あらすじ
「おれが、おまえにとってたったひとりの最高のキャッチャーだって心底わからせてやる」3年部員が引き起こした事件によって活動停止になっていた野球部。その処分明け、紅白戦が行われるが、未だ残る校長の部に対する不信感を拭うため、監督の戸村は強豪校、横手との試合を組もうとする。一方、巧と豪の堅かった絆に亀裂が入って!? 青波の視点から描かれた短編「樹下の少年」収録。
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Posted by ブクログ
大好きです。
めちゃくちゃ熱くなる。
小町グイグイくるなー!
青波めっちゃ可愛い。
沢口ナイスやし、東谷もいい。
吉貞も面白いしな。
野々村もいいわー
展西にもスッキリした
やっぱバッテリー最高
Posted by ブクログ
夏休み明けの一年生の秋から。
二学期が始まると同時に前巻で起きた事件による謹慎期間が終わる。そこで待ち受けていたのはレギュラーと一年生の紅白戦。巧と豪にとってはバッテリーのデビュー戦となる。
心理描写が細かいもののテンポよく読みやすかった。次の強豪校との練習試合はどうなっていくのか。
読切の青波視点の話も良かった。巧、ちゃんと優しいお兄ちゃんやってるなーっというのが青波を通じて随所に感じられた。
Posted by ブクログ
試合が始まった
マウンドに立たなきゃわからないことがいっぱい
立ってもわからないことはもっといっぱい
野球をしない私まで考えちゃいます
(2010.2.13)
Posted by ブクログ
巧と豪の関係がより濃くなってきた。巧が考える事が、上手く口に出せないのがもどかしい。もっと上手く伝えられたら、豪や他の人とももう少し上手くやってけるんじゃないかなぁ。と思ったが、巧は巧なので、成長を見守ってます。バッテリーを読んでいると巧と豪がいる世界に入り込んでしまう。この感覚がとても好きだ。試合楽しみ
Posted by ブクログ
結局部活動停止されちゃってたんすね。
ほんと、連帯責任ってシステムは良い面少ないな。
でも、何とか部活動は再開できてよかったよ。
豪のマジギレはわからなくもないよね。
大事なところで、
お前はダメだと言われたような感覚はキツイ。
でも、豪はそこでさらなる高みを目指そうとするとか、
大人だなぁ。
巧も今までと違った感情をもった自分に戸惑いつつも、
変わらないしすごいもんだねぇ。
文庫本には読みきりの青波のお話がついててお得。
青波いいなぁ 一番成長してるんじゃね?
がんばってほしいな、青波には。
今回も一気に読み倒せました。
いいねぇあさのさんの文章は。
Posted by ブクログ
バッテリーは私の大好きな作品です。私は野球にはあまり興味がなかったのですが、バッテリーを読んで野球に対する関心が高まりました。
天才ピッチャー原田巧がとても魅力的でした。そして、永倉豪というキャッチャーも。そして、その二人を支える仲間たちも。泣いたり怒ったり、笑ったり。大人だったら適当に済ませてしまいそうな出来事でさえ真っ直ぐに受け止め悩みながらも答えを見つけようとしている姿がとても輝かしく思えて、私ももう大人になってしまったんだなと寂しく思えました。キラキラしている青春時代を過ごしている巧たちが羨ましくも思えました。男の子っていいなって思える作品でした。年齢を問わず、たくさんの人に読んでほしいと思いました。
Posted by 読むコレ
映画も観に行ったのですがキャストがぴったりで感動したのを覚えています(^O^)/後にも先にも、これほど素敵な作品には出会わないと思います(*^_^*)
そのぐらい好きな作品です♪
Posted by ブクログ
ほぼノンストップ、一気読み!
中学に入って早々起きた事件、
そのせいで活動休止中の野球部だったので
本作3作目にしてやっと野球をしました。
ほんっとうに悲しいことに、
中学の部活ってこういうものなんだよ…。
ただ、海音寺先輩も、展西も、それぞれの
野球の向き合い方があって最後はそれに正直に判断できたと思えば胸が少し軽くなる、、、それにしても展西達のしたことは許せないけど。
巧と豪の対立は、リアルで痛々しい。
どっちの主張もわかってても自分の考えを
捻じ曲げられないのもこの年齢が故………!
