あさのあつこのレビュー一覧

  • 燦 8 鷹の刃

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    最後は結構駆け足感が否めませんが、まさかの展開で一気読みしてしまいました!これで終わりだなんて信じられませんが悪くはなかったです

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    2022年03月05日
  • ガールズ・ブルー

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    普通に?元気で可愛らしい子を中心に、病弱だけど精神は誰にも負けないくらい強い子、優秀な弟、その弟と比べられながらもあっけらかんと生きている子、、など沢山の魅力的なキャラクターが登場する、リアルで爽やかで少し羨ましくもなるような物語でした。

    ページ数も内容も、中高生でも読みやすくなっていると思います。

    『ガールズ・ブルー』というタイトルですが、女子はもちろん、全てのジェンダーの方にオススメです。

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    2022年02月21日
  • 木練柿(こねりがき)

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    ネタバレ

    「弥勒」シリーズ第三弾。今回は短編集。表題になっている「木練柿」は、清之助が刀を捨て、遠野屋の婿として迎え入れられた頃の回想が挟まっていて興味深い。清之助と義母おしのとの関係もまた変化しているようだ。おりんは清之助を闇から救い出し、陽の下へ立たせてくれた。そのおりんはもういないけれども、伊佐治のように、清之助が商人としての生を全うできるよう願わずにはいられない。

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    2022年02月19日
  • バッテリーII

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    中一の巧は面倒くさい奴であまり好きになれない。大人の目で見ると、このさき巧には挫折しか待っていない気がする。小六の豪が言った「おまえ、きっと、ピンチに弱いぜ」は本当のような気がする。野球部にすぐに入部しない巧の態度は、新田東中野球部そのものをばかにしている。実力もあって自信もある姿は羨ましいが、まだ十三歳だ。強くて上手くなりたいなら、監督や先輩から謙虚に学ぶ姿勢は必要だと思う。巧がやりたいのは野球なのだろううか?、と思う。巧がやりたいのは自分の球をしっかり受け取ってくれる豪を相手に渾身の速球を投げることなんじゃないかな。極端な話、バッターも要らない気もする。だって、打たれるなんて思っていないの

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    2022年02月22日
  • もう一枝あれかし

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    短編集、とも違うなあ、とある藩のあちこちの、男と女の生き様アンソロジーというか。奥に同じ景色がある粋な設定。

    甚三郎始末記/女、ふたり/花散らせる風に/風を待つ/もう一枝あれかし

    柚香下川、槙野川の流れるとある小藩、小舞藩、これ架空なんだろうけれど、読み終える頃にはこの藩の景色がなんとなく見える。季節の移ろいも、ひとの暮らしも。それぞれの短編の人間関係はつながってないんだけども、おなじ藩のおなじ時代の出来事で、こういう設定の短編はありそうでなかった。視点は侍であったり武家の妻であったり女郎であったり。立場さまざまで男と女が思いを抱え。ラストの「もう一枝~」は肉付けすれば映画になりそう。秘め

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    2022年02月15日
  • 夜叉桜

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    ネタバレ

    清之介がかどわかせた中盤から一気にのめり込んでしまった。清之介の不屈の精神が、どうぞ全うされますようにと祈る思いで、きっとこのシリーズを読み進めていくと思う。

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    2022年02月09日
  • 鬼を待つ

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    何でもない事件が遠野屋を巻き込む大きな事件と発展する。そして、清之介に縁談が・・・あの源庵が・・・と、これ以上書くとネタバレしそうなので止めておく。今回は新たなキャラクターが登場。一人は清之介に恋焦がれる大店の娘おたや、そしてもう一人はおたやの付き人のおよし。だが何時も冷静沈着な清之介がおたやの付き人のおよしに心を揺さぶられるのである。それもそのはず、おたやは亡くなった清之介の女房おりんに瓜二つだった。次作には、この二人の女が物語をあらぬ方向へ進めて行く予感がする。ドラマチックな展開を期待したい。


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    2022年02月07日
  • 花を呑む

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    牡丹の花びらを口の中に押し込まれた奇怪な事件から始まる物語。それは何を意味するのか。何時もの事ながら、呆れるほど性根の捻じ曲がった信次郎ではあるが、神がかり的推理力で犯人を割り出す。今回の作品は、中盤当たりでほぼ先が見えた内容で些か残念なストーリー。だが、終盤にあの女が黒幕で出てきたのには「ここに繋げたのかー!」と思わず唸ってしまった。やはり、読者を魅了する素晴らしい作家である。

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    2022年02月05日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    ネタバレ

    ★4.5
    都市の再建委員として業務に励む紫苑
    ヨウミンを陥れるまでになってしまっていて、最初の紫苑を知っているだけに心が苦しかった。結局新しいNO.6が出来上がってしまうんだなと。
    けどそれが人間なのかもしれないなって、本質を語る本でした。
    ネズミと紫苑の父親が出会う所もよかった。感動的な出会いでもなく、普通の出会い。最悪とも言える父親。
    これからの未来には絶望もなければ希望もない。

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    2022年01月30日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #9

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    ネタバレ

    ★4.5
    名作なのは知ってた。ずっと読んでなかったこなかったことをとても後悔した。
    ディストピア小説の金字塔!って感じ。
    ストーリーも分かりやすいし、キャラも立ってる。
    一人一人の生い立ちとか、経験とか、すべてがギュッと詰まってて。でも紫苑に会ってみんな自分の感情がぐるぐる分からなくなって、紫苑は紫苑でネズミ達に会ってすべてがひっくり返って、そんな中で自分も揺らいでいく。

