あさのあつこのレビュー一覧
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うーん!すごい展開でした。
よくこんな風に頭がまわるものです。
最初に 遠野屋の紅餅(口紅の材料)を積んだ船が帰ってこない。
積荷 乗組員はどうした?
どこを調べてもわからない。
路地で男が死んでいる。
日焼けし 素足 町人のなりだが 侍のよう
おまけに 手のたこからすると 凄腕のよう
八千代屋の養女だったおちやが 今は遠野屋で働いている。
道を歩いていたおちやが 連れ去られそうになる。
相手は八千代屋
遠野屋は 何が起きてるのかがわからなくなる。
木暮進次郎に意見を聞く
すると この3つの事件が繋がっていることがわかる。
おくみとおちやが 町で用事を足していると 人相の悪い男たちに お -
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久しぶりに 弥勒シリーズ読みました。
今回は なんと木暮進次郎がいなくなる。
それだけではなく 伊佐治が大番屋に引っ張られる。
そこに 遠野屋の清之介が現れる。
伊佐治の家族は みな心配している。
遠野屋も いろんな伝手を頼って 伊佐治の解き放ちに努める。
手に小さな火傷のあとのある男が 次々に殺される。
清之助の故郷から まれ吉という男がやってくる。
手品の名人
からの箱からうさぎを出して見せる。
それをみて 清之助は気づく
誰もいなくなった 見張りのついた 木暮の家
さて なぜ進次郎が狙われたのか
姿を隠さなくてはいけなかったのか?
乳飲み子おこまは 遠野屋で すくすく育っている。
伊佐 -
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ミステリーでした。
謎解きの面白さを、本シリーズでこんなに味わうとは思いませんでした。
もし私が犯人だったら「お役人はどの時点で私が怪しいと思ったのです?」と確かめたくなりますね。
すると、おそらく木暮殿はファーストコンタクトのある一点を指し示すことでしょう。恐れ入りました!と言う感じです。
本作は遠野屋ではなく、木暮殿のルーツに関わる展開。シリーズでの意味合いも大きいものです。
剣戟が少ない、と言うより、無いぞ、と思っていたら、それなりに準備されていました。しかし、こう言う付き合わされ方をする周囲の人々は、たいへんですなぁ。本人たちはそれが癖になり、納得づくではあるのでしょうけれど。
書名の -
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弥勒シリーズ第4弾。
「東雲の途」では、清之介が同心でいけ好かない切れ者の信次郎、岡っ引で人の心を持った真人間の伊佐治に己の過去を告白する。
清之介が過去に犯した罪を受け入れ、弱さを認め、本物の商人になるための覚悟を決める。自分のまわりで起こる厄介事から逃げてばかりでは何も解決しないと気づく。それは信次郎、伊佐治との出会いが大きい。
清之介の生国で起こっている揉め事を江戸の商人・遠野屋清之介として解決しようと試みる。
前3作とは明らかに毛色が違う。時折、商人・清之介ではなく武士・宮原清弥として描かれているところも心の変化が読み取れる。過去を捨てるのではなく受け入れて行く決心だ。
このまま商才を -
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木練柿を先に読んで感想を書いた。その時思った疑問はシリーズ一作目の弥勒の月を読むことによって全てが腑に落ちた。これがあさのあつこの初の時代小説だなんて凄すぎる!
元武士で今は遠野屋の主で暗い過去を持つ清之介。同心でいけ好かない男の信次郎。岡っ引で人の心を持ちまっとうな男の伊佐治。全く性格が合わない3人の共通点は皆、切れ者であること。
弥勒のような妻・おりんと出会い、暗い過去を断ち切る決心をし、商人として出直そうと決めた清之介。その大切な妻が不可解な死を遂げたのをきっかけに3人は出会う。
あさのあつこの情景描写と心中の描写がとても上手く、話にどんどん引き込まれていく。清之介が自分の過去と向き合い