あさのあつこのレビュー一覧

  • バッテリー

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    #バッテリー
    #あさのあつこ
    #映画化
    映画化された小説をDVDで観ていく。スポーツが美化されているように最初は思ったが、やはりどれだけ才能があっても一人ではできないのがスポーツ。スポーツはさせてもらうものでも、するのもでもなくて、その両方なのだと感じた。 良い役者さんぞろいで見応えあり

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    2025年02月11日
  • 乱鴉(らんあ)の空

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    「序」のスピード感。お見事でした。一気に引き込まれました。そのスピード感のまま、一気に読み切りました。
    一ページごとにぐいぐい引き込まれていく感じです。
    信次郎が不在の分、ヒリヒリする感じとか、ン?と思って遡って読み直すとか、そういうことが少なかったこともスピード感に関係あったかな。
    そして、梅屋の雰囲気がとてもステキで、梅屋だけで純粋に人情物語一冊は行けそうだと思うのです。この一家のやりとりを読んでいると、涙が落ちそうになる。
    それから、「おこま」の話す言葉をはじめとして、遠野屋の中の描写が泣けてくるなあ。
    梅屋も遠野屋もよい雰囲気が流れているということは、きっとそれだけ信次郎が異質の存在だ

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    2025年02月09日
  • 一年四組の窓から

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    夏に転校することになった中学1年生の井嶋杏里。
    転校先でなじめない校舎で使われなくなった教室の1年4組で市井一真と出会い、
    絵のモデルになってほしいと頼まれるところで、物語が始まる。
    一真や一真の幼馴染たちと交流をして悩み成長していく杏里の物語。

    この作品は、先に出版されていた13歳のシーズンと同様に、
    進研ゼミの中学生向けに連載されていた作品を文庫化したもので、
    児童文学に当たると思われますが、文庫の内容は、児童文学のように、
    すべての漢字にフリガナが振られているということはありません。
    文字が大きめで読みやすいため、読書不慣れな人でも速めに読み終えられる
    作品と言えるのではないでしょうか

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    2025年02月06日
  • NO.6 beyond〔ナンバーシックス・ビヨンド〕

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    番外編の短編か、穏やかにまとめた後日談か……と想定して読んでいたら新たにだいぶ不穏な動きも出てきてだいぶそわそわさせられています。
    発売当時のリアタイ勢の皆さんはこの状態でこれまで12年超を過ごして来られたのですね……!?

    ちなみにbeyondの3/4あたりを読んでいる頃に続編の報を受けました。
    「この物語がbeyondで終わるならば、王道な展開だと最後の方で再会するのか? それにしては紫苑の雲行きが怪しくて心配だな」などと勘ぐりながら読み進めていたのが、新シリーズのタイトルを見た瞬間に霧散しました。
    読み終えてみれば、生々しく生きる彼らの戦いがあさの先生の中で続いているのが伝わってきて、続

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    2025年02月01日
  • 彼女が知らない隣人たち

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    解説の町田そのこも書いているが、忘れてはいけない心持ちというものをみた気がする。
    自分も、どうしても恐怖感が拭えない対象があるが、その感情は、広めるものではないし、静かに自分自身で背負うものだと改めて感じた。
    投げかけの状態でお話しは終わるので、モヤモヤしてしまう読後の方もいるとは思うが、現実も同じだと感じる物語だった。

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    2025年01月20日
  • あなただけの物語のために ――どうすれば自分を信頼できる?

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    読む側から書く側になりたいと思って数年たちました。

    書くことで、苦しかったことを表現として昇華できるかもしれない。自分だけの物語を作ることで、想像もできないような世界にいけるかもしれない。それはもしかしたら読むことによって得られる喜びの先をいく、自分で自分を救える、自分の人生をもっと楽しめるようになるのかもしれない。
    そう思って密かに夢を温めてきました。

    はじめのうちはもっと本を読んで、少しずつでも書く作業を進めればできると思っていましたが、読めば読むほど、書こうとすればするほど手が止まり、思考が停滞し、面白みのない偽物の言葉だけになっていく。書くことで自由になりたかったのに、書くことが重

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    2025年01月19日
  • アーセナルにおいでよ

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    ちょっと期待し過ぎたせいか、
    最後で拍子抜けした感じ。

    もうちょい、若者の活躍を
    じっくり読ませて欲しかったなあ。

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    2025年01月17日
  • 渦の中へ おいち不思議がたり

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    おいち不思議がたりシリーズ第6弾。
    新吉との結婚や医塾に通い始めるなど、色々変化が加わっているが若干マンネリ気味と思い始めたのは自分だけだろうか。

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    2025年01月13日
  • レーン ランナー3

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    ランナー第三作は碧李と貢、それぞれが走ることの意味、向き合い方、目指すところ、などなどを考え、感じ、口に出す、そんなランナー心理を描いている。レースはないし、ドラマチックな場面もないから、この作だけでは成り立たないが、前2作があって、次はどうなっていくのか、彼らはどこに向かって走っていくのかを想像するのが楽しみになるインタールードといったところ。
    それにしても走らない人には何が面白いんだろうというランニングだが、解説を書いている小出監督も同じような気持ちがあったというので、まあわかる人たちには同じ感覚があるんだなぁと、少し不思議にも思いながら。さて最終作はどこに向かっていくのやら。

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    2025年01月07日
  • 星に祈る おいち不思議がたり

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    おいち不思議がたりシリーズ第5弾?だったかな。
    おいちの兄である田澄十斗が長崎遊学から帰ってくる。そんな折、深川界隈では老婦人や乞食が連続して行方不明に。

    安定のシリーズ。
    それにしても作者は、おいちの父の義姉である「おうた」を書くのが余程気に入っていると思う。

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    2025年01月05日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #1

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    ネタバレ

    続きが気になる!ってことで4!先を読んでから評価が別れるかな。

    紫苑の育った環境と12歳での非日常の出来事、4年後の16歳での出来事、それぞれのチグハグさと芯のある紫苑の精神、ネズミとの強い絆がこれからの物語にどう影響するのかが気になる。

    ミステリー要素が強い。人間に寄生するハチは中央政府の仕業かと思っもたけどそうではないっぽい?なら、中央政府はどこまで把握していて、どう対処するのか。また、人的なものならば誰が何のために仕掛けたのか、喋るガチネズミはどゆこと?って気になることいっぱい。

    早く次読みたい!買いに行きます!

