あさのあつこのレビュー一覧

  • 星に祈る おいち不思議がたり

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    初出 2019〜20年「文蔵」

    「おいち不思議がたり」シリーズ第5作

    長屋住まいの町医者松庵の娘おいちは、父の往診中、荷車にはねられた老婆の手当をしたが、後日様子を見に行くと行方不明になっていた。おいちには助けを求める老婆の映像が見えた、目明かしの仙五郎親分の話だと3人の御薦さんも行方不明だという。そして、老婆は毒殺死体で見つかった。

    似たような事件は長崎でも起きていた。ちょうどおいちが女医を育てようとする長崎帰りの医師の未亡人が油問屋の「新海屋」の離れで開く塾に入ろうとしており、老女も自分をはねた荷車の「新海屋」へ向かっていたことがわかり、仙五郎とおいちは「新海屋」に乗り込むが監禁され

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    2021年07月25日
  • 星に祈る おいち不思議がたり

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    この時代の女性が学ぶというのは想像もつかないくらい障害が多かったのでしょうね。強欲だけど、貫いて欲しい。おうた伯母さん、好きです

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    2021年07月24日
  • 火花散る おいち不思議がたり

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    不思議な能力を持った娘おいちが、岡っ引きの仙五朗とともに、江戸の下町で起きた事件を解決するシリーズの第4弾。
    今回は、いわくあり気な女性を助けたことにより、その女が産み落とした赤児を巡って、お家騒動に巻き込まれる。
    事件解決後、おいちは、女たちのための療養所を作りたいと明かす。
    お市の夢が叶うか、今後も見守って行きたい。
    本筋ももちろん面白いが、それに加えて毎回楽しませてくれるのが、おいちの父松庵と、おいちの伯母おうた(松庵の姉)との掛け合い。
    今回も、おうたが松庵に次々と難癖をつける。
    「立て付けの悪い雨戸みたいな顔」
    「考えなしの極致の松庵さん」
    「潰れた梟みたいなご面相」
    「風邪を引いた

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    2021年07月16日
  • 白磁の薔薇

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    ネタバレ

    「白兎」シリーズ、最終巻。生と死の狭間に生きる白兎は、不思議な存在だと認識されてもなお、自然と受け入れられていきます。

    結局、思考をさらしてしまうことは野暮だから、彼自身の思いが語られることはなかったんですが、役目についてどう思っているのか知りたかった気持ちはあります。言葉の端々には出てきているけど、歯がゆい思いをしつつも、何故その役目を果たそうとしているのかとか。なぜ少年の姿なのかとか。

    > 生きることが希望だと思わないけれど、死もまた救済にはならない

    40代にもなると、生まれた意味を問い続ける時間は終わって、ずいぶん前から、生きた証を残していくことに時間を費やすことが必要になり

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    2021年07月11日
  • 藍の夜明け

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    ネタバレ

    自分が信じられず理解できない怖さが、日常に潜んでいたらと、想像できそうでできません。

    どんな切っ掛けで、この先の道を選ぶかなんて分からないけれど、後悔のない道を選びたくても、その選択さえもなかったとしたら、どう生きて行けばいいのかわからなくなりそうです。それでも、間違ってしまったとしたら、償いながら、生きて行くのが残された唯一の道なのでしょうか。

    四分の一が時代小説なので、あさのさんの時代物を読んでない人はきっとびっくりですね。

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    2021年07月11日
  • バッテリーVI

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    中学生の野球の話なのに、70才近いじいさんが、感動して、6冊読んでしまいました。 途中間延びしたけど、面白かった❗️

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    2021年07月05日
  • 藤色の記憶

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    ネタバレ

    意図せず、被害者が加害者を作る。生きる力の弱い者は、いろいろな切っ掛けで落ちていく怖さがありました。欲しいもの、望んでいるものが分かる人間は強い。強く生きて、自分の不幸を他人の所為にせずに生きて行きたいものです。

    白兎シリーズ第2弾です。白兎は何のために存在するのか、なんとなーく役割が描かれいました。特定の人物しか見ることはできないけれど、肉体があって血が流れている、そして思わせぶりな態度も謎を深めるばかりです。正体は明らかになるのかなぁ。

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    2021年07月04日
  • 緋色の稜線

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    ネタバレ

    少年の名前が白兎だったので、主人公は騙されて滑稽な感じで終わるのかなと思いましたが、違いました。因幡の白兎ではなかった。

    人でないものの扱いが斬新で面白かったです。少しづつ増えていく謎が、いろいろな登場人物の過去と混ざり合っていて、それが繋がっていく展開にドキドキしました。過去の事実と出会うたびに揺さぶられていく主人公が、不審に思いながらも、女の子を大切に扱っているところが虚しさを誘ってきます。妄想だと言われた時の絶望感を一緒に味わいました。

    背負った罪は消えないと言いつつも、最後は、捕らわれた過去と決別できそうな希望で終わります。過ちや罪は、その過程で希望があるからこそ、重さを知ることに

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    2021年07月03日
  • 東雲(しののめ)の途(みち)

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    伊佐治親分、なんで旅に付いていくなんて口走っちまったんだろうって言ってるけど必然です。

