あさのあつこのレビュー一覧

  • 鬼を待つ

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    これも一気に読んでしまった。清之助の初めて見せる危うさにドキドキしてしまう。およえは、おちやは、また登場してくるのだろうか。それも気になる。ああ、次が早く読みたい!

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    2022年08月17日
  • バッテリーII

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    完璧な人が出てこなかったりして、めっちゃリアル。
    それでいて面白い。
    でも痛い部分もある。
    中学生の気持ちになれる。

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    2022年08月16日
  • 雲の果(はたて)

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    弥勒シリーズ第八弾  

    この夏休み、憑かれたように読み耽っている弥勒シリーズ。今回も一気に読んでしまった。清之助がどんどん、信次郎の事件解決のための懐刀的な存在になってきてはいないだろうか。清之助の叶えたい望みというのが、信次郎を看取ることだというのも、自分の生末を、信次郎の存在を勘定に入れて、腹をくくった末に出てきた言葉に思えた。

    このシリーズ、ますます目が離せなくなる。

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    2022年08月16日
  • バッテリーV

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    なかなか話が進まない。ちょっとイライラ。巧がやっとまともになって来たら、この巻の瑞垣はちとうざ過ぎる。ようやく次巻で完結。待ち遠しい

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    2022年08月15日
  • 花を呑む

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    主が口に牡丹の花をつっこまれ、女に取り殺されたと大騒ぎになり、店をたたむことになった東海屋の事件を端緒に物語は始まる。そこへ清之助の兄が絡んできたり、伊佐治親分の息子の嫁(おせい)がいなくなってしまったりして、まさかまさかと一気に読んでしまった。清之助が商人として生を全うできるのかが心配になってきた巻でもある。お常はまた登場するのか?

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    2022年08月13日
  • 地に巣くう

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    信次郎のが腹を刺された。襲った男は遺体で大川に上がる。探っていくうちに信次郎の父親の過去が見えてくる。信次郎はそれを暴いていこうとするが、伊佐治には耐えられない。

    「おもしれえからだよ」「人の本性を露にする。後生大事に被っていた仮面を引き剥がす。化粧を剥ぎ取って素顔をさらけ出させる。おもしれえじゃないか」

    それが信次郎である。この男にとって父親などどうでもいいのだ。見知らぬ他人と何らかわりはしない。引き剥がすべき皮を被っているかいないのか。それだけが、人を量る基なのだと、清之助は思い知る。

    「だからよ、遠野屋」「おれは、おぬしが許せねえんだ。嫌でたまんねえんだよ。厚くて滑々した皮を被ったままの男がどうにも我慢できねえ」

    それが、信次郎が清之助に興味をもつ理由なのだろうか。

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    2022年08月09日
  • 東雲(しののめ)の途(みち)

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    ネタバレ

    遠野屋清之助が、乳母であったすげに、幼い頃に言われた言葉が印象深い。

    「これから先、どのようなことがあっても耐えなされませ。清弥さまが生き延びていくためには、どのようなことにも耐えられる力を備えなければなりませぬ」「我慢に我慢を重ね、諦めに諦めを重ねることにございます。我慢し、諦め、生き抜いていくことでもあります」

    そして授けられた守り袋。すげの故郷である山重の幾代にも渡る女たちの魂がこもった守り袋に導かれ、清之助は、己の過去に立ち向かおうと心を決める。

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    2022年08月06日
  • グリーン・グリーン 新米教師二年目の試練

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    農業高校に赴任してきた2年目の先生のお話
    2作目です。
    学校で飼われているブタと話ができる翠先生
    タイトルを見て2作目だけどまぁいいかと読み出して、
    1作目も読んでいたことを思い出しました!
    よかった読んでた!

    今回は鶏を解体して、失神し
    ブタの去勢を体験し
    国語の先生なのに頑張っています。
    でもまだ自分の事にいっぱいで生徒をちゃんと見てなかったことに気付かされ・・・

    動物系のお話しが好きな人におすすめ

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    2022年08月05日
  • バッテリーIII

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    巧君が相変わらずのキャラだけど、徐々に独りよがりから変わっていこうとしていて少し読んでてイラつかなくなってきた。野球だけじゃなくチームスポーツはどんなに素晴らしくても、一人じゃできないんだよなあ~ さあ、いよいよ門脇登場、映画ではかなり早い段階で登場していたが。あと、巧君と対照的にキャプテン、ええ奴やわ~!

