あさのあつこのレビュー一覧
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ネタバレ「再会」の出版を知らずに読みはじめたので、読み終わった今、続編のために5月末までタイムスリップをしたい気分。
都市規模の話
ネズミと紫苑の話
この二つが最後に無理に交差させられてしまって、色々とぶった切られたよう。
そこが、この釈然としない気持ちの原因だろうか。
街に住む一人一人に焦点を当て、ディストピアや蜂の恐ろしさを強調する描写があったのなら、最後の方も名もなき市民の姿を丁寧に描いて欲しかった。暴動が紫苑の「待て」で収まるのもやや不自然だ。
そして、ネズミが去る必要性、本当に「紫苑のことがわからないから」くらいしか理由ないんじゃないだろうか。(森の民として約束した以上、 -
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漢字 大人レベル
フリガナ あり(全ての漢字に)
文字の大きさ 小
長さ 長い(266ページ)
出版年 2010年(オリジナル1996年)
内容 中学入学前の春休みに引っ越してきた主人公が、家族や、野球を通じて仲良くなった友達と関わりながら成長する物語。
感想 野球よりも少年の心の成長や家族関係、友人関係が中心なので、単純に野球好きな子に勧めても読まないかもしれない。逆に、野球をよく知らなくても楽しめるし、主人公を取り巻く大人たちの物語も面白いので、親世代にもむしろ勧めたい。主人公は寂しがりやで攻撃的、ピッチャーとして「強い」(相手を倒す)ことだけをアイデンティティの柱にしており、周囲の人々と -
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たくさん続刊があるらしい、あさのあつこの時代小説シリーズの一作目。
なかなか巧い。よく練られた小説だ。
暗いけど面白かった。
微エロ成分は私には不要だった。
青年誌マンガの原作のよう。
岡本綺堂→藤沢周平→宮部みゆき→あさのあつこという流れを感じました。
キャラクターを前面に出した作品構成もマンガっぽい。
ところで、《月》はもうちょっとストーリーに絡んでもよいのでは…?
今まであさの作品はほぼ読んでこなかったのだが(あさの版のバナナフィッシュたる、ディストピアブロマンスだけ読んだ)、こちらの時代小説のほうが私には面白かった。
伊佐治に感情移入してしまうな。 -
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【目次】
第1章 夢と生きづらさ
第2章 溶けるもの、溶けないもの── 決めつけの正体
第3章 書いてみよう
第4章 字スケッチをやってみよう
第5章 自分の物語は
ちくまQブックス とは、見返しによると、
「身近な「なぜ?」(Question)がスタート地点。「知りたい」に答えます。/正解することよりも、探究(Quest)することの大切さを伝えます。/読み終えたときには、次のQが生まれてくるかも? スタート地点とはちょっと違った世界が見えてきます。」とのこと。
小学校高学年以上に向けた、意欲的なレーベルのように感じられる。
著者らしい若者へのエールが溢れている。
文章を書くための基礎トレ -
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弥勒シリーズ12冊目。今回は遠野屋の清之介も伊佐治親分の活躍は薄め。木暮同心の名推理のみが光る展開。
遠野屋の紅餅を積んだ船が消息を断ち、清之介が必死に手配し捜すも、行方は知れず。ここで木暮同心が違うトラブルから真相に迫って行く。同行している親分には皆目見当が付かず右往左往。
あまり木暮同心の切れ味が良すぎて引いてしまいそう。清之介の剣での闘いも無く残念。最後の場面も次回に含みを持たせるダークな終わり方。黒幕との闘いが続きそうな予感。
追記(2025/2/18)
八代屋の殺人事件が思い出せなくて、1年前の事件ということで前作、前々作と読み返し、その3作前にやっと辿り着いた。その時の因縁が、今 -
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「序」のスピード感。お見事でした。一気に引き込まれました。そのスピード感のまま、一気に読み切りました。
一ページごとにぐいぐい引き込まれていく感じです。
信次郎が不在の分、ヒリヒリする感じとか、ン?と思って遡って読み直すとか、そういうことが少なかったこともスピード感に関係あったかな。
そして、梅屋の雰囲気がとてもステキで、梅屋だけで純粋に人情物語一冊は行けそうだと思うのです。この一家のやりとりを読んでいると、涙が落ちそうになる。
それから、「おこま」の話す言葉をはじめとして、遠野屋の中の描写が泣けてくるなあ。
梅屋も遠野屋もよい雰囲気が流れているということは、きっとそれだけ信次郎が異質の存在だ