あらすじ
消えた花嫁衣裳と竹刀
不可解な盗人の正体とは――
深川の縫箔(刺繍)屋・丸仙の娘、おちえの竹刀が盗まれた。
おちえの父が、ある大店のため縫い上げた花嫁衣裳にも不穏な影が忍び寄る。
剣の達人であった職人・一居でさえも、その気配に気づくことができなかった賊の意外な正体とは。
一方、おちえにも突然求婚者が現れて――大人気時代青春ミステリー〈針と剣〉、風雲急を告げるシリーズ第3弾!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
うっかり 又 同じ本を読んでしまいました。
新鮮な気持ちで。
やれやれです。
おちえの武術のかん
一居の武術のかん
それを上回る 賊の正体
武術の経験もないのに おちえを見初めて道場にやってきた陽太郎
なぜか メキメキと上達する。
みんなからんで面白い物語になりました。
又 忘れた頃 読んでしまいそうです。
Posted by ブクログ
あさのさんの作品の中では、珍しく明るさのある作品。今回も道場の師範代の源之丞と夫婦漫才のようなやり取り、母親との家事の手伝いとのやり取りなど満載でホッコリさせられる。
また、捕物に絡む事件帖なのだが悲惨な殺人等が少ないので安心して読める。今回は他の人には価値が低い品物のコソ泥のような事件がキッカケ。剣道が達人の域に近いおちえも、寝ている内に枕元の竹刀を盗まれた。おちえ以上に腕利きの一居も気づかない伝説の泥棒か?
それが、おちえの父親の最高傑作である刺繍の縫箔が、納入先で盗難に会う事件に結びつく。さらに、ある日、その縫箔が死体に掛けられて見つかる。誰が何の目的で実施したのか。おちえと一居と岡っ引の仙五朗親分で真相に迫って行くいつものパターン。
おちえの縁談話しも絡み、楽しく読ませて貰った。
Posted by ブクログ
切餅。つまり、二十五両の包みだ。
「切餅、つまり、二十五両の包みだ」という表現は、江戸時代の「包金銀」という貨幣の包みを指しています。これは、一分銀100枚(小判25両相当)を紙で包んだもので、形がのし餅を四角く切った状態に似ていたため、両替商の間で「切餅」という愛称で呼ばれていました。
大和屋』のおゆりさんとの関わりもね。あ、もし何なら、おゆりさんも一緒に茶を楽しんだらどうでやす。襖の陰は暗いし、冷てえでしょう」
消えた花嫁衣裳と竹刀
不可解な盗人の正体とは――
深川の縫箔(刺繍)屋・丸仙の娘、おちえの竹刀が盗まれた。
おちえの父が、ある大店のため縫い上げた花嫁衣裳にも不穏な影が忍び寄る。
剣の達人であった職人・一居でさえも、その気配に気づくことができなかった賊の意外な正体とは。
一方、おちえにも突然求婚者が現れて――大人気時代青春ミステリー〈針と剣〉、風雲急を告げるシリーズ第3弾!