あさのあつこのレビュー一覧

  • 闇に咲く おいち不思議がたり

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    何ともやりきれない最後だなー。庄之助のやったことは許されないけど元々は祖父と父の虐待によってそこから逃避するためにもう一つの人格であるお京を作り出した、てことでしょ。元凶の祖父は殺されて父も悔いて仏門に入ることになったけど悲しいなぁ。番頭と継母もこの時代珍しい話じゃ無いけど、誰も幸せじゃ無い闇に包まれたような店で。菖蒲長屋のほうが貧しくてもずっと幸せだよ。

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    2024年09月22日
  • 桜舞う おいち不思議がたり

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    おいちの友人の死から始まりおいちの出生の秘密。ほんといくら箱入り娘だからってあんな男に騙くらかされて不憫だ。田澄さまはおいちのことは知らなかったのね。親戚達も黙ってたのかな。おうたのしこりは子宮筋腫?これから先どこかでまた出てくるのかな。おいちは新吉に特別な感情を感じているようだけど何らかの進展はあるのかな。次も楽しみ。

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    2024年09月19日
  • 藤色の記憶

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    不思議な少年、白兎のシリーズ3冊目。
    (読む順バラバラ)

    白兎と名乗る少年の存在について徐々に
    明らかになり、ぼんやりと感じていたテーマが
    読んでいてはっきりしてきました。

    時間や場所だけではなく、生も死も超越した
    人ならざるもの。
    ただ一人佇む姿は哀しくも切なくも感じます。

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    2024年09月07日
  • 緋色の稜線

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    不思議な少年、白兎の物語2冊目。

    まるで透明な膜を纏っているかのように
    現実離れした雰囲気の白兎と和子という名の幼女、
    チグハグな二人に真っ暗な山中で遭遇した吉行の
    3人が進む珍道中。

    理由もなく人を殺め逃避行をしていた吉行は、
    二人と関わるうちに人への無関心さは薄れて
    次第に血の通った人らしく変化していく。

    吉行の過去と和子の時間が交錯して
    此岸と彼岸の境目が揺らぐ様子や、
    その仲立ちというか船頭的な白兎が放つ
    不可思議さが魅力的な物語でした。

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    2024年09月05日
  • おもみいたします 凍空と日だまりと

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    「おもみいたします」シリーズ第2作。

    心と体を揉みほぐす手技を持った盲目の少女お梅。

    人ならざる存在の十丸、先生の助けも借り、遊女との心中未遂を咎められ切腹を命じられた若侍久能(苦悩?)和左之助の療治に当たる。

    事案と時代背景から処罰はやむ無いように思われ、それに反発するお梅の反応にはやや違和感を覚えるが、お梅の想いはその後の展開で裏書きされていく。

    結末は大団円とはいかないが、さまざまなしがらみが解きほぐされ、落ち着くところに落ち着くものとなった。

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    2024年09月05日
  • 弥勒(みろく)の月

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    切れ者同心の信次郎を実直な岡っ引の伊佐治がサポートするシンプルな捕物帖がと思いきや、町人のくせに怪しくも魅力的な個性を持つ遠野屋のおかげでもはやどちらが主人公かも分からない展開に。
    シリーズ化されたということは今後も遠野屋は登場するのか、でもずっと彼と元父の部下との確執だけを追うわけにはいかないだろうし、元部下が陰の悪役組織として江戸を跋扈するのだろうか?
    初回なのでまだ煮え切らない印象のまま終わりました。

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    2024年08月31日
  • 藍の夜明け

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    時代小説的な要素を含んだ、ホラー味のある
    ミステリー。

    書き出しのミスリードにすっかり囚われて、
    しっかり後半まで騙されてしまいました。

    誰も彼もを怪しいと感じるのに、どことなく
    哀しげな雰囲気が漂っていて、掴みどころの
    なさに余計に不気味さが増幅させる。

    正体不明の存在には近づきたくないのに、
    一方でとても知りたくなってしまう、そんな
    矛盾する思いを存分に駆立てられました。

    彼岸と此岸や死者と生者、生命や念について
    考えずにはいられなくなる不思議な物語。

    “白兎”の謎について知りたいので、
    関係する『緋色の稜線』『藤色の記憶』も
    読んでみたいです。


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    2024年08月10日
  • 闇医者おゑん秘録帖 碧空の音

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    楽しく読みました。ただセリフが大げさで、くどく、下手な芝居を見ているようでした。セリフで状況を説明するのはどうなんだろう?と思いました。

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    2024年08月09日
  • バッテリーV

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    横手二中へのリベンジマッチに向けたまでの話。

    前の練習試合で自信を失ったバッテリーが心の葛藤を抱えつつ、調子を取り戻していく。

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    2024年08月01日
  • バッテリーII

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    中学に入った春、上級生の巧へのいじめが始まる。

    全六巻で1年しか経たないという後書きがあって、もっと長い目で続く物語かとちょっとガッカリした。

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    2024年07月31日
  • バッテリーVI

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    あさのさんは心情描写が好きだけど、流石に今回はくどかったかなぁ。あんまり覚えてないけど、『ランナー』もおんなじような展開だった気がする。
    普通に面白かったけど、再読したい程ではなかったな。

