あさのあつこのレビュー一覧
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ネタバレくっそ胸糞悪いシーンが多くて多くて
でも先が気になりすぎて一気読みしてしまいました
巧や豪はただ野球がしたいだけなのに周りがそうさせてくれないことに本当にもやもやしてしまいます
この巻で初めて巧と豪が喧嘩してしまいますが、巧の気持ちも豪の気持ちもわかりすぎるくらいわかってしまって終始"いーーー!!!!"とむず痒くなってしまいました
オトノムライの退院後の対応、小町先生がどう頑張ってくれるのか気になりつつ2巻は終了
やっとこ吉貞くん登場で次の巻が楽しみです
とりあえず野球部上級生は本当に反省してほしい!!!!!!心の底から胸糞悪い!!!!!! -
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雨の降る音、風の靡く音、「雨が喚く」「土が雄叫る」に方言が混ざる導入部分から島で起こりうることが、容易ではないだろうと想像させる。
槙屋深津は、12歳で母と島を離れ19歳で母がいなくなってから大学を出て教師になり、20年ぶりに故郷の島の臨時教諭として帰る。
小中12人の子どもと接するうちに蘇ってくる自分の子ども時代の怖い記憶。
それは、母に捨てられ祖父に虐待を受けて弟と共に転入してきた莉里のことを見ているうちに湧き上がってくるものだった。
教師として、子どもに不安や恐怖を感じさせてはならないという思いは、自分の過去を冷静に振り返ることにも繋がってくる。
過去を抱えながらも大人に傷つけら -
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ネタバレ再会を必ず
NO.6を読み終えた後、この言葉を信じてきっといつか2人はまた再会すると信じてた。評価は知ってたからBeyondは読まないと決めてたけど読みたくなってしまった。
もう二度と会えない。2人は交わらない。どこかでそんな予感はしてたけど、
こんなにもお互いが相手のいない日常の中で思い出して、懐かしんで、求め合う。切なさに涙が出そうになった。
今離れてる日常からの一緒にいた頃の日常シーンはしんどい。かなり来る。
紫苑はきっと変わって行く。ネズミが恐れていた方向へ。でもきっとネズミが現れたら、またあの時の紫苑に戻ってしまうくらい、紫苑はネズミが全てなんだろう。
また1から読み返す -
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とうとう、最終巻。
大好きな巧と豪、二人のバッテリーのお話が終わってしまいました…。
これはスポーツ小説ではなく
少年達の出逢いと挫折と変化の物語。
成長というより変化をより感じました!!!
どうしても至高を感じてしまうのが
“すれ違い”なので大大大ピークは過ぎてしまったけど
巧を取り囲む周りの人たちが掻き乱してくれた!
巧という少年の葛藤を描くためのストーリーに野球があるのであって、この作品においての注目すべきは結果でなくて過程なんだよ!!!!をずっと唱えながら読んでました…
だからこそのこの終わり方、大納得!!
正直、正直めっちゃくちゃその後が気になるから
ラストイニング読みますね、すぐ読 -
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あさのあつこさんが特別授業として真っ先に思い浮かべたのは『マクベス』だった。2018年10月、東京のちょっと優秀な中学生(桜修館中学)相手に、いっしょに読もうと選んだ古典である。おかげで、年末に『マクベス』を再読したけど、再々々読した気分になった。古典の内容を、あれやこれやこねくり回すって、楽しい。
先ずは予習で読んでいるはずの生徒に向かい先生(あさのあつこは作家になる前は小学校の先生だった)は、「印象に残ったセリフ」を聞く。生徒の返事は見事に重ならない。次に「色で表すとしたら『マクベス』は何色ですか?」と聞く。直感でいいから。
ー暗い紫。ー濁った赤色。ー暗い赤。ー真っ黒。ー緑で物語が進むご -
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まるまる一冊、すれ違いのバッテリー。
とうとう未知のストーリーに入ったわけですが
なかなかに、本当なかなかに渋い展開だった…!
どうしてここまでこじれるのか、
色々考えたりしたけども
まだ巧と豪って出会って一年も経ってないし
むしろあの粋がってた入学当初、
まだ出会って1ヶ月そこらで
バッテリーとして試合にも出てなかったのに
俺の球はあいつしか取れない、あいつの球は俺しか取れないって信じきっちゃうほどにめろめろだったわけですか………
それが拗れに拗れてここまでくるの、分かりすぎる。
豪ちゃんといい、ライバルチームの門脇といい、
あそこまで感情を揺さぶるピッチャー・巧の存在。
本当にずるい…!ず -
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ほぼノンストップ、一気読み!
中学に入って早々起きた事件、
そのせいで活動休止中の野球部だったので
本作3作目にしてやっと野球をしました。
ほんっとうに悲しいことに、
中学の部活ってこういうものなんだよ…。
ただ、海音寺先輩も、展西も、それぞれの
野球の向き合い方があって最後はそれに正直に判断できたと思えば胸が少し軽くなる、、、それにしても展西達のしたことは許せないけど。
巧と豪の対立は、リアルで痛々しい。
どっちの主張もわかってても自分の考えを
捻じ曲げられないのもこの年齢が故………!
若干のすれ違いを引き摺りつつの4作目突入で、
しかもコミック版はここまでの内容までだったので
次からは未知