あさのあつこのレビュー一覧

  • 夜のだれかの玩具箱(おもちゃばこ)
    朝の方と併せて読みました。
    夜の方は、どちらかと言えば大人向けのお話で、ホラーだったりちょっとした殺人だったりで朝とは対照的な作品。

    個人的には1話目の女の人の話が好きです。
    海の底から見える青、みたいな色の描写が大好きなのと、
    消えていったマリさんの雰囲気が好きです。
    そして最後には、長年連れ添...続きを読む
  • 朝のこどもの玩具箱(おもちゃばこ)
    短編集。その名の通り玩具箱のよう。子どもの心理書かせたらこの人の右に出る人いないんじゃないかな。その他どれもじんわり温かくなる話ばかり。目頭が熱くなっちゃった。
  • ガールズ・ブルーII
     多感な女子高生が女同士の友情の心地よさの中で泳ぎながら、自分の恋や将来、職業選択について悩みながらも答えを掴んで行く青春群像劇。何処へでも行けるけれど、自分以上のものにはなれないんだと何処かで諦めて、何処にも行けないと思った時間のどうしようもなさを思い出した。二度と戻らないから一層きらめく学生時代...続きを読む
  • ねらわれた街 テレパシー少女「蘭」事件ノート
    主人公のランが、次々に仲間と事件をかいけつしていくお話です。読んでいくうちに、ナゾがとけていくところがおもしろいです。
  • ガールズ・ブルーII
     「ガールズ・ブルー」に続いて再読。

     高校3年生になった理穂たちの夏。進路を決められず焦り、揺れ動く理穂。美咲がそう意図していたかどうかはわからないけど、美咲が口にした一言が理穂の背中を押す。理穂が美咲の病室を尋ねるシーンは穏やかで美しかった。

     睦月は理穂に、如月は美咲に想いを告げる。それぞ...続きを読む
  • 木練柿(こねりがき)
    このシリーズ、弥勒シリーズって名前なのか…どうなの?いいの?弥勒は一昨目だけなのにな。
    兎に角。
    第三弾にして、短編集。四つのお話が入っています。私は伊佐治贔屓なので、宵に咲く花がお気に入りです。
    このシリーズで、この第三弾が一番好き。短編で描いても、くすまないあさのあつこの旨さには唸る。
    まぁしか...続きを読む
  • 夜のだれかの玩具箱(おもちゃばこ)
    全6篇の短編集。

    *仕舞い夏の海
    海の表現がとても好きだと感じた。いつか行ってみたいと思った。
    ラストで過去の女性ではなく、今の家族を選択した主人公に感動した。

    *うちの猫は鼠を捕りません
    BARのマスターの雰囲気がとてもよかった。ラストには驚愕した。

    *夢女房
    人はあまりにも簡単に変わってし...続きを読む
  • 白兎3 蜃楼の主
    1巻、4巻とくらべ、圧倒的に血なまぐさく、凄惨で哀しい話でした。ジュニア本から出ているみたいですが、R指定をかけてもいいのでは?と思いました。
    すっかり冒頭部分を忘れて読み進め、最後の最後で犯人とリンクした時に、ぐっときました。

    あさのさんの『江戸モノ』は何となく抵抗があり読んだことがなかったので...続きを読む
  • バッテリーV
    剛速球を投げる主人公。1年の時から先輩から3振取りまくり。でも精神的に幼いところがある主人公はいつも周りの人につらく当たってしまう。最も親密にすべきキャッチャーと仲間割れをしてしまうことも。でも結局は野球が好き。ずっと続けたい。その思いがあるからまた一緒になれる。ずっとトモダチ。もしかしたらその言葉...続きを読む
  • バッテリーIII
    剛速球を投げる主人公。1年の時から先輩から3振取りまくり。でも精神的に幼いところがある主人公はいつも周りの人につらく当たってしまう。最も親密にすべきキャッチャーと仲間割れをしてしまうことも。でも結局は野球が好き。ずっと続けたい。その思いがあるからまた一緒になれる。ずっとトモダチ。もしかしたらその言葉...続きを読む
  • 夜のだれかの玩具箱(おもちゃばこ)
    不思議な話から、妖しい話、ちょっと背筋が凍るような怖い話、
    切ないけどほっこり優しさに包まれる話…と、
    まさに玩具箱のようなお話が詰まっていました。

    『お花見しましょ』が、好きでした。
    ちょっと軽いタイトルですが、ズンと心に響くストーリーです。
  • バッテリーV
    巧が大人になりつつある!
    しかし瑞垣、百人一首を会話に混ぜる中学生野球部員、リアリティなくない?
    文庫書き下ろしは今までなくて良いと思っていたけれどこの巻の横手中バッテリーの話は良い!
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #6
    ここまで一気に読みました。
    全体を通して描写が少ないな、とずっと思っていましたが、少ないがゆえに行間を読む自由さが与えられているような気がします。
    ここまで読んでいると、No.6は悪の権化である、という風に単純に思ってしまいがちですが、わたしはそう単純なものではないと思いました。

    ネズミが西ブロッ...続きを読む
  • ラスト・イニング
    実はバッテリー本編よりも好きかも
    というか瑞垣が好きなんですよね。
    巧ももちろん好きだけど、やっぱり彼は「天才」なんですよ(*´∀`)
    でも実際はそんな人ほんの一握りでしかなくて皆挫折とか味わわざるを得ない。
    諦めたけど諦めきれない
    そんな俊二はとても人間味に溢れていて素敵だと思います。
  • 燦 3 土の刃
    闇が深まる3巻。
    登場人物全員がとても丁寧に描かれていて、とても素敵です。
    身分とか、そういったものに縛られる伊月と、縛られない燦の対比、それらすべてを変えられる可能性を持った圭寿、彼らに忍び寄る闇。
    これ以上はネタバレになるので控えますが…
    時代小説特有の固さがなく、すらすら読めると思います。
    4...続きを読む
  • バッテリーV
    野球を抜きでの巧と豪。というのにちょっと考えさせられました。
    二人が野球をやっていなかったら…。でも巧のあの性格だとどうなんでしょう、野球抜きで考えるの難しいです(笑)

    巧が野球以外の話をしたり、キャッチャーでない豪を理解しようと思ったり。成長?したなあ、よかったなあって気持ちです。瑞垣さんにボー...続きを読む
  • NO.6 [ナンバーシックス](5)
    強制施設の中の様子がしっかり描かれてて、リアルでした
    つらい…僕だったら無理だ…
    ネズミが護送車の中で歌うところと、ラストの紫苑の目が印象的でした
  • 朝のこどもの玩具箱(おもちゃばこ)
    ☆☆謹賀新年☆☆   安奈と義理の母麻衣子さん。二人ぼっちになってしまった彼女達にいい年が来ますように。
    ☆☆ぼくの神さま☆☆  自分の神さまは自分の中にいる。その神さまに恥ずかしくないように。
    ☆☆がんじっこ☆☆  がんこもんのシゲばあさん。よくよく聞けば理由のあるがんこもん。金池さんはいい跡継ぎ...続きを読む
  • バッテリーIII

    映画も観に行ったのですがキャストがぴったりで感動したのを覚えています(^O^)/後にも先にも、これほど素敵な作品には出会わないと思います(*^_^*)
    そのぐらい好きな作品です♪
  • バッテリーV

    青波くんの方言がたまらない!バッテリーシリーズはカバーも、とっても素敵です(*^_^*)