    伊佐治親分=読者なので。
    奥様のおふじさん、素敵ですね。
    奥さんには敵わない方がきっと幸せだと思います。

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    2021年06月30日
  • ランナー

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    ネタバレ

    この本は、小学生の頃に読んで以来、久しぶりに読みました。
    綺麗なお話です。主人公は重たい境遇ですが、最後は綺麗に終わってくれてとても安心しました。
    文章がとても丁寧で、走るシーンの描写の美しさ、爽やかさが感じられます。

    登場人物全員が良い人すぎます。
    マネージャーの杏子、いつも碧季を信じてくれる監督の箕月、辛い時に助けてくれる久遠。病院の先生の熊泉。みんなが碧季を支えようとしてくれていて、でもそれを素直に受け取れない碧季の気持ちも分かるしハラハラしました。
    父さんが最後杏樹に噛まれるところはスカっとしました。お前が元凶だぞ。自分を見つめ直せ。

    碧季(あおい)っていう主人公の名前が綺麗で、こ

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    2021年06月17日
  • ヴィヴァーチェ【2冊 合本版】 『ヴィヴァーチェ 紅色のエイ』『ヴィヴァーチェ 宇宙へ地球へ』

    ネタバレ 購入済み

    これで終わり!?

    終わりが締まらない。
    バタバタ終わらされた感じ、続編があるなら是非見たい。

    途中までの駆け引きとか謎を解明する感じとか仲間や家族っていうコンセプトはとても魅力的でスラスラ読めた。本当に終わりさえよければって感じ。

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    2021年06月14日
  • 弥勒(みろく)の月

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    おもしろい、続きを読みたくなるシリーズです。
    一作で終わりかと思ったら、続きがありました。
    キャラクターが素敵

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    2021年06月05日
  • 火花散る おいち不思議がたり

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    母と子/赤子、泣く/小さな手/夢の女/白い火花/
    遠い煌めき/想いの花/見知らぬ人/風に揺れて/
    やがて、朝が

    おいちに 見えるもの、おいちに 聞こえる声。
    おいちのもとで産み落とした赤子を置いて、母はなぜどこへ行ったのか。
    母の分まで幸せになるんだよ……

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    2021年05月30日
  • 白磁の薔薇

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    嵐により道が崩壊し、外界から閉ざされた豪華なホテルで起きる殺人事件。
    関係する人物は限られており、正当な密室殺人を扱った本格ミステリーかと。
    しかし、本書はやはり白兎シリーズの4。
    「この世にいてはいけない魂を還すのが、おれの役目ですから」と、白兎が登場する。
    読者の前に二重三重に用意された扉が、次々と開いてゆき、登場人物たちの真の姿が明らかにされる。
    「生と死のあわいに存在する者」として白兎を据え、生と死を巡る言葉を綴るこのシリーズ。
    『バッテリー』などとは一線を画し、『弥勒』シリーズとともに、著者の多様性を示す作品。

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    2021年05月30日
  • バッテリーII

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    少年たちの行動に、自分の中に灯る火ダネを見つけたような気分。本を読んで久々に感じた感情でした。監督が自分の宿題の答えを探しに行くシーン、目頭が熱くなりました。

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    2021年05月26日
  • 燦 4 炎の刃

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    圭寿の兄、継寿の側室だった静門院登場で、物語に色香が加わるのか~?と思いきや・・。次巻が手元にあってよかった的な展開。

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    2021年05月25日
  • 桜舞う おいち不思議がたり

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    再読
    4作目を読んでから読み直したら、おいちの出生の秘密が明かされていた。6年も経つと、すっかり忘れてしまったことに驚く。血が繋がっていない父と伯母とのやり取りは本当の子供以上。他のシリーズも次々と出版されているので難しいとは思うが、間を開けずに書いて欲しいと思うシリーズだ。

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    2021年05月21日
  • 火花散る おいち不思議がたり

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    弥勒シリーズのような人間の暗さや切なさを感じさせる上に、霊感を持った主人公が謎を解決してゆくので益々全体に暗さを帯びる。今回も赤ん坊の父親はハッキリしなかったが、武家のお家の事情により母親を殺さざるを得ない羽目に落ちた下手人達が哀れだった。口煩い伯母と抜けたような父親のやり取りがホッとさせる。

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    2021年05月15日
  • 雲の果(はたて)

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    弥勒シリーズ第八弾。
    遠野屋の元番頭が亡くなった。遺品の中にあった変わった手触りの帯。
    それは、火事場で死体で見つかった女の元にあった燃えかすの帯と同じ織のものだった。
    事件を追う信次郎と伊佐治、そして遠野屋の清之介。
    今作は遠野屋の過去については控えめで、シンプルにミステリー作品として引き込まれ楽しめたように感じます。

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    2021年05月10日
  • X-01 エックスゼロワン [参]

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    パラレルワールドのドッキング物と思っていたら、予想外の交差で、そして次巻につづくになってしまった。かなり展開は早い。
    将軍の妻カランテアが案外道理のわかった人だったのが何となくかわいそうだった。
    これからどうなるの?次巻が気になる。

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    2021年05月10日