あさのあつこのレビュー一覧

  • バッテリー

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    【今やもう手の届かない青春を見守れる本】

    小さい頃から体が弱かった弟・青波の呼吸器療養のため、祖父のもとへ引っ越した新中学生になる巧。祖父は以前、地元高校を甲子園へと導いた監督だった。

    新地でランニング中、道に迷い、今後中学校でバッテリーを組む豪と出会う。豪から小学生からの野球仲間を紹介されたが、素っ気ない態度を取る巧。その様子を見かねて、人の心理を考えることが野球にとっても大切だと、青波が兄に伝える。

    野球はひとりでできない。周囲との関わりの中で、巧は仲間の大切さに少しずつ気づいていく。

    病院の跡継ぎになってもらいたい豪に、身体と心がついていけないだろう青波に、野球をやめさせたい母親

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    2025年11月12日
  • 紅色の幻 おいち不思議がたり

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    ネタバレ

    謎解きとしてはほぼほぼ察しがつきますな。盗賊・熊蔵に由来した風鈴の云々は察しようもないけど、正助が容疑者の大本命でしょう。おいちと新吉はのろけっ放しでご馳走様。最後は出産が無事に終わってよかった。おうた主導の帯祝いは、結局やったんだっけ?物騒な事件に振り回されてやらなかったっけ?腹帯は賛否分かれるところだ。今回は和江の父・加納堂安がもうちいと痛い目にあってもよかった。あの親からあの娘が育つもんかね。もっとも、殺されるまですると気の毒すぎるなと案じてはおりました。おうたと松庵のそしり合いはあまりに過ぎます。

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    2025年11月11日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #3

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    紫苑がどんどんこっちの世界に馴染んでいくのを感じる場面が多くなってきた。
    相変わらずネズミは優しいんだか、厳しいんだか…
    こういう存在って学生の時、周りに1人はいたよなってすごく懐かしく思った。

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    2025年11月04日
  • 紅色の幻 おいち不思議がたり

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    町医の父松庵のもとで助手として働くおいち。
    不思議なことや人の思いを見たり感じたりする能力を持つ。
    飾り職人の新吉と一緒になり、お腹に赤ん坊がいるが、変わらず忙しくしている。
    そんなある日、夫と同じ親方のところで働いていた同僚の男が殺されるという事件が起きる。
    不吉な物を感じたおいちは否応なく巻き込まれていく。
    前作で結婚、懐妊したおいちが医師となる夢に向かって頑張る姿が描かれる。

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    2025年11月02日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #3

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    イヌカシ、力河など紫苑の真っ直ぐさに惹かれる人物たちが集まり、いよいよ核心に迫っていく!と思ってたんですが、想像以上にストーリーがゆっくり展開するので、ちょっと退屈さを感じたのが正直な感想。とはいえ次回への引きは最高だったので早く4巻を読みたいですね。

    ※斜に構えた態度が若干鼻につくネズミですが、いよいよ紫苑への気持ちを隠しきれなくなってきましたね。2人のブロマンスな感じは嫌いじゃないので、こっち方面の展開も楽しみです。

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    2025年10月30日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#2

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    ネタバレ

    新生NO.6の中で何かが起きている気配がする。
    紫苑は立ちはだかる悪意にどう立ち向かうのか。
    ネズミ、イヌカシという仲間たちと、委員会内部の同労者たち。ミステリ的に考えると、首謀者は……

    不穏な状況で、一般人は陽動に乗せられやすい。
    何でも疑う習慣がついているという意味で、本読み、特にミステリ読みは乗せられにくいとは思うが、それも多勢に無勢となるか…… 

    ひりひりする。

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    2025年10月30日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#2

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    一人ひとりの立場や考え方が違って良かった。
    ワクワクして読み進めているうちに一瞬で読み終わった。

    こんなに恋愛色濃かったっけ?とは思った

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    2025年10月27日
  • バッテリーV

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    巧が成長している。豪とのバッテリーも、まだ完全ではないにしても復活。早く元の二人に戻るといい。
    今回は横手二中の瑞垣にイライラ。酒は飲む。タバコは吸う。全国大会上位の中学校野球部3年生にそんな人いるの??
    あと1冊で完結。巧たちの会話に中1じゃないだろーと思いながら読み進めてきたけど、どんな結末、どんな成長をするのか見守りたい。

