あさのあつこのレビュー一覧

  • バッテリーII

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    ネタバレ

    くっそ胸糞悪いシーンが多くて多くて

    でも先が気になりすぎて一気読みしてしまいました

    巧や豪はただ野球がしたいだけなのに周りがそうさせてくれないことに本当にもやもやしてしまいます

    この巻で初めて巧と豪が喧嘩してしまいますが、巧の気持ちも豪の気持ちもわかりすぎるくらいわかってしまって終始"いーーー!!!!"とむず痒くなってしまいました

    オトノムライの退院後の対応、小町先生がどう頑張ってくれるのか気になりつつ2巻は終了

    やっとこ吉貞くん登場で次の巻が楽しみです

    とりあえず野球部上級生は本当に反省してほしい!!!!!!心の底から胸糞悪い!!!!!!

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    2023年05月29日
  • グリーン・グリーン

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    グリーン・グリーンこと真緑の成長、受け持った個性的な生徒たち、田舎の暮らしや食事など色んなことが読んでいて清々しく感じられました。

    特に真緑に衝撃を与えたというご飯の描写は、おにぎりを食べたくなります。しかし振り返ると自分もしっかり「食」に感動した最近の記憶っていつだっけ…という感じ。人生観揺るがすほどの食事ってご縁ですね。

    豊福先生も朝日山先生も、それぞれ違った魅力があります。ちょっとだけ喜多川農林にお邪魔して授業を受けてみたいなー。

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    2023年05月28日
  • 福音の少年

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    高校の図書室の雰囲気とか、友だちとの何気ない会話とか、当たり前と思ってた過去のものが描かれてて懐かしくなりました。柏木陽の色気にやられました。かっこいいんだよなあ、声がかっこいい人っていいよね。終わり方もよかったし、『薄桃色の一瞬に』がかなりグッときました

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    2023年05月27日
  • バッテリー

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    北上次郎氏の言葉通りだった。
    少年の心の動きが手に取るように描かれる。
    大人って当人達から見るとホント理不尽でふざけるなって感じなんだろうなぁ。
    続編を早速注文。楽しみ…

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    2023年05月17日
  • 闇医者おゑん秘録帖 残陽の廓

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     おえん、いつもながらカッコいい。ひっそりと闇医者を続けながら、女性の頼もしい味方。その魅力は、吉原の花魁にも伝わるほど。

    あさのあつこさんの歴史小説は、小難しくなく、そのまま現代にも通じる人間模様が多い。歴史が苦手で時代物をを敬遠してる人にもオススメ。

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    2023年05月10日
  • 人を乞う

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    シリーズ3冊目、物語完結かな…

    面白かった。
    伊吹藤士郎と異母兄弟の柘植左京。二人は正反対のようで、よく似ている。強い。
    武士には、こんなにも強くてかっこいい人が本当にいたのだろうか。

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    2023年05月23日
  • 神無島のウラ

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    雨の降る音、風の靡く音、「雨が喚く」「土が雄叫る」に方言が混ざる導入部分から島で起こりうることが、容易ではないだろうと想像させる。

    槙屋深津は、12歳で母と島を離れ19歳で母がいなくなってから大学を出て教師になり、20年ぶりに故郷の島の臨時教諭として帰る。

    小中12人の子どもと接するうちに蘇ってくる自分の子ども時代の怖い記憶。
    それは、母に捨てられ祖父に虐待を受けて弟と共に転入してきた莉里のことを見ているうちに湧き上がってくるものだった。

    教師として、子どもに不安や恐怖を感じさせてはならないという思いは、自分の過去を冷静に振り返ることにも繋がってくる。

    過去を抱えながらも大人に傷つけら

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    2023年05月07日
  • 神無島のウラ

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    自分の生まれた島に教師として戻ってきた主人公。なぜ戻ってきたのか?なぜ島を去らなければいけなかったのか?ミステリーの要素が強いので一気読み。
    現場の教師たちの声がリアルで、あさのあつこさんらしいと思った。子どもがどう育つかというのは、周囲の大人次第だと痛感させられる小説だった。

