【感想・ネタバレ】NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕のレビュー

あらすじ

西ブロックに稀な、春の日のような穏やかな一日。NO.6崩壊後にNO.6に留まった紫苑。風のようにさすらうネズミ。そして、紫苑の父の秘密―。惜しまれつつ完結した物語に、さらなる命を与え、それぞれの生の一瞬を、鮮やかに切り取る。

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ネタバレ

怖い。
紫苑が。
ネズミの示唆したとおりに。
立場が変われば、人は変わってしまう。
甘ちゃんで、お人よしな紫苑でさえも、変わってしまうのだと。再会は、ネズミの失望から始まるのか。

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2016年06月05日

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紫苑とネズミの話を読むと、また繰り返されるのか?とか不安になってくる。

きっと止めてくれるんだろうけど。


歴史が繰り返されそうで怖くなった。

0
2025年08月07日

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ネタバレ

発売直後に一度読み、No.6再会を読んで懐かしくなって再読。紫苑、ネズミ、イヌカシのエピソードそれぞれに味があって楽しかった。

イヌカシのエピソードは、イヌカシがつらいときにも頼れるくらいの信頼関係が見えて微笑ましかった。
紫苑のエピソードでは、変わらないでくれとネズミに願われた紫苑がなかなか黒いことをしていて、この先きっとこの人はミイラ取りがミイラとばかりに闇堕ち独裁者か新理想都市の教祖様になってしまうのだろうな、ネズミとの再会は変わり果てた紫苑の断罪ないし介錯になってしまうのかもしれないな…と考えてしまうような不穏さがあった。
ネズミのエピソードは今後に繋がってくるのかなと思うとますます再会の続きが待ち遠しくなる。離れて忘れようとしても忘れられず、紫苑のために人を手に掛けるかどうか迷うほど紫苑のことを想っているのだろうネズミの内面が窺えて面白かった。
 

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2025年07月06日

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過酷な本編とは違い少し柔らかい印象。
過酷な日々の中にある優しい日常を描いているように感じました。
決して優しい日々を描いているわけではないけれど、どこか愛おしくなる、そんな番外編です。

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2025年05月04日

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No.6の続編が決まり、まだ読み終えていなかったビヨンドを読みたくなった。
No.6が崩れみんなが穏やかな日々を過ごしていた。
このあとどう物語が続いていくのかますます楽しみになった。

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2025年02月16日

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こんなに続きが気になる完結後の番外編があっていいのか……! 真っ当とはいえない手段を選ぶようになった紫苑のこのあとの人生気になりすぎる。

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2022年12月24日

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本編では描かれなかった部分の話が中心。
崩壊後のNo.6の話や外伝のようなものだろうと思ったら、最後に、何かが起こりそうな様子で終わる。まさかの最後に、これで終わりにするには気になる部分が多すぎる。
続編が出ることを願うしかない。でもいつになるか…。

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2016年05月08日

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1話と2話は安心して読めたけど、3話と4話は??なんか不穏な兆し。心配。ネズミと紫苑、大好きな2人はどうなっちゃうの?
これから再会を読むんだけど、不安。。。
でもイヌカシやっぱりは可愛い。

イヌカシの日々 過去からの歌 紫苑の日々 ネズミの日々

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2025年11月16日

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No.6崩壊後のその後。
イヌカシの紫苑とネズミへの強くなる信頼。
ネズミの家族を失った苦しい過去。
力河さんの恋心。
紫苑の隠された、秘められた、真実、現実。
紫苑の父親の登場。
今後を色々と妄想してしまう。
面白かったー。また世界が展開していく。そしてそれぞれの絆が強くなっていく事を嬉しく思う。
再会後、世界は、それぞれは、どうなっていくのか、楽しみ。

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2025年08月25日

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番外編の短編か、穏やかにまとめた後日談か……と想定して読んでいたら新たにだいぶ不穏な動きも出てきてだいぶそわそわさせられています。
発売当時のリアタイ勢の皆さんはこの状態でこれまで12年超を過ごして来られたのですね……!?

