あさのあつこのレビュー一覧
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取り急ぎ。
#1が14年の空白を埋めるように時間をかけて展開していったのに対して、#2は無印のエピソードを拾いながらぐいっとひとつ先まで展開していくような印象を受けた。本当に面白い。ストーリーも会話も、何よりも彼らの心情を読み進めるのに心が動いて仕方がない。やっぱりあさの先生の言葉たちが大好き…!!
そしてやっぱり、あなたから紫苑を奪ってもいいか、という台詞。一度本を閉じないと先に進めないくらいの重たい台詞です。無印、beyondまでのネズミは絶対に口にしなかったその類の台詞。心臓が止まりました。しかも火藍もそれを予期していたというのだから。
だけどやっぱり思うのは、紫苑に近しい人たちにとって -
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ネタバレ面白かった!beyondで紫苑がした黒いことがずっと気になっていたので、再会二巻で紫苑が自分のしたことをいけないことだと認めて、自分を批判する相手を排除するんじゃなくて話し合おうとする行動をしていたと知れてほっとした。第三の道があるんじゃないかと言った紫苑の純粋さのようなものが失われていなくてよかった。
力河さんが頑張ろうとしていることや、楊眠さんがやり直そうと頑張っているところを見られて嬉しかった。
紫苑からネズミへの感情が沙布から紫苑への感情と同じだと言い切ったことや、誘っていると受け取ってくれて構わないと冗談か本気か判断できないぎりぎりのラインのことを言ったことなど、紫苑からネズミへの感 -
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シリーズの転換点に来ているのでしょう。
これまで信次郎は私の中では天知茂がベストでした。
ニヒルな感じ、知的なものを備えながらなによりも酷薄な感じ。今回は悪い役の阿部寛もありかな、というイメージでした。酷薄、極悪度が薄まったように思います。
あのひりひりした痛みを伴うような、そんな空気が少なくなって、呼吸しやすくなりました。
ぐーっと謎解きミステリーに近寄ってきた感じ。
登場人物を集めておいて謎解きをするのは、本格ミステリーですよねえ。
しかも、あんなに使い手の信次郎が、ほとんど安楽椅子探偵。これはシリーズの転換点と思えてしようがありません。
女性の魅力がおのおの増してます。今回はちょっとしか -
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内容(ブックデータベースより)
「生きねばなりません。
そのお手伝い、
させていただきます」
切腹を命じられた武士を
お梅は療治できるのか?
読むと身も心もやわらぐ時代小説
【あらすじ】
五歳の時に光を失い、
揉み療治を生業としているお梅。
市井の人々に大評判で、一年先まで申し込みが
埋まっている。ところが今すぐ主の腕が動くよう
療治してほしいという武士が現れた。
お梅でなければ駄目なのだと。
武士から「張りつめた者」の気配を
感じ取ったお梅は、
三日後、主のものとへ向かう!
「人は、どこか緩めないと生きていけない」
令和7年7月7月18日~20日 -
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ネタバレ闇医者おゑんシリーズ第4作
前作で縁のできた吉原の惣名主川口屋から呼び出され、妊娠した遊女が身請けが決まったのに自殺未遂し、様子がおかしいので見てほしいと頼まれて診たところ、呆然としたり「生みたくない」と錯乱したりなので、おゑんは自分の診療所で静養させて様子を見ることにする。
おゑんがひっかかりを感じていると、身請けした薪炭商の備後屋の番頭が様子を見にくるものの違和感を感じて、監視役の甲三郎に跡をつけさせるが見つからず、翌日死体で発見される。皆目見当がつかないなか、何が出てくるかと薮(備後屋)をつつき、遊女の身元を調べようとすると、出てきた犯人は備後屋の番頭と川口屋の用心棒の一人。さらに