あさのあつこのレビュー一覧

  • 敗者たちの季節

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    ネタバレ

    途中、多くの登場人物が出てきて話や人物がごっちゃになり分からなくなってしまうことが多かった。

    甲子園に繰り上げ出場だから、選手達が甲子園で勝たないと本当の甲子園出場にはならないと思っているのが切なく、そのまま負けてしまうことが苦しかった。

    最後、また海藤と東祥で戦うところで終わるのがめっちゃエモい。オガくんかっこよすぎる。

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    2024年07月13日
  • マウンドの神様

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    夏の甲子園を控えた今の時期にぴったりで、サクッと読めるアンソロジー。元球児含む野球好きの作家さんが集結。高校野球に纏わるあれこれが温かい視線で描かれる8編は、著者それぞれの個性がよく表れていたと思う。ドラフト指名を待つ球児の一日を描いた額賀澪さんの「肩車の権利」が一番好みかな。荻原浩さんと宮下奈都さんのエッセーもいい味を出していた。

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    2024年07月07日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #8

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    ネタバレ

    この話の主人公は紫苑じゃないのでしょうか?
    私はそのつもりで読んできたのですが、どうも作者はネズミを主人公と考えていたようです。

    NO.6に侵入したのは、沙布を救出するためだったはず。
    紫苑が主人公なら、そうなる。
    しかし沙布との再会シーンは最初の一章で終わり。
    結局沙布がどのような状況であったのかの説明はなく、今まで読んできたこととネズミの台詞から推測するしかない。
    まあ、間違っていることはないと思うが。

    詳細な描写の一切ないふわふわした台詞と、冗長なモノローグのあと、紫苑とネズミは沙布の導きでNO.6のマザーコンピュータを破壊して、矯正施設からの脱出を図る。
    NO.6の破壊こそがネズミ

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    2024年06月23日
  • バッテリー

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    やっぱりあさのさん好き〜。思いっきり青いなぁ。
    青波がかわいい。これからみんながどうなるのか楽しみ。

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    2024年06月23日
  • ランナー

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    高校生が陸上にかける姿を熱く描いた作品と思っていたが、虐待が絡んでくる作品だった。主人公と友人達の友情には泣けるが、解説にある「青春小説!」ってそんな爽やかな話しじゃないよね。読んでいて辛かった。

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    2024年06月18日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #7

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    ネタバレ

    延々とモノローグで進められるストーリーがまどろっこしすぎて、うんざりしてきている。
    残りあと2巻しかないのに、まだ沙布の捕らわれた本当の意味が解らない。
    独裁者を狙う市長を陰で操っている人の正体もわからない。
    紫苑の父だと面白くなるなとずっと思っていたのだけれど、今さらそうなったとしても残り巻数が少なすぎて、書き込み不足になりかねないから、もういいや。

    多分私は、作者が必要以上に登場人物にのめり込みすぎると、却って冷めてしまうのだ。
    『グイン・サーガ』もそれで脱落した。
    『バッテリー』も後半はちょっと…だった。
    あと2巻だから、これは頑張って読むけれど。

    一つ納得いかないのは、「絶対にやぶ

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    2024年06月09日
  • 闇医者おゑん秘録帖 碧空の音

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    シリーズ第4弾

    お喜多がなぜ頑なに出産を拒む(恐れる)のか。
    子の父である備後屋、おゑんにも通じる「根」とは。
    それぞれの心に根付く闇が悲しい。

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    2024年05月12日
  • 地に巣くう

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    一人ひとりの心情が細かく表現してあるためすごく臨場感がある本だった。
    人は見かけによらないもので、だからこそ人の裏は面白い、という考えは、ミステリーや事件だからこそ興味をそられれるものがあるけど、現実問題あんまり知りたくないこともあるよなぁって、少し伊佐地にも共感した。
    3人はなんだかんだ阿吽の呼吸で会話も行動も成り立っていて、何だか清々しい。

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    2024年05月06日
  • 弥勒(みろく)の月

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    あさのあつこさんの人気時代劇、弥勒シリーズ。江戸を舞台に闇に巣くう人々の業や悲しみをらしさ前回で描く。出てくるキャラが魅力的。主人公の同心、小暮信次郎はニヒルで人の嫌な部分ばかりを付いてくるいけ好かない奴。それを上手に窘める岡っ引きの伊佐治。このバランス感覚は素晴らしい。加えて物語の中心にドカッと座る、「遠野屋」主人、清之介の不気味さも相まって見事なコントラストをみせている。テーマは重く、時代ものらしい悲しい、暗い展開ながら粘っこくなく読めるのは、さすがあさのあつこさんという所か。

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    2024年05月06日
  • プレデター

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    格差社会が行き着くところまで進み、
    ほとんど全てが政府に統制されて監視下に
    置かれる様になった社会の成れの果ての物語。

    これから先、決して実現しないとは言い切れない
    空恐ろしさがあって、そう遠くない未来の姿にも
    思えてゾッとさせられました。
     
    ーーーーー
    一部の富裕層だけが平和で豊かで、穏やかな
    日々を享受して、多くの別の層ではそれに疑問も
    感じず、格差に慣らされ当たり前だと受け入れて
    諦めすら感じなくなる怖さは切実。