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    2022年07月28日
  • えにし屋春秋

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    面白かったー。
    この感じ大好き!シリーズ化になるんだろうか。
    孝子の気持ちもわからないではない気がするけど、作之進への憎悪はちょっと辛い。でもあんな目にあっていたら、「男」に対して真っ当な気持ちは抱けないかな。

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    2022年07月26日
  • 燦 8 鷹の刃

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    メインの3人と吉倉家、篠音と與次、於よう、お吉。主要メンバーが勢揃いの最終巻。

    闇神波の存在、神波の「宝」、藩の財政、襲撃された篠音と與次、お吉とこどもたち…。問題にきちんと決着がつき「ハッピーエンド」と言える結末だとは思うけど、主人公の伊月が不憫!!

    慕ってきた父に運命を弄ばれていたことが発覚し、想いを通じ合わせた於ようとは結ばれないどころかその手で最期を迎えさせることになり、強い信頼関係で結ばれていた圭寿との間に大きな秘密を抱え、その後を影として過ごした生涯。

    燦も圭寿も、ほかのみんなが愛する人と幸せな結末を迎え、自分の願いを叶えただけに、真面目で優しい伊月だけが報われなさすぎて悲しい。

    圭寿に仕えて、田鶴の人たちの暮らしを守った生涯は、幸せだったと伊月は言いそうな気がするけど、伊月個人も幸せであってほしかった。育ての母の八重が伊月を我が子以上に愛してくれていたのがせめてもの救い。

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    2022年07月17日
  • バッテリーII

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    映画見て読み始めたけど進むのが遅い。まだ、まともに試合に進まん。巧君の主張は理解できるけど、世の中それじゃどんな分野でも進まんわな。まあ、先輩はクズじゃけど。映画で見たんで先は分かってるけど、ちょっとぎゃふんと云わせることは必要だな

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    2022年07月16日
  • バッテリーIII

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    バッテリー3.
    野球部の休部のため、野球ができず欲求不満へ。
    巧も自分がやりたいだけでは、野球ができなかったということがわかっただろう。
    なぜか自己中心的な巧が少しマシに思えてきたので、3冊目だからだろうか。

    ここにきてやっと初めての野球の試合のシーン。
    練習試合とはいえ、ここまで引っ張るとは(笑)
    どんどん面白くなってきたし、次は野球強豪校との対戦みたい。
    楽しみです。

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    2022年07月07日
  • バッテリーII

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    バッテリー2冊目。
    中学校に入学して、野球部に所属して活動する。
    相変わらず巧は自己中心的な行動が多く、まわりからうく。
    そして、いじめ(喧嘩)が発覚して、野球部活動ができなくなる機器。

    巧からしたら、グランドに野球以外のことを持ち込むな。
    成績や内申などくだらない。
    っていっているけど、そこは賛成する。

    ただ、生意気すぎて、そりゃいじめられるわ。
    もう少しまわりをおもいあうことができんかな。

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    2022年07月07日
  • アスリーツ

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    あさのあつこの青春もの。
    なんというか、爽やかではない。
    ウェッティ。
    すっきりしないけど、
    それがリアルなんだよなあと納得。

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    2022年07月05日
  • 桜舞う おいち不思議がたり

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    おいちの不思議語りの2作目。
    17歳になったおいちの親友お松とおふね。それぞれが自分の夢を追いかける。おふねは桜を見て怖いと言う。不思議な表現が瞼の奥に残った。
    飾職人の新吉やならず者の与造、吉助の登場も布石を打つ。

    そのおふねに事件が起こる。おいちは自分が医者と言えないもどかしさを感じる。女医の認められない逆流の時代にふねを漕ぎ出す。おふねの名前はそういう意味なのかもしれない。

    おふねにはお腹に赤ん坊がいた。これも布石の一つになっている。前作に少しだけ置かれた石の回収がある。松庵の過去、おいちの出生、田澄十斗との関係が明らかになる。

    叔母であるおうたとその夫藤兵衛がこの作品に深みを与えている。苦悩を超えた笑いは病をも克服する。その通りだと実感する。医術に慢心は要らない。全てを治せると思うなと松庵。病やケガを診るのではなく人を診るというのは、どんな人間関係でも言えることだ。素敵な言葉である。
    また少しの布石を残して、心の中に桜が舞った。

