あさのあつこのレビュー一覧

  • 桜舞う おいち不思議がたり

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    内容(ブックデータベースより)


    「おいちちゃん、怖いよ。助けて……」。――胸騒ぎを覚えたおいちは、友のもとに駆け付けるのだが。
    本書は、この世に思いを残して死んだ人の姿を見ることができる娘・おいちが、その能力を生かし、岡っ引の仙五朗とともに、複雑に絡んだ因縁の糸を解きほぐしていく好評「おいち不思議がたり」シリーズ待望の新作。
    江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父・松庵の仕事を手伝うおいちは17歳。父のような医者になりたいと夢を膨らませているのだが、そんなおいちの身にふりかかるのは、友の死、身内の病、そして自分の出生の秘密にかかわる事件等々。おいちは、様々な困難を乗り越え、亡き友の無念を晴らす

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    2024年06月23日
  • 福音の少年

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    ネタバレ

    明帆と陽、違和感を感じながらも、擬態して普通の生活を送る2人。お互い自分達が異質な存在であると理解している。心の中に何か暗い部分があると感じている。そんな中で、明帆が陽を、陽が明帆を現実につなぎ止める役割を果たしているように感じた。2人が出会っていなければ、明帆は最後、殺し屋の誘いに応じていたのではないか。

    これからも2人は互いの中の闇を見つめつつ、ともに生きていくのだろうか。ラストは不穏だが、これからも2人は生きていくと信じている。
    続編はなさそうだが、2人の少年がこれからどういう風に生きていくのか、続きを知りたい気持ちになる。

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    2024年06月15日
  • プレデター

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    ネタバレ

    近未来の日本での作り上げられた格差社会。
    闇の子ども。重くて恐ろしいテーマなのに、肥川のチャチャ入れがなんともイライラさせる。そんな進行具合でした。
    続編とかあるのかな?ここで終わる⁉︎という所で終わってしまった。

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    2024年06月13日
  • おいち不思議がたり

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    最後のお加世のくだりは少し蛇足だったかなという気がする。それぞれの人間模様がお見事、まだまだ明かされていない伏線がたくさんあるので、それはこれ以降のシリーズで描かれていくのだと思う。同時期に読んだ宮部みゆきのおそろしのシリーズとの違いは、1巻で全ての伏線が回収されないこと。

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    2024年06月09日
  • おもみいたします

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    ネタバレ

    万年肩こり、腰痛持ちの私σ(^_^;)

    まじめに揉んでほしい! そして、悩むごとも解決してほしいと思いながら読んでました。

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    2024年06月05日
  • 渦の中へ おいち不思議がたり

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    おいち不思議がたり シリーズ6

    新吉との祝言の日に、ある商家で、毒物混入事件が起こる。

    おいちの懐妊。
    女医者としての道、新吉の妻そして母としての道。
    これからがおいちの正念場。

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    2024年05月28日
  • おもみいたします

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    これは、あさのあつこさんというより、宮部みゆきさん寄りの作品だと感じた、と言ったら、非常に失礼だし生意気な言い方だろう。何か不思議な「もの」が登場するし、完全なミステリーだし。しかし、そんな中でも、不思議と怖い感じじゃなく、温かいのはやっぱり、あさのさんらしいところかな?

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    2024年05月27日
  • The MANZAI 十六歳の章

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    [1]最初の一歩。ぼくは、それをいつ踏み出したんだろう。(p.214)
    [2]会話じたいが漫才になっているこのシリーズ、あさのあつこさんの中でじつはいちばん好きやったりします。また出会えて嬉しいですが高校生編として続くのでしょうか。
    [3]歩のひとり漫才から始まりいつもの面々との漫才に続きついに秋本が帰ってきて少し大人になったように思える彼に歩は少し焦るがロミジュリは再開する。

    ■ロミジュリについての簡単な単語集(十六歳の章のみ)

    【秋本有紗/あきもと・ありさ】秋本母。お好み焼き屋「おたやん」経営。離婚している
    【秋本貴史/あきもと・たかし】歩を理想の相方と見定めて漫才の沼に引きずり込んだ

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    2024年05月24日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #6

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    ネタバレ

    この巻で進んだこと、なし。
    この巻でわかったこと、ネズミは《NO.6》に焼き滅ぼされた森の人々の生き残りであったということ。
    以上。

    ネズミが地下深くに隠れ住んでいる人々のもとを出て、現在の生活をしているわけなどはまだ明かされず。
    っていうか、今後も明かされないような気がしてきた。

    これは少年たちの成長物語であるとともに、サスペンスやパニック小説でもあるはずだったのに、あさのあつこの文体ではテンポよくストーリーは進まないし、多分作者が都市を破壊するという大きな出来事よりも、紫苑とネズミのふたりを書きたくなってしまったのだろう。
    栗本薫の「ナリスさま」を彷彿させるな。

    『バッテリー』でも思

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    2024年05月20日
  • 闇医者おゑん秘録帖 碧空の音

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    闇医者おえんシリーズ。
    最初は、秘かに堕胎をする闇の医者というテーマのせいか、何だか鬱々とした話だったが、回を重ねるごとに、登場人物も増え、それぞれのキャラクターが面白くなってきた。
    私の推しは、末音さん。皆が一目置くおえんを軽口でいなすのがかっこいい。
    いつか、末音の話も読んでみたい。

