【感想・ネタバレ】ハリネズミは月を見上げる(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

あなたも最低。許せない――。高校二年生の鈴美は逆上した痴漢から守ってくれた比呂に感謝するが、予想外のきつい言葉を返され戸惑う。周りから浮くことを恐れる鈴美は、独りでも毅然とふるまう比呂と接するなかで次第に変化してゆく。だが比呂もまた、誰にも言えない悩みを抱えていて……。両親の離婚、中退した幼馴染み、壊れてしまった心。まばゆい出会いが胸に響く青春小説の新たな傑作。(解説・藤田香織)

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Posted by ブクログ

2024/05/01
青春小説の部類に入るのだと思う。
主人公の御蔵鈴美は電車で痴漢に遭い、そのトラブルを同じ学校に通う菊池(きくいけ)比呂に助けてもらったところから2人の出会いが始まり、関係が深まっていく。
それぞれ2人が抱えているものを、どうやったら解決していけるか、試行錯誤して悩みながらもちょっとずつ前に進んでいく感じが丁寧に描かれていて読みやすかったです。

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2024年05月02日

Posted by ブクログ

#ハリネズミは月を見上げる
#あさのあつこ
#新潮社
#読書記録
鈴美と比呂、二人の女子高生と家族の物語。
二人が本音をぶつけ合って、信頼し合える関係になっていくのが素晴らしい。そして家族の話になってゆくが、それもまたリアル。部活とか恋愛とかのキラキラはなし。自分と家族と向き合い、社会と向き合い始める若者がまぶしい。

#Hedgehog looks up at the moon
#Asano Atsuko
#Shinchosha
#Reading record
The story of Suzumi and Hiro, two high school girls and their families.
It's great that two people can turn out their true feelings and become a relationship where they can trust each other. And it becomes a family story, but it is also real. There is no glitter in club activities or love. Young people who face themselves, their families, and society are dazzling.

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

二人の少女の出会いと成長の物語

周囲から浮かないように気を遣って過ごしている鈴美が、自身の気持ちをまっすぐにぶつける比呂との出会いをきっかけに、周囲や自分自身に対する様々な気付きを得て成長していく。
私が一番気に入った部分は、親への気付き。親のことは愛しているものの、価値観を受け入れられるか否かは別の問題だということ。自分自身の経験や心境とも重なる部分があり、深く胸に染み入った。
登場人物は子どもだし、ましてや大人でも解決できない問題が世の中にはたくさんある。本作でも、必ずしも問題が解決されるわけではないものの、かけがえのない友人との出会いによって成長への一歩を踏み出す姿が描かれており、前向きな余韻を感じる作品だった。

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2026年10月01日

Posted by ブクログ

キラキラした青春小説ではない。しかし、あの年頃なりの感情でもがいて考えて…というのも青春と言えるのかもしれない。

そしてなにより解説に感動した(笑)読書感想文のような解説が多い中、国語の先生の授業を受けているような解説でとてもわかりやすかったし、感情を言語化してくれるいい解説だった。

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2023年12月18日

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