あさのあつこのレビュー一覧

  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #7

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    ネタバレ

    紫苑とネズミの変化が大きく分かる。
    大切なものを見つけて少し弱くなったネズミと、同じく大切なものを見つけて冷酷さが現れる紫苑。
    紫苑にそのままできて欲しいネズミの気持ちが痛いほど分かります。

    ネズミは紫苑に対し、「お前自体がNo.6だ」と物語の序盤に告げましたが、No.6とは全く違う紫苑に信じて縋っているのでしょう。
    その紫苑が徐々にNo.6と、ネズミの敵と、同質のものになっていく。
    自分が唯一信じたものが、信じられない憎むべき敵となっていく姿をどうすることもなく近くで見つめ続けなければならない。
    おそらく、これほどネズミにとってこれほど怖いことはないのではないでしょうか。
    物語の序盤、紫苑

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    2025年04月09日
  • グリーン・グリーン

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    ネタバレ

    あさのあつこさんの文章って読みやすい。
    そして何だか、学生時代のことを懐かしく思い出す。
    豚と会話出来るところが凄い!
    美味しいお米食べると元気でるよね!
    それぞれのキャラクターが個性ある。
    裕二君の変化の描写が好き。
    会話が多くてその場に一緒にいるみたいな気持ちになった。

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    2025年03月28日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #6

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    ネタバレ

    ネズミの過去が明らかになりつつある巻。
    紫苑がサソリに「魔である」と言われるけれど、最終的にサソリにも好意的ととれる感情を抱かせる。
    紫苑の人たらしぶりは、えげつないほどだな。
    読み返しだから感じる紫苑の「魔」と「ひとたらし」の両極端な面。
    紫苑はこれからどうなってしまうのだろう。

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    2025年03月26日
  • 野火、奔(はし)る

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    怖い怖い(꒪⌓︎꒪)
    信次郎の恐ろしさに磨きがかかったわ!
    そんな信次郎が益々好きになりました♡

    今作は遠野屋に事件が相次ぎ清之介が窮地に。
    女中の拐かし、荷船の行方不明…

    ほんのちょっとの綻びを信次郎が見過ごすはずがない。追い詰め方にも容赦ない。ここに来て更にパワーアップしてます(꒪⌓︎꒪)
    親分がこの作品のお約束どうり、最初から最後まで新次郎の恐ろしさを心の内で語ってくれてます笑
    清之介も背筋が寒くなるほどでした。

    ラストで信次郎が不穏な動きを…
    気になるとこで次巻に続く!!






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    2025年03月14日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #4

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    ネタバレ

    紫苑もネズミも大きな内側の変化があった巻。
    自分の知らない紫苑にネズミは狼狽えます。
    読者も一緒にネズミと狼狽え、そして紫苑にそのままでいてくれと物語の行く末を祈る。
    紫苑はこのシリーズが終わるまで人でいられるのでしょうか。
    一度読んだシリーズだけれど、早く先が読みたいです。

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    2025年03月14日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #3

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    ネタバレ

    進展がないと言われる3巻ですが、私は1番好きです。
    心の動きとしては1番進展がある巻なのではないでしょつか。
    おやすみ(別れ)のキスなど、紫苑とネズミの甘く、それでいて恋愛とも友情ともとれない関係性。
    こんな関係を描くあさのあつこ先生には尊敬の眼差ししかありません。
    うっとりするような美しい物語です。

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    2025年03月06日
  • 光のしるべ えにし屋春秋

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    えにし屋春秋の続編。気持ちよく読めてしまうのは、断片的な違和感をつなぎ合わせて見事に解決に導く鮮やかさと艶やかなお初の所作。そして声をあげづらい大家に嫁いだ嫁や孤児等弱者への暖かな視点があるからかと思う。私のお初イメージは天海祐希さんか歌舞伎の中村七之助さん。おかしらは田中泯さん。

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    2025年03月05日
  • 野火、奔(はし)る

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    僕は、この「弥勒」シリーズが一番好きかもしれない⁉️なんか、ワクワクする。登場人物がみんな魅力的だ。特に、木暮信次郎は、いまだに正体が知れないので、今後、凄く楽しみだ‼️

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    2025年03月03日
  • バッテリー

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    小学生?ぶりに再読
    キャッチャー好きになったの豪くん好きだからか!ってなった
    ピッチャー担いで帰れる系キャッチャー大好き

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    2025年03月01日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #2

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    だんだんと西ブロックとNo.6の姿が見えて来ました。
    ネズミが紫苑に抱く感情がとても大きくて、「ネズミ、君はもう戻れないよ」という気持ち。
    紫苑がネズミに抱く感情もとても大きいし、紫苑はそれをまっすぐにぶつけるけれど、秘めている感情、自分でも気づいていない感情はネズミの方が大きいのだろうな。
    この先、どこでネズミがこのことに気づくのだろうか。

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    2025年02月27日
  • 野火、奔(はし)る

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    うーん!すごい展開でした。
    よくこんな風に頭がまわるものです。
    最初に 遠野屋の紅餅(口紅の材料)を積んだ船が帰ってこない。
    積荷 乗組員はどうした?
    どこを調べてもわからない。
    路地で男が死んでいる。
    日焼けし 素足 町人のなりだが 侍のよう
    おまけに 手のたこからすると 凄腕のよう

