あさのあつこのレビュー一覧
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ネタバレメインの3人と吉倉家、篠音と與次、於よう、お吉。主要メンバーが勢揃いの最終巻。
闇神波の存在、神波の「宝」、藩の財政、襲撃された篠音と與次、お吉とこどもたち…。問題にきちんと決着がつき「ハッピーエンド」と言える結末だとは思うけど、主人公の伊月が不憫!!
慕ってきた父に運命を弄ばれていたことが発覚し、想いを通じ合わせた於ようとは結ばれないどころかその手で最期を迎えさせることになり、強い信頼関係で結ばれていた圭寿との間に大きな秘密を抱え、その後を影として過ごした生涯。
燦も圭寿も、ほかのみんなが愛する人と幸せな結末を迎え、自分の願いを叶えただけに、真面目で優しい伊月だけが報われなさすぎて悲し -
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おいちの不思議語りの2作目。
17歳になったおいちの親友お松とおふね。それぞれが自分の夢を追いかける。おふねは桜を見て怖いと言う。不思議な表現が瞼の奥に残った。
飾職人の新吉やならず者の与造、吉助の登場も布石を打つ。
そのおふねに事件が起こる。おいちは自分が医者と言えないもどかしさを感じる。女医の認められない逆流の時代にふねを漕ぎ出す。おふねの名前はそういう意味なのかもしれない。
おふねにはお腹に赤ん坊がいた。これも布石の一つになっている。前作に少しだけ置かれた石の回収がある。松庵の過去、おいちの出生、田澄十斗との関係が明らかになる。
叔母であるおうたとその夫藤兵衛がこの作品に深みを与え -
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ネタバレ2019/04/18 再読。
2023/03/24-26 再再読。
・おわっちゃった~。まだビヨンドあるけど……
・ダストシュート落ちてるところの初っ端から、ネズミへの愛の独白が止まらない紫苑やんばいな。でもほんとに、再会してから今までたくさんたくさんのできごとやそれに伴う感情があって、相手に抱く思いの変化や自分に対する自責の念だったりがあっても、あの日ネズミが伸ばした腕を紫苑が握ったのだけは真実だ、というのはすごく強い芯みたいなものだな。
・ふたりにとって確実に強烈な原体験であっただろうし、もしふたりが4年後再会しなくてもこの思い出でしぶとく生き続けられてたろうなと思う。
・ネズ -
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ネタバレ2019/04/16 再読。
・2023/03/21-22再再読。
・は~。沙布……
・どうやっても間に合わなかったの切なすぎる。違和感にネズミが気づいているのに紫苑がぎりぎりまで気づかなかったのもつらい。
・沙布がどんな姿になっていようとも助け出そうとする紫苑、本当に紫苑。理想をしっかりと実行しようとするところはすばらしいよ、ほんとに。沙布に今までのことを語りたい、新しい友人たちを紹介したい、と頭の中で沙布に話すシーン切ないな。
・沙布と再会した直後、心の中で沙布に語りかける紫苑の一人称が「おれ」になっていて、沙布と紫苑が友人同士でなく、男女の関係として隣にいる未来ももしかしたらあっ -
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ネタバレ2019/04/13 再読。
・2023/03/18-19 再再読。
・欲まるだしなんだけど、やっぱこの巻かなり好きだな…… 矯正施設の中に入って一気に緊張感が増して、お互いのことをもう一度見直したというか改めて認識しなおしたみたいな雰囲気感じる。
・イヌカシとシオンもなー…… なんか、イヌカシに対してやっぱり母性があるんだなあとかそういう…… 母としての役割をあんまり求めたくないと思ってしまうんだけど、イヌカシなりにシオンのことを大事に大事に育てようとしていて良い。赤子からの信頼にしっかりと応えようとしていて、良い保護者だよ。
・必ずシオンのもとに帰る、と決意するところもたまらん -
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ネタバレ2019/04/01 再読。
2023/03/14-16 再再読。
・溝鼠を手懐けまくる紫苑。プリンセスか。サソリに対してバッチバチに強気で出る紫苑いいな~。なんというか、紫苑は本当に豪胆だな。いや、言葉通りの豪胆ってわけじゃなく変なとこで胆が据わってるよなと思う。
・イヌカシが月薬に仕事もちかけるとこ好き! ネズミと紫苑にもう一度会いたいとしっかり噛みしめるとこも良い…… これも紫苑が来てこそだったよな、力河は顕著だけどさ……
・この辺、だいぶアニメでカットされてたような気がするんだけどそこそこ記憶ある気もして、どこまではやってたんだか?? サソリは出てなかったような気がする。
