あさのあつこのレビュー一覧

  • おいち不思議がたり

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    ああ面白かった!
    引き込まれるスピード感、メインのミステリーだけでなく、おいちの生い立ちやその父、松庵先生の秘密など、わくわくし続ける。人物描写もそれぞれ魅力的。

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    2025年07月01日
  • 春立つ風

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    信次郎と清之介が相まみえることなく終える、今回はそれも一興かなと思っていたけど、そうはいかず。すべてを見透す信次郎が清野屋の行く先の光景をどう捉えているのか、それを知りたいと清之介は言う。いや、その本心は清野屋でなく己の果てを問いたいのだろう。商人として残りの生をまっとうすると誓うあの清之介でさえ、やはり揺らぎはあるのか。拭えぬ不安があるのか。万人に信頼されようとも、信次郎には自分にさえ知れぬ真実が見えている。今回の事件でも、ちらと似合わぬ躊躇いを見せつつも怜悧に解く。清之介を闇から守れるのがヤツなのか。

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    2025年06月27日
  • おもみいたします

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    17歳のお梅は、5歳の時に失明し、揉み師を生業としている。お梅の指先、視力を失って得た力は不思議な力を発揮する。更に助手の十丸も不思議な犬だ。最後に失明した時の話しが描かれている。お梅の不思議な力や十丸や先生との出会いが、今の彼女の生き様を決定付けていることがわかる。

    半年先まで予約でいっぱいなのに、お清の話しを聞いて一刻の猶予もないと感じたお梅が奮闘する。お梅の施術の描写は臨場感があり,面白い。
    喪黒福造はココロノスキマを産めるが、お梅は心の凝りもほぐす。
    お梅の魅力的なところは、不思議な能力やほぐす技だけでなく、相手を思いやる心を持ち合わせているところだ。そして彼女の強い意志が施術を通し

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    2025年06月14日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #2

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    ネタバレ

    イヌカシが出てきました。
    物語は進むけど、まだまだ序盤。
    沙布は連れ去られ、ネズミは紫苑に伝えるのか。
    そしてやっぱり、火藍ほど強くない、と思ってしまう。
    自分の子供が、紫苑のような立場になったら、私はどこまで冷静でいられるだろう。
    フィクションとはいえ、最初に読んだ22歳の時とは違う感想になっている。

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    2025年06月12日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #9

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    ネタバレ

    ついに読み終わってしまった
    少年同士の友情でも愛情でもない形容し難い関係が甘美で眩しかった 

    言動が粗暴なのにどこか美しくてつかみどころがなくて、いつか目の前からいなくなってしまうであろうネズミに惹かれる気持ちがすごく分かる

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    2025年06月09日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #1

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    こういった世界、現代とも通じるものがあり、もしかして本当に私たちが知らないところではあるのかもしれないと思った。
    もし、優秀でなくて選ばれなかったとしたら。。
    いや、優秀だからいいのか??
    物語だからの良さがあり、ドキドキハラハラ。
    大人になって読んでも面白い。

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    2025年06月07日
  • NO.6[ナンバーシックス]再会#1 【電子書籍特典ショートストーリー付】

    購入済み

    最高でした!!!!

    私が小学生の時に図書館で読んでいた作品で、凄く楽しませてもらいました。大人になり、ブックライブで改めて全巻が収録されている物を買い直すほどでした。それが、続編と続いてくれてネズミと紫苑と一緒に大人になれたようや気がして凄く嬉しいです。

    #憧れる #アガる #カッコいい

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    2025年06月04日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #3

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    ネタバレ

    西地区でのネズミと紫苑の生活。
    紫苑はイヌカイから犬洗いの仕事を依頼される。
    わんこかわいい。
    そして、ネズミの仕事や過去のイヌカイとの事情が語られる。ネズミはまだまだ謎だらけだなー。

    NO.6では殺人バチの被害が現れ始め、また、紫苑の友人沙布が管理局に囚われてしまう…

    紫苑はみんなから可愛がられてるなー
    天然だからかな

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    2025年06月04日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #2

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    ネタバレ

    9巻中の2巻目。
    ネズミの助けで西地区に逃れた紫苑。
    聖都市のゴミ捨て場と言われるスラムでの生活。
    なんのかんの言って紫苑を守ってるネズミ、ツンデレですね。ネズミを手助けするねずみたち、かわいいな。朗読が好きとか知的…。

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    2025年06月04日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #1

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    あさの作品初読み。
    全9巻中の1巻目
    主人公紫苑は12歳か…と思ったら、あっという間に16になってた。理想都市から、アンダーグラウンドへ。ここからどうなっていくんだろう?

