あさのあつこのレビュー一覧

  • 緋色の稜線

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    ネタバレ

    本作は、長らく在庫切れだった『白兎1 透明な旅路と』(講談社)を著者が全面見直しし、加筆修正、改題の上文庫化したものらしく、読んだ記憶がやはりありました。で、前回読んだときは伏線がわからなく、あまりピンとこなかったが、読み直して納得しました。

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    2021年04月14日
  • 木練柿(こねりがき)

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    『弥勒の月』『夜叉桜』に続くシリーズ第3巻。

    ⬛︎ストーリー⬛︎
    胸を匕首(あいくち)で刺された骸(むくろ)が発見された。北定町廻(きたじょうまちまわ)り同心の木暮信次郎が袖から見つけた一枚の紙、そこには小間物問屋遠野屋の女中頭の名が。そして、事件は意外な展開に……

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    2021年01月16日
  • 夜叉桜

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    ネタバレ

    ⬛︎ストーリー⬛︎
    江戸の町で女が次々と殺された。北定町廻(きたじょうまちまわ)り同心の木暮信次郎(こぐれしんじろう)は、被害者が挿していた簪(かんざし)が小間物問屋主人・清之介の「遠野屋」で売られていたことを知る。因縁ある二人が再び交差したとき、事件の真相とともに女たちの哀しすぎる過去が浮かび上がった。

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    2021年01月16日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #3

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    ネタバレ

    いろんな登場人物の視点で書かれており、大きな物語の動きはないけれど
    これからの物語の伏線になるのかな?という印象。

    紫苑はおやすみのキスと言い、ネズミは紫苑を嘘つきと言った。
    あれはおやすみのキスなんかじゃない、さよならのキスだった。
    友達でも家族でも恋人でもない、この二人だけの関係性がたまらなく好きです。

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    2020年12月03日
  • 人を乞う

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    いや~。人がいいです~。
    登場人物の生き方が凄いです。
    気持ちいいくらい、まっすぐに生きてて、
    人を引き惹きつけずにはいられない。
    どんな出会いをして、どんな選択をしていくのか、
    どきどきしながら読みました。
    面白かったです。
    天地人の題名も秀逸ですよね。

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    2020年11月14日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #4

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    ネタバレ

    また大きくお話しが動いていく。
    ドキドキわくわくしながら読み終わりました。
    イヴとしてのネズミがたくさん出てきて、今後にもなにか影響があるのか?
    気になります。

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    2020年11月11日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #2

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    読み始めたら一気に読んじゃってます(笑)
    積読していた1年はなんだったのだろうか…。

    紫苑とネズミの関係性がとてもいいです!
    純粋にネズミに興味がある紫苑と、
    そんな紫苑を甘ちゃんだと言いつつ大切に扱うネズミ。
    敵になるかもしれない。敵にはならない。
    お互いに言い合う二人が今後どうなっていくのか気になります。

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    2020年10月15日
  • 末ながく、お幸せに

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    相手に幸せにしてもらうのではなく、相手を幸せにするのではなく、自分の幸せを自分で作り上げる。それができる者同士が結びつきあうこと。本物の結婚とはそういうものなのだろう

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    2020年09月22日
  • ランナー

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    乾いた土に水が染み込むように
    するすると言葉が入ってきて、
    小説家というのは凄いなぁと思う。

    読後感は、三田誠広の「いちご同盟」。
    でも読んだのは、はるか昔なので違うかも
    知れないけど、なんとなく思い出した。

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    2020年07月12日
  • NO.6 [ナンバーシックス](2)

    購入済み

    ネズミ

    紫苑に救われるネズミ。クールでかっこよすぎで優しい。紫苑がいるから生きてこれたんだな。大切な存在はお荷物とかいってるけど必要な人なんだ。

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    2020年05月27日
  • NO.6 [ナンバーシックス](1)

    購入済み

    ネズミ 紫苑

    はああああん?ネズミかっこよすぎません?紫苑も素敵だし。12歳の出会いから16歳の再会まで運命だな。ディストピア世界設定おもしろすぎる。

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    2020年05月26日
  • 一年四組の窓から

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    はじめて読んだのは中学生の時だったと思います。メインの4人の視点が切り替わりながら進んでいく形式。ひとりひとりが抱える思いが青くて痛くてしんどかった。杏里と一真の関係性がとてもすき。思えばこの本から私の「絵を描く男性とモデルになる女子」という性癖が生まれた気がします。

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    2020年05月08日
  • 雲の果(はたて)

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    面白かった!
    小暮さまにはぞっさせられるというか、薄寒くなる感じ。
    なんて身勝手なのーと遠野屋さんが小暮さまに引っ張られないよう祈るばかり。
    今回、伊佐治も小暮さまに引っ張られてる感じで、ドキドキした。
    事件もなるほどーという感じで読ませるなと唸る感じだった。

