あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの本は、小学生の頃に読んで以来、久しぶりに読みました。
綺麗なお話です。主人公は重たい境遇ですが、最後は綺麗に終わってくれてとても安心しました。
文章がとても丁寧で、走るシーンの描写の美しさ、爽やかさが感じられます。
登場人物全員が良い人すぎます。
マネージャーの杏子、いつも碧季を信じてくれる監督の箕月、辛い時に助けてくれる久遠。病院の先生の熊泉。みんなが碧季を支えようとしてくれていて、でもそれを素直に受け取れない碧季の気持ちも分かるしハラハラしました。
父さんが最後杏樹に噛まれるところはスカっとしました。お前が元凶だぞ。自分を見つめ直せ。
碧季(あおい)っていう主人公の名前が綺麗で、こ -
ネタバレ 購入済み
これで終わり!?
終わりが締まらない。
バタバタ終わらされた感じ、続編があるなら是非見たい。
途中までの駆け引きとか謎を解明する感じとか仲間や家族っていうコンセプトはとても魅力的でスラスラ読めた。本当に終わりさえよければって感じ。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ***ストーリー***
飲み屋で男二人が喧嘩をした。一人は大怪我、殴った男は遁走の果てに首を吊った。町方にすれば“些末な”事件のはずだった。しかし、怪我を負った男が惨殺されたことから事態は大きく展開し、小間物問屋〈遠野屋〉の主・清之介の周囲で闇が蠢く。北町奉行所定町廻り同心の木暮信次郎と岡っ引の伊佐治が辿り着いた衝撃の真相とは――。一気読みのシリーズ第九弾。
***感想***
今回の小説も表現が豊かで、初めて見る言葉が多く、勉強になりました。
前半は展開が遅く、物足りない印象でしたが、八代屋が殺されたところから一気に解決まで動き、とても面白かったです。
*好きなセリフ
P78-79の八代屋 -
購入済み
思ったより短かったけど、素敵
想像以上に短く、シンプルな物語だった。
物語というよりは、なんてことない一日の、ほんの一部分を切り取って小説にしたような作品。
その短さの中に、思春期特有の強がりだとか弱さが垣間見えて、読んでて甘酸っぱい気持ちが蘇る。
暇つぶしには良いかもです。