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ネタバレ2019/01/17 再読。
2023/02/10-12。再々読。
・火藍の近くに楊眠いるとハラハラしちゃうんだよな。
・捕らえられた沙布が紫苑との思い出を回想するとこ、す~ごく切ないんだけど、紫苑がほんとに沙布のことを友人としか思ってなくてめちゃくちゃ残酷というか…… 天然というか…… こりゃまたどうしようもない子だなと思う。
・しかもこのあとネズミに「おれにはあんたが必要なんだ」って言われて自分を奮い立たせるとこ、その言葉を「媚薬のような」と表すシーンなんだから本当にどうしようもないわな。なんかのインタビューか何かで紫苑がネズミに対して抱いている感情の話をあさのあつこさんがして -
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ネタバレ再読日不明。
2023年3月4日-6日に再々読。
・富良とのシーン、嫌いじゃないですねえ!!結構好き。
・これ、結果的に紫苑のやり方が富良には効いたけど、ネズミの拷問一歩手前の脅迫があったからこそだなと思う。最初から紫苑テイストで行っていたら絶対に答えてくれなかったと思うし、ネズミの方法はああだったし。
・抵抗したらどうなるかをわからせておいて優しくするの、意図してなかったとはいえおそろしいな。紫苑の人柄だったり(紫苑はまた人をたぶらかしている!)富良がNO.6内での紫苑のことを知っていたからというのもあるだろうけどね。悪い人ではなさそうだったから、すぐに死んでしまったのがなんだか惜 -
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ネタバレ2019/01/07 再読。
2023/02/27-28日。再再読。
・3巻好きだな~。ネズミと紫苑がこう、精神的に対等になろうとした第一歩。好き。
。ネズミとイヌカシの関係も良い。というかこのふたりの会話や駆け引き見てると、いかにネズミが紫苑の前でぐだぐだ(?)かがわかるな。イヌカシも言ってたけど。
・だから、おまえは自分で思ってるほど強くはない、ただのひとりの人間なんだと実践をもって教えたイヌカシはすごいな。犬のために自分のためにももちろんあると思うけど、ネズミのことをアッサリ死んじゃったらだめな人だと思ってくれてる。
・楊眠ってこの辺から出てきたっけね! 思ったより早いなと感 -
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ネタバレ2019/01/01 再読。
2023年2月23日-24日再々読。
・いいっすね~やっぱ。NO.6読んでると落ち着く。実家。
・紫苑が西ブロックに初めて出るとこ、にぎやかでいいよなあ。物騒は物騒なんだけど。ネズミは紫苑のこと世間知らずのお坊ちゃんって言ってるけど、銃をかまえた人にとびかかるとか普通の世間知らずのお坊ちゃんはできないよ……
・この辺もそうだし、ネズミに売春を持ちかけた力河に怒りのままに飛びかかるとことかから、紫苑の内に秘める大胆さとか、衝動の強さが垣間見えはじめている。ネズミのことになると我を忘れちゃうの(程度は異なれど)何回もあるんだからたまったもんじゃないよな。ど -
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このシリーズにこんなに魅了されてしまうとは予想していなかった。巧はオイラの苦手なタイプだったから。でも気がついたらものすごいスピードで変わっていく。自分のガキたちもそうなのだろう、オイラが気がつかないだけで。たまの話す機会に大人みたいなことを言われて、びっくりすることがある。子どもだと思っていたのに。歳を重ねて人って変わらないものだなあ、と思う反面、いや変われるんだ!と信じるオイラがいる。ちょっとしたきっかけに遭遇することで動き出すものってあると思う。巧に触れたことで、魅了されたことで豪や門脇やたくさんの人が大袈裟に言えば人生の選択を迫られる。キラキラして見える。歳をとってキラキラが減るのはど
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本にも書いてあったけど、いじめは限界が来る前に逃げてください。余力があるうちに。
自ら命を絶とうとしないでください。生きてさえいれば学校や職場に行かなくてもいい。と声を大にして言わせてください。
いじめに直面した雄哉、その親友で最初にいじめられていた庄司、図書委員会の先輩で復讐プランナーの山田さん。
この3人を中心に、「いじめられたらどう対処する?」という、復讐プランを作っていく物語。この後どうなったのかとか、もっと長く読んでいた感はあったけど、山田さんの言葉に沢山救われた。
いじめの当事者だったら「そんなことできない」「とにかく現実を変えられる方法を教えてくれ」って思うかもしれないけど、山