あらすじ
ポストに入っていた一枚のビラ。「家事力、主婦力、主夫力を発揮させましょう」夫と結婚して十五年。家事が、「力」だなんて! 美菜子はビラに導かれるようにハウスキーパー事務所を訪れると、いきなり実力を試されることに。そこへ電話が鳴った。常連客で作家の那須河先生が、死ぬしかないほど家がぐちゃぐちゃだという。ユニフォームを渡され美菜子もチームメンバーと共に急いで那須河宅へ!
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Posted by ブクログ
やっぱりあさのあつこは良い!!読みやすい!2時間もあれば読めたでしょうか。日常を過ごすだけの主婦だったお母さんが働き始めて日々楽しくなる話にちょっとしたスパイスが加わるだけの話ではありますが、読んでてこっちも楽しくなるような、世界が広がるのって大事よねと思うお話でございました。ちゃんと一章の話が布石になっているのも良いですね(おかげで何となく首謀者は分かるのですが)。キャラクターもあさのあつこさんらしい、ちょっと脚色された愉快な人たちがいて現実味はないですが楽しかったです。続編もあるみたいなので読むのが楽しみです。娘ちゃんも可愛いよね、思春期で。
ところで表紙のイラストのキャラはちょっと解釈違いなのですがどうですか。
Posted by ブクログ
家事請負会社で起こる、人の死なないミステリー。 ちょっと他人の生活を覗くのが面白い。 そしてありふれた生活の中での主人公の成長も面白い。いい年のおばさんなんですが、人間何歳になっても気持ち次第で成長できる、と思わせられる。
会社のお得意さんの自称売れっ子小説家キャラがステキ!
Posted by ブクログ
あさのあつこで母親が主人公の作品って珍しい気がする。キャラが個性的で、テンポがよくて、けっこう一気に読めた。ハウスキーピングと事件っていうのも結びつかなさそうだけど、意外と面白い。続編も早く文庫化されないかな。
Posted by ブクログ
「今、この物語を読み終わったあなたは、とにかくむしょうに掃除をしたくてたまらないはず。」と、解説の1行目に書かれています。これは是非とも家内に読んで貰わなければ(笑)と購入。
上のような紹介文を読んで、すっかり「お仕事小説」と思って読み始めたのですがミステリーでした。しかもあまり出来も良くは無く。お仕事小説としても中途半端。キャラクターも空回り気味。
あさのさんがこうした軽い脱力系の物語を書くと、あの切り込むような文体はどうなるのだろうと思っていたのですが、すっかり影を引覚めてましたね。
何だか読み応えのない小説でした。あさのさんということで期待したのですがね?