あさのあつこのレビュー一覧

  • 冬天の昴

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    前作で見せ場が殆どなかった木暮信次郎を中心に物語が進む。清之助の過去は重く感じるが、信次郎が登場すると軽快さが増すように感じてしまう。

    始まりは前作で登場した品川の旅籠の女将、お仙。この時は38歳だが、10年前に一大事が起こっている、お仙も過去を持っていた。それと同じことが信次郎の周りで起きた。
    これまで以上にミステリーの要素が大きいと感じる。単純な動機ではなく、少し複雑に入り繰ったところに信次郎の推理が冴える。

    人の気持ちや描写の仕方が美しく奏でられる文体は、あさのあつこさんの特有のものだ。表現に豊かさを感じる。起こった事件の壮絶さを、登場人物の描き方や表現力で、柔らかくしているために、

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    2023年06月29日
  • バッテリーIV

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    ネタバレ

    端垣ーーーーーー!!!!!

    ってなります。序盤から最後まで本当に。

    豪は真面目なんだよなーとつくづく思ってしまいます。見て見ぬふり、わかったふりをすればいいところをできない。物分りがよすぎるのか、悪いのか。真面目でやっぱりまだ中学1年生なんだよなと。
    端垣の言われた言葉がこんなに豪に重くのしかかるとは……。でも遅かれ早かれな気もしました。
    そして巧は本当に不器用!!!!お前は!なんでそんな不器用なんだ!とずーーーーっとはらはらしてしまいました。

    端垣によって崩されたバッテリーがどう復活をとげ進化していくのかが楽しみですね。

    端垣も門脇の傍にいることでいろいろと抱えていたものがあるからこ

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    2023年06月24日
  • ガールズ・ブルー

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    ネタバレ

    落ちこぼれ高校に通う理穂、美咲、如月。十七歳の誕生日を目前に理穂は失恋。身体が弱く入院を繰り返す美咲は同情されるのが大嫌い。如月は天才野球選手の兄・睦月と何かと比較される。でもお構いなしに、それぞれの夏は輝いていた。葛藤しながら自分自身を受け入れ愛する心が眩しい、切なくて透明な青春群像小説。

    高校生の夏の一コマを描いており、悩んだりしているが、楽しそうだな、と。

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    2023年06月18日
  • バッテリーVI

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    ネタバレ

    最終巻。強豪校である横手二中との再試合まで。
    野球をモチーフにしているので、すぐに高校生になって甲子園での活躍を描くシリーズだと勝手に思っていたので、良い意味で凄く裏切られた。
    それぞれの少年たちが自分の性格にあった成長を野球を通してしていく物語だった。

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    2023年06月17日
  • バッテリーV

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    ネタバレ

    他人と関わるのはめんどうくさい。他人の心を推し測るこたなど、ごめんだ。自分の感情の中に無遠慮に踏み込んでくるなんて許さない。吉貞や沢口や東谷を嫌だと思ったことはなかった。
    しかし、群れたくはなかった。
    なのに、豪は違った。

    とあるように巧がすっごい成長している。最後の方にもしんどいけど、知りたいから仲間と一緒にいるという描写もあり心の成長が著しいな、と思った。

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    2023年06月17日
  • バッテリーIV

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    ネタバレ

    練習試合の後の2人の描写から始まる。何が起こったか、がだんだんわかっていくような構成。強豪校との練習試合で打ち負かされた巧とキャッチャーとし負けた豪。彼らが自分の弱さを認めて前を向こうとする今作だった。
    また、最後にライバルたちを交えて野球という遊びをしていたのが印象的だった。

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    2023年06月16日
  • バッテリーIII

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    ネタバレ

    夏休み明けの一年生の秋から。
    二学期が始まると同時に前巻で起きた事件による謹慎期間が終わる。そこで待ち受けていたのはレギュラーと一年生の紅白戦。巧と豪にとってはバッテリーのデビュー戦となる。
    心理描写が細かいもののテンポよく読みやすかった。次の強豪校との練習試合はどうなっていくのか。
    読切の青波視点の話も良かった。巧、ちゃんと優しいお兄ちゃんやってるなーっというのが青波を通じて随所に感じられた。