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    2022年07月02日
  • グリーン・グリーン 新米教師二年目の試練

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    農林高校で教師2年目に突入した翠川真緑先生のお話。

    オバサンみたいな豚とお話ができるのも相変わらずだけど、農林高校っぽく家畜の相手や植物の栽培など、銀の匙みのある内容で興味深かった。

    みのりくんとの恋のお話も楽しく読めた。

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    2022年06月30日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #9

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    2019/04/18 再読。

    2023/03/24-26 再再読。

    ・おわっちゃった~。まだビヨンドあるけど……

    ・ダストシュート落ちてるところの初っ端から、ネズミへの愛の独白が止まらない紫苑やんばいな。でもほんとに、再会してから今までたくさんたくさんのできごとやそれに伴う感情があって、相手に抱く思いの変化や自分に対する自責の念だったりがあっても、あの日ネズミが伸ばした腕を紫苑が握ったのだけは真実だ、というのはすごく強い芯みたいなものだな。

    ・ふたりにとって確実に強烈な原体験であっただろうし、もしふたりが4年後再会しなくてもこの思い出でしぶとく生き続けられてたろうなと思う。


    ・ネズミを病院に運んで、イヌカシに肩を抱いてもらったときに支えてくれる体や声や温もりがありがたい、と感謝した直後に「ぼくが欲しいのは、この温もりではないのだ。この身体、この囁き、この腕ではないのだ。」って思うのちょっとウケちゃった。どんだけネズミのこと好き……

    ・ネズミを治療してくれた医師、そういえばこんな人もいたっけな!なんで忘れてたんだろ!て思ったら直後に死んじゃってた。アニメではどうなってたっけな…… 楊眠関係がかなり変わってるんだよな。


    ・人知を超えた支配者、それを鎮めることのできる少数の人、というのは今思うとかなりガッチガチのSFだな。初見/初読のころは、エリウリアスの存在がだいぶ浮いてるように感じてた気がするんだけど、ディストピアといえどかなり理解しやすい(未来としてありえなくないくらいの)世界観の中に急にブッ飛んだフィクションの存在が出てきたからかも。

    ・あと、エリウリアスって海外の神/異形っぽい感じ? クトゥルフとかそういう……クトゥルフ読んだことないから細かくはわかんない。適当なこと言ってる。ごめん。あんまり日本の神っぽくない感じだなって思った。

    ・そもそもNO.6(都市)が宗教とかほぼ無くなってるからな。だからかも。おもしろい。


    ・「きみのいない世界なんて、意味がない。ネズミ、なんの意味もないんだ」←ほんとにすごいな紫苑少年は。情熱的にもほどがある。大きくなったらどうなっちゃうの。

    ・エピローグの終わり方もすご~く良いな…… 壁がなくなったこと、地下世界に住んでいた人が森で定住できるようになったこと、矯正施設の跡が公園になったこと(これはちょっと怖いな)、変化したことを描写して、NO.6という都市を過去のものにしたラスト、良い……

    ・良い小説!こんなの中学生のときに読んだらおかしくなっちゃうよな(おかしくなった人より)。実はビヨンドの内容はほとんど覚えてないので楽しみ。本編よりも読んだことない気がする。

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    2023年03月28日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #8

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    ネタバレ

    2019/04/16 再読。
    ・2023/03/21-22再再読。

    ・は~。沙布……

    ・どうやっても間に合わなかったの切なすぎる。違和感にネズミが気づいているのに紫苑がぎりぎりまで気づかなかったのもつらい。

    ・沙布がどんな姿になっていようとも助け出そうとする紫苑、本当に紫苑。理想をしっかりと実行しようとするところはすばらしいよ、ほんとに。沙布に今までのことを語りたい、新しい友人たちを紹介したい、と頭の中で沙布に話すシーン切ないな。

    ・沙布と再会した直後、心の中で沙布に語りかける紫苑の一人称が「おれ」になっていて、沙布と紫苑が友人同士でなく、男女の関係として隣にいる未来ももしかしたらあったんじゃないかなと思った。少なくとも4年前にネズミと会ってなかったらの話になるのかもな……

