【感想・ネタバレ】ゆらやみ(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

幕末の石見銀山。間歩(まぶ)と呼ばれる鉱山の坑道で生まれたお登枝は、美貌を見込まれ女郎屋に引き取られた。初めて客を取る前の晩、想いを寄せる銀掘の伊夫を訪ねるが、別の男に襲われる。とっさに男を殺め、窮地を救ってくれた伊夫と身体を重ねたお登枝。罪と秘密をともに抱えた二人の行く末は――。変わりゆく世を背景に、宿命を背負った男女の灼けつくような恋を官能的に描き切った力作時代長編。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

石見銀山に支えられた街の中で、女が入れない間歩の中で生まれた登枝と流れ掘りの伊夫、二人は出会ったときから惹かれあうが、犯した罪が二人を追い詰める…幕末の激動から遠くはなれたひとつの町の物語

0
2017年12月05日

Posted by ブクログ

幕末の石見銀山。間歩(まぶ)と呼ばれる坑道で生まれた、女郎のお登枝と銀堀の伊夫。この二人の狂おしいまでの恋情と生きざまを描いた作品です。
何があっても、何を犠牲にしても、お互いを想い続ける二人の姿に、凄味とある種の尊さを感じます。
この二人の罪を執拗なまでに追い詰める、目明しの佐助も印象的で、彼の執念の凄まじさに嫌悪感を通り越して、哀れみを感じました。

0
2019年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サクサク読めた。
帯に書いてあるほど、官能的ではなかったような…。
自分は手を下さずに周りの男が罪を犯していく、よく有る話と言えば、よく有る話。
主人公がそこまでされる程の魅力があるようには、描写されていない。

0
2018年01月08日

「歴史・時代」ランキング