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    2024年07月19日
  • 敗者たちの季節

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    ネタバレ

    途中、多くの登場人物が出てきて話や人物がごっちゃになり分からなくなってしまうことが多かった。

    甲子園に繰り上げ出場だから、選手達が甲子園で勝たないと本当の甲子園出場にはならないと思っているのが切なく、そのまま負けてしまうことが苦しかった。

    最後、また海藤と東祥で戦うところで終わるのがめっちゃエモい。オガくんかっこよすぎる。

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    2024年07月13日
  • マウンドの神様

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    夏の甲子園を控えた今の時期にぴったりで、サクッと読めるアンソロジー。元球児含む野球好きの作家さんが集結。高校野球に纏わるあれこれが温かい視線で描かれる8編は、著者それぞれの個性がよく表れていたと思う。ドラフト指名を待つ球児の一日を描いた額賀澪さんの「肩車の権利」が一番好みかな。荻原浩さんと宮下奈都さんのエッセーもいい味を出していた。

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    2024年07月07日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #8

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    ネタバレ

    この話の主人公は紫苑じゃないのでしょうか?
    私はそのつもりで読んできたのですが、どうも作者はネズミを主人公と考えていたようです。

    NO.6に侵入したのは、沙布を救出するためだったはず。
    紫苑が主人公なら、そうなる。
    しかし沙布との再会シーンは最初の一章で終わり。
    結局沙布がどのような状況であったのかの説明はなく、今まで読んできたこととネズミの台詞から推測するしかない。
    まあ、間違っていることはないと思うが。

    詳細な描写の一切ないふわふわした台詞と、冗長なモノローグのあと、紫苑とネズミは沙布の導きでNO.6のマザーコンピュータを破壊して、矯正施設からの脱出を図る。
    NO.6の破壊こそがネズミ

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    2024年06月23日
  • バッテリー

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    やっぱりあさのさん好き〜。思いっきり青いなぁ。
    青波がかわいい。これからみんながどうなるのか楽しみ。

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    2024年06月23日
  • ランナー

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    高校生が陸上にかける姿を熱く描いた作品と思っていたが、虐待が絡んでくる作品だった。主人公と友人達の友情には泣けるが、解説にある「青春小説!」ってそんな爽やかな話しじゃないよね。読んでいて辛かった。

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    2024年06月18日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #7

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    ネタバレ

    延々とモノローグで進められるストーリーがまどろっこしすぎて、うんざりしてきている。
    残りあと2巻しかないのに、まだ沙布の捕らわれた本当の意味が解らない。
    独裁者を狙う市長を陰で操っている人の正体もわからない。
    紫苑の父だと面白くなるなとずっと思っていたのだけれど、今さらそうなったとしても残り巻数が少なすぎて、書き込み不足になりかねないから、もういいや。

    多分私は、作者が必要以上に登場人物にのめり込みすぎると、却って冷めてしまうのだ。
    『グイン・サーガ』もそれで脱落した。
    『バッテリー』も後半はちょっと…だった。
    あと2巻だから、これは頑張って読むけれど。

    一つ納得いかないのは、「絶対にやぶ

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    2024年06月09日
  • 闇医者おゑん秘録帖 碧空の音

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    シリーズ第4弾

    お喜多がなぜ頑なに出産を拒む(恐れる)のか。
    子の父である備後屋、おゑんにも通じる「根」とは。
    それぞれの心に根付く闇が悲しい。

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    2024年05月12日
  • 地に巣くう

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    一人ひとりの心情が細かく表現してあるためすごく臨場感がある本だった。
    人は見かけによらないもので、だからこそ人の裏は面白い、という考えは、ミステリーや事件だからこそ興味をそられれるものがあるけど、現実問題あんまり知りたくないこともあるよなぁって、少し伊佐地にも共感した。
    3人はなんだかんだ阿吽の呼吸で会話も行動も成り立っていて、何だか清々しい。

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    2024年05月06日
  • 弥勒(みろく)の月

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    あさのあつこさんの人気時代劇、弥勒シリーズ。江戸を舞台に闇に巣くう人々の業や悲しみをらしさ前回で描く。出てくるキャラが魅力的。主人公の同心、小暮信次郎はニヒルで人の嫌な部分ばかりを付いてくるいけ好かない奴。それを上手に窘める岡っ引きの伊佐治。このバランス感覚は素晴らしい。加えて物語の中心にドカッと座る、「遠野屋」主人、清之介の不気味さも相まって見事なコントラストをみせている。テーマは重く、時代ものらしい悲しい、暗い展開ながら粘っこくなく読めるのは、さすがあさのあつこさんという所か。

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    2024年05月06日