    ・月薬もそうなんだけどさ…… NO.6(作品)って結構容赦なく「死ぬやつは死ぬ」だよなと思った。コンセプト自体そういうもんだからまあ、そうなんだろうけど、つれえ。


    ・イヌカシと力河視点の方もかなり好きだ。みんな頑張ってる(特にイヌカシね)。イヌカシは勘がいいし機転もきいてる。頭の中の(心の中の?)ネズミに鼓舞されながらしっかりと動いていてすごいよ。


    ・なんで沙布を殺した、と取り乱してしまう紫苑に、あんたの言う通り利用したんだと言うネズミつらいな~。紫苑に殺人をさせてしまったこともあり、本当にそうだったんじゃないかと萎えてしまっているネズミ…… 自分に言い聞かせているようでもある。

    ・動けなくなってしまったネズミに「ひとりで逃げろ」と言われてぶちぎれる紫苑、いいな、かっこいいぞ。そんなこと紫苑ができるわけないとわかっていそうなのに、どうしても言わなきゃいけなかったんだろうな。

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    2023年03月26日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #7

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    ネタバレ

    2019/04/13 再読。


    ・2023/03/18-19 再再読。

    ・欲まるだしなんだけど、やっぱこの巻かなり好きだな…… 矯正施設の中に入って一気に緊張感が増して、お互いのことをもう一度見直したというか改めて認識しなおしたみたいな雰囲気感じる。


    ・イヌカシとシオンもなー…… なんか、イヌカシに対してやっぱり母性があるんだなあとかそういう…… 母としての役割をあんまり求めたくないと思ってしまうんだけど、イヌカシなりにシオンのことを大事に大事に育てようとしていて良い。赤子からの信頼にしっかりと応えようとしていて、良い保護者だよ。

    ・必ずシオンのもとに帰る、と決意するところもたまらんな、ネズミと紫苑を助け出して、しっかり自分も生きて帰ると信じている……


    ・倒した兵士のことを「仕方ない」と言った紫苑にたっぷり5ページ分「あの紫苑が…… 仕方ないって……」って悩んでるネズミ愛おしいな。紫苑が思っているより、ネズミは紫苑の言葉に影響されてんのたまらん。

    ・そのあと小型爆弾セットしたときに「この位置じゃきみがぼくの盾になってるみたいじゃないか」って言われて「この状況で位置関係なんかどうでもいい、ばか」と返すけど、内心(どんな状況下でも他者のことを忘れない…… 紫苑だ……)って安心してるのすごいよほんと。他者のことを忘れないというか、ネズミだからなんだよな。


    ・羅史に撃たれて紫苑の腕の中で「やっぱりあんたと死ぬんだな」と受け入れるネズミ、たまらんたまらん。紫苑が反撃すると思ってなかったんだな、ほんとに。ネズミの中で紫苑がどれだけ清らかなもので、聖なるもので、汚れを知らないものであった/あってほしかったのかがここで強く感じられる。

    ・失意のままに羅史を撃って自責の念に駆られていた紫苑が、ネズミを捉えた途端「瞳の中に歓喜が閃く。笑みが大きく広がる。安堵の吐息がもれる。」と描写されててきぱきネズミの手当に戻るの、すごく、良い…… ネズミに自分がしたことを暗に示されて錯乱するけど、ネズミの涙で正気に戻るところもすごい。紫苑の中でネズミという人間の存在のデカさ。

    ・ネズミの涙たまらんなあ。この作品の中でさ、ネズミの涙って全部紫苑のために流れてんだよなあ。

    ・エレベータの中で、祈りのために組み合わされるかと思った指がそのままこぶしになった、とネズミが紫苑を見てるところ、すごくいい。今まであんまり印象に残ってなかったシーンだったんだけど、ここすごくいいな。この期に及んで、紫苑に「他者に慈悲をかけるやさしさ」みたいなものを無意識に望んでしまってるような気がする。


    ・月薬さ!!?ほんと死なないでよかったよね!!?!? 必要な犠牲とかそんなんじゃなくてほんとに死なないでよかったよね…… 

    ・つらすぎる。

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    2023年03月22日