あさのあつこのレビュー一覧
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ああ、またシリーズもんに手をだしてしもた。
これがこの物語の始まりなんやね。
登場人物のそれぞれの個性が際立ってる。
特に清之助やな、やっぱし気になるのは。
おもろいやん。Posted by ブクログ -
過ぎ去った歴史、近世の価値観を今さらどうこうならぬものの、どうやらこのシリーズでは物語として当時の男女差別の風潮に灸を据える意がこもっている。相変わらず裏に隠された真相を解明する過程が、いかにもまだるっこいのだけれど、細かで数多な不条理を紐解いて行く面白さ。お初の推察と洞察の鋭さは相変わらず。それで...続きを読むPosted by ブクログ
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伊佐治が大番屋に連れて行かれるところから物語らはまじまる。
同時に木暮さまが行方不明になる。
何がどうなってるのかまるでわからず、物語に引き込まれる。
木暮様とは違った剣呑さの、平倉が登場してますます気になる展開へ。
ラストはちょっと尻つぼみな気がするけど、それはそれでよし。Posted by ブクログ -
都市開発という名の格差社会が明確になった近未来が舞台。子どもを商品のように扱う「ラダンの壺」、不都合な人物を抹殺させるために生まれた「プレデター」という存在…いつの時代でも真っ先に犠牲になるのは子どもたちだなと感じました。Posted by ブクログ
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故郷の島に12年ぶりに帰ってきた男性教師と、島で生活する子どもたちとの交流を描いた作品。深津が幼い頃に受けた傷と現代を生きる子どもたちが抱える傷それぞれに向き合っていく一生懸命さがよかったです。Posted by ブクログ
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政と商いの癒着問題がテーマの一つになっていると思った。今回は清ノ介が取り乱す場面があって、面白かった。
改めて、言葉というのは一番恐ろしい武器になるのだなと認識できた。人というのは結局、心で動く。Posted by ブクログ -
前作、登録してなかった……。
折り重なった一番下にある真相までの道のりが面白かったです。ありとあらゆる理不尽なしばりのある中で、自分と周囲を考えながら、懸命に生きているおちえちゃんが好きだなーと思います。そして、刺繡の道に進む一居さんがかっこいいです。Posted by ブクログ -
「決意編」と副題がつく『おいち不思議ものがたり』第5弾は、おいちの一大転機の巻。
以前から想いを寄せる新吉との仲が進展、ついに・・・。
一方、医者の仕事では父の手伝いから離れ、女医を育てる医塾へ入塾の運びと。
そんなおいちが今回、岡っ引きの仙五朗親分と立ち向かうのが連続失踪事件。
おいちを巡る周りの...続きを読むPosted by ブクログ -
1作目よりキャラクターがハッキリしてきたシリーズ2作目。人と人との縁を結ぶ「えにし屋」、ミステリーの要素が強いので一気読みした。
時代小説はあまり読まないが、あさのあつこと宮部みゆきは別格。
江戸時代は、現代と違い、身分も職業
も来し方も様々、だからはるかに人間模様がおもしろいと、、、。2人の時代...続きを読むPosted by ブクログ -
おちえの描写が若干鼻につくのが気になるけれど、それも含めて上手いなぁと思わせる。世話物的な話を想像していたが、サブタイトルのとおり捕物帖だった。好みなのでかえってありがたい。Posted by ブクログ