あさのあつこのレビュー一覧

  • もっと!にゃん! 鈴江三万石江戸屋敷見聞帳

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    これは本当に、あさのあつこさんが書いているのだろうか?前作の「にゃん」の時も思ったけど、他の作品とは、あまりにも作風が違うので、本当に同一人物が書いているのだとしたら、「ご乱心」としか思えない。しかし、馬鹿馬鹿しさの中に一本芯が通っているところは、さすがに、あさのあつこさんだと思う。

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    2024年10月10日
  • 乱鴉(らんあ)の空

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    弥勒シリーズ第11弾。
    ある日、岡っ引の伊佐治が大番屋に連れて行かれた。どうやら北町奉公所定町廻り同心の信次郎が姿を消して行方がわからないとのこと。伊佐治にとっては寝耳に水だ。信次郎はどこに消えてしまったのか?
    武士に変わって商人が台頭した江戸時代。財政が逼迫した武士は金策のために良からぬことを考える。身分が高いものが悪さをするのが一番厄介だ。
    毎回、殺したがりの悪人が出てくるが、遠野屋清之介の強さは圧巻でスカッとする。源庵の弟子達がこれからも良くも悪くも話の鍵を握る人物になりそうな予感がする。

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    2024年10月07日
  • 渦の中へ おいち不思議がたり

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    現在、NHKで、ドラマ化されている「おいち不思議がたり」
    ドラマで葵わかなさんが、おいちを演じているが、その映像を観てしまった後は、本を読んでもドラマのイメージが優先になった。
    原作を読んだあとに、映像化された作品を見ると、悲しくなることもあるが、このドラマでは原作を忠実に再現しようと工夫されているので、好感が持てた。

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    2024年10月02日
  • 花下(かか)に舞う

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    弥勒シリーズ第10弾。
    父親の手で暗殺者として育てられた過去を持ち、徒ならぬ気配を纏っている遠野屋・清之介。
    「まっとうなひとかどの商人だ」としょっちゅう伊佐治は口にするけれど、信じてない自分がいる。
    凍えた殺気、底なしの暗みを岡っ引の伊佐治が感じ取れないはずがない。
    同心の信次郎が「遠野屋は死神さ。本人にその気がなくても、人の死を引き寄せちまう」と言う様に、清之介の周りには血生臭い事件ばかりだ。
    やはり、信次郎は清之介を有為な駒として手放す事は出来ないし、それを楽しんでいる。
    清之介自身も殺したいほど憎い信次郎の名推理に興味を示し、何故か事件に首を突っ込んでしまう。
    このまま、信次郎に利用さ

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    2024年10月01日
  • 末ながく、お幸せに

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    結婚式の好きなところが詰まってる一冊。短いけど、一人の新婦の人生と、まわりの人たちの人生が少しずつ交わっていく。新郎側のも読みたい

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    2024年09月29日
  • 鬼を待つ

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    弥勒シリーズ第9弾。
    今回も惨殺から事件は始まるが、相変わらず、遠野屋の主・清之介、北町奉行所定町廻り同心・小暮信次郎、岡っ引の伊佐治のやり取りは読者を惹きつける。
    悪人を斬れと煽る信次郎。
    清之介は「わたしは人を殺しはいたしません。まして、あなたの目の前で誰かを斬るぐらいならあなたを斬ります」と言ってのける。
    そんな信次郎も「やってみな。おもしれえよな。ぞくぞくするほどおもしれえ」と返す。そんな2人を冷静に宥める伊佐治。絶妙な掛け合いが面白い。

    いったん人殺しの技を身に付ければそうそう容易くは戻れないと清之介も信次郎も理解している。
    清之介は今後、人を殺さずに生きていけるのか?信次郎は悪人

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    2024年09月27日
  • 星に祈る おいち不思議がたり

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    十斗が長崎遊学から帰り松庵に弟子入り、十斗の紹介でおいちは女性のための医塾に入り本格的な医学の勉強をすることに。医学に関しての思いは強かったのにそれが間違った方に出て多くの犠牲者が。新たな師・明乃のもとで学んで今回の犠牲が無駄にならないようにしてほしい。おいちと新吉が急展開で祝言を挙げることに。新吉を焚き付けおいちに新吉とのことで背を押し医塾への援助も提案してくれたおうたはまさにおいちの母!