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    2023年05月06日
  • えにし屋春秋

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    探偵小説みたいで、一人の人の言動を多角的に見ていくのが面白かったです。そして、花曇りのおまいちゃんがかっこよくて好きです!寂しさ侘しさ辛さを自分のものとして、排除しないで受け入れて生きて行くっていうのがいいですよね~。

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    2023年05月05日
  • 飛雲のごとく

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    本の帯には「友情と成長」なんて、簡単に書かれているけれど、その実、深いし重いし、そうかと思えば、爽やかで温かい感じもあるので、その貴重さがいつ消えてなくなるのか、喪失に怯えながら読みました(笑)。

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    2023年05月05日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    ネタバレ

    再会を必ず


    NO.6を読み終えた後、この言葉を信じてきっといつか2人はまた再会すると信じてた。評価は知ってたからBeyondは読まないと決めてたけど読みたくなってしまった。

    もう二度と会えない。2人は交わらない。どこかでそんな予感はしてたけど、
    こんなにもお互いが相手のいない日常の中で思い出して、懐かしんで、求め合う。切なさに涙が出そうになった。

    今離れてる日常からの一緒にいた頃の日常シーンはしんどい。かなり来る。

    紫苑はきっと変わって行く。ネズミが恐れていた方向へ。でもきっとネズミが現れたら、またあの時の紫苑に戻ってしまうくらい、紫苑はネズミが全てなんだろう。

    また1から読み返す

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    2023年05月01日
  • 星に祈る おいち不思議がたり

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    あさのさんの本は57冊目。青春物と時代物を交互に読んでいる。
    このシリーズも5作目、弥勒シリーズと同じようにミステリー仕立てだが、主人公のおいちが霊能力のように犯罪の影を見ることが違う。岡っ引きの親分と協力して事件を解決して行くところが同じ。霊能力は朧げながら感じるところがミソで、真相に辿り着くまで紆余曲折があって巻き込まれて危険な目に遭う。
    今回も最後に危機一髪の状態。犯人は二転三転して行き、最後は霧の中・・
    一緒に危機を乗り越えてきた新吉とも結婚が決まったようで、次作が楽しみとなる。

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    2023年04月29日
  • スポットライトをぼくらに

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    地方都市の夜のお店も経営する屈指の実業家の子どもで中学2年生の秋庭樹は、吉谷美鈴と雨宮達彦と幼なじみのクラスメイトです。進路指導調査書を白紙で提出した樹は、思い描く将来のことがよくわからない状態です。樹は父親の経営する「フラワーヘブン」というトップレスバーで、スポットライトを浴びて踊るフィリピンから来たダンサーのナンシーに惹かれます。悩み成長していく主人公たちを描いた青春小説です。20歳になった樹たちの物語も掲載されています。
    中学生が主人公の青春小説ですが、夜の街を知っている大人に読んでもらいたいお話です。

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    2023年04月23日
  • 神無島のウラ

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    都会でも島でも、
    子供たちの抱える闇はあり、
    そうした子供たちを守ろうと奮闘する教師がいる。

    時には間違えることも嘘をつくこともあるけど、
    ここぞという時に手を離さない。
    そんな教師に私もなりたいもんだ。

    方言がいいアクセントになってる。
    ゴールデンカムイ読んでたから、
    馴染みのある言葉がいっぱい。

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    2023年04月20日
  • おいち不思議がたり

