あさのあつこのレビュー一覧

  • 風を結う

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    シリーズ2作目。前作は3年以上前だったので忘れていて、この本を読んだ後にもう一度読み直した。
    前作は道場に通う天才的な剣才を持つ「おちえ」と「一居」だったので、それなりに闘いの場があったので楽しめたが、今作では道場が閉鎖され、一居も侍を辞めて職人修行になったので、剣が出なくなった。
    前作も一居の推理があったが、今作では更に推理力が増した感じ。それと推理の場に道場の四天王(おちえより弱いが)で、おちえに何度も求婚している伊上が同席しているのも毎回のお約束のよう。
    伊上は一居とおちえの恋の行方のアクセントかもしれない。

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    2022年12月14日
  • かわうそ お江戸恋語り。

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    江戸時代、商家の一人娘のお八重。少女のお八重が恋を知り、大人になっていく成長物語。
    江戸を騒がせる強盗の事件も絡み、捕物帳としても読める。
    お八重が出会う「川獺」が、まあとても良い男。危険を帯びた謎めいた佇まいが魅力的で、少女も恋しちゃうでしょう、それは。
    知ってしまったら知らなかった頃には戻れない。それが大人になるということ。と、解説にもあった。
    ごく当たり前の少女が、恋を知って、戸惑い、思いだけで動くことはできない身の上で、何を考えてどの道を選びとるか。みずみずしい少女の感情が眩しい。

    青春がしんどいタイプなので、あまり感情移入しないように読んだ。
    大丈夫な人なら、この作品をもっと楽しめ

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    2022年12月12日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #8

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    矯正施設に潜入してからの展開が遅々として進まず、話は佳境に。続きが気になりすぎるのでどうしようもないですが。

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    2022年11月14日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #7

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    あさのあつこさんのNO6第7巻。こちらも本当に良いところで終わります。続きが気になりすぎるので読み進めていきます。

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    2022年11月14日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #6

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    NO6第6巻。ますます続きが気になる展開。そして、丁度良いところで終わるんですよねー。続きが楽しみです。

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    2022年11月14日
  • 敗者たちの季節

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    私も部活動の大会などで敗北を経験したことはあるが、「これほどの悔しさを感じたことはあっただろうか」と考えさせられた。
    選手だけではなく、家族や恋人、新聞記者などの様々な視点から物語が語られていくことで、内容がより深いものになったと思う。
    「眼差しの向こう側」には、少しキュンとしてしまった。


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    2022年11月11日
  • バッテリーIII

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    面白かったけど2巻と4巻のつなぎ的役割な気もしました。

    巧みたいな中学1年生って本当にいるのかなーと、読むたびに思います。
    でも、中学時代に入り込むことのできなかった男の子の輪というか、世界みたいなものを垣間見るような面白さがありますね。

    気になるのは、青波の成長っぷり。
    どうなるのでしょう、彼と巧の力関係は。

    もちろん、野球部の動きも気になるところ。
    こちらは4巻を早く読まなくちゃ、ですね。

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    2022年11月08日
  • バッテリーIV

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    徐々に巧と豪以外のキャラクターが際立ってきた4巻。
    どの登場人物も私は好きです。

    野球がテーマだけど、よくあるスポーツの試合経過がメインのものではなく、野球と向き合う少年たちの一途な思いやそこでぶつかり合う友情、それぞれの成長がゆっくりと丁寧に描かれていて引き込まれるように読んでしまいます。

    巧と豪というバッテリーが今後どうなっていくのか。とても楽しみ。

    巻末についていた3歳の巧を描いた「空を仰いで」も
    なかなか良かったです。

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    2022年11月08日
  • バッテリーVI

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    待ちに待った最終巻。

    孤高のピッチャー巧に変化の兆しが・・・という余韻
    を持たせた上、勝敗が不明なまま終わってしまったので
    賛否両論ありそうですが、個人的には好きでした。

    どんな大人になっていくのか、その方向性も見えない分、様々な可能性を秘めているので、下手に自分の予想に反した大人の巧が書かれるより、断然よいです。

    巧以外の心情も多く描写されていて、子供から徐々に大人へと変わる中学生の心情を思い出させてくれました。

    子供から大人まで楽しめる作品です。

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    2022年11月04日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    ネタバレ

    新たな世界を作り上げようとしている紫苑。彼もまた変わってしまうのだろうか。本編でもbeyondでも、すでに紫苑は変わりつつある。今はまだ紫苑自身が変化を自覚しているようだけれど、ネズミが側にいない今となっては、いつの日か自分が変わったことさえ自覚しなくなるのではないかと怖い。
    ネズミが紫苑に「変わらないでくれ」と懇願し、紫苑を信じたように、私もまたそう願ってしまう。

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    2022年10月25日
  • 花下(かか)に舞う

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    ネタバレ

    信次郎の母の思い出と今回の事件とがどうつながるのか…。まさかの大どんでん返しに、そうきたか!って感じです。

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    2022年10月22日
  • 花下(かか)に舞う

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    このシリーズここまできたら最後まで読まないと!

