あさのあつこのレビュー一覧

  • 木練柿(こねりがき)

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    弥勒の月から、登場人物がお互いに熟れて行くのが分かる。
    ストーリーに唐突感を覚えることもあるが、丁寧で優しい文章に引き込まれる。

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    2015年02月04日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #9

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    まさに、崩壊と再生と“運命”の物語だった。理想都市そのもののような純粋で優しく冷酷さを秘めた紫苑と、野生の獣に似た美しく優雅で用心深いネズミと。嵐の夜の二人の出会いから、いや本当はそのずっと前から、多くのものが壊され失われてこの終焉に辿り着いた。これからどうなっていくのかなあと考えてみたけれど、きっと紫苑とネズミの関係だけは変わらないのだろうなと思う。何度離れても、何度でも出会う。信頼と愛情と畏怖を抱えて、互いの存在に救われながら、これからを生きていくんだろう。

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    2014年11月16日
  • 復讐プランナー

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    いじめについてのお話。難しいテーマだけど、こういった切り口もあったのかと。
    文庫本書き下ろしは、爽快な結末に胸がすく思いだった。
    復讐プランナー、職業としてなりたつかもなぁ。ありだと思う。

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    2014年11月08日
  • 東雲(しののめ)の途(みち)

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    この「弥勒」シリーズは、絶対見逃せなくなってしまった。
    麻薬のような、と言ったら語弊があるだろうか、読みだしたら止められない、それほど魅力的ということであるが。
    毎月大量生産されている文庫書下ろしの時代小説(ほとんどが延々と続くシリーズもの)とは、確かに一線を画すこの小説を、「全体時代小説」あるいは「創造的な時代小説」と、解説者の高橋敏夫氏は書いている。
    本屋の書棚にずらりと並ぶ「最近大流行の平板で紋切型の時代小説」を苦々しく思っている身にとって、解説者の言は、まさに言いえて妙であり、留飲の下がる思いである。
    武士としてではなく、商人として故郷に帰り、大仕事を成し遂げた清之介が、今後どういう活

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    2016年06月16日
  • 燦 5 氷の刃

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    文庫用書き下ろしの時代小説。


    もう、単純に面白い。

    5巻目である。

    一冊一冊が薄くフォントが大きいので、量としては少ない。

    黒幕は誰なのか?何故に?

    次が出るのが楽しみだ。

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    2014年09月21日
  • 東雲(しののめ)の途(みち)

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    シリーズの中で、一番よかった!
    清之介がすっごい気になってたので、
    彼の視点で書かれたところがあったのは、
    なんか安心できた。

    伊佐治、いいわ~。

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    2014年08月31日
  • ガールズ・ブルーII

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    【本の内容】
    <1>
    落ちこぼれ高校に通う理穂、美咲、如月。

    十七歳の誕生日を目前に理穂は失恋。

    身体が弱く入院を繰り返す美咲は同情されるのが大嫌い。

    如月は天才野球選手の兄・睦月と何かと比較される。

    でもお構いなしに、それぞれの夏は輝いていた。

    葛藤しながら自分自身を受け入れ愛する心が眩しい、切なくて透明な青春群像小説。

    <2>
    落ちこぼれ高校に通う理穂、美咲、如月も三年生になった。
    高校最後の夏、周りは着々と進路を決めていくのに、三人は行く末をまだ決められない。
    恋、友情、進学…タイムリミットが迫る中、私たちの答えはどうしたら見つかるのだろう。
    未来へ一歩を踏み出す姿を清々しく

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    2014年08月29日
  • ガールズ・ブルーII

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    儚いのに全力で光っている感じがとてもいい。1作目を超える続編って難しいけれど容易く超えてきたと思いました。登場人物が魅力的。

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    2014年08月21日
  • バッテリーVI

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    原田巧、永倉豪、東谷、沢口、吉貞。
    新田東の海音寺、野々村、オトムライ。
    横手の門脇、瑞垣。
    弟の青波は強くてかわいい。
    みんなステキだった( ´ v ` )

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    2014年08月20日
  • 夜叉桜

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    生きることに飽いて、皮肉な言動しかできない北定町同心信次郎、尋常ならざる過去を持つ小間物問屋「遠野屋」主人清之介、そしてこの二人の緩衝役ともいうべき岡っ引きの伊佐治親分、3人が織りなす「弥勒の月」に続く第2作。
    弥勒と夜叉、対をなす二語が文中でも語られる。
    「弥勒にも夜叉にも、鬼にも仏にもなれるのが人なのだ。身の内に弥勒を育み、夜叉を飼う。鬼を潜ませ、仏を住まわせる。」
    人の抱える底なしの闇に、筆で迫る作者の手練に、冒頭から取り込まれ、たちまちのうちに読み終える。
    この作品の主題は「運命と意志」「孤独と希望」だという三浦しをんの、帯の惹句「『読書の楽しみそのもの』といった、贅沢な時間が味わえる