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    2024年05月16日
  • 火花散る おいち不思議がたり

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    シリーズ4作目です
    この世に思いを残した人の姿が見えるという不思議な能力があるおいち。今回は御家騒動に巻き込まれて亡くなった女性の想いが見えてきます。
    覚悟を決めたおいち。
    医師見習いのおいちが目指すは、婦人科医⁈

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    2024年05月16日
  • おいち不思議がたり

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    ネタバレ

    不思議な力を持つ町医者の娘、おいち。
    死者と意思の疎通をはかることができる。

    江戸情緒漂う中にもちゃんとミステリー要素もあり、人情モノという立ち位置もバッチリ。シリーズになっているようなので、機会をみつけて読み進めてみようと思う。
    一冊だけではわからない何か秘密があるらしい。

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    2024年05月12日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #5

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    ネタバレ

    折返しまで来ましたが、全然話が進んだ気がしません。
    相変わらずNO.6は謎だらけですし、人の命を大切にしません。
    どういう運営をしているのか、全く見えてきません。

    おかしいなあ。
    紫苑とネズミは着々と計画を実行しているはずなのに。

    沙布についても、どういう状況なのかがわかりません。
    「沙布は美人」という台詞が何度も拉致した側から発せられますが、そもそも遺伝子的レベルで優劣を判断しているので、頭の良い人、運動神経の良い人と並んで、見た目の良い人だらけなんじゃないかと思っていたのですが。
    NO.6という都市、というか組織への作者の精度が粗い気がします。

    紫苑の母の火藍(からん)にしても、自分

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    2024年05月09日
  • プレデター

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    舞台は首都が七つのゾーンに区切られ、格差社会化が進む近未来の日本。子どもの人身売買の取材を続けるweb情報誌の記者、明海和が直面する真実とは…。情報提供者のカササギが彼女の姉の子で、上司の編集長の元妻が警察幹部。何やら入り組んだストーリーで、300ページぐらいまでは冗長、そこから急展開するも、結果は不完全燃焼。

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    2024年04月14日
  • プレデター

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    近未来な設定
    人類の居住区が上から順番に区分けされている
    区外は治外法権
    人が死んでも事件が起きても関係ない
    彼らはIDをもっていないから。
    雑誌記者の明海和はそこに住むストリートチルドレンを調べ始めるが・・・


    続く?って感じの終わり方でした。

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    2024年04月10日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #3

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    ネタバレ

    紫苑が都市に住んでいた頃の、唯一の友だちと言っていい沙布が治安局に連行された。
    それを目撃していた火藍は、メモをネズミに託すが、それが息子を窮地に追いやることになるのではと思うとじっとしてはいられなくなる。

    しかしNO.6は、監視社会であり、密告社会でもあるのだ。
    それを教えてくれた楊眠(ようみん)は、味方なのだろうか。
    そして、油断をすると足を掬われるような社会が、平和で安全だと言えるのか、と火藍は考えるのだった。

    沙布のことを知らせると、絶対に紫苑は後先も考えずに救出に飛びだしていくはずだと思うと、ネズミはそれを紫苑に知らせることもできず、とりあえず沙布が連れ去られたという矯正施設につ

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    2024年04月08日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #2

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    ネタバレ

    12歳まで聖都市《NO.6》の中でも高知能の持ち主だけが住むことのできる、エリート地域でエリート教育を受けていた紫苑。
    しかし、弱肉強食ですべてのものが不足している外の世界に、紫苑はそれほど拒絶感を持っていない。
    それどころか、《NO.6》の世界は間違えているとすら考えている。

    これはちょっと特異なことなのではないだろうか。
    普通は何不自由なく過ごせるほうがありがたいと思うだろうに。

    エリート時代の紫苑の友人・沙布(さふ)が治安局に強制連行される。
    特権階級の座を捨てて、紫苑のもとへ行こうとした矢先に。
    これはもしかして、エリート教育という名目で洗脳するとともに、洗脳しきれない有能な人材を

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    2024年03月25日
  • 乱鴉(らんあ)の空

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    信次郎がいなくなり、伊佐治も捕らわれるという
    不穏な始まりから引き込まれました。

    鴉のエピソード、切ない。
    清之介と私の好きな伊佐治との、信次郎捜索は
    信次郎がいないので、ヒリヒリしていなくて読みやすい。

    でも…やはり信次郎がいないと、物足りない。
    最後は、金や政治の話が出てきて、
    何だか現代社会と重ねて読んでしまった…。

    この弥勒シリーズ、かなり間が空いたけれど
    読み始めると一気に物語の中に入り込めて
    やっぱり好きだなぁと実感しました。

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    2024年03月23日
  • おいち不思議がたり

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    コンビニに置いてるだけあって、飽きることなく読み進めました。作品の舞台である時代が浮かぶような現代にはない小物がささやかにでてくれば、もっと時代劇っぽかったなと思います。科人あたりの重要人物が揃って真相に迫るシーンは、セリフが長ったらしい印象でした。

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    2024年03月14日
  • プレデター

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    舞台は2032年の日本。

    こんな世界になっていてもおかしくないのかもしれない。

    謎が一つずつ明らかになっていく面白さはありましたが、最後がちょっとあっけなかったかと思い星を一つ減らしました。

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    2024年02月13日