あさのあつこのレビュー一覧

  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #7

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     「NO.6」文庫版の全9巻のうちの#7です。
     人の命は等しく重いと信じていたい私は、しかし物語の中の、名前も明かされず数行しか現れない人たちがどんな運命を辿ろうとも、紫苑とネズミの二人が果たしたいことを果たして欲しいと願ってしまい、矛盾で苦しい巻でした。

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    2025年12月12日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #6

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     「NO.6」文庫版の全9巻のうちの#6です。聖なる祝日を迎え、都市も人も決定的に動き始めたような巻でした。
     何か重大な局面に立たされた時、私だったら何を考えどう行動するだろうと、読み終えて思いました。そもそも人生の全ての時が重要な瞬間なんだなとも感じます。聖都市や条件付きの平和の中で暮らしているならば、本当にそれで良いのか考えてを止めてはいけないというのは、現実に生きる私には身につまされるメッセージでした。

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    2025年12月11日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #5

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     「NO.6」文庫版の全9巻のうちの#5です。地獄のような現実に直面する紫苑とネズミに、それぞれの思惑で動くイヌカシと力河、そして沙布。視点の切り替わりが好きな巻でした。そろそろ、ここまでの謎の全貌が見えてくるような予感がしています。続きも読みます。

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    2025年12月11日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #4

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     「NO.6」文庫版の全9巻のうちの#4です。いよいよ物語は、決定的な危険への一歩を踏み出しました。
     ネズミの得体の知れなさや謎が恐ろしいかと思えば、実際は、ほとんどの情報が開示されてなお底知れない紫苑の方が恐ろしいという、手に汗握る展開でした。
     頼むから生きていてほしいと、火藍の切実さに及ばないながらも願っています。

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    2025年12月10日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #3

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     「NO.6」文庫版の全9巻のうちの#3です。物語が少しずつ危険で恐ろしい方に動き出すような巻でした。
     私は10年ほど前に本作を読みましたが、大まかな設定や登場人物を除き、かなりの部分を忘れてしまっていました。それが今回、後半のある描写を読んで「あぁここ!読んだことある!」と急に蘇りました。何なら、ページを捲る前に、この後は重要なシーンな気がする……と予感させられました。読まされる、引き込まれるって楽しいなと思いながら、さらに続きを読もうと思います。

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    2025年12月08日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #2

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     「NO.6」文庫版の全9巻のうちの#2です。
     前巻よりも、「西ブロック」と呼ばれる場所の猥雑さと、聖都市の落とす影の濃さが克明に描かれていました。
     印象的だったのは、紫苑の適応能力です。適応って、環境に全く染まり切ることではなく、自分を保ったまま行動を最適化することなんだなと感じました。
     物語の展開はもちろん、ネズミの強い憎しみの理由も気になるまま、次の巻へ進みます。

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    2025年12月07日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #1

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     私が高校生の頃(ちょうどそれが2010年代だった)に一度読んだきりだったNO.6を、「再会」の出版を知ったことをきっかけに、ついに再読し始めました!
     文庫ver.は全9冊、うち最初となる#1がこちらです。シンプルな階層構造と問題を描き出しながらも、今後の展開に繋がる謎を匂わせており、ぐいぐい引き込まれて一気読みでした。幸せ!
     紫苑とネズミはこの先何を見、どう向き合っていくのだろうか、続きが楽しみです。

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    2025年12月07日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#1 【電子書籍特典ショートストーリー付】

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    待ちわびすぎて古典というかレジェンドと再開したかのような気分です。
    この軽妙なやりとり、関係、好きだな〜

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    2025年12月05日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#1 【電子書籍特典ショートストーリー付】

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    ネタバレ

    Beyond読んだ直後の数年前の俺氏「続ききてー!やっぱ来るなー!いやでもネズミ……タスケテ……」
    今の俺氏「来てくれてありがとうございます!!」

     2年後のNO.6から始まる本編。紫苑たちの奮闘によりいろいろ変わってきているけれど、不穏もあって。。。Beyondで最後ちらと出てきたの、もしかしてNO.4と関係あるのかな……。
     イヌカシの生活は側から見たらまさに手を差し出すべき者にはなるけれど、余計なお世話というか世界を壊す脅威でしかない。まさか貴女も何かあるのですか……?
     そしてネズミと紫苑がさあ……よくってえ……。紫苑の決断は驚きだったけど、でもそれだけネズミの存在が大きいってことだ

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    2025年12月03日
  • にゃん! 鈴江三万石江戸屋敷見聞帳

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    以前、続編を読んでいたので第1作目はどんな感じなのかな〜と気になって購入。

    江戸っ子言葉の主人公・お糸のセリフがコミカルで楽しいけれど、人の弱さから生まれる憎しみや冷たい気持ちが本当に周りを見えなくするんだなと読んでいて学んだ。
    最後まで目が離せない痛快不思議な歴史小説でした(ˆ. ̫ .ˆ)

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    2025年11月29日
  • バッテリー

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    年齢設定に違和感があることはさておき、物語の背景は昭和の感じで懐かしい。忘れていた熱い気持ちが呼び覚まされるようだ。それが作者のメッセージと感じている。

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    2025年11月23日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#1 【電子書籍特典ショートストーリー付】

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    面白かった!!!!!再会を読むために1~9まで読み返してみたら、私の好きな物全部詰まっててすごかった。小学生の頃に出会ったこの物語がその後の読書生活に影響を及ぼしていたと気がついた。お互いが人生における最重要人物たる2人組のことが大好きなので、ネズミと紫苑のことももちろん好き。この2人が今後どうなっていくのか知りたい反面知りたくない気持ちもある。早く続きが読みたい!