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    今回は、生薬屋鵜野屋の嫁、お加世の非道な殺し。

    なおすけ

    鵜野屋の若旦那直助と女中お梅は恋人同士だったが、大旦那に反対され、お店のためにお加世と結婚する。きがふれたお加世はお梅を殺し、直助まで殺そうと企む。

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    2023年04月17日
  • バッテリーVI

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    とうとう、最終巻。
    大好きな巧と豪、二人のバッテリーのお話が終わってしまいました…。
    これはスポーツ小説ではなく
    少年達の出逢いと挫折と変化の物語。
    成長というより変化をより感じました!!!
    どうしても至高を感じてしまうのが
    “すれ違い”なので大大大ピークは過ぎてしまったけど
    巧を取り囲む周りの人たちが掻き乱してくれた!
    巧という少年の葛藤を描くためのストーリーに野球があるのであって、この作品においての注目すべきは結果でなくて過程なんだよ!!!!をずっと唱えながら読んでました…
    だからこそのこの終わり方、大納得!!
    正直、正直めっちゃくちゃその後が気になるから
    ラストイニング読みますね、すぐ読

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    2023年04月09日
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 あさのあつこ 特別授業『マクベス』

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    あさのあつこさんが特別授業として真っ先に思い浮かべたのは『マクベス』だった。2018年10月、東京のちょっと優秀な中学生(桜修館中学)相手に、いっしょに読もうと選んだ古典である。おかげで、年末に『マクベス』を再読したけど、再々々読した気分になった。古典の内容を、あれやこれやこねくり回すって、楽しい。

    先ずは予習で読んでいるはずの生徒に向かい先生(あさのあつこは作家になる前は小学校の先生だった)は、「印象に残ったセリフ」を聞く。生徒の返事は見事に重ならない。次に「色で表すとしたら『マクベス』は何色ですか?」と聞く。直感でいいから。
    ー暗い紫。ー濁った赤色。ー暗い赤。ー真っ黒。ー緑で物語が進むご

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    2023年03月27日
  • バッテリーIV

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    回を経るごとに大好きな作品になってくれる。
    眩しすぎて、純粋すぎて見てられないくらい、もどかしくて苦しくて、でも熱くて輝いてる。
    今まで読んだ本の中で、1番巧や豪君達が生きていると感じるのはどうしてなんだろう。

    なんか、鼓動を感じるというか。
    息遣いとか、肌の熱とか、生々しさとも違うんだけど、命の輝きみたいなものを感じる。

    この先も楽しみ、明日読もうと思います。

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    2023年03月26日
  • バッテリーIV

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    まるまる一冊、すれ違いのバッテリー。
    とうとう未知のストーリーに入ったわけですが
    なかなかに、本当なかなかに渋い展開だった…!
    どうしてここまでこじれるのか、
    色々考えたりしたけども
    まだ巧と豪って出会って一年も経ってないし
    むしろあの粋がってた入学当初、
    まだ出会って1ヶ月そこらで
    バッテリーとして試合にも出てなかったのに
    俺の球はあいつしか取れない、あいつの球は俺しか取れないって信じきっちゃうほどにめろめろだったわけですか………
    それが拗れに拗れてここまでくるの、分かりすぎる。
    豪ちゃんといい、ライバルチームの門脇といい、
    あそこまで感情を揺さぶるピッチャー・巧の存在。
    本当にずるい…!ず

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    2023年03月25日
  • バッテリーIII

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    ほぼノンストップ、一気読み!
    中学に入って早々起きた事件、
    そのせいで活動休止中の野球部だったので
    本作3作目にしてやっと野球をしました。
    ほんっとうに悲しいことに、
    中学の部活ってこういうものなんだよ…。
    ただ、海音寺先輩も、展西も、それぞれの
    野球の向き合い方があって最後はそれに正直に判断できたと思えば胸が少し軽くなる、、、それにしても展西達のしたことは許せないけど。
    巧と豪の対立は、リアルで痛々しい。
    どっちの主張もわかってても自分の考えを
    捻じ曲げられないのもこの年齢が故………!
    若干のすれ違いを引き摺りつつの4作目突入で、
    しかもコミック版はここまでの内容までだったので
    次からは未知

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    2023年03月21日