あさのあつこのレビュー一覧
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ナンバー6、の、治安局員にさらわれた、サフを救うため、シオンとネズミは、高官から内部情報をききだす。彼の口からは、聖都市での、恐ろしい計画があきらかに!そして、ついに、「人がり」が決行され、囚われの身となったシオンとネズミは、強制収容施設へと潜り込む。
スリル満点、どきどきした。でも、「人がり」の...続きを読むPosted by ブクログ -
「人がり」によって、強制収容施設へと送られた、ネズミとシオン。そこは、無数の人の固まりがうごめく、この世の地獄だった。ついに二人は、ナンバー6の、暗部へ…。
命だけは助かるのかと思いきや、人々は、地下の迷路に閉じ込められる。ぼろぼろになりながら、あるものは、死体を踏み越え、あるものは、死体に押し潰さ...続きを読むPosted by ブクログ -
紫苑もネズミもすごく好きで、ふたりの甘ったるいすれ違いに、ニヤニヤしてしまいます。
でも、あとがきにあったような、読者である自分の偽善や、日常にまで、迫り来るものが来ないのは、読み方が悪いのか、想像力の欠如なのか、若さが足りないからなのか、、、、、
沙布ちゃんの、暴走ぶりが、おばさん視点で書かれ...続きを読む -
大好き!
焦燥感。切ない。
読み終わりたくない、と強く思った。
ずっと読み続けていたかった。
巧の成長がかっこよかった。
野球、いいな。わたしは、中高のとき、こんなに打ち込んだものはなかったな。Posted by ブクログ -
あさのあつこさんが好きで
「白兎シリーズ4」が同時発売ということで読んでみた
さまよっている魂 手をひいてくれる人と魂を結び付ける
誰が生者で 誰が死者なのが とても不思議なお話
その中の2「地に埋もれて」
内容データベースより
心中を約束しながら土壇場で怖気づいた男によって、ひとり仮死状態...続きを読むPosted by ブクログ -
白兎(はくと)シリーズ第4弾。今回のお話はミステリーそのものでシリーズ中一番面白かったかも。ただ、シリーズ完結編にしては主人公の白兎が添え物的で、結局彼が何者だったのかは明らかにされず仕舞いだったのはちょっと残念。Posted by ブクログ
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神様と人間、そして中間の存在である箜(くう)が共に暮らす架空の神話を元にした短編集。
CLAMPさんの表紙絵に惹かれて手に取ってみました。
恋をしたり、人に情を寄せたり、予想外の出来事に焦ったりする神様たちはとても人間臭くて身近な存在に思えた。Posted by ブクログ -
読みながら、前作を思い出しました。
あさのさんのスポーツ物は、競技そのものももちろんのこと、選手の家族、友達との関係も深く入っていくので面白いです。
今回は、前作でボロボロになってしまった碧李の復活へ向けての前哨戦です。
誰よりも早く競技場に入り、トラックを見ながら、前回の屈辱的なレースを思い出し...続きを読むPosted by ブクログ -
沙布が拐われ、緊迫が高まる中、矯正施設へ潜入するため動き出したネズミ、紫苑、力河、イヌカシ。
紫苑の真実の姿、ネズミの突然の発作。そして人狩り。
ハードな展開になってきましたが、それでも紫苑とネズミの絆は強く結ばれている。
紫苑の真っ直ぐな愛の告白に「いっしょに地獄に行くさ」とネズミの決意。
友情と...続きを読むPosted by ブクログ -
No.6の内側で育った紫苑や、良くも悪くも疑うことをしない。ネズミは、そんな紫苑に苛立っている。
紫苑の母と知り合いだった力河や、イヌカシとの出会いで、紫苑は何を見ていくのか。
No.6を憎むネズミ。寄生蜂からNo.6の人々と助けたい紫苑。
相反しながら、友情とも愛情とも言えない結びつきの二人の関...続きを読むPosted by ブクログ -
「児童書……?」と驚くくらい、紫苑とネズミの〇〇シーンに赤面。
思えば、私をこちらの世界に引きずり込んだ作品の一つでもありました。
読み返すと、紫苑の母の強さが印象的でした。紫苑が強いのは、彼女の子供だからなんでしょう。Posted by ブクログ -
少し紫苑が成長してネズミの言うことをただ聞くだけでなく、ちゃんと言い返せるようになったり、西ブロックの住人と知りあったり、お仕事ももらえてなじめるようになってきたけれど、ネズミは果たして元のように非情になれるのか気になるところです。ネズミ大好きなのは変わらずです。Posted by ブクログ
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ギリシャ神話モチーフ。
オムニバス形式。
人も神も箜も皆、すべての生き物は過ちを犯し、
成長していくものなんだと感じた。
一つ一つの物語がとても素敵で、
文庫本を買おうかな。Posted by ブクログ -
どの作品も、ふわーと映像が浮かぶような感じです。
中でも、『ぼくの神さま』が好きでした。
遠い国、過疎の村で生きるフユン。
自分の中の自分の神様の声を信じ、常に、「どうすればいい…」と聞きます。
お父さんが、「本気で尋ねれば、必ず答えてくれる」と教えてくれたから。
真っ直ぐで、誠実に生きようとする...続きを読むPosted by ブクログ -
清之助と信次郎の2人の関係がなんとも言えず興味深い。研ぎ澄まされた刃で向き合うような緊張感がありながら、お互いに惹かれ合う好敵手。
また、物語も血縁ではない者が本当の家族になろうとする心の繋がりを描いたものが多く、そのひた向きさに世知辛いこの世界に希望が見える気がした。
あさのあつこ、さすがと思わせ...続きを読むPosted by ブクログ -
知った瞬間、あさの先生の小説にクランプ先生の表紙ってなんて贅沢!と思いました。
お話は短編集のような形になっていて、いろんな神様が人間と関わっていく物語。
神様の人間くささが巧みに描かれていて、やっぱりあさのさんだなあと感じながら読みました。
最後はなんとなく感動…
やっぱり綺麗な文に綺麗な絵って素...続きを読むPosted by ブクログ -
夜とセットで購入、先に朝からよみました。
明るいあさのさん、ってかんじ。
夢とか希望とか、楽しいこととかそういった感じの明るいもので溢れた、まさに「玩具箱」
個人的には1話目が好きですね。
はぁい、と柔らかい返事をするお母さん、何となく想像できて、それでふんわり暖かくなるお話だと思いました。
あ...続きを読むPosted by ブクログ