あさのあつこのレビュー一覧

  • バッテリーIII

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    ネタバレ

    夏休み明けの一年生の秋から。
    二学期が始まると同時に前巻で起きた事件による謹慎期間が終わる。そこで待ち受けていたのはレギュラーと一年生の紅白戦。巧と豪にとってはバッテリーのデビュー戦となる。
    心理描写が細かいもののテンポよく読みやすかった。次の強豪校との練習試合はどうなっていくのか。
    読切の青波視点の話も良かった。巧、ちゃんと優しいお兄ちゃんやってるなーっというのが青波を通じて随所に感じられた。

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    2023年06月16日
  • バッテリーII

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    ネタバレ

    中学校の一学期あたりを描く二作目。
    巧と豪のコンビはなかなか言葉にすることができない年頃の子たちの気持ちを表現しているのもあり、もどかしい感じが出ているのが良かった。また、巧の試合は出させてもらうものではなく、出るものだ。と、自分の力を信じて、自分の力で切り開けるようになると信じているのも少年らしく良かった。その対比として冷静で大人な諦めを持っているのが豪というキャラクターなのだろう。

    物語の後半では、巧への嫉妬で三年生が事件を起こし、部活は停止処分に。春の大会への出場も見送ることに。今後の部活動と顧問の立ち位置が気になる最後だった。

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    2023年06月16日
  • バッテリー

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    ネタバレ

    中学入学を目前に控えた春休み、父の転勤で岡山の県境の街に引っ越してきた巧。ピッチャーとしての自分の才能を信じ、ストイックなまでにセルフトレーニングに励む巧の前に同級生の豪が現れ、バッテリーを組むが…。
    続き物の物語の導入部。どこまで描かれているのかも知らずにスタート。全く児童書とは思えない一冊だった。
    生意気な巧がどう成長していくのかがとっても楽しみ。随所に見られる中学生らしい生意気な言動のところも良かった。
    中学入学前に相棒になるであろう豪との出会いが描かれており、次巻は中学入学かな?

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    2023年06月15日
  • 木練柿(こねりがき)

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    シリーズ3作目、清之助、信次郎、伊佐治が事件の解明に一肌脱いでいくのは同じである。
    今回は4つの短編だったが、弥勒の月で冒頭で亡くなった清之助の妻おりんのことも描かれていてシリーズに厚みを感じた。

    「楓葉の客」は春日屋の娘お絹が遠野屋で櫛を万引きをする。そのころ、信次郎と伊佐治はあがった死体の見分をしていた。どんな縁があるのか。
    「海石榴の道」は帯屋の三郷屋の主である吉治がおせんの元を訪ねたらおせんが首を吊っていた。吉治は人殺しの嫌疑をかけられる。さて結末は?

    「宵に咲く花」では、伊佐治の義理の娘おけいは、幼いころから夕顔の花が怖く、白い花を見ると熱を出したり、気を失ったりしていた。伊佐治

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    2023年06月14日
  • ガールズ・ブルー

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     還暦間近のおじさんが読む本ではなかったかもしれませんが、「ジウⅠ、Ⅱ、Ⅲ」を読んだ後だったので、気持ちをリセットするには最高でした。
     あさのあつこさんの本は、長男が小学生の頃に代表作「バッテリー」の読書感想文を書いていたことで初めて手にしました。児童文学から青春、スポーツ、時代小説、エッセイ等、幅広い引き出しを持った作家さんですね。
     私の次男が小中高と陸上競技をやってましたので「ランナー」「スパイクス」「レーン」もとても好きな作品です。
     「ガールズ・ブルー」は、女子を意識せずにはいられなかった高校時代に戻らせてくれる至高の一冊でした。友だちとの関係性が抜群ですね。
     最近やってるキリン

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    2023年06月13日
  • バッテリーII

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    漫画のようなストーリーだが、巧や豪の心理描写が上手く、自分も新田東中のグラウンドに居合わせているかのような錯覚に陥いる。
    3巻、明日一気読みしそう…

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    2023年05月31日
  • バッテリーII

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    舞台は中学、新たなステージ!
    ただそこにグラウンドがあって
    ボールがあってグローブがあって
    野球をやりたいだけなのに、
    なんで大人が割って入ってくんだっていう
    巧の叫びが苦しいし痛い。
    そしてあの、衝撃の、リンチ回………。
    例のシーンを小中学生のときに読んでたの、
    今思えばかなり性癖歪ませられるな…
    文章だと、さらに鮮明でした。
    巧の、負けるもんか曲げるもんかの意志の強さ、
    作者の心情とも繋がるのかと
    あとがき読んでなんかめちゃくちゃ泣きたくなった。
    青春ではあるけど、成長でも友情でもない物語。
    あーーーっやっぱり好きすぎる!!!!

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    2023年03月21日
  • 花下(かか)に舞う

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    今回、とびぬけて面白いなと思いました。
    遠野屋さんがどう関わってくるのかも楽しみのひとつになってしまって、親分と同じく、関わらない方がいいと思いつつも、どう巻き込まれていくのか、早く登場しないかなーと思いながら読んでしまいました。

    集まった欠片がどのようにくっついてどのような結果になるのか、その過程が面白いです。一見、何にも関わりないような出来事が、最後にぴったりとはまってくるんですよねー。要らないエピソードなどないのだから、必ず繋がっては来るんですけど、想像しても全然分からないです。

    今回は、遠野屋さんがどのように巻き込まれていくのか安心して読めました。いつもだったら、不穏な空気に遠野屋

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    2023年02月19日
  • 花を呑む

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    今回も面白かった。
    読み終わって、あとがきも読んで、本を閉じて一言。
    面白い。
    信次郎、実は優しくない??
    ちゃんとお仙さんに簪買ってあげるし、おけいの身も案じてるし、清之介に絡むけどそれは優しさからじゃない?
    まーた刀抜いて清之介に斬りかかろうとしてるけど、構って欲しいだけでしょ。
    太助とおけいのラブラブぶりにあてられたわ。

