【感想・ネタバレ】飛雲のごとくのレビュー

あらすじ

少年剣士の清々しい友情と成長を描く、あさのあつこの新たな代表作。
“小舞(おまい)藩”シリーズ、第二弾!

第一弾「火群(ほむら)のごとく」から4年。
16歳になった林弥は無事に元服の儀を済ませ、名実ともに新里家にとっての当主となる。
義姉の七緒に密かな想いを募らせる林弥だが、真実を告げることはできず、
また理不尽な兄の死の真相も、いまだ掴めずにいた。
そんななか、江戸に出ていた透馬が、樫井家を継ぐために小舞藩へと戻ってくる。
ふたたび政争に巻き込まれようとする透馬は、家臣として林弥を重用することを決意するが……。

山河豊かな小舞藩を舞台に繰り広げられる、傑作青春時代小説。

解説・杉江松恋

※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

本の帯には「友情と成長」なんて、簡単に書かれているけれど、その実、深いし重いし、そうかと思えば、爽やかで温かい感じもあるので、その貴重さがいつ消えてなくなるのか、喪失に怯えながら読みました(笑)。

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2023年05月05日

Posted by ブクログ

あさのさんの本を数えて見たら52冊目の登録。
この作品は「オール読物」で連載されているので、続きも読んでいる。しかし、この作品はシリーズ2作目だったようで、最初を忘れたのか思い出しづらい。
複雑で暗い内容はこの作家の特徴。「燦シリーズ」「弥勒シリーズ」も同様に複雑で暗い。この「小舞藩シリーズ」が、ちょっと違うのは前作が少年時代で、今作が青年時代。作者が得意とする青少年の群像となっている。ミステリー仕立てもあり、筋に引き込まれて行く。

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2022年09月17日

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