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    2025年11月04日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#1 【電子書籍特典ショートストーリー付】

    購入済み

    NO 6

    待っていました
    再会を
    改めて一巻から読み直しての再会
    胸が痛く熱くなりました
    ネタバレになるので内容は話しませんが
    とにかく!良かった
    早速、再会♯2を読み進めます

    #深い #感動する #泣ける

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    2025年11月01日
  • 一年四組の窓から

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    表紙の少女のイラストに惹かれて買った小説です。
    原作は進研ゼミに掲載されていた作品だけど、すごく読みやすくて、中学から高校生に成長する際の初々しい感じが伝わってきました。
    自分の目標、親や友達の関係が変わって行く不安等も自分としては分かった感じがしました。

    大人でも自分の過去についても思い出せせて、友達についても気づかせてくれる小説だと思います。

    人には、出会いと別れがあって、僕にもそんな時があったんだなーと小説を読んだ後に気づくことが出来ました。

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    2025年10月26日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#2

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    紫苑の奮闘でNO.6の再建が順調に進んでいると思いきや、どこか不穏で脆さのある雰囲気だったのが腑に落ちた。かつて、NO.6市内と西ブロックでは同じ人間が暮らしているとは思えない壁があり、NO.6の惨憺たる行いを忘れられるはずもなく、あらゆる思いが錯綜する中で正しい道などないのだと思う。ディストピア小説のその後を読めることが嬉しい。
    紫苑とネズミの関係は相変わらず底知れないものがあり、そこに安心感も覚えた。

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    2025年10月20日
  • 春立つ風

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    弥勒シリーズ13巻目。2006年のスタートから20年ほどにもなる。同心小暮信次郎と武家上がりの商人遠野屋清之介の切り結びを太い芯にして様々な事件が解き明かされていく。
    あさのあつこという岡山の宝の一人である女性作家が、火花の散るような時代ものを手がけ、ここまで長きにわたって書き続けたことを喜ぶ。
    本作もすごい出来だ。特に、巻末ちかくの二人のやりとりには手に汗を握った。

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    2025年10月16日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #1

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    びっくりです。何度も言わせてください。ええ、びっくりです。

    娘と久しぶりに本屋に行ったんです。
    「テスト終わったし、No.6を読みたいから買ってくれや」とねだってくるので、
    「えー、お母さんに頼めやー、しかもハードカバーもってくんなや」とブツブツ言いながら買ってあげたわけです。ええ。

    なけなしの小遣いから買ってあげたので、面白かったかどうか気になるわけです。
    なので次の日に、どうだったか聞いたわけです。

    すると
    「買ったのがNo.6再会というやつで、元々のNo.6を読まんと意味わからん、だけんNo.6買ってや」と娘。
    「リサーチ不足やろ、もっと調べて、ねだってこいよ」と父。

    仕方なく、

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    2025年10月15日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #4

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    我々はただ日々を何も考えずに享受しているだけでは本当に生きているとは言えないのかもしれない…と思いました。

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    2025年10月13日
  • 乱鴉(らんあ)の空

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    ネタバレ

    伊佐治が大番屋に連れて行かれて、信次郎もいなくなるという、八方塞がりな状態から物語が始まり、一気に引き込まれます。
    その後、清之介と戻ってきた伊佐治とで、信次郎の捜索が始まります。信次郎が不在なぶん、行動の筋道がはっきりしていて、彼のいない世界のほうが論理的でわかりやすい。そして、冷や冷やする感じもない。どっかにいるだろうと、読者には全然心配する要素が無いのもちょっと面白かったです。
    ただ、2人が結構真剣に心配しているので、早く出てきてやってくれと思いました。

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    2025年10月12日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#1 【電子書籍特典ショートストーリー付】

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    ネタバレ

    まず最初に火藍に拍手!

    あなたを手放せるほどに愛しているの。
    繋ぎ止めるのではなく解き放つ。それぐらい愛している。

    強い。こんな愛を持てる火藍はとても強い。手放せるほどの愛って現実難しいですもん。
    火藍の母として人としての強さが前作から大好きだった故に今作も垣間見えてどれだけ嬉しいか。あさの先生ありがとうございます。


    前シリーズのNo.6の終わり方に満足はいっても紫苑とネズミがお別れエンドだったのが
    こんなにも2人でいることが当たり前なのに?なんで?ちゃんと再会するんだよね?

    ネズミ戻ってくるんだよね?え?迎えに行こうか?とやきもきした記憶がw

    ので2人の再会のシーン。どれだけ高揚

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    2025年10月07日