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Posted by ブクログ 2022年10月18日
ストーリーが動き出し、面白くなってきた。先が気になり過ぎる第四巻。あさのあつこ氏のSF小説。前回、治安局に攫われてしまった沙布。その彼女をどうすれば助け出せるのか。そんなストーリー展開。そんな中、少女は手術室で何かを施されてしまう。さて救出は出来るのか?少女に一体何が起きるのか??目が離せません。
Posted by ブクログ 2021年05月08日
この巻の後半部分からストーリーが大きく動き出していると思った。沙布を助けるためにネズミと共に人狩りを利用し、矯正施設に潜入する紫苑。矯正施設に潜入してからどう二人が動いていくか楽しみだ。また、ネズミの体に起こっている事態とは?紫苑は何者なのか?気になっていることは幾つかある。それも今後明かされていく...続きを読むのか、楽しみだ。
Posted by ブクログ 2020年11月11日
また大きくお話しが動いていく。
ドキドキわくわくしながら読み終わりました。
イヴとしてのネズミがたくさん出てきて、今後にもなにか影響があるのか?
気になります。
Posted by ブクログ 2019年03月17日
再読。紫苑の異質さを感じ取るネズミ。そして、1巻で市長が特別にネズミを知っていたことからうかがえるネズミの特殊性。再読であるからこそ特別な意味を持って思える。
Posted by ブクログ 2015年09月18日
何度目かの再読4巻目。これまで微塵も弱さを見せなかったネズミが紫苑に助けを請うシーンが印象的でした。今後の二人の関係性を暗に示しているように思います。次巻からいよいよ矯正施設。怖くもあり楽しみでもあります。
Posted by ブクログ 2013年12月04日
紫苑の思いが周りを変える。彼を軸に物語が展開していきます。
紫苑と、ネズミの絆が再確認されたり、紫苑の強さを垣間見たりするシーンが好きです。
互いを思う切なすぎるほどの感情が物語の中でよい刺激になってると思います。互いの命を預けるといっても過言ではない状況に陥るようなので、絆は重要な要素なのかなと思...続きを読むって読みました。
扱っている題材が題材なだけに、世間を風刺しているというふうに読み取れますね。
下層民に対する殺戮、ある意味そうゆう扱いをされている人は確実にいるでしょうし、私たちは見て見ぬふりをしていると思います。
自分で考えたことを信じる。情報を鵜呑みにしない。気をつけてはいるのですが、ふとした瞬間忘れてしまうことでもあります。
次巻からやっと敵陣営に乗り込むのですね。
Posted by ブクログ 2013年11月17日
ナンバー6、の、治安局員にさらわれた、サフを救うため、シオンとネズミは、高官から内部情報をききだす。彼の口からは、聖都市での、恐ろしい計画があきらかに!そして、ついに、「人がり」が決行され、囚われの身となったシオンとネズミは、強制収容施設へと潜り込む。
スリル満点、どきどきした。でも、「人がり」の...続きを読む場面、あれは…。舞台が2013年なだけに、他人事ではなく、怖くなった。前に読んだ、高野和明の「ジェノサイド」という作品を、思いだす。確か、大量殺戮、とかなんとかいう意味だったと思う。
Posted by ブクログ 2013年05月06日
沙布が拐われ、緊迫が高まる中、矯正施設へ潜入するため動き出したネズミ、紫苑、力河、イヌカシ。
紫苑の真実の姿、ネズミの突然の発作。そして人狩り。
ハードな展開になってきましたが、それでも紫苑とネズミの絆は強く結ばれている。
紫苑の真っ直ぐな愛の告白に「いっしょに地獄に行くさ」とネズミの決意。
友情と...続きを読むいう言葉では足りない結びつき。それが少し羨ましい。
Posted by ブクログ 2023年03月07日
再読日不明。
2023年3月4日-6日に再々読。
・富良とのシーン、嫌いじゃないですねえ!!結構好き。
・これ、結果的に紫苑のやり方が富良には効いたけど、ネズミの拷問一歩手前の脅迫があったからこそだなと思う。最初から紫苑テイストで行っていたら絶対に答えてくれなかったと思うし、ネズミの方法はあ...続きを読むあだったし。
・抵抗したらどうなるかをわからせておいて優しくするの、意図してなかったとはいえおそろしいな。紫苑の人柄だったり(紫苑はまた人をたぶらかしている!)富良がNO.6内での紫苑のことを知っていたからというのもあるだろうけどね。悪い人ではなさそうだったから、すぐに死んでしまったのがなんだか惜しい。
・あと紫苑に対するネズミの気持ちがガラッと変わった巻だよな~。富良とのシーンなんか特に甘ったれの偽善者のおぼっちゃんが……って思ってたけど、終盤にはもうわからなくなってる。人狩りのこと、西ブロックの住人に知らせようって紫苑が言わなかった……ってぼんやり思ってしまっているし、それをイヌカシに話してる。イヌカシに話してることは別にいいのか。紫苑がネズミの弱点であることに気づいてて、イヌカシが気づいていることにネズミも気づいているから言えたことだなあ。
・ネズミ、自分が思ってるより紫苑に求めているものがでっかいんだよな。西ブロックに来て、真実を知って、紫苑が変わらないわけがないのに、変わってほしくないと思うことってめちゃくちゃエゴ。
・紫苑はすごく、自分のエゴに従って行動しているけど、ネズミもネズミなんだよ。少年のエゴとエゴがぶつかり合う話、NO.6は!!(こういうとこが好きなんですね)
・人を包み込むことはできても傷つけることはできない、破壊とも残虐とも冷血とも無縁の者、ってネズミ思ってたけど、もうこの時点で紫苑に対して盲目的にそういう善なるものを見てしまってるんだよな、ネズミ。あなたのことで激昂して力河に首を絞めんばかりに襲いかかった紫苑のこと忘れた??
