あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2017年。聖都市《NO.6》を追われた16歳の紫苑は、初めて外の世界と現実を知ることになる。
単行本は2004年2月刊行。文庫版にも収録された著者あとがきを読んで、なぜ舞台がここまで近未来に設定されたのか、少し理解できた気がしました。
豊かで近代的な社会と、戦争や飢餓、殺戮にさらされる社会。その二つは決して遠い世界ではなく、現在も同時に存在している。武力による侵略や終わりの見えない宗教対立など、現実世界が抱える問題を直接描こうとしているわけでないのですが、この物語の底流に流れているように思う。
理想を信じる紫苑と、憎しみを抱えながら生きるネズミ。
対照的な二人の少年の関係は、どこかブ -
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やっと辿り着いた最新作。
前作不穏な雰囲気のラストだったが、やはりそこをひきずったままのオープニング。
しかし今作は事件そのものは遠野屋は関わりはない。
しかし信次郎が仕掛けた楔のような言葉(罠?)に掻き回される。
今回のテーマは『思い込み』といったところか。
自死だという思い込み、顔に傷があるのは可哀想という思い込み、子供は弱いものという思い込み‥
それらを取っ払った末に事件は密室の謎を解き、商いの方は少しづつ現代の商売に通じるものになりつつある。
それにしても信次郎と遠野屋、どうなるのか。
遠野屋は過去を忘れて、というよりそれを礎として商人として生きようとし、信次郎はその生き様がまる -
Posted by ブクログ
2003年刊行。舞台は2013年。当時としては、すぐ手が届きそうな未来を描いた近未来SF。
2013年の未来都市《NO.6》。
人類の理想を実現した完全都市で、主人公紫苑は2歳の頃から最高ランクのエリートとして育てられてきた。
だが12歳の誕生日の夜、「ネズミ」と名乗る少年との出会いによって、その運命は大きく転がり始める。
「あの夜、どうしてぼくは窓を開けてしまったんだろう?」
飢えも争いも知らず、守られた世界で生きていけたはずだった少年が、都市の外側と矛盾を知っていく物語。
あさのあつこ氏がどこまで“少年たちのブロマンス”を意識しているのかはわからないけれど、その距離感や感情の描き方 -
Posted by ブクログ
クライマックスが主人公の「成長」ではなく、「感情の爆発」だったことにビックリ。面白かったです。
中学入学も目前に控えた春休み、岡山県境の新田に引っ越してきた原田巧。投手としての才に自信を持ち、他者を切り捨てる匠の前に現れた永倉豪。バッテリーを組むことを求める豪は巧に本気の野球を申し出るが…。
児童書でタイトルは「バッテリー」。
だいたい内容はわかるような気がしていました。
才能のある主人公。が、他者とのコミュニケーションに難あり。病弱な弟や、家族との微妙な距離感。捕手の包容力。甲子園経験者の祖父。田舎への引越し。
キャラクターや設定も「野球と少年」のテンプレだらけだな、ま、好きなジ -
Posted by ブクログ
NO.6 第2巻 前作で、幼少期の紫苑は、検査で優秀と言うことで何不自由ない
暮らしを約束されてNO.6内で暮らしていたが、犯人をかくまったとして、
罰せられはしなかったものの、生活をNO.6の中心部から郊外の下級層が住まう
地域へと映り、特権ははく奪された。数年後、成長し働いていたが、
謎の事件が発生、容疑者として逮捕されるも、
過去にかくまった「ネズミ」を名乗る人物に助けられ、NO.6を後にする。
ここまでが、1巻。
2巻は、NO.6の外の過酷な世界で生活をすることになる中、ネズミが所持する、
小さい小動物のねずみ型の探索ロボットでNO.6内にいる母親との短い文章で
連絡を取ることができた