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    2025年10月25日
  • バッテリーIV

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    豪がなぜあんなに崩れてしまったのか?真面目すぎる豪だから??
    私には野球の本質がわからないけど、球が取れなかったことをそんなに引きずるものなのかな?
    豪が何に葛藤しているのかよく理解できないところもあるが、がんばれ豪!!と応援しながら読む。

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    2025年10月25日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#2

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    No.6崩壊以降の紫苑の奮闘が伝わる。

    紫苑が身のうちに飼っている化け物について、自覚があることに驚き!黒紫苑はこれからどうなるんだろう。

    ネズミが紫苑といる決意を固めたことが嬉しい。
    きっとまた大きな困難と闘っていくんだろうけど、一緒に乗り越えて欲しい。

    次作も楽しみ

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    2025年10月22日
  • 紅色の幻 おいち不思議がたり

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    おいち第7弾。どこか飛ばしている気がする。
    いつもながらわりと物騒で、身重のおいちが無理しないかはらはらしてた。笑。

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    2025年10月22日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #1

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    ネタバレ

    気持ち的には3.5ぐらい。小数点以下全て切り捨てでございます。
    文体が読みやすく、怒涛の展開で一気読み。近未来sfであり、また理想都市No.6が実は…みたいな。展開が早いので物語を楽しみたい人向け。

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    2025年10月21日
  • おもみいたします 凍空と日だまりと

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    揉み療治師お梅のシリーズ二弾。幼い頃に光を失った盲のお梅。人気の揉み療治師として暮らしている。
    半年先まで予約でいっぱいのそんなお梅の元にある日突然是非すぐに治療をして欲しいという依頼があった。その武家は三日の後に切腹する事になっており、その為に動かなくなっている腕を治療して欲しいという。
    なぜ切腹しなければならないのか、何があったのか、お梅は人に触れるだけで凝り固まった心や身体をほぐしていくことのできる力でその謎を探る。
    悲しい運命の人たちと、武家である為の理不尽さなど、さまざまなことが描かれている。
    最後は良きところに収まるけれど、やっぱり少し寂しさが残る。

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    2025年10月20日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    No.6の崩壊後。
    それぞれに生きているネズミと紫苑。
    紫苑の父親の話が出てきたり、実際に父親であろう人とネズミとが出会ったり。
    あさのあつこさんが予感したその後の過酷な道筋がどうなったのか…。現在再会という形で出版されているのでこの後読む予定ですが、楽しみでもあり不安でもあります。

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    2025年10月20日
  • 春立つ風

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    まだまだ続きそうな弥勒シリーズ
    今回は次に繋げるための作品かな
    少し物足りないし、謎が深まったような気がする

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    2025年10月19日
  • おもみいたします 凍空と日だまりと

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    切ない終わり方ではあるが、あまりにも上手くまとまり過ぎている感が気になった。でも一気読みで前作同様楽しめた。今回は長編ものだったから、お筆やお昌ちゃんの登場が少なくちょっと物足りなく思った。

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    2025年10月18日
  • 乱鴉(らんあ)の空

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    シリーズ11作目
    巻末に理流さんの解説がある
    解説に1作から11作まめの荒筋が記載されている
    それは読んでから、本作を読み始めた方が良いと思う
    ただし、解説の後半は本作の解説になっているので、読後の楽しみに
    ほんさくもミステリーだが、少し無理を感じた結果、この評価とした

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    2025年10月11日
  • 待ってる 橘屋草子

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    あさの作品で恋愛をするのは、たいてい大人として登場して、大人として成熟し、良くも悪くも熟れて濁りのある人たちだなと。
    この話に出てくる女性たちも、男絡みの物語という共通項があるくせに、最後はみんな自分の生き方、信念みたいなものを取っている。あさの作品の少年少女、大人になりたての若い生き物は、色恋に流されない、それ以上に大事な何かをもってるみたい。だからこそあつこは少年少女に惹かれるんだろうなー。

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    2025年10月09日
  • バッテリーII

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    中学生になった巧
    時代設定がちょっと古いから、先生も先輩も今ではありえない感じの嫌がらせもあって、あぁ中学生って感じで
    おじいちゃんの考え方、弟の青波の行動が鍵になってる気がする

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    2025年10月08日
  • 星に祈る おいち不思議がたり

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    おいちシリーズ。
    生き別れていた兄との再会、女性の為の医学私塾への入塾、そして行方不明の人たちが無残な遺体となって見つかるという事件。
    おいちの周りに巻き起こる事様々な出来事。
    おいちは医師となるために奮闘する。
    新吉との仲も深まり、ますます今後が楽しみ。

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    2025年10月07日