あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【本の内容】
<1>
落ちこぼれ高校に通う理穂、美咲、如月。
十七歳の誕生日を目前に理穂は失恋。
身体が弱く入院を繰り返す美咲は同情されるのが大嫌い。
如月は天才野球選手の兄・睦月と何かと比較される。
でもお構いなしに、それぞれの夏は輝いていた。
葛藤しながら自分自身を受け入れ愛する心が眩しい、切なくて透明な青春群像小説。
<2>
落ちこぼれ高校に通う理穂、美咲、如月も三年生になった。
高校最後の夏、周りは着々と進路を決めていくのに、三人は行く末をまだ決められない。
恋、友情、進学…タイムリミットが迫る中、私たちの答えはどうしたら見つかるのだろう。
未来へ一歩を踏み出す姿を清々しく -
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Posted by ブクログ
あさのあつこ氏の作品を読むのは「ランナー」に引き続き2作目である。
同作品では、選手の感情、特に葛藤を上手く表現できていた印象があったので、他の競技作品についても読んでみたく、手に取った次第である。
思春期の野球少年にありがちな、単純な「野球が好き」という思いから、一歩踏み込んでいるところに好感が持てる。
実際、その競技が好きだとしても、試合の感じは好きだけれども練習は嫌いだったり、その逆だったり、部室にいる時間が大好きだったり、好きだとしてもその愛し方は人それぞれである。
そういったものをないまぜにしてしまう作品が多すぎると思っていたので、こういった作品はもっと読まれるべきだと感じた。
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購入済み
短いけれど、本を書きたくなる
とっても短いですが、新しいものの見方や書き方が簡単に分かりました。
値段が安いのでしょうがないですが、個人的にはあさのあつこさんの書き方をもう少したくさん学びたかったかな。