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    2016年06月16日
  • バッテリーVI

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    ついに最終巻。

    1年の間にみんな成長した感じ。

    仲間の事を考えてみたり、
    自分を見つめ直してみたり。

    吉貞は何気にすごい奴だ。
    野球を長く続けていけるのは
    彼みたいなタイプじゃないかな。

    青波はたくましくなった。 
    でも感性は変わっていないと思う。
    変わらないで成長を続けてほしい。

    みんなそれぞれの思いを抱いて、
    自分たちの為に自分たちで用意した試合。

    読んでるこっちまで緊張してしまう。

    ――いつか、成長したみんなの話が読めるのかな

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    2014年08月08日
  • バッテリーV

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    5巻目ですね。

    さすがにここまで来ると、
    脇キャラ達もかなり立ってきてます。

    巧と豪のバッテリーは
    なんだかぎくしゃくしているけど、
    誰にも負けない自信だけはあるとかわかりにくw

    巧の母ちゃんが入院してます。

    そして、巧は何でもそつなくこなせる奴だと
    わかりました。
    1度家庭科でならったからって、
    お家でてきぱき作れるなんて・・・

    ちゃんと青波とおじぃちゃんの面倒もみれるしねw
    おじぃちゃんのぼけっぷりはかわいいのぉw
    ご飯ちゃんと炊けないとか、
    そのあとのやり取りがほほえましいw

    巧はかなり変わったよね。 
    豪以外ともそれなりに会話してるし。
    でも、友達が必要と

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    2014年08月08日
  • バッテリーIV

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    なんすか! 
    またいきなり巧と豪が上手くいってないよ!!

    どぉやら、例の学校に内緒でやった対抗戦で
    凹まされたらしい。
    てっきりこのコンビで完封ぐらいしちゃうんじゃないか
    と思ってたけど、そんな調子のいい話じゃないんだね。

    そしてお互い口きかなくなってるとか。

    下手すると、恋愛がうまくいかない
    カップルに見えちゃうよww
    周りもこれは大変だなぁ。
    やたら二人に気を使ってるもんね。

    でもそれはみんなが、二人がお互いを必要としてるのを
    わかってるからなんだよね。  
    友達はいいのぉ。 
    なんだかんだ言いながらも助けてくれて。

    瑞垣はなんつーか、あくが強いキャラだよね。

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    2014年08月08日
  • バッテリーIII

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    結局部活動停止されちゃってたんすね。

    ほんと、連帯責任ってシステムは良い面少ないな。

    でも、何とか部活動は再開できてよかったよ。


    豪のマジギレはわからなくもないよね。
    大事なところで、
    お前はダメだと言われたような感覚はキツイ。

    でも、豪はそこでさらなる高みを目指そうとするとか、
    大人だなぁ。

    巧も今までと違った感情をもった自分に戸惑いつつも、
    変わらないしすごいもんだねぇ。

    文庫本には読みきりの青波のお話がついててお得。
    青波いいなぁ 一番成長してるんじゃね?

    がんばってほしいな、青波には。


    今回も一気に読み倒せました。 
    いいねぇあさのさんの文章は

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    2014年08月08日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #8

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    いつの間にか発売されていた「No.6」の #8。#9 と一緒に買ってきた。登場人物たちが、とても危機的な状況なのにもかかわらず、過去を回想したり、軽口を叩き合ったりしていることに、少し違和感を感じながらも、読み終えた。#9 で完結するようだ。

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    2014年11月13日
  • 復讐プランナー

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    こだわりなく、かつ、安心して相談できる大人は希少動物なみに出会うのが難しいという山田先輩の台詞にうんうんと頷きました。教師の方や教師を目指す方にぜひ読んでいただきたい小説。
    文庫版書き下ろしも良かったです。

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    2014年07月09日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #8

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    あさのあつこ著の近未来長編SFシリーズ。主人公・紫苑は変わり果てたヒロイン・沙布と再会するが…。そして崩壊し始める矯正施設から脱出するための最後の闘いへ。ヒロインの扱いが非情すぎるあたりが僕好みでね。

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    2014年06月30日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #7

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    あさのあつこ著の近未来長編SFシリーズ。主人公・紫苑は矯正施設の最奥でおぞましい真実と直面。展開がスピーディに変化したと思ったら超気になるところで終わるから続巻を読まずにおられないす。巧いわー

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    2014年06月30日
  • 復讐プランナー

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    複雑な中学生の心情が伝わってきます(;o;)読んでいて応援したくなりました。今、いじめが社会問題になっているので、対策を考えるとき読むと頑張れる一冊だと思います(*^^*)

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    2014年06月24日
  • 復讐プランナー

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    追い込まれる、狭い方へ逃げ込む。けれどもそれでは解決はしない。
    逃げてもいい、泣いたっていい。まず は、死なずに生きること。あなたの心に余裕を。


    読み応えあり。文庫本書き下ろしも好き。

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    2014年06月22日