・西ブロックに来てず~っと、頼りがいのある一枚上手の男として紫苑の前にいたネズミの幼さとか未熟さがこのあたりから描写されていくのすっごく好き。
Posted by ブクログ 2017年06月13日
No.6の内部情報を知るために、中央管理局のナンバー3に位置する富良を捕らえたネズミたち。
強制施設の内部構造と、近々「人狩り」が行われるという情報を得た二人は、沙布奪還の計画をたてる。
そんな中、ネズミの体に異変が!!
ページ数が少ないせいか、なかなか物語が進みませんw。
次巻はやっと強制施設内...続きを読む部に潜入!
物語がどう動いていくのか楽しみです。
Posted by ブクログ 2015年10月12日
No.6の人間を捕まえ情報を得たネズミたち。沙布を助け出すために、No.6を崩すべくして物語は加速する。紫苑の新しい一面であって戸惑うネズミの姿、イヌカシの純粋な姿、すべて総括して必死に生きる人間は美しいな、と感じた。脱線するが最初のシーンといい、途中のシーンといい、ドキドキするシーンが多くて私は幸...続きを読むせになった(笑)
「きみという他者なしに、ぼくは生きられない。」
Posted by ブクログ 2013年06月18日
紫苑が西ブロックに来て、怒りなど激しい感情を知って、NO6にいた頃から変わったように、また紫苑の中で今まで表れてなかった部分が少しずつ出てきて、それが悪影響になるのかならないのかがネズミと一緒に恐怖を感じます。純粋であったが為に曲がっていったのかそれとももともと中にあったのか。人狩りで矯正施設へ連れ...続きを読むていかれて沙布を奪還できるのかもはらはらします。
Posted by ブクログ 2012年10月02日
ブレのない紫苑の思考、行動に、影が差した。
なぜネズミに反応できない動きができたのか。
人狩りの光景が何とも…。
やっと乗り込み!
夏を一緒に迎えたいね。
Posted by ブクログ 2012年09月16日
#4は紫苑の心の変化が大きく見られる巻だったのかな?
前半部分は成長したなと思ったが、後半では今後に向けた紫苑の変化を予兆しているようだった。
紫苑だけでなくネズミも少しずつ変わってきている。
また黒幕もどんどん動き出し、それぞれの思惑にも気になるところ。
なんかネズミが死んじゃいそうで怖いな~。...続きを読むやっぱり続きが気になります。
Posted by ブクログ 2012年05月15日
No.6で行われる人狩りの中、紫苑とネズミは矯正施設へ。
ネズミがはじめて恐れた紫苑の内側。
それに触れてからさらにネズミは変わった気がする。
人が死んでいくことへの反応の薄さ、自分が生き抜くことしか考えられない状況がひしひし伝わってくる。
Posted by ブクログ 2011年10月30日
もっと進むかと思っていた。丁寧に描かれているということだとは思うけど。
紫苑の未知指数が急上昇したのでそこのところの今後の展開がとても気になる。
BLだという批判があるみたいだけど、作者はBLを書きたいわけではないと思う。男だとか女だとかじゃなくお互い紫苑だから、ネズミだから強く惹かれたという感じ...続きを読む。友達以上ソウルメイト以上、性愛を取り除いた恋愛という感じ?一般的にはどこかに当てはめて捉えようとするけど、前例に当てはまらない形もたくさん存在すると思う。
Posted by ブクログ 2011年10月02日
「きみが決して、ぼくの前から消えたりしないことを確かめたいんだ。」
巻毎に急展開を迎えるNO6の第4弾。やっと読めたーーー。
紫苑とネズミの結びつきが徐々に強く、依存にちかいものになっていく。
誰かがいなくちゃ駄目だ、そう思う感情は面映くて、もしかしたらとても愚かしいものかもしれないけど...続きを読む、だからこそ「人間」なんじゃないかと。
二人の強さと、同時に持ち合わせる弱さも、両極端なふたつが愛おしい。
Posted by ブクログ 2011年09月12日
近未来SF。おもしろいんだけど、次が出るまでに内容を忘れてしまいそう。全巻揃ってから、読もうかなあ。しかし、紗布どうなるんだろ。ヒロインは死なないよね?でもなあ。この作品のあさのあつこさんのあとがきは全巻、救いがない感じなので、完全にハッピーにはなりそうもない予感。誰か死にそうだ・・・
