あさのあつこのレビュー一覧
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このシリーズ前2作は連作短編だったが、3作目にして長編作品。
吉原で遊女が、見たこともない症状で倒れる事態が続けて起きる。吉原惣名主らから、治療を頼まれたおゑんがその病の正体を突き止めようと奮闘する。
吉原の首代の甲三郎が彼女を助力し、おゑんが何者かに襲われたときも、危機一髪で助けに入る。
この甲三郎、『弥勒の月』シリーズの遠野屋清之介と同じような雰囲気を纏っているような魅力的な男で、次回作以降このシリーズに登場するようである。
1作目で患者だったお春は、すっかりおゑんの片腕となっており、甲三郎をも手玉にとるほどの逞しさを備えていて、末音同様、このシリーズに欠かせない存在。
『弥勒の月』シリー -
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ネタバレ二年会ってなかったはずなのに、いや会ってなかったからなのか、紫苑とネズミのただならぬ仲感が熟成していて読んでられない!(いや読みたい)
会話が毎度ピロートークみたい……
息子が大人になったところを覗いているような恥ずかしさ。
とはいえ市民の暮らしのこととなればカチッとスイッチ入れて「デキる男」な紫苑はとてもかっこいい。
自分を批判してくれる人物をあえて近くに置くのは素晴らしいなと思った。
委員会の人たちと上手くやってるように見えるけど、どうなのかなあ。
10代のころに読んだ作品を、自分が親になってから続きを読めることが幸せです。
続きを楽しみに待っています。 -
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内容(ブックデータベースより)
わけありの女たちを診療するおゑんの許へ、何かを極度に怖れている妊婦が訪ねてきた。彼女は目を血走らせ、十両を差し出しながら言った。「お願いします。この子を産ませてください」と――。
後日、吉原惣名主に依頼され診ることになった女郎も、奇矯な妊婦だった。大店の主人に身請けされることが決まっていて、その子を身籠っていながら、「産みたくない」と叫びながら自死しようとしたのだ。
彼女たちは何者で、何故、一人は出産を望み、もう一人は出産を拒否するのか? 疑念がきざしたおゑんは、遊女連続死を調べる過程で親しくなった吉原惣名主の用心棒・甲三郎とともに、また謎を追うことになったが -
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全国4位の実績を持つ近隣中学との練習試合を経ても、巧と剛のバッテリーは、なお課題を抱え続けている。
互いの距離を測りかねるような、少年らしいひりっとした関係性が、この巻の魅力。
本巻で際立つのは、巧とは別の“天才野球少年”の幼なじみであり、瑞垣という少年の存在。
全国4位のチームで五番を打つ実力を持ちながら、幼少期から、突出した才能と人格を併せ持つ友人に心を揺さぶられ続けてきた少年。
頭の良さは、口の悪さや素行の悪さと反比例するかのように表出し、その内側にある本心は、どこまでも巧妙に隠されている。
読者にはもちろん、あさのさんでさえ、瑞垣の核心にはまだ触れられないような、そんな風に思う。
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1番変わったなぁと感じた人物は紫苑かな。なんか色んな意味で成長したなーと親心のように温かい気持ちになった。個人的には、火藍ママとイヌカシが好き。(イヌカシ、ママって呼ばれてるしー。)力河のおっさんも生きがいと言うか人生の目標、目的を見つけ前に進もうとしていてなんか嬉しい。今のところ全ていい方向に向かっている(気がする)。
新No.6の行政機関での登場人物が増えた。どうしよう、誰もが怪しく見えてしまうのは考え過ぎ?
次巻はネズミが歩んできた2年間の話らしい。おー、早く読みたい。
紫苑やネズミを襲う謎の人物たちは何者なのか。紫苑の父親らしき人物も絡んでくるのか。気になるところ満載。挿絵はちょっと暗 -
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天才型ピッチャー・巧と、懐深く穏やかなキャッチャー・豪。
この第4巻は、二人にとっての「試練」の巻ですね
物語の流れや登場人物たちの性格から考えれば、
「折れるのはきっと、あちらだろう」と予測してしまう。
ところが、あさのさんはその予想を裏切る。
ぽきりと折れるのは、まさかの“逆”。
あさのさんの 巧さをあらためて感じます。
少年たちは、野球のポジションのように、
友人関係の中で自分の立ち位置を探り、確かめ、確保していく。
それは「きゅん」とするような甘さ以上に、
少年という存在を決して侮ってはいけないのだと、思わせる。
巻末には文庫書き下ろし「空を仰いで」が収録されている。
そこでは、 -
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主人公の中学生ピッチャー・巧がどう成長していくのか。
また、タイトルが示す通り、相棒であるキャッチャー・豪との「バッテリー」としての成長を描く物語なのだろう——読み始める前は、そう思っていた。
確かにそんな側面もある。
けれど私が内心で少し身構えていたのは、
チームワークだとか、キャプテンシーだとか、
中学生らしい“教育機関が喜びそうな”方向へ物語が流れていくことだった。
ところが本作は、そこから一歩踏み込んでいる。
描かれているのは「部活動」としての野球ではなく、スポーツとしての野球であり、
そして孤高にならざるを得ない天才型の存在。
まだ「13歳」という設定は若すぎるのでは、という感 -
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1999年第39回日本児童文学者協会賞をⅡで受賞
しているようです
野球に日常の全てを注ぐ主人公の少年、巧。
彼とバッテリーを組むため、親の反対を押し切り、ピッチャーとして野球を続ける決心をした豪。
みなさんご存知、あさのあつこさんの人気シリーズ。今まで 何度か挑戦しては、少年達の痛々しさにギブアップして参りましたが、今回は読み切ります。
中学入学前の春休みであったふたりは、野球部へと。自分を曲げることができない自信家の巧は、常々周囲と軋轢を産む。
ここね、読むのが辛いところ。お母さん、もっと優しく包んであげてくださいね。そりゃあ弟の方が病弱で優しくてよく気がつく良い子だけど、そもそもあー -
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1997年第35回野間児童文芸賞を受賞
メディア展開も多彩
コミックでも出版されている
2000年NHK-FM「青春アドベンチャー」枠にてラジオドラマ化、2007年には映画化、さらに2008年4月からはテレビドラマ化
また、2016年7月から9月にかけてはフジテレビテレビアニメも放送された
当時、『バッテリー』のアニメを見始めたものの、
もう少年たちのキリキリとした心情に胸がざわつき、あたふたとしてしまい、すぐにリタイア
そして今更ながら、原作を
作者の「あとがきにかえて」には、
“傲慢、脆弱、一途、繊細、未熟、無神経…”
そんな形容が似合う少年たちの物語とある。
確かに、たった1巻