あさのあつこのレビュー一覧
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初出 2019〜20年「文蔵」
「おいち不思議がたり」シリーズ第5作
長屋住まいの町医者松庵の娘おいちは、父の往診中、荷車にはねられた老婆の手当をしたが、後日様子を見に行くと行方不明になっていた。おいちには助けを求める老婆の映像が見えた、目明かしの仙五郎親分の話だと3人の御薦さんも行方不明だという。そして、老婆は毒殺死体で見つかった。
似たような事件は長崎でも起きていた。ちょうどおいちが女医を育てようとする長崎帰りの医師の未亡人が油問屋の「新海屋」の離れで開く塾に入ろうとしており、老女も自分をはねた荷車の「新海屋」へ向かっていたことがわかり、仙五郎とおいちは「新海屋」に乗り込むが監禁され -
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不思議な能力を持った娘おいちが、岡っ引きの仙五朗とともに、江戸の下町で起きた事件を解決するシリーズの第4弾。
今回は、いわくあり気な女性を助けたことにより、その女が産み落とした赤児を巡って、お家騒動に巻き込まれる。
事件解決後、おいちは、女たちのための療養所を作りたいと明かす。
お市の夢が叶うか、今後も見守って行きたい。
本筋ももちろん面白いが、それに加えて毎回楽しませてくれるのが、おいちの父松庵と、おいちの伯母おうた(松庵の姉)との掛け合い。
今回も、おうたが松庵に次々と難癖をつける。
「立て付けの悪い雨戸みたいな顔」
「考えなしの極致の松庵さん」
「潰れた梟みたいなご面相」
「風邪を引いた -
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ネタバレ「白兎」シリーズ、最終巻。生と死の狭間に生きる白兎は、不思議な存在だと認識されてもなお、自然と受け入れられていきます。
結局、思考をさらしてしまうことは野暮だから、彼自身の思いが語られることはなかったんですが、役目についてどう思っているのか知りたかった気持ちはあります。言葉の端々には出てきているけど、歯がゆい思いをしつつも、何故その役目を果たそうとしているのかとか。なぜ少年の姿なのかとか。
> 生きることが希望だと思わないけれど、死もまた救済にはならない
40代にもなると、生まれた意味を問い続ける時間は終わって、ずいぶん前から、生きた証を残していくことに時間を費やすことが必要になり -
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ネタバレ少年の名前が白兎だったので、主人公は騙されて滑稽な感じで終わるのかなと思いましたが、違いました。因幡の白兎ではなかった。
人でないものの扱いが斬新で面白かったです。少しづつ増えていく謎が、いろいろな登場人物の過去と混ざり合っていて、それが繋がっていく展開にドキドキしました。過去の事実と出会うたびに揺さぶられていく主人公が、不審に思いながらも、女の子を大切に扱っているところが虚しさを誘ってきます。妄想だと言われた時の絶望感を一緒に味わいました。
背負った罪は消えないと言いつつも、最後は、捕らわれた過去と決別できそうな希望で終わります。過ちや罪は、その過程で希望があるからこそ、重さを知ることに -
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ネタバレこの本は、小学生の頃に読んで以来、久しぶりに読みました。
綺麗なお話です。主人公は重たい境遇ですが、最後は綺麗に終わってくれてとても安心しました。
文章がとても丁寧で、走るシーンの描写の美しさ、爽やかさが感じられます。
登場人物全員が良い人すぎます。
マネージャーの杏子、いつも碧季を信じてくれる監督の箕月、辛い時に助けてくれる久遠。病院の先生の熊泉。みんなが碧季を支えようとしてくれていて、でもそれを素直に受け取れない碧季の気持ちも分かるしハラハラしました。
父さんが最後杏樹に噛まれるところはスカっとしました。お前が元凶だぞ。自分を見つめ直せ。
碧季(あおい)っていう主人公の名前が綺麗で、こ -
ネタバレ 購入済み
これで終わり!?
終わりが締まらない。
バタバタ終わらされた感じ、続編があるなら是非見たい。
途中までの駆け引きとか謎を解明する感じとか仲間や家族っていうコンセプトはとても魅力的でスラスラ読めた。本当に終わりさえよければって感じ。 -