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    2024年09月26日
  • 火花散る おいち不思議がたり

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    往診の帰りに遭遇した妊婦を連れ帰り産婆さんがおらず松庵も頼りにならない状況で長屋のおかみさん2人に手伝ってもらって赤子を取り上げたおいち。よほど難しい状況じゃなければ産婆も呼ばず自分達で取り上げるのも当たり前なんて江戸時代のお産は正に女の戦場。大名家の跡目争いに振り回される下級武士達。武士と威張っていてもやってることは人殺しと押し込みだからね。十助を引き取ったお菊一家が穏やかに暮らしていけるのが希望になる。おいちの女のためのお医者、それに向けて進むのか。

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    2024年09月24日
  • NO.6 [ナンバーシックス](2)

    匿名

    無料版購入済み

    紫苑はネズミから逞しく生きぬく術を学び、ネズミは紫苑に純粋なしなやかさを見る。数多のジュヴナイルでも屈指のバディが始動する巻だ。

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    2024年09月22日
  • NO.6 [ナンバーシックス](1)

    匿名

    無料版購入済み

    世界を疑うことの大切さを問いつづける原作は、読者が大人になってからが本領発揮かもしれない。その意味でこれは、真にジュヴナイルの傑作だ。

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    2024年09月21日
  • 雲の果(はたて)

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    弥勒シリーズ第8弾。
    同心・信次郎が「遠野屋の正体が死神であっても人であっても、かまやしねえよ。おれにとっても親分にとっても重宝な男」と言うように遠野屋清之介をとことん利用する信次郎。
    「おもしれえじゃねえか。どうして、こちとらの仕事にこうも絡みついてくるんだ。しかも尋常じゃねえ妙に血腥い事件に限ってだ。性として血の臭いにひかれちまうとしか思えねえな」と信次郎が言うように事件は必ず遠野屋がらみだ。
    今回は最後までハラハラ・ドキドキとスリル満点の話だった。たっぷり楽しませて頂きました(笑)

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    2024年09月18日
  • おいち不思議がたり

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    ドラマをたまたま観て面白かったので原作を読んでみることに。
    父である町医者松庵を手助けして父のように人を助けたいと志すおいちは苦しむ人の姿や亡くなった人の姿が見える。江戸時代は今より医療に制限があって栄養状態も悪いから亡くなる人も多いだろうなぁ。
    お加世の闇が深すぎて、鵜野屋に不幸を全部押し付けて元凶であるお加世の両親がなんの影響も受けてないのが辛い。

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    2024年09月15日
  • 花を呑む

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    弥勒シリーズ第7弾。
    優しかった腹違いの兄。兄がいなければ、今の自分はいない。兄のおかげで一歩踏み出せたのに、その兄はある事をきっかけに変わってしまった。今やその兄は暗殺者であった宮原清弥を求めている。
    恩義がある兄の望みを拒み続けることは出来るのか?
    歪な心の持ち主の信次郎でさえ、「殺してやりてぇ」「殺されるのなら遠野屋だ」と思わせる程の剣の達人の清之介。
    清之介も信次郎の鋭いよみと何でもお見通しのこの男を「おもしろいお方です。実におもしろい…」と関係を断ち切ることが出来ず、血生臭い事件に関わっていく。
    登場人物が前作と繋がりがあって、読み手を飽きさせない。
    どの時代も金の亡者や悪どい輩は結

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    2024年09月15日
  • ありふれた風景画

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    青春物として女性同士の淡いような、甘酸っぱいような恋愛を描いた小説。タイトルの『ありふれた風景』では無い、不思議な内容。
    売春を学校中から噂されながら否定もしない琉璃。先輩達に絡まれて偶然助けに来た先輩の周子。周子も動物や植物と話しが出来、カラスを操れるので不気味な噂を立てられている。
    家庭でも親の不和、母親のメンヘラなどがあり居場所に困っているが、徐々に周子に惹かれ始めるとともに周子も琉璃に惹かれて行く。
    作者は時代小説の暗いミステリーも多いが、学校教師の経験を活かした青春物も瑞々しさがあって読み応えがあり、つい買ってしまう。

