あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ折返しまで来ましたが、全然話が進んだ気がしません。
相変わらずNO.6は謎だらけですし、人の命を大切にしません。
どういう運営をしているのか、全く見えてきません。
おかしいなあ。
紫苑とネズミは着々と計画を実行しているはずなのに。
沙布についても、どういう状況なのかがわかりません。
「沙布は美人」という台詞が何度も拉致した側から発せられますが、そもそも遺伝子的レベルで優劣を判断しているので、頭の良い人、運動神経の良い人と並んで、見た目の良い人だらけなんじゃないかと思っていたのですが。
NO.6という都市、というか組織への作者の精度が粗い気がします。
紫苑の母の火藍(からん)にしても、自分の目で見て耳で聞いたものを判断材料にしているのはいいけれど、危機意識が薄すぎます。
正論を年端のいかない少女に語るのは、NO.6のような管理・監視社会においては、自分にも相手にもリスクが大きすぎます。
なのに、あまりにも正面から正論を吐きすぎる。
もう少し大人になってうまく立ち回らないと、誰のことも救えないような気がして、不安でなりません。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ紫苑が都市に住んでいた頃の、唯一の友だちと言っていい沙布が治安局に連行された。
それを目撃していた火藍は、メモをネズミに託すが、それが息子を窮地に追いやることになるのではと思うとじっとしてはいられなくなる。
しかしNO.6は、監視社会であり、密告社会でもあるのだ。
それを教えてくれた楊眠(ようみん)は、味方なのだろうか。
そして、油断をすると足を掬われるような社会が、平和で安全だと言えるのか、と火藍は考えるのだった。
沙布のことを知らせると、絶対に紫苑は後先も考えずに救出に飛びだしていくはずだと思うと、ネズミはそれを紫苑に知らせることもできず、とりあえず沙布が連れ去られたという矯正施設についての情報を集め始める。
一方紫苑は、古着屋で沙布のコートを見つけ、沙布に何かあったのではと思い、ひとりNO.6に潜入しようと家を出る。
そんな紫苑の前に現れたのが、ネズミ、イヌカシ、力河だった。
彼らはまず沙布に関係しそうな情報を集め、作戦を立ててから行動に出ることを決めた。
ところまで。
この巻で救出まで行っちゃうかと思っていたから、話の進みの遅さにちょっとがっかり。
でも作者によると、その先の彼らの行動を考えると、誰かの血が流される可能性が高い。
そのとき、彼らの若い魂の内が急激な変容を遂げざるを得ないとき、作者はその事実をどう受け止め、どう書くかを考えながらのこの巻の執筆だったらしい。
作者がそこまで考え、彼らに寄り添うように書いたその先のストーリーを楽しみに待つことにする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ12歳まで聖都市《NO.6》の中でも高知能の持ち主だけが住むことのできる、エリート地域でエリート教育を受けていた紫苑。
しかし、弱肉強食ですべてのものが不足している外の世界に、紫苑はそれほど拒絶感を持っていない。
それどころか、《NO.6》の世界は間違えているとすら考えている。
これはちょっと特異なことなのではないだろうか。
普通は何不自由なく過ごせるほうがありがたいと思うだろうに。
エリート時代の紫苑の友人・沙布(さふ)が治安局に強制連行される。
特権階級の座を捨てて、紫苑のもとへ行こうとした矢先に。
これはもしかして、エリート教育という名目で洗脳するとともに、洗脳しきれない有能な人材を監視しているということなのかもしれない。
だから紫苑がネズミを助けたこともすぐに当局にばれたし、沙布の思惑もバレたのでは。
紫苑は西ブロックでの世界のありようを学び、居場所を作りつつあるけれど、謎はまだまだてんこ盛り。
まだ、物語が動き出したとは言えない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2024.02.11.audible
清之介にも弱点はあるのね。
わかっていても、どうしても抑えられない気持ちがあるのね。
いつも冷静なのにね。
浅いところでは、その弱点を笑う信次郎だけど、
誰よりも清之介のことを理解しているからね。
源庵が殺されるとは。
また新たな敵が現れた模様。
手強いね。
amzon本の紹介
ある日、飲み屋で男二人が喧嘩をした。一人は大怪我を負ってしまい、殴った男はそれをみて愕然として遁走の果てに首を吊ってしまった。町方にしてみれば〝些末な事件〟のはずだった。しかし、怪我を負って生きていたはずの男が惨殺されて発見されたことから事態は大きく展開し、そして、また、小間物問屋遠野屋の主・清之介の周囲で闇が蠢く。推理にカミソリの切れ味を見せる北町奉行所定町廻り同心の木暮信次郎、人情派の岡っ引伊佐治が辿り着いたとんでもない真相とは――。一気読みの「弥勒」シリーズ第九弾。