あさのあつこのレビュー一覧

  • プレデター

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    SFっぽい未来の世界観の中で、現実にも通じる闇を追う主人公。
    段々過去の出来事と繋がっていく展開がとても引き込まれました。
    カササギがかなり重要人物でキーパーソンであり、もっと魅せれる設定なのが惜しい!!

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    2023年10月21日
  • プレデター

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    近未来の日本。居住地はゾーニングされ、住む世界が生まれながらに決まっているが人々はそれに順化している。不満の起こらないような社会。そんな中ジャーナリストの明海和(あけみ かず)は昔の出来事に起因したある案件を調べていた。真相に迫る明海に危機も迫る。
    近未来の様子が今一つ実像を結ばない中、明海の追っている事件が少しずつ明らかにされていくが入り込めないうちに終わってしまった印象が否めない。それなりに面白く読めたものの、この話これからだよね?みたいな雰囲気満載。
    大人の暗部なども表現あるので中学生くらいから。

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    2023年10月19日
  • プレデター

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    特殊な設定で個性的な能力やキャラクター性がありつつも臨場感のある空気感や世界観で話に引き込まれて面白かった。

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    2023年10月16日
  • 星に祈る おいち不思議がたり

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    ネタバレ

    事件的に動機の読める展開でしたが、結末までのもって行き方がおもしろかったです。やっぱり、仙五郎おやぶんが好きです!

    医者の仕事と家庭を両立させるという願いを抱くってところがいいですね~。自分自身の努力の上に、他者とのかかわりの中で培っていく強さが、徐々に諦めない土台を固めていくところに夢があります。自分自身の行いが、周りを人を作っていって、夢を掴んだなと。難しく、欲張りな思いであっても、この夢なら、成功してほしい、成功させたいと、応援したい気持ちでいっぱいになります。

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    2023年10月15日
  • 夜叉桜

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    メイン3人共が切れ者で推し。
    やり取りと心理描写が主だったキャラミスっぽい。殺しや苦界の話の割に爽やか。

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    2023年10月13日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #3

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    理想郷とその闇を描いた作品で
    舞台はSFながら
    今現代のさまざまな課題が取り上げられた作品でした。
    児童小説?になるのかな、文体も凝ったものでなくてとても読みやすくまた面白かった。
    紫苑とネズミ、他登場人物も魅力あるキャラクターなので全9巻、最後まで読みたいと思います。

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    2023年10月12日
  • 夜叉桜

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    やっぱり清之介がかっこいい。剣を握る清之介が見たくなるけど、そうなるとこの物語は終わってしまう。しかし菊乃の中に夜叉がいるというところは納得がいかない。菊乃の描き方が不足していると感じた。

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    2023年10月08日
  • バッテリーIV

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    停滞する心の動きの中に、道筋が、いつ見えるのか、、、と探りながら読む回。光を期待したのだけど、リアルの世界でもきっとそんな分かりやすく光や回答は出てこないだろうな、多分。

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    2023年10月08日
  • I love letter アイラブレター

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    文通業者というのが面白い。確かに誰かと手紙のやり取りをしたくなる時がある。
    お客さんと文通する中で、各話で事件に巻き込まれるが、意外と重い事件が多くてちょっとびっくりした。あと、むうちゃんが万能すぎる笑

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    2023年10月08日
  • 乱鴉(らんあ)の空

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    キーワードは金。人の世というのは、ルールこそあれど、金で融通が効くようになる。ジョジョのストーンオーシャンみたいな場面がちょいちょいあった笑

    小暮家、遠野屋、梅屋、それぞれの屋敷にいる登場人物が勢揃いで内容が濃かった。ただ、話の内容が政にも発展していて、難しい。

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    2023年10月08日
  • ぼくがきみを殺すまで

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    今年の10月1日、あさのあつこさんの講演を聞いた。司会者がこの文庫本を示して「どういう気持ちで書かれたのですか?」。と聞いた。

    あさのさんはゆっくりと語り出した。
    「2015年、朝日新聞に連載していたの。少年少女をテーマに道尾秀介さん、わたし、吉本バナナさん、の順に書き継ぎました。テーマは少年少女以外には何の縛りもなかった。〈少年兵士のことを書こう〉と、パッと浮かびました。私はいつも「誰を書こう」ということが最初。自分が生きている世界のきな臭さがあり、子供が銃を取るのがファンタジーで無くなってきている。それで生まれたんです。
    さらに言えば、
    私のお母さんや舅のお父さんが「戦前に似ている」と言

