あさのあつこのレビュー一覧
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そこがどんな世界なのか何も説明がなく、読んでいくうちに、これは人間ではないものの世界だと気づく。同時に人間の男の子の物語も進行し、「ウンヌ」という言葉が二つの世界を結びつけ、クロスした時・・・! ああ、こんなに盛り上がったのに、第一部はこれで終わってしまったのです。続きが読みたくて読みたくて・・単行本じゃなく新聞連載(?)を読む方法はないかしら? あさのあつこさんの作品はバッテリーぐらいしか読んだことがなくて、それも大絶賛!!というわけではなかったんだけど(でも好きな作家として覚えていたから、何か他の物語を読んでいたっけ??)、この物語にはずっと強くひきつけられました。文章がバッテリーのころよ
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このシリーズ前2作は連作短編だったが、3作目にして長編作品。
吉原で遊女が、見たこともない症状で倒れる事態が続けて起きる。吉原惣名主らから、治療を頼まれたおゑんがその病の正体を突き止めようと奮闘する。
吉原の首代の甲三郎が彼女を助力し、おゑんが何者かに襲われたときも、危機一髪で助けに入る。
この甲三郎、『弥勒の月』シリーズの遠野屋清之介と同じような雰囲気を纏っているような魅力的な男で、次回作以降このシリーズに登場するようである。
1作目で患者だったお春は、すっかりおゑんの片腕となっており、甲三郎をも手玉にとるほどの逞しさを備えていて、末音同様、このシリーズに欠かせない存在。
『弥勒の月』シリー -
Posted by ブクログ
ネタバレ二年会ってなかったはずなのに、いや会ってなかったからなのか、紫苑とネズミのただならぬ仲感が熟成していて読んでられない!(いや読みたい)
会話が毎度ピロートークみたい……
息子が大人になったところを覗いているような恥ずかしさ。
とはいえ市民の暮らしのこととなればカチッとスイッチ入れて「デキる男」な紫苑はとてもかっこいい。
自分を批判してくれる人物をあえて近くに置くのは素晴らしいなと思った。
委員会の人たちと上手くやってるように見えるけど、どうなのかなあ。
10代のころに読んだ作品を、自分が親になってから続きを読めることが幸せです。
続きを楽しみに待っています。 -
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内容(ブックデータベースより)
わけありの女たちを診療するおゑんの許へ、何かを極度に怖れている妊婦が訪ねてきた。彼女は目を血走らせ、十両を差し出しながら言った。「お願いします。この子を産ませてください」と――。
後日、吉原惣名主に依頼され診ることになった女郎も、奇矯な妊婦だった。大店の主人に身請けされることが決まっていて、その子を身籠っていながら、「産みたくない」と叫びながら自死しようとしたのだ。
彼女たちは何者で、何故、一人は出産を望み、もう一人は出産を拒否するのか? 疑念がきざしたおゑんは、遊女連続死を調べる過程で親しくなった吉原惣名主の用心棒・甲三郎とともに、また謎を追うことになったが -
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全国4位の実績を持つ近隣中学との練習試合を経ても、巧と剛のバッテリーは、なお課題を抱え続けている。
互いの距離を測りかねるような、少年らしいひりっとした関係性が、この巻の魅力。
本巻で際立つのは、巧とは別の“天才野球少年”の幼なじみであり、瑞垣という少年の存在。
全国4位のチームで五番を打つ実力を持ちながら、幼少期から、突出した才能と人格を併せ持つ友人に心を揺さぶられ続けてきた少年。
頭の良さは、口の悪さや素行の悪さと反比例するかのように表出し、その内側にある本心は、どこまでも巧妙に隠されている。
読者にはもちろん、あさのさんでさえ、瑞垣の核心にはまだ触れられないような、そんな風に思う。
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1番変わったなぁと感じた人物は紫苑かな。なんか色んな意味で成長したなーと親心のように温かい気持ちになった。個人的には、火藍ママとイヌカシが好き。(イヌカシ、ママって呼ばれてるしー。)力河のおっさんも生きがいと言うか人生の目標、目的を見つけ前に進もうとしていてなんか嬉しい。今のところ全ていい方向に向かっている(気がする)。
新No.6の行政機関での登場人物が増えた。どうしよう、誰もが怪しく見えてしまうのは考え過ぎ?
次巻はネズミが歩んできた2年間の話らしい。おー、早く読みたい。
紫苑やネズミを襲う謎の人物たちは何者なのか。紫苑の父親らしき人物も絡んでくるのか。気になるところ満載。挿絵はちょっと暗 -
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天才型ピッチャー・巧と、懐深く穏やかなキャッチャー・豪。
この第4巻は、二人にとっての「試練」の巻ですね
物語の流れや登場人物たちの性格から考えれば、
「折れるのはきっと、あちらだろう」と予測してしまう。
ところが、あさのさんはその予想を裏切る。
ぽきりと折れるのは、まさかの“逆”。
あさのさんの 巧さをあらためて感じます。
少年たちは、野球のポジションのように、
友人関係の中で自分の立ち位置を探り、確かめ、確保していく。
それは「きゅん」とするような甘さ以上に、
少年という存在を決して侮ってはいけないのだと、思わせる。
巻末には文庫書き下ろし「空を仰いで」が収録されている。
そこでは、