【感想・ネタバレ】バッテリーのレビュー

あらすじ

「そうだ、本気になれよ。本気で向かってこい。――関係ないこと全部すてて、おれの球だけを見ろよ」岡山県境の地方都市、新田に引っ越してきた原田巧。天才ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持つ巧の前に、同級生の永倉豪が現れ、彼とバッテリーを組むことを熱望する。『これは本当に児童書なのか!?』ジャンルを越え、大人も子どもも夢中にさせたあの話題作が、ついに待望の電子化!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

年齢設定に違和感があることはさておき、物語の背景は昭和の感じで懐かしい。忘れていた熱い気持ちが呼び覚まされるようだ。それが作者のメッセージと感じている。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

私は好きだなー
よくタイトルを聞くから読みたいと思いながら後回しにしていた作品
ついに読み始めたけど読みやすいし、巧の苛立ちとかいろいろわかる!って感じで
弟の青波とか豪とか優しい人たちが支えになってるし、悟ってる洋三じいさんとか、ほんわかなお父さんとか、わかりやすくお母さん!て感じのお母さんとか、
巧の成長が期待です

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

家庭内でも野球のチーム内でも孤独を感じていた巧。自分の心のうちを語りたくないのに、分かってもらえないと苛立つ姿はまさしく思春期男子という感じ。弟や両親への蟠り、理解者だと思っていた祖父が弟を認めるようなことを言ったことへの苛立ち、一度認めた相手がそうでもないかもしれないと落胆した時の怒り。巧の等身大の姿全てが当時の自分には共感できた。

そして巧が自分を認めてくれる人との関わりを通じて成長していく姿を見て、わたしは友達に対して巧にとっての豪みたいな存在になりたいと思った。

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2025年08月11日

Posted by ブクログ

小学生?ぶりに再読
キャッチャー好きになったの豪くん好きだからか!ってなった
ピッチャー担いで帰れる系キャッチャー大好き

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2025年03月01日

Posted by ブクログ

中学生の頃に初めて読んだこの作品を三十路になってから再読。昔読んだ時とは、また受ける印象が変わっていた。
巧の持つ自分への圧倒的な自信、自尊心、若さ故の衝動性や真っ直ぐさがとにかくまぶしい。

バッテリーというタイトルだが、野球の話というよりも巧の成長物語を読ませてもらっている気持ち。

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2024年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと前から気になっていた本。
いつか息子に読ませたいだろうなと
その前に自分が読んでおかなきゃなと
読んでみた。

児童文学という扱いになるのだろうし
平易で読みやすく
主人公の一人称視点ではなく
三人称視点でそれぞれの登場人物の心情まで描かれているから
私には逆に読みにくいけど
小中学生にはきっと読みやすいんだろうなと思った。

小学校卒業後の春休みという、
たったそれだけの期間の物語。

今後の話も読みたくてたまらなくなる。

ときどき目頭が熱く、胸がつまる。

いいなぁ青春だなぁ。

親には一番に自分のこと分かってほしいよなぁ
くどくど言われてうっとおしいよなぁ
弟に辛く当たってしまって自己嫌悪するよなぁ

共感できるとともに、
ここまで無愛想なのはなぁ、
と思ってしまうが、
でもそれが思春期の難しさだもんな。

ポケベル捨てるところとか
もったいなくて許せないけど

でもやっぱりいい作品だなぁ
息子に読ませたいなぁと思う。

それはまだまだ先のことなので
自分の楽しみとして続編を読ませてもらおう。

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2023年07月31日

Posted by ブクログ

一言面白かった。続きが読みたくなった。巧と豪のやり取りがすごくよかった。お互いを信頼してバッテリーを組めるのは幸せだなと思った。青波や江藤とのやり取りもよかった。
野球をする人はもちろん、どんなスポーツにも共感できるお話だなと思った。

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2023年07月23日

Posted by ブクログ

そうだ、子供ってこんなこと考えてるんだと気付かされる
まだ小6、でもしっかり自分をもっている大きくなっている
母である私としては巧と豪の母の気持ちも痛いほどわかる、、
成長しているこどもたちの気持ちもよくわかる、、
しかし豪くんいい子よねー、かっこいい
続き読みたいなぁ

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2023年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中学入学を目前に控えた春休み、父の転勤で岡山の県境の街に引っ越してきた巧。ピッチャーとしての自分の才能を信じ、ストイックなまでにセルフトレーニングに励む巧の前に同級生の豪が現れ、バッテリーを組むが…。
続き物の物語の導入部。どこまで描かれているのかも知らずにスタート。全く児童書とは思えない一冊だった
生意気な巧がどう成長していくのかがとっても楽しみ。随所に見られる中学生らしい生意気な言動のところも良かった。
中学入学前に相棒になるであろう豪との出会いが描かれており、次巻は中学入学かな?

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2023年06月15日

Posted by ブクログ

この作品は児童書の域を超えていると思います。
子どもも大人も読んでいて共感できる所が必ずあります!
中学生ぐらいの方だと巧や豪の気持ちがとても分かると思います。大人の方だと子ども時代の懐かしさやふっと笑える所があると思います(*^^*)
シリーズ文庫なのでバッテリー2も楽しみです!