若干のすれ違いを引き摺りつつの4作目突入で、
しかもコミック版はここまでの内容までだったので
次からは未知の世界ーー!
楽しみだ〜〜〜〜
Posted by ブクログ
面白かったけど2巻と4巻のつなぎ的役割な気もしました。
巧みたいな中学1年生って本当にいるのかなーと、読むたびに思います。
でも、中学時代に入り込むことのできなかった男の子の輪というか、世界みたいなものを垣間見るような面白さがありますね。
気になるのは、青波の成長っぷり。
どうなるのでしょう、彼と巧の力関係は。
もちろん、野球部の動きも気になるところ。
こちらは4巻を早く読まなくちゃ、ですね。
Posted by ブクログ
巧君が相変わらずのキャラだけど、徐々に独りよがりから変わっていこうとしていて少し読んでてイラつかなくなってきた。野球だけじゃなくチームスポーツはどんなに素晴らしくても、一人じゃできないんだよなあ~ さあ、いよいよ門脇登場、映画ではかなり早い段階で登場していたが。あと、巧君と対照的にキャプテン、ええ奴やわ~!
Posted by ブクログ
バッテリー3.
野球部の休部のため、野球ができず欲求不満へ。
巧も自分がやりたいだけでは、野球ができなかったということがわかっただろう。
なぜか自己中心的な巧が少しマシに思えてきたので、3冊目だからだろうか。
ここにきてやっと初めての野球の試合のシーン。
練習試合とはいえ、ここまで引っ張るとは(笑)
どんどん面白くなってきたし、次は野球強豪校との対戦みたい。
楽しみです。
Posted by ブクログ
4.1
→少しずつ巧が自分のことだけでなく、仲間の事を考えられるようになってきているのを感じました。野球の試合の展開も、巧の成長にも目が離せず、とても面白いです!
Posted by ブクログ
シリーズ第3巻。
相変わらずとがった性格の巧。心の中の声には少し変化があったようにも思えるが、それをさらけ出せないもどかしさ。性格ゆえなのか、思春期ゆえなのか。
物語の途中で感想を書くのは難しい。早く続きを読もうと思います。
Posted by ブクログ
<爆弾>原田巧(笑)
この、取り扱い注意のとんでもない爆弾が、周囲に変化をもたらすんですねぇ。
今後が楽しみです。
野球が好きでたまらない少年たちの情熱が、読み手にドバーっと伝わってきます。
読んだ人はきっと、小町先生みたいに、この子たちのファンになってしまいますよ(笑)
かく言う私がそうだ(笑)
そして今回は弟の青波くん。
みんなのアイドル青波くんも、彼には彼の悩みがあって切なかったですね。
Posted by ブクログ
少年たちの息づかいと、空気の透明感と、昆虫たちとの距離がすごくリアルでふいにタイムスリップして昔に戻ったかのような感覚に陥ります。
あさのさんの言葉選びがすごく好きです。
さて、白熱した紅白戦もおもしろければ、例の試合もわくわくするし、野球って楽しいかも・・・!と素人にも思わせてくれます。年に1回くらいは野球観戦に行きますが、こんなに近い目線で野球を感じることってないですからね。
これがまた新鮮です。小説ならでは。
私はちいさい頃、はやく大人になりたいなぁってずっと思っていました。みんなで同じ授業を受けて、やりたくもない教科をやって、学校が嫌いなわけではなかったけど、窮屈だなあと思っていたのを思い出します。
なにせ、子どもは制限が多いですよね。
もちろん保護が必要なこともわかっていますがそれでもね。巧たちが感じるままならなさは、私も昔感じたものとまったく同じ。
それでいて、私はぼんやり窓の外を見ながら大人になる日を夢見ていたのに対し、巧たちの強行突破にも近い猛進具合に微笑ましさを通り越して憧れすら感じます。
巧と豪の絡みも濃くなってきましたね。
自我が芽生えればぶつかり合うこともあるでしょう。
今後は巧と青波の絡みも増えていきそうですね。
こちらの文庫版、何が素晴らしいって、文庫版だけの書き下ろし短編として青波目線で描かれた「樹下の少年」が収録されていること。
かわいい青波から見た世界はやっぱり透明感を持っていて、それでいて実は誰よりもしなやかで強いかもしれない逞しさが根底にはあって。
いつまでもかわいい青波ではないんだろうなと思うと、ちょっとさみしですね。既に親目線ですが。
続きが気になるところで終わっていてはやく先が読みたいのですが、購入済みなのはここまで。
はやく続きを買わなくちゃ。
Posted by ブクログ
読み始めると、すぐに夏の日に引き戻された。
巧が居て、豪が居て、それだけでそこは夏の景色になる。
そんな空気感がすごく愛おしく思えた。
試合…。゚(゚´Д`゚)゚。
Posted by ブクログ
one for all, all for one
なんてくそくらえ!なエースピッチャー巧。
彼は、どこまでも自己中心的。
唯一の理解者、キャッチャー豪との関係も微妙になってくる。
今後、二人間はどうなるのでしょうか?