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    2023年06月16日
  • バッテリーII

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    ネタバレ

    中学校の一学期あたりを描く二作目。
    巧と豪のコンビはなかなか言葉にすることができない年頃の子たちの気持ちを表現しているのもあり、もどかしい感じが出ているのが良かった。また、巧の試合は出させてもらうものではなく、出るものだ。と、自分の力を信じて、自分の力で切り開けるようになると信じているのも少年らしく良かった。その対比として冷静で大人な諦めを持っているのが豪というキャラクターなのだろう。

    物語の後半では、巧への嫉妬で三年生が事件を起こし、部活は停止処分に。春の大会への出場も見送ることに。今後の部活動と顧問の立ち位置が気になる最後だった。

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    2023年06月16日
  • バッテリー

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    ネタバレ

    中学入学を目前に控えた春休み、父の転勤で岡山の県境の街に引っ越してきた巧。ピッチャーとしての自分の才能を信じ、ストイックなまでにセルフトレーニングに励む巧の前に同級生の豪が現れ、バッテリーを組むが…。
    続き物の物語の導入部。どこまで描かれているのかも知らずにスタート。全く児童書とは思えない一冊だった。
    生意気な巧がどう成長していくのかがとっても楽しみ。随所に見られる中学生らしい生意気な言動のところも良かった。
    中学入学前に相棒になるであろう豪との出会いが描かれており、次巻は中学入学かな?

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    2023年06月15日
  • 木練柿(こねりがき)

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    シリーズ3作目、清之助、信次郎、伊佐治が事件の解明に一肌脱いでいくのは同じである。
    今回は4つの短編だったが、弥勒の月で冒頭で亡くなった清之助の妻おりんのことも描かれていてシリーズに厚みを感じた。

    「楓葉の客」は春日屋の娘お絹が遠野屋で櫛を万引きをする。そのころ、信次郎と伊佐治はあがった死体の見分をしていた。どんな縁があるのか。
    「海石榴の道」は帯屋の三郷屋の主である吉治がおせんの元を訪ねたらおせんが首を吊っていた。吉治は人殺しの嫌疑をかけられる。さて結末は?

    「宵に咲く花」では、伊佐治の義理の娘おけいは、幼いころから夕顔の花が怖く、白い花を見ると熱を出したり、気を失ったりしていた。伊佐治

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    2023年06月14日
  • ガールズ・ブルー

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     還暦間近のおじさんが読む本ではなかったかもしれませんが、「ジウⅠ、Ⅱ、Ⅲ」を読んだ後だったので、気持ちをリセットするには最高でした。
     あさのあつこさんの本は、長男が小学生の頃に代表作「バッテリー」の読書感想文を書いていたことで初めて手にしました。児童文学から青春、スポーツ、時代小説、エッセイ等、幅広い引き出しを持った作家さんですね。
     私の次男が小中高と陸上競技をやってましたので「ランナー」「スパイクス」「レーン」もとても好きな作品です。
     「ガールズ・ブルー」は、女子を意識せずにはいられなかった高校時代に戻らせてくれる至高の一冊でした。友だちとの関係性が抜群ですね。
     最近やってるキリン

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    2023年06月13日
  • バッテリーII

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    漫画のようなストーリーだが、巧や豪の心理描写が上手く、自分も新田東中のグラウンドに居合わせているかのような錯覚に陥いる。
    3巻、明日一気読みしそう…

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    2023年05月31日
  • バッテリーII

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    舞台は中学、新たなステージ!
    ただそこにグラウンドがあって
    ボールがあってグローブがあって
    野球をやりたいだけなのに、
    なんで大人が割って入ってくんだっていう
    巧の叫びが苦しいし痛い。
    そしてあの、衝撃の、リンチ回………。
    例のシーンを小中学生のときに読んでたの、
    今思えばかなり性癖歪ませられるな…
    文章だと、さらに鮮明でした。
    巧の、負けるもんか曲げるもんかの意志の強さ、
    作者の心情とも繋がるのかと
    あとがき読んでなんかめちゃくちゃ泣きたくなった。
    青春ではあるけど、成長でも友情でもない物語。
    あーーーっやっぱり好きすぎる!!!!