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2022年11月22日

Posted by 読むコレ

あさのあつこさんの作品が大好きで購入しました。
素敵な作品です(^O^)/

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2012年09月06日

Posted by ブクログ

中学校の朝読書の時間で、何度も何度も読みました。それからも、この本を見かけるたびに、「私にも青春時代あったな」とノスタルジーを感じ、過去の思い出と一緒に蘇ります。青春を送っている人、青春を懐かしみたい人、オススメです。

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2025年08月19日

Posted by ブクログ

シリーズになるだけある!
子供の頃の心情が甦るような、そんな感じだったなぁとかむずむずする様な気持ちが何とも言えない。
その感情が文章とストーリーになっていて入り込んでしまう。

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2025年06月18日

Posted by ブクログ

#バッテリー
#あさのあつこ
#映画化
映画化された小説をDVDで観ていく。スポーツが美化されているように最初は思ったが、やはりどれだけ才能があっても一人ではできないのがスポーツ。スポーツはさせてもらうものでも、するのもでもなくて、その両方なのだと感じた。 良い役者さんぞろいで見応えあり

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

巧や彼の周りの子供達の会話はとても小学校を卒業したばかりのものとは思えない。
あさのさん、設定ミスではありませんか?と言いたくなる。が、著者の思惑は違っていると読み終えて感じた。
この作品の子供たちは年齢を超えた読者、著者全ての人々そのものとして言葉を発している。

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2024年10月28日

Posted by ブクログ

投手としての才能がある原田巧、身体の弱い弟の青波、おおらかで面倒見の良い豪。

少年たちが様々な問題を抱えつつ成長していく様を描く。

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2024年07月31日

Posted by ブクログ

思春期!!!!
って思いながら読んでた

自分を天才ピッチャーだと思う原田くんの、中学に入る直前の春休みを描いた話
豪くんはじめ引っ越した先の人たちに揉まれつつ、かといって本人はまったく変わろうとするわけでもなく。でも弟の成長を目の当たりにして、あれ?って自分の変化にも気づき始めてるまじで思春期真っ盛りの少年の話だった

原田巧の芯の強さ羨ましい

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2024年07月03日

Posted by ブクログ

弟への微妙な感情、引っ越し先の友達との友情。スポ根ものに興味のない人も、すんなり物語の世界に入っていける。受験と今、やりたいこととの兼ね合いとかも描かれていて、繊細で瑞々しい時期が切り取られた良書。
今年のブックサンタは別の本で参加しましたが、これも良いなと思うのでタグ付け

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2023年11月03日

Posted by ブクログ

ここのところ、ストーリーに引き込まれて読む本が多かったけれど、この本は登場人物の心を読む本だな、というのが1巻の感想。思いを、心の変化を噛み砕きながら、じっくり読む本。このあとの2巻の途中までは、そんな流れだった。
実際にありそうな話だけれど、出てくる登場人物は実は特異で、それぞれの性格を突き抜けて書き込んでいるのだなと。

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2023年10月07日

Posted by ブクログ

北上次郎氏の言葉通りだった。
少年の心の動きが手に取るように描かれる。
大人って当人達から見るとホント理不尽でふざけるなって感じなんだろうなぁ。
続編を早速注文。楽しみ…

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2023年05月17日

Posted by ブクログ

青春小説の金字塔ですね。
漫画も映画もアニメでも『バッテリー』は通ってきたけど
小説はこの1巻までしか読んだことなく、
漫画が18年の連載に幕が閉じたのを機に
小説版も全て揃えました!
第1巻は、物語も序盤の序盤。
小学校を卒業したばかりの
まだ中学に入る前の少年の葛藤と、踠きと、
10代のガラスみたいな心の表現がとにかく上手。
児童書とは思えないというか、
大人になっても勉強させられることが多い作品…。
出会ってしまったピッチャーとキャッチャー。
最高のボーイミーツボーイをこれから繰り広げられるのかという高揚感と、
あの中学生独特な嫉妬と焦りを、
あさのあつこさんの文章で読める嬉しさ!
大バイブル作品〜3月は読み浸ります。

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2023年03月18日

Posted by ブクログ

輝く少年時代をとっても綺麗に描いた作品。
思春期特有のままならなさとか、目に見える世界を全て支配できている気になる感覚、でも具体的な根拠がないからぐらつきやすくもあって、強くて傷つき易い、それでいて真っ直ぐな、まさに綺麗な子供で、野球少年というのがまたいいです。
スポーツに打ち込んでいる姿がすごく似合うと言うか、そのひたむきさが際立っていて、これから主人公がどんな人生を送るのか、続きが気になります。

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2023年02月21日

Posted by ブクログ

ずっと気になってはいたものの、野球のことがほとんど分からず手を付けていなかった。ただ実際には野球に全く興味がなくても読める本だった。野球に対するプライドが相当強く尖っている主人公であるが、病弱な弟や引越し先で出会った永倉を始め、様々な人間関係の中で悩み、向き合っていく姿がよかった。小中学生のときに尖ってた人は彼の心情に共感できるところが多いと思う。