    八千代屋の養女だったおちやが 今は遠野屋で働いている。
    道を歩いていたおちやが 連れ去られそうになる。
    相手は八千代屋

    遠野屋は 何が起きてるのかがわからなくなる。
    木暮進次郎に意見を聞く
    すると この3つの事件が繋がっていることがわかる。

    おくみとおちやが 町で用事を足していると 人相の悪い男たちに お

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    2025年02月25日
  • 乱鴉(らんあ)の空

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    久しぶりに 弥勒シリーズ読みました。
    今回は なんと木暮進次郎がいなくなる。
    それだけではなく 伊佐治が大番屋に引っ張られる。
    そこに 遠野屋の清之介が現れる。
    伊佐治の家族は みな心配している。
    遠野屋も いろんな伝手を頼って 伊佐治の解き放ちに努める。
    手に小さな火傷のあとのある男が 次々に殺される。
    清之助の故郷から まれ吉という男がやってくる。
    手品の名人
    からの箱からうさぎを出して見せる。
    それをみて 清之助は気づく
    誰もいなくなった 見張りのついた 木暮の家

    さて なぜ進次郎が狙われたのか
    姿を隠さなくてはいけなかったのか?
    乳飲み子おこまは 遠野屋で すくすく育っている。
    伊佐

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    2025年02月22日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #1

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    子どもの頃、愛してやまなかったシリーズ。
    子供の頃に読んだ本を大人になってから読むと、色褪せて見てることも多々ありますが、No.6は色褪せるどころか、さらに色鮮やかでした。

    この本が舞台化され、その舞台を観に行ったことで、どうしても読みたくなり、全巻購入。
    昔持っていたのですが、なぜ手放してしまったのかと自分を責めています。

    本当に大好きで大好きで仕方がなく、私の読書人生を代表する本です。

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    2025年02月20日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    No.6の続編が決まり、まだ読み終えていなかったビヨンドを読みたくなった。
    No.6が崩れみんなが穏やかな日々を過ごしていた。
    このあとどう物語が続いていくのかますます楽しみになった。

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    2025年02月16日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #1

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    学生時代に狂ったように読んでた愛読書。
    社会人になって久々に読み返すと、年上だった2人が自分よりかなり若い少年になっていてすごく眩しく感じた。
    でも、あの頃感じていたワクワクとネズミ・紫苑への憧れは健在で、強くて賢い2人のこの物語がやっぱり大好きだと再認識した!

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    2025年01月25日
  • アーセナルにおいでよ

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    ネタバレ

    星5つは、壮大なストーリーのデッサンだけを見せてくれたから。本当に書いたら、あまり分厚い1冊になりそうだった。それが、えーというくらいに思い切って展開していく。いや「展開」とさえ言えないくらいに、あっという間に場面が飛んでいった。
     惜しむらくは、アーセナルが本当にこれが仕事として成立するのかの検討がかなり甘いこと。ここが。榎本さんなみに組み立てられていたら、星6つ。

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    2025年01月17日
  • 燦 8 鷹の刃

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    内容(ブックデータベースより)

    おれが必ず産に逢わせてやる・・・
    遊女に堕ちた身を恥じながらも燦への想いを
    募らせる篠音に、伊月は誓う。
    遊里からの帰り道、星月夜に轟く鳥の鳴き声に
    不吉な騒ぎがし、城へと急ぐ。
    正に刺客が藩主・圭寿に放たれていた。
    其の頃、静門院とお吉は田鶴に向かって
    道を急いでいたが・・・

    文庫オリジナルシリーズ,ついに感動の最終巻!

    令和7年1月8日~9日

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    2025年01月09日
  • 燦 7 天の刃

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    内容(ブックデータベースより)

    田鶴藩に戻った燦を不意に襲う、謎の飛礫。
    それはかって共に暮らした與次の仕業だった。
    「今更のこのこ帰りやがって。何もかも遅すぎるんだ!」
    與次から篠音の身の上を聞いた燦は、有る決意をする。
    城では圭寿が、藩政の核心を突く質問を伊月の父
    伊左衛門に投げかけていた・・・・。
    少年たちが闘う、文庫オリジナルシリーズ第七弾。

    令和7年1月6日~8日

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    2025年01月08日
  • バッテリー (角川つばさ文庫)

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    野球が好き
    という少年たちの想いがすごくよい
    主人公のまっすぐで曲がれない性格も
    惹かれる
    彼らの将来を追いたくなる気もするし
    少年の輝きを永遠に見ていたいような
    気もした
    来世があるなら私も
    天才ピッチャーの
    球を受け止められるキャッチャーしたいです

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    2024年12月09日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #9

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    主人公が生きる世界の残酷さと
    その中に僅かに輝く人の絆がとても良く
    ページを捲る手が止まりません。
    箱庭のような監視社会で
    社会に順応したくないと
    心の中では考えている
    元エリートの主人公が犯罪者とされている少年と
    出会うことで社会の謎と闇に向き合ってく物語

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    2024年12月04日