あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「弥勒の月」が面白かったので、二作目を予約してみたら、すぐに来た。
「音もなく少女」が気になっていたので先に読み、続けてこの本を読んだ。
文庫470ページほどにぎっしり詰まった本の後では、「夜叉桜」は読みやすく、すぐに終わってあっけなかった。
このシリーズは三作目があるという。検索して見つけた「小暮柿」を早速予約した。
これは前作を凌ぐ出来だと思った。
信次郎は相変わらず、不可解な気質で、その気が無くても周りを振り回し、わざと言葉を使って他人の弱みをちくちくと刺し、生きることに倦み疲れたように、掴みどころが無い。
だが、なぜか清之介の店に拘り頻繁に現れる。
伊佐治は彼を好きにな