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Posted by ブクログ
困窮した村でまだ乳児のときに死んでしまった子「ツル」がその怨念をはらそうとしてか、さまざまな形でいろいろな者達をとり殺していく話。話はおとぎ話のようなお妃さまとその侍女の話と、現代にいる老婆と老婆を訪れてきた身に覚えのあるような者達のふたつに別れ、交互に話が進んでいく。
初めて読む作家の作品だったけれど、想像してたのと全然違う!!もっとさわやかなタッチで描かれた優しさのある話かと思ったけど全然。ものすごく暗くて悪意に満ちたお話、でも進み方は私の好きなおとぎ話調。嬉しい誤算、あっという間に読んでしまう。
結局ツルは何がしたかったのか。妃に何をされたわけでもないのに高みへ高みへ押し上げて、まっ逆さまに突き落とすのは何のため?老婆の話と最後につながるのかと思ったらそうでもないし。面白かったけど「?」は多々残る。
もう1つ入っていた短編「崖の上」もなかなかのダークな話、私は好き。好きだけど救いはない、かわいそうな狼人間。
本当に救いがない
確かに毒のあるファンタジーです。読んだあと、暗い気分になりました。
落ち込んでるときはよんじゃいけません。それくらい力がある本だと思います。
読み返したくないなぁ。
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