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    2025年01月03日
  • スパイクス ランナー2

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    ランナー第二弾では東部第一高校陸上部の加納碧李が1年ぶりにレースに挑む。走れなかった一年から碧李がどうやって戻ってきたのか、何故戻ってきたのか、それをレース前、レース中、レース後での様々な人との関わりから描き出している。いや、そうしたことによって碧李自身が自分で見つけていくような展開が面白い。
    突然現れた天才ランナー三堂貢はライバルとなっていくのか。加速がついて早くなっていく走りのように、先を追いかけたくなった。全然関係ないけど、箱根駅伝をやっている時に長距離走者の話を読むというのも、何となく良い感じだと気がついた。

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    2025年01月02日
  • 闇医者おゑん秘録帖 碧空の音

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    厄災を祓い、安寧秩序を保つための生贄。お喜多に宿る狂気と頑なな出産拒絶の真相は、そんな辛い風習に起因していた。人身御供について我が出雲国においては、いにしえの八岐大蛇の神話にはじまり、近世では松江城築城の石垣工事あるいは松江大橋の架橋における人柱などが伝わる。これら伝説とはいえ、理不尽な犠牲って国内外問わず実際に見られたことなんでしょう。まあ現世のいじめなんてのも、貢ぐ先が神ではなけれど、我が身への禍をそらす一種の生贄だ。某TV局ではタレントとかに女子アナを貢ぎ…。もはやすっかり書評から逸れまくってます。

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    2024年12月31日
  • ありふれた風景画

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    ネタバレ

    高遠さんと綾目さん2人が出会いから成長して結ばれるまでを綺麗に描いた小説でした。
    女性同士の恋愛は夢物語のようでなかなか踏み込めなかった高遠さんが、現実との折り合いをつけて前に進んでいく感じ(恋愛のために全てを投げ出すわけではなく)がすごくかっこいいなと思いました。
    お互いがお互いのことを常に真剣に考えてるからこその関係性を男女カップルとの比較によって鮮明に描いていて、すごく尊いものだと思いました。
    これからの2人についてもっと眺めていたいです。

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    2024年12月29日
  • かんかん橋の向こう側

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    自分が帰れる場所、安心していられる場所があることの大事さを思う。

    食堂ののやも美味しいものを食べられる場所であり、人が集う居場所になっている。こういう「食堂」が増えたら、世の中はもっと温かく優しくなるにちがいない。

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    2024年12月27日
  • ランナー

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    高校の陸上部を舞台とした小説は多々あるが、単なるスポーツ青春モノではないところがあさのあつこの名作たる所以か。
    何十年ぶりか手に取ったこの作家の小説は登場人物の行動、心理、葛藤、さまざまなのところを実に上手く書くものだと感心させられた。本当に文章が上手いなあと思う。自分は長距離を走らないけど、走る人は何を感じているのだろう、そのきもちを作者なりに表現した描写が面白い。
    ランナーの兄、親友はこの先どうやって陸上と、人生と、向かい合っていくのか。続編が楽しみ。

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    2024年12月26日
  • 燦 6 花の刃

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    内容(ブックデータベースより)

    手伝ってくれ、燦
    田鶴藩立て直しのため、山に頭を下げる圭寿。
    藩の「病巣」かもしれぬ父・伊左衛門への懸念を伊月が抱く中、闇神波と田鶴藩との繋がりも明らかとなっていく。
    一方、静門院とお吉の二人の女子は、思いがけない形で三人と深くかかわることとなり・・・。
    少年たちが羽化する、文庫オリジナルシリーズ第6弾。

    令和6年12月22日~24日

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    2024年12月24日
  • 燦 5 氷の刃

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    内容(ブックデータベースより)

    表に立たざるをえなくなった田鶴藩の後嗣・圭寿、彼に寄り添う伊月、そして闇神波の生き残りと出会った燦。圭寿の亡き兄が寵愛した妖婦・静門院により、少年たちの関係にも変化が。

    令和6年12月20日~22日

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    2024年12月22日
  • 夜叉桜

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    まだ映像化はされてないらしい。それなら配役決めよ❗

    木暮信次郎 間宮祥太郎  頭脳明晰、鋭い観察眼、冷徹、歪んでいる。場末の女郎屋に通う。死体が出ると空虚な胸の内が満たされるよう。
          横浜流星   ちょっとひねくれた歪み今は絶好調で足りないかな
    遠野屋清之助  吉沢りょう  上品で人当たりの良い商人と過去の冷酷な刺客、このふたつの顔を演じ分けれるかなあ?殺陣というかアクション?
    岡っ引き伊左次  岸谷五郎  重要なのはこの配役。信次郎の人の気持ちをいたぶるような発言をいさめたり世の中の裏表に通じてたり、家族思いだったり。

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    2024年12月28日
  • 東雲(しののめ)の途(みち)

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    失敗、別に支障は無いけど順番に読めば良かった❗
    すでにシリーズは11まであるらしい。今後はお駒が成長して何かに巻き込まれるとかがきっとあると思うけど、このシリーズ読破しなければ‼️

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    2024年12月19日