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    2024年09月14日
  • 地に巣くう

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    弥勒シリーズ第6弾。
    北町奉行所定町廻り同心・小暮信次郎が襲われた。この事件には同心だった父・右衛門の過去に原因があるとにらんだ信次郎が真相を探る。
    この男は真相を暴く為には容赦なく人を利用し、身内でも許さない。
    かと言って、正義感が強い訳でもなく歪な性格の持ち主だ。
    遠野屋清之介を殺してやりたいほど憎んでいるのに利用はとことんする。そして必ず事件に巻き込む。そんな清之介も関わりたくないと思いながらも信次郎との関係を断ち切る事が出来ない。むしろ信次郎の事件の謎解きに興味すら湧いてくる。
    歪な関係だが、ここに常識人の伊佐治が加わることで3人の関係が保たれている。
    信次郎と出会うことによってこれか

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    2024年09月09日
  • 冬天の昴

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    弥勒シリーズ第5弾。
    今回は不可解な心中事件の闇を暴く話だ。
    遠野屋清之介の過去を知ってしまった同心の小暮信次郎。この血も涙もない、いけ好かない男が清之介を利用せずにはいられない。事件解決のためにはこの清之介をとことん利用する。己の欲望のために人を騙し、欺く人々。お金のために簡単に人を殺めてしまう人々。話は殺しから始まるが、清之介、信次郎、伊佐治の切れ者3人の活躍と互いの心の読み合いが面白い。

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    2024年09月05日
  • おもみいたします

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    面白くて引き込まれて一気読み。是非シリーズ化して欲しい。お梅さんに揉んでもらって心も身体も軽くなりたいものだ。

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    2024年09月04日
  • なによりも大切なこと

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    10代にとって、意味の深さを完全に捉え切れなくても心に留めておきたい言葉ばかり。
    そういえば最近五感全てを感じて過ごしたことあったっけ、と考えたがやはりどこかが抜け落ちている。そう気づいたとともに、小学生の頃などの記憶が見たものだけじゃなく匂いや感触、聞こえた音など鮮明に覚えていることで、人間本来の機能である五感の大切さを見に沁みて感じた。体全体で感じることこそ、生きている実感なのだと。
    10代だけでなく、大人でも皆不安定な時期にこそ、生きている証を感じていきたい。

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    2024年08月30日
  • 夜叉桜

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    弥勒シリーズ第2弾。
    父の命令で人を殺め続けた過去を持つ清之介。
    兄の「もう、やめろ。これ以上、殺すな」と言う一言で生き直す決心をし、小間物問屋の主となり商才を発揮する。
    しかし、この只者ではないデキる男をまわりは放っておくことは出来ない。清之介のまわりには常に殺しがつき纏う。
    あんなに優しく穏やかだった兄ですら、あることがきっかけで人が変わってしまう。絶対服従のこの時代に清之介は己の志のみに従い続けることが出来るのか。
    人は変われるのか?
    人は変わるのか?
    過去に犯した罪と向き合い成長出来るのか?
    弥勒シリーズの読みどろこである。そこに同心の信次郎、岡っ引の伊佐治の個性的な登場人物が話を面白

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    2024年08月28日
  • 朝のこどもの玩具箱(おもちゃばこ)

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    短編集はとっつきやすいと思い、手に取る。
    各話、全く違う時代背景、ファンタジーものだったり、現実的だったり。同じ作者で、これだけ幅が効くのだなあと、素人ながら物凄く関心した。
    「ぼくの神さま」から「がんじっこ」の流れ、素晴らしく好きな2話だった。勇気づけられた。
    そしてラスト「この大樹の傍らで」、最高。植物の名前を名字にもつ親友に重ねて、グッときてしまった。何より最後が、ベタでいいんです。最高なんです。
    そしてそして、あとがきでの「この大樹の傍らで」のコメント、担当の一言。ありがとうと伝えたくなりました。

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    2024年08月28日