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    2023年01月22日
  • 風を繍う 針と剣 縫箔屋事件帖

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    面白いシリーズが始まりました。

    弥勒シリーズは面白いけど

    女の子を主役にしたものは 好きです。

    剣術の好きな おちえ と武家の若様をやめて縫箔職人になろうとする 一居

    ふたりとも美形なのも楽しみ

    針と剣 ふたりを表すいい題名です。

    次のお話しも楽しみです。

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    2023年01月02日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    こんなに続きが気になる完結後の番外編があっていいのか……! 真っ当とはいえない手段を選ぶようになった紫苑のこのあとの人生気になりすぎる。

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    2022年12月24日
  • バッテリー

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    この作品は児童書の域を超えていると思います。
    子どもも大人も読んでいて共感できる所が必ずあります!
    中学生ぐらいの方だと巧や豪の気持ちがとても分かると思います。大人の方だと子ども時代の懐かしさやふっと笑える所があると思います(*^^*)
    シリーズ文庫なのでバッテリー2も楽しみです!

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    2022年11月22日
  • 時代小説アンソロジー てしごと

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    ネタバレ

     このアンソロジーに出てくる女性は皆、己の仕事に誇りをもつ人ばかり。

     女のくせに、女だからという心無い言葉に打ち据えられても、負けずに自分の生きる道を開いていく姿が魅力的です。

     とくにあさのあつこさんの『おもみいたします』が好きですね。私もそろそろ整体か、リンパマッサージに行きたい。
    身体ボロボロです(´;ω;`)ウゥゥ

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    2022年11月19日
  • 冬天の昴

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    進次郎のセクシーな魅力に溢れた回でした。
    シリーズ5作目になり遠野屋とは冗談を言い合えるほどの仲良し?に。
    2人の間の伊佐治の役割も定着してきた感があり、謎解きベースのお話自体を腰を据えて楽しめる段階になった感じです。
    シリーズを通した事件で少しずつ確実に変化していく遠野屋清之介と、ブレずにサイコパスな木暮進次郎。そんなつもりないはずなのにいつの間にか進次郎ペースで事件解決に協力しちゃってる遠野屋清之介と、事件解決に利用するついでに遠野屋を刺激しあわよくばダークな素顔を引きずりだそうとする進次郎。
    ちょっとずつ信頼感が醸成されていくなかで、2人のやりとりも濃さを増しており良いです。
    伊佐治にお

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    2022年11月17日
  • バッテリー (角川つばさ文庫)

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    心和む、素敵な作品。

    子供の頃を思い出したり、自分が子供だった頃の親の心境を考えたり、当時幼く見えた同級生の男の子達を思い出したりしました。

    登場人物がとても魅力的で引き込まれるように読むことができました。

    お借りした本で6作もあるとは知らなかったのですが
    全部読みきってみたいと思います。
    野球を通して、主人公がどのように変わっていくのかすごく楽しみ。

    おすすめです。

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    2022年11月09日
  • バッテリーII

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    ※2007年頃読んだ際のレビューです。

    できることなら☆6つ付けたい第2巻。
    映像化してほしいと思いました。

    1日1日を丁寧に描いているので登場人物の心理がしっかりと伝わってくる。

    すべて客観的に書かれた文なのに巧と豪、それぞれの視点に最適な場面で切り替わる構成も◎。

    これからどうなっていくのか本当に目が離せません。
    おもしろいです。

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    2022年11月09日
  • バッテリーV

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    本当にこんな中学生がいるの?っていうくらい魅力的なキャラクター揃い。
    大人っぽい一面を持ちつつも時折くすっと笑わせてくれるような幼さも兼ね備えた彼らにすっかり魅せられています。

    それぞれが、それぞれの角度から野球を見つめていて
    、そのどれもが真剣だからぶつかり合って、ムキになってしまうのだなと。
    もう戻れない時代でもあるし、自分の中学時代にそこまで真剣に取り組むものがなかったから小説の中の彼らを羨ましく思いながら読んでいます。

    次はいよいよ最終章。楽しみです。

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    2022年11月08日
  • 花下(かか)に舞う

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    最近になって嵌まって一気読み。シリーズ全体を通して、星5つ!
    この巻では、木暮のなんと母君登場。名探偵の親はやはり名探偵。でも江戸時代の武家の奥さまだったら、能力なんて活かせるわけもなく、瑞穂さまの怒りの舞いの印象が鮮やかだった。
    まー、でも、信次郎はだからって何か感じるわけでもないんだろうなぁ。それで感動しちゃったら信次郎じゃないし。
    それにしても、瑞穂さまの能力なら、ダンナの犯罪も気づいてたのかしら?などと木暮夫妻のこし方に興味が湧いた。
    というか、信次郎ってどう考えても次男の名前だよね。早世したお兄さんがいかのかな?

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    2022年11月04日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #5

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    あさのあつこ氏のSF小説【NO.6】第五巻。攫われた友達を救出すべく、紫苑とネズミは治安局の矯正施設へ乗り込む。果たして救出出来るのか。先が気になりすぎる。

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    2022年10月19日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #4

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    ストーリーが動き出し、面白くなってきた。先が気になり過ぎる第四巻。あさのあつこ氏のSF小説。前回、治安局に攫われてしまった沙布。その彼女をどうすれば助け出せるのか。そんなストーリー展開。そんな中、少女は手術室で何かを施されてしまう。さて救出は出来るのか?少女に一体何が起きるのか??目が離せません。

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    2022年10月18日