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父を亡くし若い継母と2人暮らすことになった高校生、目覚めたらシッポがはえていたイジメられっ子の小学生、人間界へ潜入中に女性と恋仲になってしまった雄キツネ──希望がきらめく瑞々しい少年少女の気持ちがギュッと詰まった、まさに小説の“玩具箱”。新聞連載された12話の中から6話を採録。もう6話を収録する姉妹篇『夜のだれかの玩具箱』と併せて、幅広い作風のあさのあつこワールド入門にも最適な短篇集。一話ごとに寄せる想いを綴った【自作解説】付き。
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Posted by ブクログ
どの作品も、ふわーと映像が浮かぶような感じです。 中でも、『ぼくの神さま』が好きでした。 遠い国、過疎の村で生きるフユン。 自分の中の自分の神様の声を信じ、常に、「どうすればいい…」と聞きます。 お父さんが、「本気で尋ねれば、必ず答えてくれる」と教えてくれたから。 真っ直ぐで、誠実に生きようとする...続きを読むフユンが健気です。 ラストは、思わず力が入ります。 各作品とも、次へのステップがそれぞれありそうで、続きを是非読みたくなります。 もっともっと玩具箱からお話を出して欲しいです。
夜とセットで購入、先に朝からよみました。 明るいあさのさん、ってかんじ。 夢とか希望とか、楽しいこととかそういった感じの明るいもので溢れた、まさに「玩具箱」 個人的には1話目が好きですね。 はぁい、と柔らかい返事をするお母さん、何となく想像できて、それでふんわり暖かくなるお話だと思いました。 あ...続きを読むとは地球を目指すお話。 私があさのさんのSF結構好きだからなのもあるし、なによりも森の描写がいい。 緑の描写が本当にすてきだな、と思う。 あとは狐の話。孫の恋愛、か。あれもよかった。ちゃんと細かく人って書かずに全て狐、になってる細やかさに、 孫の恋愛に乗るおばあちゃんの逞しさとか、お上品さとか。 あと狐たちの名前もすてきだった。 あと医者の話。原因不明の病がはやりだした貧困街、ってところでしょうか。 あの話、すごく続きが気になりますね…続き、書いてくれないだろうか…
短編集。その名の通り玩具箱のよう。子どもの心理書かせたらこの人の右に出る人いないんじゃないかな。その他どれもじんわり温かくなる話ばかり。目頭が熱くなっちゃった。
短編集はとっつきやすいと思い、手に取る。 各話、全く違う時代背景、ファンタジーものだったり、現実的だったり。同じ作者で、これだけ幅が効くのだなあと、素人ながら物凄く関心した。 「ぼくの神さま」から「がんじっこ」の流れ、素晴らしく好きな2話だった。勇気づけられた。 そしてラスト「この大樹の傍らで」、最...続きを読む高。植物の名前を名字にもつ親友に重ねて、グッときてしまった。何より最後が、ベタでいいんです。最高なんです。 そしてそして、あとがきでの「この大樹の傍らで」のコメント、担当の一言。ありがとうと伝えたくなりました。
恋愛小説、児童文学、SFと、様々なジャンルの作品が詰め込まれたまさに「玩具箱」のような短編集でした。 改めて、あさのさんの少年少女の心理描写は上手いなあと感じました。 一緒に購入した「夜のだれかの玩具箱」も楽しみです。
人間の醜さを考えさせる作品でした。 特に「しっぽ」と「この大樹の傍らで」がそうだと思います! クラスに必ずある「いじめ」 そして、今私たちが直面しいている「環境破壊」 どちらも今の私達の問題であり、考えるべき事なのだと感じました。
題名の通り、色々なお話し6編の玩具箱のような本でした。キツネ世界の安泰のため、人間に化けて紛れ込んで暮らすのですが、そんなキツネは人間に恋をしてしまいます。(孫の恋愛)朝起きたらしっぽがはえてて、でもいじめっ子にそのしっぽを刺すと言うことを聞いてくれる。みんな自分の思い通りになれ!ってしっぽを使いま...続きを読むくるのですが、だんだん自分の姿が入れ替わってしまいます。助けてくれるのは・・(しっぽ) 朝読にぴったりな本です。
すごいなぁ‥。 それぞれ全く違う世界を描いた6つの物語。 読み始めてすぐに物語の世界に引き込まれてしまう。 「謹賀新年」の優しさにほっとして、「ぼくの神さま」のフユンの行く末にハラハラした。続きが読みたい! そして「この大樹の傍らで」、勝手に結末予測していたのだけど、それよりももっとずっと素敵なラ...続きを読むストですごく嬉しかった。 良かったなぁと思いながら自作解説を読んで、それがまた面白くてとても嬉しい。 自作解説いいなぁ‥。全ての文庫につけてほしい。
各、六篇の話しによって内容や設定も違っていてとても良かったと思う。個人的には第5篇の「しっぽ」が一番おもしろかった。人に流されることなくしっかりと自分の意志で行動することの大切さを知ることが出来た。
「本当に大切なこと」を教えてくれるお話がたくさん。 「謹賀新年」 父の突然の死により、若い継母と2人で年越しする女子高生。血縁はなくても、お母さんと呼べなくても、あったかい関係と、そこに不在の父がせつない。エピソードの一つ一つがほっこりして、その分悲しい。 「ぼくの神様」 水俣病だったりイタイイ...続きを読むタイ病だったり。人災とも言える病気は存在する。最近では印刷会社の社員が続々と胆管がんに罹患し、問題になっている。 経済発展が落ち着いた日本ですらこうなのだ。神さまは自分の内にいる。トートが遺した言葉を抱いて踏み出したフユン。先が気になる。 「がんじっこ」 がんじっこで嫌われ者のシゲばあさん。彼女の説得を任されたのは、自己主張が下手で本音を言えない金池さん。ところがシゲばあさんががんじっこ(頑固者)になったのには理由があった…一つの後悔から、もう気持ちを偽らないと決めた女性の想いに胸を打たれる。 「孫の恋愛」 狐は人に化けて、人間社会に入り込んでいる。人間に滅ぼされないように…それなのに孫は人間に本気で惚れてしまった。心配した祖母狐はその相手に会いに行くのだが… 「しっぽ」 ある朝目覚めたらしっぽが生えていた。グレゴール・ザムザのように毒虫なるよりは何倍もましだが、晴日くんは当然戸惑う。でもこのしっぽ、ちくりと刺せば相手が従順な家来になるヌドゥの魔法のしっぽだった…。相手を思うままに支配出来る力を手に入れることの、そしてその力の虜になってしまうことの怖さ…。 「この大樹の傍らで」 近未来、汚染された地球から脱出し、ドームで育った子供たち。色素はだんだん薄くなり、命も短命になっていく…そんな世代の彼らが夢見たのは、祖父から聞いた地球のモリの美しさだった…
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朝のこどもの玩具箱(おもちゃばこ)
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あさのあつこ
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