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    2025年06月04日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #2

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    情景が浮かんでくる描写。
    ワクワクするような掛け合い。
    ページ数も少ないので、どんどん読み進められる。

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    2025年06月02日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #3

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    (再読)

    ストーリーの進展が少ない分、心の動きや関係性の変化がゆっくり丁寧に描かれていてすきです。

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    2025年05月31日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #1

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    学生時代に夢中になって読んだシリーズ。
    私が本を好きになるきっかけとなった作品です。

    14年ぶりに続編が発売されるという、最高に嬉しいニュースを聞いたので久しぶりに再読。

    読んでいた当時は紫苑たちと同世代くらいだったのに、いつのまにかずいぶん年上になってしまったなぁ

    何度読んでもワクワクドキドキしてしまう。

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    2025年05月27日
  • 春立つ風

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    弥勒の月 シリーズ13

    深川元町の油屋「出羽屋」の放蕩息子・一郎太が、短刀で喉を突き、自ら命を絶ったという。
    定町廻同心・木暮信次郎と、岡っ引き・伊佐治は、探索を始める。

    一方、小間物屋・遠野屋清之介は、研ぎ澄まされた刃を封印し、揺るぎない商いの未来に情熱を注いでいる。

    その清之介を獲物ととらえ、執拗に、絡む信次郎。
    間に入って、ヤキモキする伊佐治。

    今回も、目が離せなく、面白かった。

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    2025年05月21日
  • おもみいたします 凍空と日だまりと

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    初出2022〜24年の「読楽」

     盲目の揉み治療師のお梅は、(異世界から転生してきたチート治癒師かと思うほどの指の術で)体と心をほぐすことができ、寝たきりの老女を歩けるようにしたという評判をとって何か月先まで予約が埋まっているが、武家から「30分でいいから手を使えるようにしてほしい」という強引な依頼を受けて連れて行かれる。
     その家では17歳の当主が遊女と心中未遂を起こしたとして切腹を命じられたが、痛みで体が動かず切腹できなくなっていた。お梅は、人からは犬に見える十丸と、鼠に見える先生と念話ができるので(異世界からのチート霊獣?)、その協力を得て証拠物件を手に入れ、心中未遂は遊女屋の仕組んだ

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    2025年05月17日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    過酷な本編とは違い少し柔らかい印象。
    過酷な日々の中にある優しい日常を描いているように感じました。
    決して優しい日々を描いているわけではないけれど、どこか愛おしくなる、そんな番外編です。

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    2025年05月04日
  • 渦の中へ おいち不思議がたり

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    おいちシリーズを全6巻読み終わりました。
    死者の言葉が聞こえたり、これから起こることが見えたりと不思議な能力を持つおいち。
    医師を目指しながら、新吉との新たな夫婦生活が始まると、おいちの体には異変が・・・。
    そして、おいちの力により下手人を捕えることができました。
    おいちは新たな局面を迎えます。
    医師として、母親として一生懸命に生きてほしい^_^

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    2025年04月29日
  • 風を紡ぐ

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    うっかり 又 同じ本を読んでしまいました。
    新鮮な気持ちで。
    やれやれです。
    おちえの武術のかん
    一居の武術のかん
    それを上回る 賊の正体
    武術の経験もないのに おちえを見初めて道場にやってきた陽太郎
    なぜか メキメキと上達する。
    みんなからんで面白い物語になりました。
    又 忘れた頃 読んでしまいそうです。

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    2025年04月27日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #9

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    ネタバレ

    ミュージカルがきっかけで再読したシリーズが読み終わりました。
    来月には続編も出るということで、待ちきれません。

    ネズミの戦いは終わり、紫苑の戦いが始まる。
    ネズミは去り、紫苑は留まる。
    対照的な2人が一緒にいる物語でしたが、その2人の未来はやはり対照的なのですね。

    No.6そのものは今の人類も向かう可能性がある未来だと思っています。
    徹底した管理社会というのは理想を追い求めた先にあるものなのでしょう。
    理想を追い求めるが故に人を忘れ、人を管理することを追い求める。
    現実の未来にもありそうな話だと思っています。
    それを止めるにはどうすれば良いか、そう作者に問われている気がします。
    初めて読ん

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    2025年04月22日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #8

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    生とはなにか、死とはなにか、を問う巻とかんじた。
    沙布は生きていたのか、既に死んでいたのか。
    この死生観はこれからますます科学技術が発展していく現実世界の私たちに問われているではないでしょうか。
    自分がどう生きるか、どう他人を生かすか。
    考え込んでしまうような巻でした。

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    2025年04月15日