Posted by ブクログ 2013年03月01日
生と死を伝えるためにつくられた世界観。小学生の頃にこの物語に出会いたかったな。現実の過酷さを描き出そうとしていて、希望を描き出そうとしていて、そこはまさに児童文学的なのだけれど、文章がしっかりと大人向けなのがいいです。章の始めにある文学作品等の引用も毎回楽しみだったり。やはりNO.6はあさの作品の深...続きを読むみを味わえるよなあ、と改めて思った。
今回、また紫苑とネズミの感情の交錯にやられてしまった。求めて、掴んで、…それは掴みかけただけであり、見失って、また求める。そう、なにを言ったって彼らはまだ少年なのだ。そこが素晴らしい。
とうとう矯正施設に入った。佳境かな。続きが楽しみです。物凄く。文庫で追っているので、また四ヶ月くらい待つことになるのかしら。
Posted by ブクログ 2020年11月20日
ネズミの冷酷さが1番出ている巻だと思いました。一方で、紫苑が重要な存在であることを徐々に認めていくネズミの姿が印象的でした。
また、かっこつけたり、怖がったりと、表情豊かなイヌカシの人間味が感じられました。
Posted by ブクログ 2012年09月25日
再読。
NO.6の虚像と西ブロックの真実。
過酷な現実を見て知って、紫苑は確実に強くなった。
守るものを知って失うことの怖さを覚えたネズミは、臆病になった。二人はちゃんと成長している。
北風と太陽の話のように、正反対でありながらお互い無い部分を補い合って生きていく。
″きみという他者なしにぼくは生き...続きを読むられない。″
相手がいるからこそ強くなれる。
自分独りじゃないから諦める訳にはいかない。
そんな強さに変わってゆくことをきっともう二人は気づいてるはず。
Posted by ブクログ 2012年03月11日
紫苑がすぐに天然ぶりを発揮して
人を助けようとするところに苛立ちあきれてるネズミなのに
なんだかんだいって紫苑のことを守る、という姿勢なネズミに
きゅんとする。
Posted by ブクログ 2011年10月10日
緊迫感と話の展開っぷりがよかった!段々好きになってきた。
一冊を一瞬で読み終わっちゃってあまりのあっさり具合にびっくりする。質はいいから量も欲しい
Posted by ブクログ 2011年09月03日
「歌や物語で、人は救えない」
「ほんの一時、苦しみを忘れさせる。できることは、それぐらいのものだ。本当に人を救うことなんて、できやしない」
そんな唯物論は信じたくない。
「物語は愚痴や言い訳をなにより忌み嫌います。同時に、未来を信じるための足掻きを促すのです。」
物語が、命や生きていることに意...続きを読む味を持たせてくれると信じたい。
そういう物語を、私も書きたい。
Posted by ブクログ 2015年10月03日
№6の#4、ちょっとややこしい。「焦らず待て」とあってから、文庫としては1年振りの続巻。
あさのあつこって、『バッテリー』が売れて映画になった頃にTVのバラエティー番組とかにもちょくちょく出てたけど、本の余計なあとがきと同様、どちらかと言うと女を下げたような気がしてましたが、もう最近は見ないのはその...続きを読むせい?
で、今回は、捕らわれた紗布を“矯正施設”から救い出すために、紫苑とネズミがどうやったら施設に潜り込めるのか、その内部のことを知れるのか、「これしかなかった」という企てを進めるお話。
相も変わらずもどかしいお話のテンポの中で、荒んだ西ブロックの中にあってもこれまた変わらず「優秀な頭脳と優しい心をもった温室育ちの少年」のままの紫苑にも、お前、いつまでそんなんだよ、て感じでちょっとイライラ。
それでも紫苑も少しずつ逞しさを得る一方、ネズミの心と体にちょっとした翳りが…。自ら人狩りによって捕らわれることで施設に入り込んだ2人の運命や如何に!てなところで、to be continued
テンション下がった#3から少し盛り返し、思わせ振りもここまでなら、#5は期待できるかも。