン!というほどサラリとはしてないけれども、まぁ青春ものですね。

    自分が誰かを誘って一緒に何かをする、という行為が苦手な方なので、親友ちゃんが頑張って主人公に射撃を一緒にやろう、と勧誘する辺りですごいなぁとなんか感心しました。まぁ、一緒に映画見ようとか芝居観ようと誘うのと同じような理屈なのかな?共感出来たり一緒に体験出来たら楽しいし。
    でも当然のように実力差が出てきたりして友情に微妙な影が。近ければ近い分だけ色々と考えちゃうだろうから、彼女たちは早めに離れて正解だと思う。

    主人公はハードルで壁にあたり、射撃を始めましたが、一つの種目や競技に盲目的に打

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    2022年04月12日
  • 新装版バッテリー(2)

    購入済み

    2巻もあっという間に読み終わりました。
    せいはくんも色々と思うところがあるんだなあ…
    兄ちゃんも色々な気持ちだったり周りの環境?だったりが入り交じって大変なのかも。
    3巻も楽しみです

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    2022年04月07日
  • 一年四組の窓から

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    4月、新しい人との出会いが多い月だから読んでみた。私も転入生という立場にたったことがあるが、杏里たちのようないつメンがいたらいいなと思う。いろいろなことが学べるからこそ、友達ってやっぱり必要なんだと感じる。「気を使わなくても断れる」友達が、本当の友達なんだという途中の記述は、本当にそうだと思う。

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    2022年04月01日
  • グリーン・グリーン 新米教師二年目の試練

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    シリーズ二作目だそうです。知らずにこれから手に取りました。

    真っ直ぐ一所懸命だけど何だか頼りない田舎の新任2年目翠川真緑先生の田舎暮らしとちょっぴり青春学園ドラマ。

    学校で飼育している豚の201号と会話が出来る、という謎の設定から、この話一体どこに行っちゃうんだ?と期待しながら読んだんだけど、割と王道の展開でちょっぴり物足りなく思う。

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    2022年03月27日
  • 藍の夜明け

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    【16歳の誕生日に俺は女の人を殺した!?】

    この帯に惹かれどんな猟奇殺人だ?ってワクワクしながら読んだら全然違ったー。


    何だ?
    これはホラーか?
    よく分からないけど面白かった。
    あさのあつこ先生の本は初読みだったんですが独特の雰囲気が私は好きですね。
    他の本も読んでみたいと思います。

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    2022年03月26日
  • バッテリーIV

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    この物語を読み始めて気がついたら巧には絶対的な力があると思い込んでいた、豪や門脇と同じように。門脇が豪快に三振したにも関わらず、瑞垣には打てるのだ。そもそも絶対的な力、誰にも打たれない球ってそうそうないような気がする。誰かにとってとても苦手なことが、他の人にとっては得意なことだたったりする。誰かと比べて何かが秀でている。そういういことじゃないかな。沢口や東谷、吉貞は巧が豪速球を投げれることしか取り柄がないことを知っている。それ以外はまるでダメなのだ。でもこの物語はそんな偏った天才ピッチャー巧を簡単に十三歳の少年にはさせない。楽しい野球を知らない巧は伝説的な選手になるか、ごく平凡な人になるか、ど

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    2022年03月20日
  • バッテリーIII

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    紅白戦で巧は、沢口にホームランがまぐれじゃないことを証明しろって言う。展西たちの暴力の恐怖心よりも、野球をやりたい気持ちの方が強い沢口の肩を抱きしめたい衝動を感じた巧にちょっと期待ができた。豪が言う通り巧の野球は自分のためだけの野球だ。巧の野球は9人対9人ではなくて、ピッチャー対バッターの1人対1人だ。そして豪がいなければそれすらも成立しない。オイラの中でこの物語の巧はヒールだ、いまのところ。洋三が危惧するように巧の成長はここまでなのか、それが気になる。ポテンシャルが高ければ、巧の1人対1人の戦いは勝てるだろう。でも本来の9人対9人の野球では勝てないと思う。スター選手には支えてくれる選手たちが

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    2022年03月13日
  • 風を繍う 針と剣 縫箔屋事件帖