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2023年02月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

巧の母がとにかく嫌だ。独りよがりでたかが6年生の上の子供の気持ちをわかろうともしない。
物語も文章も素晴らしいが、とにかくこの母が嫌いだ。

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2023年01月28日

Posted by 読むコレ

あとがきで本作のもやもや感が薄れて評価UP!
2巻以降に期待

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2014年10月31日

Posted by ブクログ

【今やもう手の届かない青春を見守れる本】

小さい頃から体が弱かった弟・青波の呼吸器療養のため、祖父のもとへ引っ越した新中学生になる巧。祖父は以前、地元高校を甲子園へと導いた監督だった。

新地でランニング中、道に迷い、今後中学校でバッテリーを組む豪と出会う。豪から小学生からの野球仲間を紹介されたが、素っ気ない態度を取る巧。その様子を見かねて、人の心理を考えることが野球にとっても大切だと、青波が兄に伝える。

野球はひとりでできない。周囲との関わりの中で、巧は仲間の大切さに少しずつ気づいていく。

病院の跡継ぎになってもらいたい豪に、身体と心がついていけないだろう青波に、野球をやめさせたい母親たち。それを伝える役目に巧が選ばれ、強いられることに、子どもを守ったつもりになっている母親たちに苛立ちを覚える。

その苛立ちが理由で巧は青波と野球を巡って喧嘩になる。豪とキャッチボールをして家に帰ると青波の姿がない。豪とともに捜索に向かうことに。

青波の居場所を何とかつきとめ、巧は池に落ちつつも、二人は無事に青波を助けることができた。ピンチに弱いという巧の弱点を見つけた豪は、仲間の弱点は他の仲間でカバーすればいいと言う。

一端の事件が理由で風邪を引く巧。自分が弱ってしまったことで、自分の周囲にいるの温かさに気付くことができたのであった。

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学生時代にいい作品だと評判だった本に、随分と大人になってから触れた。

教育現場にも使われている表題ということもあって、文章の美しさと裏切らない綺麗なストーリーだった。

思春期特有の親や友達に対する感情は、反抗期のあった人たちにはホロ苦い思い出とともに共感できるのではないか。

何でも自分でできる、自分で決めたから自己責任、他人の悩みはその人が解決すべきだから関係ない。

ひとりで生きていけると思い込んでいる世間知らずの中学生が、とても輝いて見えた。そんな時代もあったな、と気恥ずかしい気持ちともに。大人になってから読まないと浮かばない感情だろう。

古樹から作られたヴィエイユ・ヴィーニュのワインのように、味わい深い物語だった。

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2025年11月12日

Posted by ブクログ

努力神話の話かと思ったら全然違った、ストーリーを読むというよりは感情とか特有の雰囲気を楽しむ本なのかなと思った、!三浦しをんの解説が無かったら星2だったかもー、時間があったら続きも読みたい

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2025年05月28日

Posted by ブクログ

巧の年齢設定は中学生か?!それも入学前の中1?!
こんな会話をする中学1年生がいるかな?と思いながら読み進める。
「こじらせ男子」の印象。対して、豪くんの大人で優しいところはとてもよかった。
自分に絶対の自信を持ち、他人を寄せつけない巧にスポーツ、それも野球ができるのか、少し疑問だった。巧は人を信頼することができるのだろうか。
児童文学らしいが、大人でも楽しめた。
でもまだ入学すらしていない。続きを早く読んでみよう。

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2025年05月24日

Posted by ブクログ

野球はほとんどわかりませんが、主人公や仲間、家族の心情描写が良かったです。
野球を知らなくても楽しめる本だとススメられ読みましたが、確かに野球を知らなくてもいいけど知っていたら、もっと面白いと思います。
野球をしている人の見てる世界を覗いてるようで面白く野球のことを知りたくなる、そんな気持ちにさせてくれる本でした。

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2024年11月05日

Posted by ブクログ

やっぱりあさのさん好き〜。思いっきり青いなぁ。
青波がかわいい。これからみんながどうなるのか楽しみ。

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2024年06月23日

Posted by ブクログ

この主人公は、大人か?
こんな子供いないよなと思うけど、
今どきなのかな?
もっと野球しているかと思えば
そうでもない。
多感な頃の子供のお話。

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2023年09月22日

Posted by ブクログ

小学生の頃に読んだ時にはよくわからんつまらんて途中で読むの止めてしまって
あれから時を得て読んでみると

どうにもこうにも引き込まれてしまった

当時のわたしでは幼すぎてわからない描写の方が多かったのかもしれない

なんというか巧に感情移入することが多かった気がします。豪との出会いが巧を人として大きくしてくれるのかな、そうだといいなと思ってしまいます。

青波にはなんかこうずーーーともやもやしてしまう。青波くんの内面が描かれていないからだとは思うのですが、巧は耐えてる方だよなと思ってしまいました。
青波のこと好きになれる機会があるといいのだけど

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2023年05月22日

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