ちなみにbeyondの3/4あたりを読んでいる頃に続編の報を受けました。
「この物語がbeyondで終わるならば、王道な展開だと最後の方で再会するのか? それにしては紫苑の雲行きが怪しくて心配だな」などと勘ぐりながら読み進めていたのが、新シリーズのタイトルを見た瞬間に霧散しました。
読み終えてみれば、生々しく生きる彼らの戦いがあさの先生の中で続いているのが伝わってきて、続編が楽しみです。

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2025年02月01日

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ネタバレ

再会を必ず


NO.6を読み終えた後、この言葉を信じてきっといつか2人はまた再会すると信じてた。評価は知ってたからBeyondは読まないと決めてたけど読みたくなってしまった。

もう二度と会えない。2人は交わらない。どこかでそんな予感はしてたけど、
こんなにもお互いが相手のいない日常の中で思い出して、懐かしんで、求め合う。切なさに涙が出そうになった。

今離れてる日常からの一緒にいた頃の日常シーンはしんどい。かなり来る。

紫苑はきっと変わって行く。ネズミが恐れていた方向へ。でもきっとネズミが現れたら、またあの時の紫苑に戻ってしまうくらい、紫苑はネズミが全てなんだろう。

また1から読み返すか…。

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2023年05月01日

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ネタバレ

新たな世界を作り上げようとしている紫苑。彼もまた変わってしまうのだろうか。本編でもbeyondでも、すでに紫苑は変わりつつある。今はまだ紫苑自身が変化を自覚しているようだけれど、ネズミが側にいない今となっては、いつの日か自分が変わったことさえ自覚しなくなるのではないかと怖い。
ネズミが紫苑に「変わらないでくれ」と懇願し、紫苑を信じたように、私もまたそう願ってしまう。

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2022年10月25日

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ネタバレ

★4.5
都市の再建委員として業務に励む紫苑
ヨウミンを陥れるまでになってしまっていて、最初の紫苑を知っているだけに心が苦しかった。結局新しいNO.6が出来上がってしまうんだなと。
けどそれが人間なのかもしれないなって、本質を語る本でした。
ネズミと紫苑の父親が出会う所もよかった。感動的な出会いでもなく、普通の出会い。最悪とも言える父親。
これからの未来には絶望もなければ希望もない。

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2022年01月30日

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ネタバレ

NO.6崩壊後、留まり再建メンバーとなった紫苑と気ままに旅をするネズミ。
どんどん変わっていく紫苑を見るのが辛かった。
本編でもその予兆はあったけど、それを目の当たりにすると心にくるものがあった、、、。
紫苑の隣にネズミがいてくれないと、もう取り返しのつかないところまでいってしまうのではないかと不安になった。
また続編があったとしたら、そのときは再開して、紫苑を止めて欲しい。

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2022年01月08日

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ファン向けのオプションストーリー集的な位置付けだと思って読んだけど、予想をはるかに越えた内容だった。

まず、登場人物の魅力が生きる会話やエシーンが盛り沢山だったこと。イヌカシが体調崩して紫苑達を頼ったこと、No.6崩壊の翌日の紫苑とネズミ、イヌカシと力河を招いてのホームパーティー等、本編で描かれなかったエピソードがあたたかく、読んでいてNo.6の登場人物達の魅力を再確認できた。これだけでも読んで良かった、という感じ。
そして、No.6崩壊後の社会の不穏さが、思ってた以上に描かれていた。再建委員としての紫苑の話や、紫苑がどんな人物で何をしようとしているのか。
不安はあるけど希望のラストだった本編がすべてひっくり返されて、ここからまた壮大な絶望と希望の物語が始まりそうな予感をさせる。物語の続きはぜひとも読みたいけど、そんな大風呂敷広げちゃって畳みきれるんだろうか、予感だけさせといてこれで終わりなんだろうか…。

読みはじめは正直、ファンが書いた二次小説みたいだなぁと思ったけど、本編以上に壮大な物語を感じさせる良い作品だった。
作者さん、出版社さん、ぜひ続編をお願いします…!

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2016年01月10日

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イヌカシの日々
ネズミとの出会い。その後のネズミ、紫苑との関わり。

過去からの歌
紫苑のこと。ネズミの過去。NO. 6のこと。

紫苑の日々
母・火藍のこと。力河。楊眠。ネズミ?

ネズミの日々
イヴ・歌う者。力河。酒飲みの紫苑。水の中。盗っ人。


イヌカシの話、過去のことに少し触れていて、ずきんとした。力河さん本当いい味だわ。火藍ママとはどうにもならないのだろうけれど。

酔っ払った紫苑がちょっと可愛い。どこでどうしていてもネズミを求めているのか。これから一体どうなるのか。またさらに先の先が気になる。

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2015年12月31日

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不穏・・・。
いつか続編が出るのでしょうけど、どうも明るい未来にはなりそうにもないような気がしてならないんですが・・・。