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    2023年03月21日
  • 花下(かか)に舞う

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    今回、とびぬけて面白いなと思いました。
    遠野屋さんがどう関わってくるのかも楽しみのひとつになってしまって、親分と同じく、関わらない方がいいと思いつつも、どう巻き込まれていくのか、早く登場しないかなーと思いながら読んでしまいました。

    集まった欠片がどのようにくっついてどのような結果になるのか、その過程が面白いです。一見、何にも関わりないような出来事が、最後にぴったりとはまってくるんですよねー。要らないエピソードなどないのだから、必ず繋がっては来るんですけど、想像しても全然分からないです。

    今回は、遠野屋さんがどのように巻き込まれていくのか安心して読めました。いつもだったら、不穏な空気に遠野屋

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    2023年02月19日
  • 花を呑む

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    今回も面白かった。
    読み終わって、あとがきも読んで、本を閉じて一言。
    面白い。
    信次郎、実は優しくない??
    ちゃんとお仙さんに簪買ってあげるし、おけいの身も案じてるし、清之介に絡むけどそれは優しさからじゃない?
    まーた刀抜いて清之介に斬りかかろうとしてるけど、構って欲しいだけでしょ。
    太助とおけいのラブラブぶりにあてられたわ。

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    2023年01月22日
  • 風を繍う 針と剣 縫箔屋事件帖

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    面白いシリーズが始まりました。

    弥勒シリーズは面白いけど

    女の子を主役にしたものは 好きです。

    剣術の好きな おちえ と武家の若様をやめて縫箔職人になろうとする 一居

    ふたりとも美形なのも楽しみ

    針と剣 ふたりを表すいい題名です。

    次のお話しも楽しみです。

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    2023年01月02日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    こんなに続きが気になる完結後の番外編があっていいのか……! 真っ当とはいえない手段を選ぶようになった紫苑のこのあとの人生気になりすぎる。

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    2022年12月24日
  • 時代小説アンソロジー てしごと

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    ネタバレ

     このアンソロジーに出てくる女性は皆、己の仕事に誇りをもつ人ばかり。

     女のくせに、女だからという心無い言葉に打ち据えられても、負けずに自分の生きる道を開いていく姿が魅力的です。

     とくにあさのあつこさんの『おもみいたします』が好きですね。私もそろそろ整体か、リンパマッサージに行きたい。
    身体ボロボロです(´;ω;`)ウゥゥ

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    2022年11月19日
  • 冬天の昴

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    進次郎のセクシーな魅力に溢れた回でした。
    シリーズ5作目になり遠野屋とは冗談を言い合えるほどの仲良し?に。
    2人の間の伊佐治の役割も定着してきた感があり、謎解きベースのお話自体を腰を据えて楽しめる段階になった感じです。
    シリーズを通した事件で少しずつ確実に変化していく遠野屋清之介と、ブレずにサイコパスな木暮進次郎。そんなつもりないはずなのにいつの間にか進次郎ペースで事件解決に協力しちゃってる遠野屋清之介と、事件解決に利用するついでに遠野屋を刺激しあわよくばダークな素顔を引きずりだそうとする進次郎。
    ちょっとずつ信頼感が醸成されていくなかで、2人のやりとりも濃さを増しており良いです。
    伊佐治にお

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    2022年11月17日
  • バッテリー (角川つばさ文庫)

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    心和む、素敵な作品。

    子供の頃を思い出したり、自分が子供だった頃の親の心境を考えたり、当時幼く見えた同級生の男の子達を思い出したりしました。

    登場人物がとても魅力的で引き込まれるように読むことができました。

    お借りした本で6作もあるとは知らなかったのですが
    全部読みきってみたいと思います。
    野球を通して、主人公がどのように変わっていくのかすごく楽しみ。

    おすすめです。

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    2022年11月09日