あらすじ
中学1年の夏に引っ越すことになった井嶋杏里。転校でなじめない中学の校舎で、使われなくなった教室『1-4』に入った杏里は、市居一真と出会う。杏里に出会った一真は、杏里に絵のモデルになって欲しいと頼む。そこから物語は始まった――。杏里、一真、そして、かけがえのない友だちと家族。悩みながらも成長する14歳を描いた、あさのあつこの青春傑作小説。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
表紙の少女のイラストに惹かれて買った小説です。
原作は進研ゼミに掲載されていた作品だけど、すごく読みやすくて、中学から高校生に成長する際の初々しい感じが伝わってきました。
自分の目標、親や友達の関係が変わって行く不安等も自分としては分かった感じがしました。
大人でも自分の過去についても思い出せせて、友達についても気づかせてくれる小説だと思います。
人には、出会いと別れがあって、僕にもそんな時があったんだなーと小説を読んだ後に気づくことが出来ました。
Posted by ブクログ
娘の読んだ本を読んでみた。進研ゼミ中学生向けで連載されていたらしい。
これぞ青春!登場人物皆に好感が持て、さわやかな涙が流れるシーンがいくつもあった。懐かしい気持ちにさせてくれた。
Posted by ブクログ
はじめて読んだのは中学生の時だったと思います。メインの4人の視点が切り替わりながら進んでいく形式。ひとりひとりが抱える思いが青くて痛くてしんどかった。杏里と一真の関係性がとてもすき。思えばこの本から私の「絵を描く男性とモデルになる女子」という性癖が生まれた気がします。
Posted by ブクログ
夏に転校することになった中学1年生の井嶋杏里。
転校先でなじめない校舎で使われなくなった教室の1年4組で市井一真と出会い、
絵のモデルになってほしいと頼まれるところで、物語が始まる。
一真や一真の幼馴染たちと交流をして悩み成長していく杏里の物語。
この作品は、先に出版されていた13歳のシーズンと同様に、
進研ゼミの中学生向けに連載されていた作品を文庫化したもので、
児童文学に当たると思われますが、文庫の内容は、児童文学のように、
すべての漢字にフリガナが振られているということはありません。
文字が大きめで読みやすいため、読書不慣れな人でも速めに読み終えられる
作品と言えるのではないでしょうか。
サクッと青春小説を読もうかなって思っている人、
読書不慣れだけど、何か読んでみたいと思っている人にもオススメ。
Posted by ブクログ
カーテンが風をはらんで揺れる光景と、暖かくてやわらかな春の陽光。夏のギラギラした日差しと、太陽に照らされて汗がにじむ健康的な肌。朝の冷え切った空気に溶けていく白い息と、澄み切った青い空。同じ町の出来事なのに、季節の移り変わりとその情景が目に浮かんでくる。
.
友達との距離感、恋愛、葛藤、決心…心に自然と湧き上がるいろんな感情と自分自身に、14歳の男女が向き合って、選択して、迷ったり後悔したりしながら、道を切り開いていく。青春に恋愛は絡まりがちだけど、これはすごくあっさりしていて、青春=恋愛じゃないところがいい。結果を出さなくてもハッピー感が伝わる終末も魅力的。
.
窓、すき。
窓を考えた人、作った人、天才。
Posted by ブクログ
転校してきた主人公の井嶋杏里。馴染めない中学校の校舎で使われなくなっていた「1-4」の教室で市居一真と出会います。一真は父親に反対されながらも絵を描いていて、杏里に絵のモデルになって欲しいと頼みます。かけがえのない友達や家族との成長物語です。中学生にも読みやすいように大きな文字で、行間も広くなっています。
Posted by ブクログ
「一人で耐えること、みんなで分かち合うこと。
自分だけで挑むこと、みんなと力を合わせること。
そういうものがこの世にはあるのだと、」
今に捕らわれず、これからを見据えたうえで、
間違わず、選び取ってきたのだろうかと思ったし、
選び取りながら生きてきたはずだと思った。
Posted by ブクログ
とにかく甘酸っぱかった。片思いとか、それぞれの道に進んでいくことの寂しさとか。私がとっくに失ってしまった感情ばかりだ。この4人にはどんな未来が待っているのかなぁ。余韻にひたれる終わり方だった。
Posted by ブクログ
2023.09.12 ★3.2
中学生、ローティーン特有の友だちへの気遣いや、ちょっとした意地悪、将来への不安。
ほの甘いようなほろ苦いような空気。
そういった当時の気持ちがたくさん詰まった作品だった。
すごく感動する、とか、泣ける、とかでは無いが心がほんのり温かくなる。
このまま続刊に進もうと思う。
↓↓↓内容↓↓↓
中学一年の夏に引っ越すことになった井嶋杏里。転校でなじめない中学の校舎で、使われなくなった教室『1‐4』に入った杏里は、市居一真と出会う。杏里に出会った一真は、杏里に絵のモデルになって欲しいと頼む。そこから物語は始まった―。杏里、一真、そして、かけがえのない友だちと家族。悩みながらも成長する十四歳を描いた、あさのあつこの青春傑作小説。
Posted by ブクログ
4月、新しい人との出会いが多い月だから読んでみた。私も転入生という立場にたったことがあるが、杏里たちのようないつメンがいたらいいなと思う。いろいろなことが学べるからこそ、友達ってやっぱり必要なんだと感じる。「気を使わなくても断れる」友達が、本当の友達なんだという途中の記述は、本当にそうだと思う。
Posted by ブクログ
「市居くんは、絵を描くの?」
はい、描きます。
何より描くことが好きです。
井嶋さん、
あなたを描かせてもらえませんか。
心の中でしか言えない感じが
14歳らしくてもどかしい
漫画のようにすらすら読めました
だいすきなあさのあつこさんの作品
自分が14歳の頃は、毎日朝から夜まで
部活をしてた思い出ばっかだなぁ
勉強もかなりしてたな〜
Posted by ブクログ
嫌なことを嫌だって言える友達…実際はなかなか難しいよね…
一真のおじいさんの『花火』の絵を見てみたい。
何年か後の4人に会いたいね。
Posted by ブクログ
14歳の複雑な心境や人間関係が描かれている
心温まる青春ストーリー
友情、恋、進路、家族、何もかもが課題に直面していたあの頃を思い出させてくれる
Posted by ブクログ
前作『13歳のシーズン』の続編かな~?って思いましたが、
仕切り直して、再び、新たな4人の中学1年生のお話でした。
ただ、前作と異なり、
中学2年生までといぅことで、何でかな~?と思いましたら、
進研ゼミの「中一講座」→「中二講座」にかけての企画もの、
といぅことで…、でも、続編として中学3年編が出るんなら、
1冊にまとめてくれてもよかったよぅな…。
内容は、
ごくごくふつぅ?の、ごくごく等身大の中学生を描かせたら、
さすがの安定感?のあさのさん!?、といぅ感じでしたが…、
1年分のボリュームに2年分を描いたため、各章が中途半端で、
前作の「年表作り」といったお話の軸になるテーマもないため、
本作品に、意外なドラマチックな展開は求めてはいませんが、
それでも、何となく物足りなさ?を感じたかもしれません…。
本作が、新たな出会い編とするならば、
続編は、別れと旅立ち編となるのでそぅが…、
評価は、合せ技1本が妥当なのかな~とも…。
なので、本作の評価は、ふつぅといぅことで。