あさのあつこのレビュー一覧

  • 弥勒(みろく)の月

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    何とも救われない話。
    自分の過去からは逃げられない。
    どんなに逃げたつもりでも、足跡を辿ってくる。
    過去が今の自分を作っている。
    しかし清之介さんなりの努力の結果がこれだなんて、と思ってしまう。

    登場人物が皆、魅力的だった。伊佐治につい感情移入してしまう。
    シリーズものと知らずに購入したので、最新巻まで全巻買った。話が暗く気力を使ったので、ゆっくり読み進めていこうと思う。

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    2025年06月17日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #1

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    新聞で人気シリーズの十何年ぶりの続編と紹介され知った。全く前知識なくシリーズ一巻目を手にしたが、面白くてあっという間に読破。児童向けなのだろう。非常に読みやすいし、テンポも良い。ワクワクしながら、二巻目を読むことにしよう。しかし、会社時代の読書空白期間がこれほどあり、世の中の本から離れていた事に改めて気付かされた。

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    2025年06月16日
  • 冬天の昴

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    今回はいつもより木暮信次郎の捻くれた鋭さが分かりやすく描かれていた気がします。
    それに対して真正面から素直に突っ込む伊佐治親分とは本当に良いコンビです。

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    2025年06月08日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #1

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    ネタバレ

    かなり前にアニメを見た。アニメ後の再会が発売されるとの事で一から読み始めている。アニメでは想像でしかはかれない心情の部分が文章で読めて解像度が上がる。

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    2025年06月06日
  • アーセナルにおいでよ

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    オールマイティじゃなくていい。

    一つだけ武器を持っていれば、それは最強の個性になる。そんな気持ちになれた。

    コトリの、乱暴だけど、心まで届く言葉がとても良かった。

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    2025年06月02日
  • スポットライトをぼくらに

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    地方都市の小さな町の中学2年生、幼馴染男子2人と女子1人の物語。
    男子2人が進路調査票を白紙で提出したことから物語が始まる。
    進学するのか、どこの高校を目指すのか、親が成功者で様々な企業展開をし、
    風俗営業もすることから黒い噂のある父をもつ主人公の樹と成績優秀だが、
    学校に意味を見出せずサボりがちな達彦に2人に付き合うヒロイン?の美鈴。
    3人の思いが展開していく青春物語。

    単行本が出たのは1998年で中学生の青春物語だったが、
    18年後に文芸誌で発表された、大学生になったその後の物語が追加されて、
    19年を経ての文庫化。
    中学生の物語が、フラワーヘブンという物語が加わることで、
    パソコンの普

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    2025年05月31日
  • 渦の中へ おいち不思議がたり

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    おいち不思議がたりシリーズの6巻目。前作から、新吉と祝言を上げ、医者の仕事も続けていく覚悟を持ったおいち。渦の中へと自ら飛び込んでいったおいちの勇気と気概はいつの時代であれ簡単に値する。

    毒物混入事件が起きた浦之屋、おいちは祝言の中、父松庵と兄十斗が呼び出されたのをみて、飛び出していく。浦之屋の若旦那の乳母が服毒死したものの15人の命が救われた。そんな矢先、浦之屋の三代目当主・卯太郎衛門が蔵で落ちてきた荷物の下敷きになり大怪我を負う。これもおいちと松庵の外科手術で一命を取り留める。
    菖蒲長屋の元住人の巳助がどちらも自分が犯人だと名乗り出るが・・・。おいちの不思議な力で巳助が闇に呑み込まれてい

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    2025年05月30日
  • アーセナルにおいでよ

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    ネタバレ

    「アーセナル」ってそういう意味だったんだ。
    読んでいてとてもワクワクしたし、胸が熱くなった。こういう思いを持って生きられることに心底羨ましさを感じた。

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    2025年05月18日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #7

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    紫苑とネズミの内面の変化が面白い。大事なものを得て強くなるのか弱くなるのか。
    登場人物が簡単に死んでしまうのはちょっと切ない。

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    2025年05月16日
  • あなただけの物語のために ――どうすれば自分を信頼できる?

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    ネタバレ

    小説を書きたい人はもちろんエッセイ、ブログ、詞、日記、レポートや論文を自分の文章で書きたいと思っている人に向けた作品です。

    あさの先生が小説家になられた経緯や昨今のSNS、AIについての個人的見解が書かれていました。
    しかしメインは「自分だけの文章を書きたいけど、その方法がわからない…」「自分の言葉で書きたいのに言葉が思いつかない」と悩んでいる人たちに向けて自分の心にある感情や思い、見たこと、感じたことを文章で表現できるようにするための訓練法についてです。

    字で物事を描写する、漫画や絵画におけるスケッチのやり方が大変勉強になりました。

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    2025年05月13日
  • グリーン・グリーン 新米教師二年目の試練