Posted by ブクログ
順調に読んでいます。真っ直ぐな表現が心に届く本です。どの同情人物の心情も、自分の思いや固定概念に重なる部分があって、だからこそ伝わらない切なさが切なくなります。
Posted by ブクログ
望みを叶えるために譲歩する。
大人の言う事なんだからと、訳もなく折れてしまう。
試合に出るために、監督の言うことを聞く。
それが理屈に合わなくても。
その時の悔しさを抑えても、のちのちの結果をとる。
大人はそうする。
いつの間にかそうなっている。
自分もいい加減年を食ってきた。
子供もいれば、部下もいる。
仕事も失いたくないし、立場も守りたい。
目の前に立ちはだかる不条理や、理屈に思いを曲げることはしばしば。
損して得取れ。
戦略。
全体を見ろ。
マウンドに立つピッチャーが、
試合の勝ち負けも、
チームメイトの思いも、
何も考えてずに、ただミットに会心のボールを投げることだけを
考えられたら、それはそれは、すごく羨ましいこと。
すごく羨ましい。
後ろからついてくるはずの後輩を気にせずに、
蛇のようにうねりながら迫ってくるワインディングの中に
飛び込んでいけた頃が懐かしい。
あの集中力。あの純粋さ。
失ったものを思い出す。
Posted by ブクログ
【中学生の精神的な鍔迫り合いの本】
--あらすじ--
表向きには顧問の戸村による指導不足のためとされたイジメ事件により、新田野球部は活動休止となっていた。
練習さえ禁止されていた巧と豪は、中学野球の全国制覇を戸村に約束する。対外試合の許可を校長にもらうために、戸村は紅白戦でのデモンストレーションを企画する。
レギュラーメンバーの赤組、一年生メンバーの白組。結果は巧と豪が率いる白組が僅差で勝利した。
巧や豪に新しい経験を積ませるため、三年生の最後の試合を設けたいため、戸村は全国区でも強豪校とされる横手第二中学に練習試合を申し込もうとするが、校長により却下とされてしまう。
しかし、キャプテン海音寺のツテで、巧と豪のバッテリー横手第二のスラッガー門脇と一対一の対決をする。巧が投じた全力の球を受けそびれてしまった豪。その一球の迷いにより、最後の決め球を打たれてしまう。
全力で投げられない、キャッチャーを信じられなくなってしまったのかと豪は巧に詰め寄り、取っ組み合いのケンカになる。
巧はリベンジとして、次は全国四位の相手チームに完全試合をすると、大見栄を切ったのだった。
---感想---
一球一球の描写があり、野球の醍醐味が表現されていて、今までにないリアリティを感じることができた。
外部のライバル校が登場し、巧と豪のバッテリー内でのドラマが生まれたことも、心境の変化が生まれ、二人が大人へと成長する兆しが見られた。
巻末にあった青波の語りでは、バッテリー本編で見られない詩的な表現があり、筆者の新しい一面を知ることができた。
Posted by ブクログ
うわ~、そこで終わるか。早く次を読まなきゃ。
にしても、やっぱり中学生の会話、考え方じゃないって。
青波が野球を始め、成長していて、うれしい。巧にあんなに邪険にされるのに、兄が大好きな青波がかわいい。
今回は巧の兄としての優しさも見られた。
Posted by ブクログ
んーなんというか前半あんまり印象に残るようなシーンはなかったんですけど
ラストの門脇VS巧のところから物語が急に飛躍してきておもしろかったです
門脇VS巧を通じて実際は巧と豪の関係性の脆さの欠片のようなものが見えてきてしまったように感じてしまって不安になりつつもおもろくてつい一気に読んでしまいました。