    紫苑が自分で気づかないまま闇に落ちていく過程がいい。ネズミはそれを間近で見て、感じで、心動かされたあの純粋無垢な紫苑に戻って欲しいと願う。そんな自分が嫌になる。

    NO.6はただの実験施設だったんだね。
    人が人を支配しよう

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    2022年01月29日
  • 明日へつながる5つの物語

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    紐解いたのは、「岡山藩物語」が収録してあると聞いたから。岡山市が自治体PR誌としてつくった6篇の短編集なのだが、未取得だった。此処には2篇載っている。古代がテーマのあと4篇が不掲載だったのは残念だったけど、これも読み応えあった。

    この短編集全部、時代や地域の周辺で頑張っている者たちに焦点を当てている。池田綱政なんて、名君で父親の池田光政と比べると知られていないし、地元では名臣・津田永忠こそ知られているけど全国的には無名である。ましてや、国宝・閑谷学校のあの見事な石の壁を築いた石工なんて、誰も知らない。後楽園の造営、備前平野の広大な沖新田の干拓を支えた高い技術の基に、大阪で孤児になった藤吉の頑

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    2022年01月26日
  • 明日へつながる5つの物語

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    そうか、父上も迷っておられたのだ。悩み、戸惑い、己を見失い、苦悩していた。今のわしと同じように、だ。
    その迷いを悩みを戸惑いを越えて、国主の役目を全うした、全うできた。それは…

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    2022年01月26日
  • NO.6 [ナンバーシックス](2)

    A

    ネタバレ 購入済み

    快適に管理された聖都市での全てを捨て、「ネズミ」とともに脱出した紫苑。命がけで逃亡した先は、紫苑が初めて目にする壁の向こうの世界、西ブロックだった。

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    2022年09月30日
  • NO.6 [ナンバーシックス](1)

    A

    ネタバレ 購入済み

    幼い頃から未来を約束されエリートとして育った紫苑は、12歳の誕生日の嵐の夜、「ネズミ」と名乗る傷ついた少年を匿ってから、運命が急旋回する。

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    2022年09月30日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #9

    購入済み

    十数年ぶりのNo.6

    小学校か中学校のときに図書室にあったNo.6を読んでいました。当時最終巻を読まずに卒業してしまいましたが、ふと表紙を目にしてその内容を思い出し、すごく気になって購入しました。
    奇病の正体、No.6の成り立ち、ネズミと紫苑の関係といった物語の中核が明らかになる回で、一気に読み進めてしまいました。
    小さい頃に読んだ話ですが、いま読んでも心に来るものがあります。奇病に混乱する人々の不安などは、当時よりも今のほうがよく理解出来、そのために紫苑の勇敢さ、ネズミの抱く紫苑に対する思いをよく感じることができました。

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    2022年01月09日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    ネタバレ

    NO.6崩壊後、留まり再建メンバーとなった紫苑と気ままに旅をするネズミ。
    どんどん変わっていく紫苑を見るのが辛かった。
    本編でもその予兆はあったけど、それを目の当たりにすると心にくるものがあった、、、。
    紫苑の隣にネズミがいてくれないと、もう取り返しのつかないところまでいってしまうのではないかと不安になった。
    また続編があったとしたら、そのときは再開して、紫苑を止めて欲しい。

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    2022年01月08日
  • 星に祈る おいち不思議がたり

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    おいちが怪我を治療した老女が突然失踪する。それ以外にも界隈では物乞いが数名失踪しているらしい。いつものように仙五朗親分と事件を追うおいち。
    一方で松庵の元に長崎帰りの実の兄が弟子入り。同じ時期に長崎の高名な医師の未亡人が江戸に来て女性のための医塾を開くという。兄・十斗の勧めで入塾することにしたおいちは女医になる目標を定める。更に新吉からの突然のプロポーズをあっさり受け,医術を学びながら所帯を持つ決心をする。
    人生の転機を迎えつつ,事件の解決に奔走するおいちの話。
    事件には江戸時代の女性の立場の難しさも関係していて。つくづくおいちは恵まれている。これからどうやって生きていくのか大方見当がついてし

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    2022年01月07日
  • グラウンドの空

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    野球はあまり興味がないけど、瑞希が、心を閉ざしてしまっている作楽と1対1で野球に目を向けさせていたのがすごいと思いました。瑞希は本当に野球、作楽に対して本気になっていたと言うことが伝わってきた

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    2021年12月31日
  • 鬼を待つ

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    亡き妻おりんに生き写しの女性の出現に心が揺さぶられる清之助。
    結構嗅覚がキーになっているように感じました。
    前巻より興味深く読みました。

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    2021年12月11日
  • 闇医者おゑん秘録帖

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    文章の独特なリズムがくせになる!
    だって例えばこう。

    『風が吹けば竹林は、海鳴りを模してざわめく。
    故郷の音だ。
    いつの間にか忘れていた。
    垣の間に形ばかり設けられた枝折戸を押す。
    一歩、二歩、踏み出す。お春の足はそこで止まった。』

    6個の文章で表せるこの部分、くっつけたら3個にできるんです。例えばこう。

    「風が吹けば竹林は、海鳴りを模してざわめく。
    いつの間にか忘れていた故郷の音だ。
    垣の間に形ばかり設けられた枝折戸を押し、一歩、二歩と踏み出すが、お春の足はそこで止まった。」

    …なんだろうこの、因数分解する前の数式を見ているようなムズムズ感は。
    リズム感もまったくないじゃないか。

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    2021年12月06日