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    2020年02月15日
  • バッテリー (角川つばさ文庫)

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    著者は、野球について取材を行わず、この作品を書いたそうである。(続編以降はおそらくしたであろう)
    それなのに、グイグイ読ませる作品である。

    話を通して、主人公や周囲の人物像を深堀りしていく
    巧みな心情描写により読み手を引き込む
    主人公の弟・青波の成長が実感できる
    からであろう。

    続編以降も、読むのが楽しみである。
    (ジャンルは本来なら文芸書なのだろうが、若干の改編と総ルビふりがあるため、児童書とする)

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    2020年01月10日
  • 木練柿(こねりがき)

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    遠野屋を真ん中にした短編集。
    めちゃくちゃ面白かった。
    本シリーズ3作目までの、最高傑作。
    ハートウォーミングな話もあれば、謎解きを満喫できるものもあり、さらには遠野屋とおりんの恋話まで大満足の一冊だった。

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    2019年11月10日
  • あかね色の風/ラブ・レター

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    2019/10/20
    児童文学作家として有名なあさのあつこさんの作品をはじめて読んでみました。バッテリーがすごく有名だったので、青春系の男の子の描写を書くのが上手いのかなーという印象でしたが、この本の主人公は両方とも女の子です。
    あかね色の風の方は、主人公の遠子の近くに千絵が引っ越してきて、二人の仲が徐々に縮まっていく…ような縮まっていかないような…みたいな話です。千絵がお父さんの影響で化石が好きなので新種の化石が出た場所に二人で行こうと山越えしていくのですが…。どこか冷めたような感じの遠子も別にそんなつもりはないと言う絶妙な表現が面白いです。
    ラブレターの方は、文字通り、小学五年生の愛美が同

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    2019年10月20日
  • I love letter アイラブレター

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    あさのあつこの本を読んだことがなかったかもしれない。こんな話も書くんだ!と、驚き。さわやかな児童文学的な本を書く作家さんだと思っていたが、これはミステリーだ。ひきこもりの少年がひょんなことから叔母さんの「文通会社」を手伝う。その文通相手におこる事件の話。とにかく、話の流れがスムーズで読ませる。ひきこもりの彼の心のほどけ具合も本当にほどよい。どこかで誰かに褒められたり、必要とされているのは誰にとっても嬉しく、必要なことなんだと思う。ただ、おさななじみとの件だけはちょっといただけなかった。それは彼が可哀そう過ぎるだろうと思った。その結果は話として必然性が無いし、ちょっと安易に思わずにはいられなかっ

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    2019年09月03日
  • 燦 8 鷹の刃

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    読み終わって、これまでの伏線はこれだったかー…と放心状態になった。これからも伊月は変わらず仕えていくんだろうけど…でも、かわいそうすぎない?父だと思ってた人は自分の息子に付き従うのを見て満足を得てたクソ野郎で、自分の父親はもういない。双子だと思ってた人は違うし、母もいない。好きになった人は死んじゃうとか…。
    主従について何だかんだ言ってた燦ですら、伊月が何も言わず変わらずにいることを『尊い』と言っていたけど、伊月に残ってるのは圭寿だけだったのかもよ…涙

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    2019年08月25日
  • 冬天の昴

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    久しぶりに読んだ弥勒シリーズ。前作を読んでから少々間があきました。その分、新鮮さが増したように感じたのですが、いやいや、間があいたからではなく、5作目は新鮮なものだったように思います。
    これまでよりも、グンと本格ミステリーになったような感じ。謎解きがとても楽しかった。木暮の語り口で謎が解かれていくことの快感を覚えるのです。
    そして、遠野屋がもつ切なさが幾分少なくなり、なんというのでしょう、凄技を持ちながら、なんだか人間臭さが出てきたような。それは今作、木暮の動きがより注目されるようになったために、遠野屋の温かみが目だったのかもしれません。同様に伊佐治の人らしさも多く描かれているような感じがしま

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    2019年07月09日
  • バッテリーIV

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    ネタバレ

    バッテリー4作目。
    表紙の絵の通り、豪の章だなぁと思って読んでいたが、海音寺も、吉貞も、俊二もいい。
    吉貞と俊二、3作目まではキャラかぶりだなぁ、書き分けれてる?キャラ出し過ぎて限界?なんて思ってたけど。
    なんのなんの、俊二のキャラの底が見えてきて、吉貞とは全然違う根っこの人物だ。

    随分前に、読んだことがあるけど、おおかた忘れてきて2度目に読んでいる。
    けど飽きることなく、楽しませてくれます。

    巧のランニングから始まり、巧のランニングで物語が終わる。日課のランニングに出かける巧の心情が始まりと終わりで180度違う。
    その構成も、なんとも素敵でした。

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    2019年04月26日