    そして、いつの時代も、どんな時代でも、
    最も被害を被るのは、後ろ盾を持たない
    小さな子どもたち。

    ストリートチルドレン、闇の子どもなど、
    社会から切り捨てられ、存在

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    2024年05月04日
  • えにし屋春秋

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    「花曇り」「夏の怪」の2短編からなるが、“美女”に変身しているイケメンお初とそのお頭の才蔵、そして通い女中のお舟、少年・太郎丸の江戸・浅草の「えにし屋」が舞台となり、謎の依頼人の問題を解決していく。「花曇り」は母に疎まれ不幸の中で生きてきた女性おまいとその女主人・お玉、お多美たち女性全てにとって明るい解決、その中でおまいの強さが爽やか。「夏の怪」では妻が死体を喰うという鬼になったという不気味、不思議な相談の謎が解けていく。しかし、後味の悪さの残るラスト。この中で、お初と才蔵の過去が明らかにされ、この物語の原点が興味深い。

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    2024年05月03日
  • 光のしるべ えにし屋春秋

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    人と人の縁を結ぶことを職業とする「えにし屋」のお初は。お頭の才蔵とはべらんめえ言葉で話す男なのだが、女装し、今でいうとLGBT。お初が依頼を受けたのは5年前の火災で行方不明になった当時3歳だった男の子・平太を捜索するという摂津屋夫妻からの依頼。この不可解な事件に取り組む中で、複数の殺人事件も発生し、不自然な経緯満載のドラマティックなミステリー展開を示していくが、見事にお初はこれを解決していく。物乞いの利口な男の子・信太の存在も絡みストーリーの面白さを深めている。

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    2024年04月26日
  • 闇医者おゑん秘録帖 碧空の音

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    ネタバレ

    シリーズ第4作。
    身請け相手との間の子どもを産みたくないという座敷女郎・桐葉ことお喜多。おゑんはその理由を探っていく。

    お喜多や将吾郎が抱える闇がつらい。おゑんにも通じる闇で、彼らがそこにのみ込まれないで生きる姿は人に対する希望といえるのかもしれないが。

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    2024年04月11日
  • 風を結う

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    前作よりは「事件帖」が充実していた感じ。
    悔悛して心を入れ替え世の為人の為に尽くしても過去の罪はなくならないよ、と言うことでしょうか。ナイーブなお医者様です。
    その心の葛藤に更に小悪人が便乗して話がややこしくなりますが、若侍から転職してきた縫箔屋さんの推理は冴えわたります。(もともとこの人の他人の空似が事件の発端なんだが。。。)

    でもやっぱり、基本は江戸時代の学園ドラマのテイストだと思いました。

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    2024年03月11日
  • プレデター

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    格差社会が広がった未来の話。最初、設定が大雑把で、現実と乖離していて馴染めたかったが、近未来の話だと割り切れば面白い。地球上には、同じような境遇の子供が存在することを筆者は訴えたかったのかもしれない。

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    2024年03月01日
  • 夜叉桜

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    シリーズ2作目。時代小説に衣を借りたミステリー小説。人物描写が長くてくどい。読後感が爽やかではない。言葉と姿形だけでどういった人物かを想像させる文章の方が好み。あまりくどくどしく内面描写をしてほしくない。2点に近い3点。

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    2024年02月15日
  • 弥勒(みろく)の月

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    ネタバレ

    時代物小説を一気に好きになるために吟味して選んだはずだが。うーん。小間物問屋・遠野屋の若おかみ・りんの水死体が発見される。岡っ引き・伊佐治、同心・信次郎がりんの夫の遠野屋の態度がどうにも引っかかる。りんの第一発見者である稲垣屋惣助が何者かに斬られて死亡した。実は、さかのぼること10年前、3人が斬られる事件があったことが判明。遠野屋の過去の闇、りんの過去の苦痛が明らかになる。さらに犯人に近づいていく。この作品をややこしくしているのが同心・信次郎の難しい性格。それと犯人の動機、最期のりんの行動も甚だ不可解。③

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    2024年02月02日
  • プレデター

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     秘密が暴かれていく〜こんなにつながっていたんだと、思わず感嘆符❢
     ストリートチルドレンから、繋がって闇の世界へ。
     この本に、近未来が少ならずとも、アルアル❢

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    2024年01月30日
  • 13歳のシーズン

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     13歳(中学1年生)という心が移り変わる微妙な季節を、4人の主人公の視点から描く連作短編集。一つ一つの章立てが10〜20ページくらいなので、テンポぽよく読み進めていける。
     小学生のような子どもっぽさは去り、かといって高校生のように大人びているわけでもない、だけど大きく自我が芽生える時期。ちょっとしたことで傷ついたり、元気になったり、言いたいことが言えたり言えなかったり。いろいろなことに悩みつつも前を向いていこうとする姿に元気をもらえる作品。
     悩める中高生にも、そんな子どもを抱えている親にも読んでもらいたい作品。

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    2024年01月28日
  • ありふれた風景画

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    ネタバレ

    想像していたものと少し違った。
    美しく妬みの対象となる琉璃と、不気味で特殊能力を持つ周子。2人が親しくなったのも、お互いが外見や噂で判断せずに中身を見る人だからだろう。やはり、まだ高校生だからか琉璃や、周子、洋佑に危うさがあった。自分が高校生のときはもうほぼ大人でしっかりしていると言う気持ちがあったら、周りから見ると琉璃たちのように、子供で脆いものだったのかもしれない。

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    2024年01月04日