あらすじ
憎むより、笑って生きたい。
剣才ある町娘×武士の身分を捨てた職人
町医者不審死の謎を追う――
深川の縫箔(刺繍)屋・丸仙を訪れた町医者の宗徳は、職人の一居(いちい)の姿を目にした瞬間「亡くなった知人に似ている」と取り乱し、直後に謎の死を遂げる。
宗徳は一居の過去を知っていたのか。剣術を愛する丸仙の娘・おちえ。武家に生まれながら、刺繍の道を歩む一居。ふたりの葛藤と成長をみずみずしい筆致で描く時代青春ミステリーシリーズ〈針と剣〉第2弾!
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Posted by ブクログ
憎むより、笑って生きたい。
剣才ある町娘×武士の身分を捨てた職人
町医者不審死の謎を追う――
深川の縫箔(刺繡)屋・丸仙を訪れた町医者の宗徳は、職人の一居(いちい)の姿を目にした瞬間「亡くなった知人に似ている」と取り乱し、直後に謎の死を遂げる。
宗徳は一居の過去を知っていたのか。剣術を愛する丸仙の娘・おちえ。武家に生まれながら、刺繡の道を歩む一居。ふたりの葛藤と成長をみずみずしい筆致で描く時代青春ミステリーシリーズ〈針と剣〉第2弾!
Posted by ブクログ
前作、登録してなかった……。
折り重なった一番下にある真相までの道のりが面白かったです。ありとあらゆる理不尽なしばりのある中で、自分と周囲を考えながら、懸命に生きているおちえちゃんが好きだなーと思います。そして、刺繡の道に進む一居さんがかっこいいです。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。前作は3年以上前だったので忘れていて、この本を読んだ後にもう一度読み直した。
前作は道場に通う天才的な剣才を持つ「おちえ」と「一居」だったので、それなりに闘いの場があったので楽しめたが、今作では道場が閉鎖され、一居も侍を辞めて職人修行になったので、剣が出なくなった。
前作も一居の推理があったが、今作では更に推理力が増した感じ。それと推理の場に道場の四天王(おちえより弱いが)で、おちえに何度も求婚している伊上が同席しているのも毎回のお約束のよう。
伊上は一居とおちえの恋の行方のアクセントかもしれない。
Posted by ブクログ
前作よりは「事件帖」が充実していた感じ。
悔悛して心を入れ替え世の為人の為に尽くしても過去の罪はなくならないよ、と言うことでしょうか。ナイーブなお医者様です。
その心の葛藤に更に小悪人が便乗して話がややこしくなりますが、若侍から転職してきた縫箔屋さんの推理は冴えわたります。(もともとこの人の他人の空似が事件の発端なんだが。。。)
でもやっぱり、基本は江戸時代の学園ドラマのテイストだと思いました。