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    縫箔と表紙の紹介文にあって、思わず手にした本。

    とはいえ、あさのさんの作品を読むのは、実はもしかしてはじめてかもしれない。
    あの名作『バッテリー』も何も、恥ずかしながら、読んじゃいない。

    化政期の江戸。
    深川の小規模な縫箔屋、丸仙が舞台だ。
    その家の一人娘、おちえは、「今かぐや」と言われるほどの美貌の持ち主。
    けれど、女性ながら剣道の道場に通う活発な少女だ。

    父の仙助は、名人と呼ばれる縫箔の職人。
    その技に魅了され、吉澤一居という武士が弟子入り志願に訪れる。
    剣の才に恵まれた吉澤がなぜ身分を捨てて、縫箔職人になろうとするのか。

    しかし、この話の中心となる謎は、そちらではなく、連続少女殺

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    2022年01月30日
  • 燦 1 風の刃

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    すぐにでも続きが読みたいと思う。この2人の少年達が運命にどう立ち向かっていくのか、運命とどう寄り添っていくのか、この後ドキドキやハラハラを繰り返しつつ、爽やかなエンディングを、期待したい。

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    2022年01月28日
  • 星に祈る おいち不思議がたり

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    おいちシリーズ初読みにして思うに、レギュラー陣の面々そろって行儀がいい。剃刀の仙親分も、弥勒シリーズは木暮信次郎のごとき厭世観を強烈に漂わせることなく、凄腕であって謙虚さを備えている。松庵さんは貧しき庶民の味方で、赤ひげ先生ばりの名医なれど、なかなかどうして食えないですよ。常におとぼけで余裕をもってらっしゃる。おいちへの信頼が厚いとはいえ、医療現場は別として、こと事件における緊迫の場面には関わりませんからな。なんたってお気に入りはおうた伯母さん。口さがないやで利発にして頼もしい。遡ってシリーズを追います。

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    2022年01月08日
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 あさのあつこ 特別授業『マクベス』

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     中高生への特別授業のため、『マクベス』の考察と言うより、あさのさんの読書への向き合い方や若者に伝えたいことなどに重きを置いている本書。最近は読みたい本が多すぎて冊数消化のために読んでいるので、じっくり咀嚼するように読むことをしなくなったな、と少し反省。来年は、あの場面の彼の心情はどうだったか、などと反芻しながら読むことも心がけたい。
     マクベスとバンクォー2人の物語だという考察に納得。

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    2021年12月31日
  • 白磁の薔薇

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    ネタバレ

     選ばれた持てる人たちのホスピス、「ユートピア」。嵐により孤立した「ユートピア」で、オーナーの中条がスタッフにある提案をする。翌朝、看護師のひとりの死体が見つかる。

     選ばれた最高級のスタッフという割には、なんだかな~と思っていたら、そういうことか。オーナーはゲスだし、もう一人サイコパスがいるし、でとんでもない面子だった。被害者は身から出た錆で、むしろ加害者が気の毒で残念。こんなのを殺して罪を負うなんて。
     元大女優の凜子さんが素敵だった。

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    2021年11月28日
  • 明日へつながる5つの物語

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    ネタバレ

    【収録作品】この手に抱きしめて/烏城の空/カレシの卒業/フィニッシュ・ゲートから/桃の花は
     企業や地方のPR用の作品だからか、比較的あっさりめの短編集。
    「この手に抱きしめて」製薬会社のCMとの連動小説。癌の告知を受けた父親と結婚を控えた娘という、いかにもな物語。
    「烏城の空」岡山市の『岡山繁茂の語り/吉備の風に吹かれて』という短編集から「父と子と」「石工たちの空」の2編を掲載。
    「カレシの卒業」SF恋愛もの。岡山弁が心地よく、カレシの意外な正体を知り、狼狽するカノジョがかわいい。
    「フィニッシュ・ゲートから」アシックスの期間限定キャンペーンのために書かれたアスリートものの一作。親友の二人そ

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    2021年11月23日
  • バッテリーVI

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    3.4
    →やっと最後まで読み終わりました!ずっと続きが気になる展開でとても楽しんで読む事が出来ました。
    最後の試合がもう少し丁寧に進めてもらえたらもっと良かったなと思いました!

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    2021年11月21日