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少年たちの葛藤と成長を描く、文庫書き下ろしシリーズ第2弾。江戸での生活がはじまった。伊月(いつき)は藩の世継ぎ・圭寿(よしひさ)とともに窮屈な大名屋敷住まい。一方、異能の一族に生まれ育った少年・燦(さん)も、祖父の遺言を守り、江戸の棟割長屋に暮らす。その2人が町で出会った矢先に不吉な知らせが届く。さらに屋敷でも圭寿の命を狙う動きが――。一気読み必至のエンターテインメント時代小説。江戸の世を少年たちが躍動する!
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Posted by ブクログ
伊月も圭寿も燦も、登場人物が生き生きして、次どう動くか楽しみ。圭寿の書いた戯作もリンクするのかこれも読みたい。
シリーズ第2弾の舞台は江戸。 伊月は世継ぎが決まった圭寿とともに江戸の大名屋敷住まい。そんな折、圭寿から頼まれごとをされ、単身江戸の町へ。伊月の知らぬところで、やや不穏な動きが。そして、町からの帰り道に掏摸に出くわし、ひょんなことから燦とも再会する。 屋敷に帰り着いた伊月のもとに、圭寿暗殺の動き...続きを読むがあるとの知らせが。そして、それを知らせた者は闇夜で何者かに斬られ…。時を同じくして伊月の財布をすった子どもが惨殺され、その場に燦も出くわし…。 闇夜で蠢く何らかの陰謀、そして闇夜を切り裂く一閃の光。激動の始まりを告げる第2巻。
【本の内容】 <1> 江戸から遠く離れた田鶴藩。 その藩主が襲われた。 疾風のように現れた刺客は鷹を操り、剣も達者な謎の少年・燦。 筆頭家老の嫡男・伊月は、その矢面に立たされるが、二人の少年には隠された宿命があった―。 尋常でない能力を持つ「神波の一族」の正体とは? 少年たちの葛藤と成長を描く著者待...続きを読む望の文庫書き下ろし新シリーズ第一弾。 <2> 江戸での生活がはじまった。 伊月は藩の世継ぎ・圭寿とともに窮屈な大名屋敷住まい。 一方、異能の一族に生まれ育った少年・燦も、祖父の遺言を守り、江戸の棟割長屋に暮らす。 その二人が町で出会った矢先に不吉な知らせが届く。 さらに屋敷でも圭寿の命を狙う動きが―。 少年たちが江戸を奔走する、文庫オリジナルシリーズ第二弾。 <3> 「圭寿、死ね」。 江戸の大名屋敷に暮らす田鶴藩の後嗣に、闇から男が襲いかかった。 同じころ、伊月は、藩邸の不穏な動きを探らせていた石崎文吾の無残な死体を前にしていた。 そして燦は、江戸で「神波の一族」を知る人物に出会う。 彼らにいったい何が起ころうとしているのか。 少年たちが躍動する文庫オリジナルシリーズ第三弾。 <4> 「闇神波は本気で我らを根絶やしにする気だ」。 刺客、暗殺、陰謀。江戸で男が次々と闇から斬りつけられる中、燦はついに争う者たちの手触りを感じ始める。 一方、伊月は藩の代替わりの準備に追われるが、圭寿の亡き兄が寵愛した美しき個室・静門院が面会を求めてきて…。 少年たちが苦悩する、文庫オリジナルシリーズ第四弾。 <5> 燦、助けてくれ。 頼む、燦。―圭寿の亡き兄が寵愛した側室・静門院の住まう屋敷からの帰り道、刺客に襲われた伊月は、生死の境をさまよい続ける。 正体を現さぬ敵、闇神波への激しい怒りに揺り動かされる燦が静門院のもとを訪ねると、予想外の真実が明らかになり…。 少年たちがもがく、文庫オリジナルシリーズ第五弾。 [ 目次 ] <1> <2> <3> <4> <5> [ POP ] タカを思うように扱い、超人的な速さで藩主を襲撃した若者燦。 そのたたずまいと技に魅了されつつ、主君と藩を守るために立ち向かう筆頭家老の嫡男伊月。 武芸に秀でた2人の若者の縁と、その宿命にあらがう葛藤。 文庫書き下ろしシリーズ第1弾。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
なんだか気になる終わり方だったので、早く続きが読みたいです。小説自体は、時代小説ですがすんなり読めて、あさのさんらしい文脈や登場人物でした。ですが、普段のあさのさんとは違った、あさのさんの新しい一面を見たような気もします。児童書やら、SFやら、時代小説やら、本当に多才だなぁ。 2巻では、伊月と圭寿...続きを読むが中心的に書かれています。そして、伊月は燦に、燦は伊月に互いに違った生き方に興味を持っているように感じられました。さらにそこに、圭寿の縛られた生き方も見られ、3人の違いがはっきり主張された2巻だと思いました。 これからどうなっていくのやら…
舞台は江戸へ。どう見ても曲者の須賀屋登場。きっと燦にも深く関係してくる。 主人公のはずの燦は今回あまり目立った活躍なし。
あさのあつこ節全開です。 物語が江戸に移り、3人が物語の中でどのようなメロディーを奏でるのか、楽しみ。
一巻が燦と伊月が強かった分、二巻は伊月と圭寿が強かったかもです…あさの先生は時代設定を変えても、少年の惹かれるものが描けるの凄いです…続きが気になる
2か月位間が空いてしまったが、それでもすんなり読めてしまうのは若さゆえの補完力か、はたまたそれを感じさせないほどの作者の筆力か。 伊月と燦のつながりっていうのが今後どう展開されていくのかがとても楽しみだったり。
絶対の信頼関係で結ばれた圭寿と伊月の主従関係が素敵です。 伊月と田舎の村で小さな道場を開き、好きな戯作を書きながら つつがない日々を送りたい――…。 そんなささやかな夢を抱きながらも、一国の主としての運命を背負った圭寿と、名家の長子に生まれながら主の影として生きる道を定めた伊月。 二人の行く末が気に...続きを読むなるところ。 また、伊月が武士として圭寿に人生を捧げることを心に決めた一方で、生き別れた双子の兄弟である燦が何にも縛られず心のままに生きる姿にどこか心ひかれていく様子も気がかりです。 圭寿、伊月、燦。 三人が出逢ったとき、運命は変わるのでしょうか。 次巻が待ちきれません!
すっかり登場人物やストーリーを忘れていたが、ちょっと読んで甦った。 相変わらずの心理、情景描写が巧みだ。 あっというまに読めてしまうのは、文庫本のフォントの大きさとページ数の少なさ。 まだまだ一波乱も二波乱もありそうで次巻が楽しみ。
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