あさのあつこのレビュー一覧

  • プレデター
    舞台は2032年の日本。

    こんな世界になっていてもおかしくないのかもしれない。

    謎が一つずつ明らかになっていく面白さはありましたが、最後がちょっとあっけなかったかと思い星を一つ減らしました。
  • 鬼を待つ
    2024.02.11.audible

    清之介にも弱点はあるのね。
    わかっていても、どうしても抑えられない気持ちがあるのね。
    いつも冷静なのにね。
    浅いところでは、その弱点を笑う信次郎だけど、
    誰よりも清之介のことを理解しているからね。

    源庵が殺されるとは。
    また新たな敵が現れた模様。
    手強いね。...続きを読む
  • 野火、奔(はし)る
    遠野屋の船、元八代屋のお嬢様だったおちよの拐かし、武家屋敷の横の足裏の白い死体、それらが繋がって解き明かされていく先に覚悟を決める清之介と腹の中の読めない木暮信次郎がいる。安定の脇役陣の掛け合いが楽しく親分さんのちゃちゃはなくてはならない面白さ。
    最後の場面、この話は終わりじゃなかったのか?
  • 13歳のシーズン
    13歳の4人が主人公。13歳は大人でも子どもでもない絶妙な時期。一言で「子どもなんだから」と片付けられない、些細な言動で感情が揺れ動く様を見事に描写している。

    読書復帰作として読みました。文体も読みやすく、すっと心に落ちていく。心地良い作品でした。あさのあつこさんの他の作品も読んでみたい。
  • 鬼を待つ
    居酒屋で居合わした二人の男が口論になり、片方の男が大怪我を負った。
    もう片方の男は、相手を殺してしまったと思い込み、首を括り自死した。
    更に、数日後、大怪我を負った男が、首に五寸釘を刺し貫かれて殺された。

    北町奉行所定町廻り同心の木暮信次郎と岡っ引の伊佐治がたどり着いた真相は・・。

    小間物問屋『...続きを読む
  • 野火、奔(はし)る
    弥勒シリーズ最新刊
    あさのあつこさんのもので一番楽しみにしているシリーズ。
    今回もゾクゾクさせられました。

  • 闇に咲く おいち不思議がたり
    おいち不思議がたりのシリーズ第3弾
    面白かったです。
    不思議な力を持つ医者見習いのおいちちゃんが難しい事件を解決に導きます。
    頑張れおいちちゃん^_^
  • 野火、奔(はし)る
    待ちかねた遠野屋さん伊佐治親分そして同心の木暮さんの登場。同心の木暮さんのあくの強さ全開。楽しめました。次作の展開が待ち遠しい。
  • 星に祈る おいち不思議がたり
    おいち不思議がたり シリーズ5

    死者のかそけき声を聞き、その姿が見える、不思議な力を持つ、おいちは、父・藍野松庵の元で、医者を目指し、修行している。

    おいちの兄、田澄十斗が長崎遊学から戻り、松庵の仕事を手伝うことになる。
    同時に、新吉との縁談がまとまる。

    十斗が持ち込んだ、おいちの女医としての...続きを読む
  • 野火、奔(はし)る
    「弥勒」シリーズ12
    おちやの貞操が守られて良かったしおくみが目を覚ましてよかった。信次郎が素晴らしいタイミングで助けに現れたのスゴすぎだけど、さすが正義の味方じゃないところがねー。終わり方も不穏な気配漂う。忘れないうちに続きを望む。今回も伊佐冶の親分は私の癒しでした。
  • 火花散る おいち不思議がたり
    おいち不思議シリーズ 4

    長崎帰りの蘭方医として名を馳せていたが、今は一介の町医者として、貧乏人の診療をしている、藍野松庵の娘、おいちは、父親と同じ医者の道に進もうと、父親の元で修行中。

    おいちは、この世に心を残して亡くなった者の声が聞こえ、姿が見えるという不思議な能力を持っていた。

    有る夜、...続きを読む
  • 藍の夜明け
    時代小説だと思って読み始めたのだが。人の心を失い鬼と化した者の怨念が連続殺人を引き起こすサスペンス・ミステリー。犯人は、そっちかー。読んでいる途中でシリーズものだとわかった。しかも第3だった。読み終えて中途半端な余韻が残ったのはそのせいだ。白兎の正体が今イチ掴めなかったのも。
  • 野火、奔(はし)る
    (2023年12月10日から12日にかけて読破)
    お金の使い方は、今も昔も気をつけた方がいいと感じた。
  • 光のしるべ えにし屋春秋
    結局子供ができなかったのは摂津屋さんの方が原因だったのでは?子供には罪はないよなって読みながら思った。お常と平太が再会できたことは良かったです。
  • 神無島のウラ
    ウラはどこにでもいない
    だから子が親を捨てる道もあっていい
    子供の虐待があまりに日常になってしまっている今、大人が真剣に取り組まないといけない問題
  • 彼女が知らない隣人たち
    咏子は夫、高校生の息子、小学生の娘と4人で
    幸せな家庭を築いていた。
    思春期でなにも話さない息子の対応に悩みながら
    娘が肥満気味なことに心を痛める日々。
    ある日、静かな街に爆発音が響く。
    そこから彼女の日常は大きく変わっていく。

    P77
    〈人の暮らしには差がある。
    住む世界がどんなに違っても人は人...続きを読む
  • 弥勒(みろく)の月
    満月の夜。
    小間物屋・遠野屋の若おかみ、おりんが身を投げた。
    死体検分に立ち会った、遠野屋主人、清之助の態度に、違和感を覚えた、同心、小暮信次郎。

    ただの飛び込み事件と思われるが、清之助の態度が気になり、事件を追う。

    信次郎の父親、右衛門の代からの岡っ引の伊佐治目線で、信次郎と清之助の丁々発止が...続きを読む
  • 桜舞う おいち不思議がたり
    おいち 不思議がたりの第二弾です。
    面白かったです♪
    江戸時代に17歳の女性が医師になるという強い志しを持って頑張っています。
    更には、おいちの出生の秘密も明らかになりました。
    次回作に期待をしてしまいます。
  • 末ながく、お幸せに
    1組の新婚夫婦の結婚式で招待されたゲストが祝辞を読んでいくお話。

    新郎新婦の人柄がわかっていく

    新婦の方は家庭環境が複雑で
    小さい頃に捨てられたけど母の妹が母として育ててくれる

    新郎のお父さんがそれに察してたけどそれよりも前にお母さんは理解していて心が温まりました。

    すごく暖かいお話でした。
  • 地に巣くう
    なかなか面白かった。お馴染みのシツコイ心理描写があまり気にならない。いや、相変わらずクドいのだが、メインに絞られているし、それなりに面白い描写なので気にならない。
    展開は早くダレずにグイグイ読める。
    信次郎の頭の良さ理詰めさ故のヒトデナシ感は何か楽しい。いわゆるホームズ。てか言われてるほど酷い人じゃ...続きを読む