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    2023年10月08日
  • バッテリー

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    ここのところ、ストーリーに引き込まれて読む本が多かったけれど、この本は登場人物の心を読む本だな、というのが1巻の感想。思いを、心の変化を噛み砕きながら、じっくり読む本。このあとの2巻の途中までは、そんな流れだった。
    実際にありそうな話だけれど、出てくる登場人物は実は特異で、それぞれの性格を突き抜けて書き込んでいるのだなと。

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    2023年10月07日
  • プレデター

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    ネタバレ

    近未来ディストピア小説。
    じわじわと囲い込まれ、無抵抗にならされていく感じ、現代社会の空気感と似ていてぞわぞわする。
    勝てる気がしないのだが、どう落とすのだろうか。

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    2023年10月05日
  • 弥勒(みろく)の月

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    ああ、またシリーズもんに手をだしてしもた。
    これがこの物語の始まりなんやね。
    登場人物のそれぞれの個性が際立ってる。
    特に清之助やな、やっぱし気になるのは。
    おもろいやん。

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    2023年10月03日
  • 光のしるべ えにし屋春秋

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    過ぎ去った歴史、近世の価値観を今さらどうこうならぬものの、どうやらこのシリーズでは物語として当時の男女差別の風潮に灸を据える意がこもっている。相変わらず裏に隠された真相を解明する過程が、いかにもまだるっこいのだけれど、細かで数多な不条理を紐解いて行く面白さ。お初の推察と洞察の鋭さは相変わらず。それでも、甘く見積もったしくじりが他者の命を奪ってしまう。情にほだされそうになる甘さも垣間見える。完璧ではないそこがまたいいっちゃいい。いずれにせよ、舟さん含めてけじめを保ちつつ子どもたちを救うえにし屋を応援したい。

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    2023年09月26日
  • 乱鴉(らんあ)の空

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    伊佐治が大番屋に連れて行かれるところから物語らはまじまる。
    同時に木暮さまが行方不明になる。
    何がどうなってるのかまるでわからず、物語に引き込まれる。
    木暮様とは違った剣呑さの、平倉が登場してますます気になる展開へ。
    ラストはちょっと尻つぼみな気がするけど、それはそれでよし。

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    2023年09月16日
  • 乱鴉(らんあ)の空

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    弥勒シリーズ11冊目。後ろの解説で過去の内容を1冊ずつ簡略化して説明があったので、懐かしく思い出す。
    今回は冒頭から木暮同心が失踪し、岡っ引きの伊佐治が大番屋に引っ張られるという波乱の展開。清之介は伝手を頼って伊佐治を釈放させるが、二人とも理由が分からず。伊佐治は過去を振り返り、幾つかの事件を追い始める。二人の細い糸を繋ぎ合わせ、何とか不明ながらも本筋に近づいてくる。
    あっという場所に潜伏していた木暮同心に会えたのは最後の六章。怒涛の謎解きが始まる。
    清之介の推測も含めて全てが解明されるが、最後の解決は幕閣も絡むので有耶無耶に・・
    あさのさんの作品は青春物も含めて、心理描写、心象風景が非常に多

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    2023年09月15日
  • 花下(かか)に舞う

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    徳重が高利貸しをして、榮三郎に罵詈雑言を浴びせているシーンが印象的でした。榮三郎の当時の心境は本当に腑が煮え繰り返る思いだったけど、その場は耐えて、後で巧妙なやり方で復讐しているのが本当に怖かった。人間は怒りが頂点に達した時、「何でも出来てしまう」のだなと改めて感じました。

    百両箱のトリックや、慶達の立ち位置には驚かされました。読んでいて楽しかったです。

    弥勒シリーズの中では、内容がかなり複雑でした。読者も本腰を入れて一気に読まないとついていけなくなります。

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    2023年09月09日
  • レーン ランナー3

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    今回は試合はなく、試合後の主人公達を描いた内容だった。
    走っている所はもちろんあるが、それよりもランナーの周りのサポートする人や新聞部で記事にするための取材。選手、マネージャー、記者との関係などなど、高校生が主人公で読んでいて青春を感じた。
    次巻は、レースがあるかどうか。楽しみだ。

    解説は高橋尚子選手の小出監督。

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    2023年08月28日
  • プレデター

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    都市開発という名の格差社会が明確になった近未来が舞台。子どもを商品のように扱う「ラダンの壺」、不都合な人物を抹殺させるために生まれた「プレデター」という存在…いつの時代でも真っ先に犠牲になるのは子どもたちだなと感じました。

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    2023年08月27日