あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
NO.3 #再会 シリーズ第三弾!
発売待ってました!!
私はあまり察しの良い方ではありませんが、臨場感ある会話のやりとりや描写から、ほどよく先を予想しながら読むことができました。「まさか〇〇か……!?」と思ったことがちゃんと合っていて、登場人物たちとともに迫る危機についてハラハラしながら考えられました。
それにしても、NO.6シリーズ本編では名前および沙布の留学先としてしか出てこなかった、NO.6以外の都市国家についてがよく出てくる続編ですね。独裁と階級がきつかったNO.6以外も何かしら問題はありそうで、社会を築き為政すると、何かしらの歪みや影はあるものなのだなぁと感じます。作中では人類滅亡に抗い、薄氷を渡るような緊迫感がしばしば描かれますが、ぶっちゃけ現実も同じですよね。 -
Posted by ブクログ
弥勒シリーズ第6作目。
やはり、面白い。
清之助と信次郎のやりとりに伊佐治の存在は絶対に欠かせないとこのシリーズを読む度に思っているな。
ミステリーとしての要素の中、それぞれの人としての生きざまにはヒヤヒヤしたり、ホッとしたりしながらどんどん話の中に引きずりこまれて行った。
時折描かれる景色の様も、清々しかったり不穏だったりするけど、その後の展開は想像できなかった。
ただこの謎の解き方、少し急いだのか?と思ったけど、それもよしと思えるほど、入り込んでいたな・・。
今回は、解説もじっくり読んでみた。
解説もとても面白い。
今まで解説は読んでいなかったのか?と、自問自答したけれど思い出せない・・これからは解説もじっくり読まないといけないな、反省反省。
このシリーズも絶対に読破しよう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレネズミが旅での話を語るシーンが多かった。
ネズミの鮮やかなアクションシーン、お見事。でも悲しい話も。
また、<再会>シリーズは、元のYA!シリーズの「NO.6」より”都市”や”国家”についての話がしっかりメインになっていると思った。平和についての物語が描かれていると感じた。やはり紫苑が委員長だし、濃い部分になっている。
そして紫苑が自分の役割をどう務めるのか、個人としての紫苑と委員長としての紫苑の揺らぎのようなものが今後どうなっていくのか、という話も大きいと思う。最後の方の力河さんの視点は、さすが元敏腕記者だな、おっさん、と見直した。でもイヌカシの見方も、(多分)女性なのでまた違った感覚で紫苑を見ているようで、楽観的とは思わなくて、両者の感覚の違いがどっちかが合っててどちらかが見当はずれとは決して思えなくて、興味深い会話だった。
時折、ネズミと紫苑の向き合うシーンが出てくるけど、そのひとつひとつが、美しくて。絵に描きたい!イヌカシと力河さんがいても、関係なく、お互いに向き合っているのが、ちょっと可笑しかった。
紫苑の父親のこと、読者はネズミと同じ心配をしていることが多いと思うけど、紫苑は、ネズミしか見えてなくて…ホント、ネズミしか…。
ネズミが、部屋に帰ってきたらカップがふたつ並べて伏せて置いてあるのを見たときの気持ち…もう、そこがあなたの居場所ってことじゃん!と言いたい。
新キャラのマウラがネズミのこと、NO.6に「帰る」と言ったのとか、人間くさいけどなかなか鋭いおじさんが出て来たと思った。けど、マウラも子ども達も、どうなったのか気になる。
今回、NO.6シリーズにしては珍しく、視点が、殆どネズミ視点だけで、イヌカシ視点が少し。紫苑視点や火藍さん視点はなかった。
そのイヌカシ視点で終わったけど、続きが気になる!
どうか、紫苑とネズミが、いっしょにあの花を見に行けますように…。
そう願わずにはいられない、3巻でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ空白の2年のネズミを語ってくれるのとても嬉しい。紫苑さんもとてもとても知りたがってたもんね。あらためて離別後のネズミの中に紫苑の存在が至る所にとても大きく残っているのがいいなぁ。再会を必ず、紫苑。この言葉が、近いでも約束でもなく身勝手な望みだなんて、予想外だったな。どこまでいっても巻き込んでしまった、手を汚してしまった責任を感じている人だと思っていたからそこにネズミ自身の意思があることが嬉しい。NO.6への復讐以外の想いを吐露してくれるなんて。紫苑パパ、来懼(らいく)思ったより早く出てきたな。Beyondでの紫苑のことを想い、紫苑のために人殺しをしなかったネズミと、ネズミが来懼を殺さなかった理由が父親だからでも手を汚して欲しくなかったからでもなくここに帰ってきてくれたから、な紫苑さんの対比が、なんかもう、すごい。これが14年?越しに回収されるんだ、生きててよかった。紫苑はさすがすぎるけど、変わってしまったんだね。嬉しくて悲しい