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2015年12月26日

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久しぶりのNo.6の世界はやっぱりとても素敵でした。
個人的には紫苑とネズミが別々の道を選んだ後、どのように再会できるかが気になります!
ただ、あさのあつこさんのコメントを見ると二人の再会の物語はもうしばらく時間がかかりそうです。
その時をいつまでも待ち続けたいと思います(*´-`)

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2015年11月22日

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No.6の崩壊後。
それぞれに生きているネズミと紫苑。
紫苑の父親の話が出てきたり、実際に父親であろう人とネズミとが出会ったり。
あさのあつこさんが予感したその後の過酷な道筋がどうなったのか…。現在再会という形で出版されているのでこの後読む予定ですが、楽しみでもあり不安でもあります。

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2025年10月20日

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NO6 1~9 beyondと読破しました
未来都市を破壊して辿り着いた先も明るい未来とはならずに混沌
爽快感は無いが何故か惹かれてしまう小説です
次は♯1再開を読んでみよう

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2025年08月15日

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後日談というか番外編というか…主要登場人物4名にフォーカスされた短編集。
本編の時とはまた違った顔を見ることができるし、意外な出会いが描かれていたり。もう会えないと思ってた彼らと、また一瞬再開できる、そんな一冊。
(本編を読んだ後に、この作品を読むことを推奨)

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2025年05月23日

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またNo.6の世界をありがとう。番外編が出ているとは知らず、思いがけず彼らにまた出会えたことが嬉しい。人の温度、風や水や大地の香り、富と飢え、光と闇。相変わらずあさのあつこの言葉は清澄で瑞々しく、猛々しく、血がごうごうと通っていて美しい。紫苑が心から笑える日ははたしてくるのだろうか。道は険しいけれど、光のような半年間だけは誰にも何にも侵食されずあり続けてほしい。

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2023年11月12日

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彼らのこれからは、当然に大団円のハッピーエンドになるわけではなくて。
私の読んだ物語のあとも、彼らを取り巻く状況や彼ら自身も、良くも悪くも変化して続いていく。

その話を是非とも読みたいできればハッピーな形で!

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2021年09月18日

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ネタバレ

その後や番外編を書いた話ということで、補足のような短編なのかと思いきや、まさかのこのあとまだまだ何かが起こりそうな雰囲気たっぷりで終わってしまい、えっという思いです。
とりあえず父帰ってこないでください。あとネズミは早く帰ってきてください。
紫苑がとても心配です。先生続きをお願いします。

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2019年10月15日

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ネタバレ

これは.....。
読後、複雑な心境になった。
no.6崩壊前の話は楽しく読めたのだが、崩壊後の話が・・・。

全編を通して、紫苑という人間の危うさは分かっていた。
覚悟はしていたが、実際、文章で読んでしまうと、少なからずショックを覚えた。

更に、この物語を続けようとするなら、紫苑という人間を、一度は負の方向に向けなければならないだろう。
この先の紫苑を見たいか・・・・。
今の気持ちは、『崩壊』で終わらせたままで良かったのでは?と思っている。

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2017年07月25日

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終わり、というのはなくて。世界があるかぎり、超え(beyond)続けなければいけない。それが、在るという、生きているということ。

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2017年06月12日

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ネタバレ

紫苑って嫌いではないけど好きになれないなぁ…とは思っていたけど。なんだか救われない続編だなぁと。わかってはいた部分だけど、それは書いて欲しくなかった、ってことが若干。あとお父さんの描写はいらなかったのかなぁと思ったり。イヌカシの可愛さだけが救い。

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2016年09月22日

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ネタバレ

No.6後日譚という予定だったようですが、過去とNo.6瓦解後のそれぞれの生活を描いていたり、過去に戻ったりして、紫音とネズミは邂逅を果たせずでした。たぶん紫音パパだろうなーという人とネズミが会ったりしてますが、話がイヌカシ、紫音、ネズミとばらばらのまま、まだ続きそうかなぁというラストでした。

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2016年07月24日

Posted by ブクログ

イヌカシ・紫苑・ネズミの日常の一瞬を切り取る形で描かれた、外伝的一冊。
NO.6崩壊後、中心的存在として再建に尽力する紫苑だが、彼のゆく道は棘の道であることを匂わせている。今の紫苑の傍にネズミはいない。たとえネズミがNO.6に戻ってくることがあったとしても、二人の歩む道が再び一つに交わることができるのか…暗雲立ち込める未来を想起させる現状が描かれている。

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2016年04月11日

Posted by ブクログ

ネズミと紫苑の再会、楽しみにしてたのになぁ。
でも、紫苑の日々 、ネズミの日々は今後を期待させる新たな一面と展開。続編、でないかな。

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2015年12月01日

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