    今回も見事にパズルのピースがはまりましたね〜!
    相変わらず小暮信次郎が冴え渡ってました♪( ´▽`)

    あさのあつこ氏の言い回しのクドさも、もうどうでも良くなったし笑

    次は信次郎が事件に巻き込まれるらしい…
    楽しみ♪気長に待ちます(〃ω〃)

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    2022年10月21日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #2

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    あさのあつこ氏のSF『NO.6』第二巻。第一巻から4年後の2017年。ネズミを匿ったことで未来都市を追われた紫苑、ある事件をきっかけにネズミとの共同生活が始まる。

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    2022年10月18日
  • アニメディアブックス 神々の午睡 金の歌、銀の月

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    表紙の絵が私の好きなCLAMPさんで、テンション上がった✨この絵を見てから話を読むと、脳内で3人が想像しやすくて読むのが楽しかった。でもピチュの口調が絵とはぜんぜん合わなくて、それも面白かった。
    それから、権力を持った人間の欲深さゆえに自ら破滅へ突き進む、まさにそんな話だった。でも人間はそれだけじゃない。だから神々もついつい手を差しのべてしまうのかな。
    グドミアノが老人ノムルに、あなた方のやっていることはシカルットのしていることと大差ない(音楽の才がないものを差別すること)と痛烈に批判するところがよかった。

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    2022年10月12日
  • バッテリーVI

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    ネタバレ

    監督、おれの生徒です。
    ああと短く答えた。誇らしげな響きが嬉しかった。個人の力量に関係なく、勝敗に惑わされず、なんの条件も負荷することなく、子どもたちを誇らしいと感じることが、指導者としての一歩だ。教え子が、スタートラインに立ったと知ることは、嬉しい。
    無条件に、子どもたちを誇れ、尊べ。自分の持っているものを伝え、託し、信じて、限られた時間をともに生きてみろ。そんな機会をあたえてもらって、おまえ、幸せじゃないか、真。
    監督、おれの生徒です。
    そうだ、おまえの生徒だ。それがわかるようになったか。たいしたもんじゃ。おもえも、ちっとは大きくなったな。正直、羨ましい。

    「横手というのは、ほんまにいい

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    2022年10月09日
  • 13歳のシーズン

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    この本の主人公は中学一年生の4人だ。
    おとなしめで、家庭に少しの寂しさを感じている茉里。
    誰かと群れることはしない、恋愛とかまだよくわからないクール系の深雪。
    陸上部で、友達が多くお調子者の真吾。
    父親を心配する、中学受験失敗した過去を持つ千博。

    中学生になると、小学校にいたときと全然違ってしまう。これは多くの大人が経験したことだと思う。
    放課後公園で一緒に遊んだりしてた異性の同級生と、途端に距離ができてしまう。あだ名で呼び合っていたのに、苗字にさん付けで呼んだりする。
    ちょっとしたことで傷ついたり、深く悩んだりする。
    自意識過剰な時なのだ。

    この本では、四人は「住む街の年表をつくる」とい

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    2022年10月04日
  • 地に巣くう

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    あたしは遠野屋に刀を握らせたい信次郎の気持ちが結構よくわかるのです。
    見たいよねぇ。。。
    今回の事件はなかなか興味深い内容でした

    2022.9.29
    145

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    2022年09月29日
  • 東雲(しののめ)の途(みち)

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    信次郎と遠野屋の距離がなんか縮まった気配のする4巻。
    やっぱこの作品は長編が良い。
    個人的にはダークサイド遠野屋が好きなので、その片鱗がチラッと出てきたのにゾクっとしました

    2022.9.24
    140

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    2022年09月25日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #2

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    ネタバレ

    ラストのネズミの独白に息が詰まった。
    ネズミは紫苑に対して「余計なものを背負い込むな」と何度も言うのは、自分にも言い聞かせているということだったのか…。
    この時点で紫苑との繋がりはネズミの中にできてしまっていて、ネズミもそのことに幸か不幸か気がついている。
    光の中にいる紫苑は闇の中で生きてきたネズミにとって、まぶしすぎる。

    小学生以来の再読だが、ほぼまっさらな気持ちで楽しんでいる。
    相変わらずイヌカシが好き。頑張って虚勢張っているけれども、ネズミにははるかに及ばない感じが応援してしまう。
    意外だったのは、力河に対して嫌悪感を抱かなくなっていたこと。決して褒められた人物ではないが、人間くささを

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    2022年09月24日
  • 花下(かか)に舞う

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    謎解きに優れた木暮同心と、木暮同心の謎解きの魅力に取り憑かれた配下の岡っ引と、同心を殺したいほど憎む元殺人マシーンの遠野屋の物語。今回も簡単に犯人が分かったと思ったのに、次々と明かされて行く秘密のピース。
    人の心を持たないような木暮同心だが、今回は20年前に亡くなった母親の墓参りに絡んだ事件もあり
    予想外の展開となった。木暮同心の言動に振り回されるが、その謎解きに毒のような魅力を感じる二人が可哀想。

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    2022年09月22日