あさのあつこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「バッテリー」は児童文学だと聞いた。しかし本書を読んで児童向けだとは思わなかった。
全員に共感できた。それほど感情が、言動にでている。
とくに巧の野球への強い想い。母親の息子を心配する想い。彼らの想いの熱が伝わってくる。
熱があれば、ケンカをして、うまくいかないときもある。人はみんな鬱陶しい。物分かりのいい人なんていない。
だからこそ、おもしろいのかもしれない。
巧が泣くシーンを読んだとき、昔を思い出した。気持ちが整理できない。体がいうことを聞かない感覚だ。
「目の後ろがぎりっと熱くなった。眼球をおしあげるようないきおいで涙が出た。あっと声をあげるひまもなく、頬に流れ落ちる。ばか、なんで涙が… -
Posted by ブクログ
このシリーズ前2作は連作短編だったが、3作目にして長編作品。
吉原で遊女が、見たこともない症状で倒れる事態が続けて起きる。吉原惣名主らから、治療を頼まれたおゑんがその病の正体を突き止めようと奮闘する。
吉原の首代の甲三郎が彼女を助力し、おゑんが何者かに襲われたときも、危機一髪で助けに入る。
この甲三郎、『弥勒の月』シリーズの遠野屋清之介と同じような雰囲気を纏っているような魅力的な男で、次回作以降このシリーズに登場するようである。
1作目で患者だったお春は、すっかりおゑんの片腕となっており、甲三郎をも手玉にとるほどの逞しさを備えていて、末音同様、このシリーズに欠かせない存在。
『弥勒の月』シリー -
Posted by ブクログ
ネタバレ二年会ってなかったはずなのに、いや会ってなかったからなのか、紫苑とネズミのただならぬ仲感が熟成していて読んでられない!(いや読みたい)
会話が毎度ピロートークみたい……
息子が大人になったところを覗いているような恥ずかしさ。
とはいえ市民の暮らしのこととなればカチッとスイッチ入れて「デキる男」な紫苑はとてもかっこいい。
自分を批判してくれる人物をあえて近くに置くのは素晴らしいなと思った。
委員会の人たちと上手くやってるように見えるけど、どうなのかなあ。
10代のころに読んだ作品を、自分が親になってから続きを読めることが幸せです。
続きを楽しみに待っています。