次巻この脆さが生きてくる話になるのか気になります。
ただただなんだか歯がゆさを覚えますこの2人。そういう歯がゆさは中学生同士だからなのかどうなのか。
口達者な巧が豪に対してはなんかこう下手くそでやきもきしちゃいますw
Posted by ブクログ
紅白戦で巧は、沢口にホームランがまぐれじゃないことを証明しろって言う。展西たちの暴力の恐怖心よりも、野球をやりたい気持ちの方が強い沢口の肩を抱きしめたい衝動を感じた巧にちょっと期待ができた。豪が言う通り巧の野球は自分のためだけの野球だ。巧の野球は9人対9人ではなくて、ピッチャー対バッターの1人対1人だ。そして豪がいなければそれすらも成立しない。オイラの中でこの物語の巧はヒールだ、いまのところ。洋三が危惧するように巧の成長はここまでなのか、それが気になる。ポテンシャルが高ければ、巧の1人対1人の戦いは勝てるだろう。でも本来の9人対9人の野球では勝てないと思う。スター選手には支えてくれる選手たちがいる。スター選手がそのことをわかっていなければ、支える側の選手たちだって手を離すだろう。巧に豪の言葉が届くといいな。
Posted by ブクログ
なんというか、主人公たちが本当に青春をしてて、いい話です。
いきなり、部活中止の事態に追い込まれて、憤慨する巧。
野球とはいったい誰のためのものなのか? という疑問を彼は持ちながら、野球のできない我が身を歯がゆく思う。
自分の関係ないところで、勝手に事態が収められ、勝手に何かを決められる、という状況を巧は好ましく思わない。
しかしながら、再び野球が出来るようになった時に顧問から伝えられたのは、「紅白戦をやる」ということだった。
本当に少年たちが真っ直ぐで眩しくて、申し訳ないくらいだったんですが、まあそれだかこその失敗もあるわけで、どうなるかはわからないですが、真っ直ぐな彼らの成長を見守りたいと思うんですが、残りの巻数でどこまで物語が進むのか、残念に思いながら、楽しみに読みたいと思います。
Posted by ブクログ
何となく2作目と同じような感想です。
確かに面白い。でも、何となくパターン化されてきているような。。。
今のところ巧・豪と海音寺などのキャラで持っているという気がします。
この作品には?・?に有った著者あとがきが有りません。実はこの"あとがき"がとても良いのです。作者の真摯さにじみ出てきて。作品を褒めず、あとがきを褒めるのも変ですけど。。。。
Posted by ブクログ
活動休止になった野球部ですが、3年生のレギュラー・メンバーと、巧や豪たちが主体となる1年生・2年生メンバーとの間で紅白戦がおこなわれることになり、巧たちは見事勝利を収めます。
その後、巧の投球にはさらに上があると見抜いたキャプテンの海音寺は、横手第二中学校のスラッガー・門脇秀吾に連絡を取り、横手中学との練習試合を申し込みます。海音寺から巧の話を聞いた門脇は、天才1年生ピッチャーのボールを自分の目で確かめるためにやってきますが、そこで巧は、豪の構えるキャッチャー・ミットめがけて全力で投球することを躊躇してしまいます。巧が自分を信頼していないことに気づいた豪は傷つき、1年生バッテリーの間に亀裂が生まれてしまいます。
この辺りから、天才に魅入られてしまった者の苦しみが豪にのしかかり、彼のキャラクターが少し重苦しい印象になり、それが物語の終わりまで続いていきます。彼には、巧の頼りになる女房役といった役回りを期待していたので、個人的には少し残念です。
なお巻末には、青波の視点から描かれた短編「樹下の少年」が収められています。