あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
地方都市のある高校で、ウリをやっているという噂のために絡まれていた琉璃を、偶然助けた上級生の周子。
彼女もまた特殊な能力を持っているという噂により、周囲から浮いた存在だった。
親、姉妹、異性……気高くもあり、脆くもあり、不器用でまっすぐに生きる十代の出会いと別れ。
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面白かった。
鴉のタロウがなかなか良い味だしてた!
琉璃と周子が惹かれあっていく感じとかほんわかしたし、琉璃の家族の問題の描き方もなるほどなーってなる。
ふっきれて堂々と二人が旅行するとこ可愛いよね!
あと、この「人の噂」って、やっぱり当事者としては気にならないってのは嘘なわけで、関係ない、他人はど -
Posted by ブクログ
この人のことを初めてしった、少年、野球小説です。
『バッテリー』を読んで初めてしって、大好きになった人なので、また野球の話を読むのはかなり嬉しいです。
『バッテリー』は連作なんだけど、この作品は短編集。
いろんな少年がいろんな形で野球と関わってる話です。
それぞれ、みんな野球だけじゃなくて、生きることに真剣で、そこに野球が関わってきているってかんじの話です。
野球の匂いが濃厚に漂ってきてきます。
革の匂い、油の匂い、汗の匂い、土の匂い、草の匂い、石灰の匂い、等々…。
そこで、その人なりの野球への関わり方。
なんか嬉しいです。
みんな野球が好きなんだなぁ、なのでした。
見物人は誰もいないよう -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
あさのあつこさんには珍しい?ファンタジー。
ある研究者が、膨大な量の羊皮紙に記された太古の記録を発見する。
それは今まで誰にも発見されずにきた、新たな物だった。
そこには神と、人間と、その間の存在であるクウが共存していたころの
出来事が詳細に記されていた。
全てをつかさどる大神の子であり、自身もクウでありながら、人間の友人達との交流を何より楽しみとして、むしろ人間でありたいと願っているリュイ。死と嘆きをつかさどる美男の神ドグミアノ。神でありながら情の深いフィモット。彼らを中心とした様々な出来事の記録の物語だ。
昔から八百万の神、という発想のある日本ならば、こんな時代が本当に
あったとしても、何