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    都会育ちの真緑(グリーングリーン)は農林高校で国語の教師として働く。1年目で少々頼りないが一生懸命奮闘している姿が応援したくなる。周りの人や生徒に愛される真緑の成長を見守りたい。

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    2025年05月12日
  • 春立つ風

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    「出羽屋」での事件と並行して、遠野屋と八代屋の新しい取引の話が進む。背表紙にあるのがきっとそれが入った巾着なのですね。いつもながら冷や汗たらたらで2人を伺う伊佐冶親分が人として好きだなとしみじみ感じます。最初の頃の話を忘れてしまっている気がするのでまた読み返したいといつも思うのですが…。

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    2025年05月06日
  • 春立つ風

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    捕物帖、自死事件の始末記いろいろ重なり合って後どうなるんだろう?なんて考えながら読み進めた。
    江戸時代の世相と商家のあるじと使用人までを含めての上下関係等々そしてその謎解きが面白かった!読み応えのある一冊だった!

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    2025年05月02日
  • 花下(かか)に舞う

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    信次郎の母についての描写がある1作。
    今回は謎ときとしてはいつもの爽快感はあまりなく、1つの解決が見えたと思えばさらに違う側面が見え、さらに深堀する……謎のどんでん返しということはなく、ある事実についての様々な面からの関わりが明かされるという感じ。
    現実の謎解きに近いのかもしれない。

    今回は信次郎寄りの描写が多い中で、ほっこりするのはおこまちゃんの出番がいつもより多いこと。成長していく様子に、それだけこの小説の中でも時が流れているのだなと実感した。

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    2025年05月02日
  • 鬼を待つ

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    ある男が喧嘩で怪我をした。怪我をさせたものは死に、怪我をした方は後日殺された。そこから始まる騒動。信次郎の読みが外れ、清之介はおりんと似た女と出会い何だかいつもの二人では無い様子。
    しかしそんな2人が己らしくあるのは、やはり2人が交わった時。
    ということで今回は二人がかかわり合うのは割と遅め。それでも切っては切り離せぬ2人の関係と、清之介の人たらしっぷりも伺えるそんな1作。

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    2025年04月30日
  • 雲の果(はたて)

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    ネタバレ

    遠野屋の番頭が死んだ。だがその死は予想もしていないものと結びつく。焼けた死体の帯。毒蛾の繭。
    女と女の情。信次郎に巻き込まれ暗殺者と戦う清之介など、今回も読み応えあり。

    ただ一方で最近は信次郎に対して清之介が狼狽えるような描写が多く、信次郎が清之介に対して抱いている感情があまり見えなくなってきた……それが少し物足りないように感じる

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    2025年04月28日
  • 春立つ風

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    「弥勒」シリーズ13巻

    『出羽屋』の息子・一郎太が短刀で喉をつき死んだ。
    状況から自死だと思われたが、信次郎は拘る。

    持ってはいるが使わない者と持ちたいが使えない者
    全てを無くした者と全てを捨てて新たな先を見る者

    それぞれの者たちの心の揺らぎが見えてくる

    頑なに商人であろうとする清之介
    それを弄ぶような信次郎

    ラストの二人のやり取りはヒリヒリした
    今後の二人がどうなっていくのか、作者がどう纏めるのか、続きを待ちたい

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    2025年04月28日
  • 花を呑む

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    牡丹と幽霊騒動と強かな女の話。
    家を飛び出したおけいが危険なことに巻き込まれたり、信次郎が風邪をひいたり、伊佐冶と清之介の息がぴったりになってきたり……盛りだくさんの1作。

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    2025年04月25日
  • 地に巣くう

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    信次郎の父の過去に迫る1作。平凡な父だと思っていたが、自身が父に間違われ刺されたことから父の過去と関係があると思われる事件を調べ始める信次郎。
    信次郎の父を慕う伊佐冶や、父に命じられるまま人殺しとなった清之介を巻き込みながら謎を紐解いていく。
    信次郎中心の話と見せかけて、その実清之介の心理描写が多く、清之介の内側を知ることになる作品。また、伊佐冶の岡っ引きとしての矜恃も垣間見える良作

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    2025年04月24日
  • おもみいたします

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    あさのさんのいろいろな作品を混ぜ合わせたような小説。針と剣でも出てきた仙五朗親分が出てきて、一緒に事件を解決して行く。盲目で揉み治療を行うお梅を助けるのは犬とネズミ。常時控えるのは犬の十丸、揉み方を教えたのはネズミの先生。
    小さい頃に見えていたお梅の目が見えなくなった理由と、二匹の動物の関係が明かされるのは、最後の章。疑問が最後まで引っ張られてしまう。
    事件は解決するが、暗い内容だった。シリーズ化されているようなので、楽しみになる。

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    2025年04月24日